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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
1人目、侯爵令嬢 ネリー がやってきました。
侯爵令嬢 ネリーは、村人 を希望しました。
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
定員に達しなかったため、村の更新日時が24時間延長されました。
侯爵令嬢 ネリー は肩書きと名前を 暴食 アウラ に変更しました。
──昔々。
人間、セイレーン、ラミア、ケンタウロス、神々などの様々な種族が共存し、魔法が扱われ、世界に神秘が満ちていた頃。
美徳の神と悪徳の神が、世界の行方を巡って争ったことがあったそうな。その儀式は人狼物語と呼ばれ、大層盛大に行われた。
勝利したのは悪徳の神。神々の国は潰え、その後の世界は悪徳に満ちたものになった。
これはその儀式から500年後。
世界を治める唯一神──ゼウスの住まう島にて起きた、イレギュラーな出来事である。
村の設定が変更されました。
2人目、傲慢 アイリス がやってきました。
傲慢 アイリスは、おまかせ を希望しました。
「はーあ。我が女神はどこに行ったんだか」
朝。起きてすぐに、主人の館の中を散策する。
今日は起きてすぐに、なんだか血が騒いだ。何でかと理由を問われればわからないが、騒いだものは騒いだのだ。
こういうときは、他の神官でも見つけて決闘でもするに限る。勿論勝つのは俺だが。
ただし、勝手に決闘をすれば主人の怒りを買いかねない。何しろ他の神官は主人の“お気に入り”だ。俺には劣るだろうが。
──と。主人はどこにいるかと思い館内を歩いていれば。
廊下の突き当りに、何か赤いものが動いたように見えた。
「……あ?」
傲慢 アイリス が村を出て行きました。
傲慢 アイリス が見物しにやってきました。
傲慢 アイリスは、見物人 を希望しました。
「はーあ。我が女神はどこに行ったんだか」
朝。起きてすぐに、主人の館の中を散策する。
今日は起きてすぐに、なんだか血が騒いだ。何でかと理由を問われればわからないが、騒いだものは騒いだのだ。
こういうときは、他の神官でも見つけて決闘でもするに限る。勿論勝つのは俺だが。
ただし、勝手に決闘をすれば主人の怒りを買いかねない。何しろ他の神官は主人の“お気に入り”だ。俺には劣るだろうが。
──と。主人はどこにいるかと思い館内を歩いていれば。
廊下の突き当りに、何か赤いものが動いたように見えた。
「……あ?」
少女 『ㅤㅤㅤ』 が見物しにやってきました。
少女 『ㅤㅤㅤ』は、見物人 を希望しました。
「……?」
ぼんやりとした意識で、周りを見渡す。
いつから私はここにいたんだろう。どうしてここにいるんだろう。
かつん、かつんという足音が耳に入る。
振り返れば、そこには青い人がいた。
盾 『ㅤㅤㅤ』 が見物しにやってきました。
盾 『ㅤㅤㅤ』は、見物人 を希望しました。
「……ここは」
鎧の重さなど感じさせないほどにふわりとその場に降り立った彼は、自らの手をじっ、と見る。それから、ぎこちなく首を左右へ向けた。
久しぶり、なんて言葉では表せないくらい長い期間を越えて、身体を動かしたのだった。
視界に少女が入ると、彼はハッとしたように背筋を伸ばし、少女のもとへ駆け寄った。
「貴殿は……」
伝令 『ㅤㅤㅤ』 が見物しにやってきました。
伝令 『ㅤㅤㅤ』は、見物人 を希望しました。
「あれ、」
不意に、ぼんやりとした意識が覚醒していく。脳内に満ちていた痛みが、緩和されていく。
そして、ふらりと何かに引き寄せられるように歩き出した。
やがて視界の端に、3人の姿を捉える。駆け寄る鎧の人物を横目に、彼は傍観を続けた。
唯一神 ゼウス が見物しにやってきました。
唯一神 ゼウスは、見物人 を希望しました。
唯一神 ゼウス は、支配人に任命されました。
「騒がしいわね。」
何もないところから突如かの神が現れれば空気が揺らぐ。
肌がピリつく様な神気は紛れもなく”ゼウス”のものだ。
視て知っている彼女からすれば起きて当たり前の出来事に対し、事も無げに指をパチンと鳴らす。
すると、ふわりと赤髪の少女の体が浮き、ゼウスの前までふわふわと来させられた。
「アイリス、貴方の役目は神殿の掃除とペットの面倒を見る事でしょう?それなのに、この体たらくはどうしたのかしら。」
優しい声音だが、これが一番彼に効くと知っている。
何故か動けるペットと余興で石にしなかった置物を横目でちらりと見てから、少女へと目線を移す。
「……あら、やっぱりそうなのね。」
す、と琥珀色の瞳が細められた。
嗚呼、分かっていた事だ。こうして目の前に現れた事でそれは確定事象となった。
>>9 少女
目の前の少女と目が合えばぞわり、と背筋を逆撫でされる感触が身を襲う。
それと同時に、どうしようもない懐かしさを感じれば頭を何度か振った。
「御託は聞いていないのだけど。」
話が長いと容赦なくアイリスの声を遮れば一言、更に呟く。
「御機嫌よう、■■■。貴方が来る事は視ていたから知っているわ。
……そして永遠にさようなら。」
突如、ゼウスの体がぱっくりと二つに割れ、てらてらと光る牙が覗く。粘着質な体液を床へ落としながら、手を伸ばして摘み上げた少女を腹の底、暗闇のその中へと放り込もうとした、その時だった。
急にゼウスの動きが止まり、苦虫を噛み潰したかのように表情を歪める。
そして、彼女の腹にあたる暗闇は縫い付けられるように閉ざされた。
「……いいえ、今はやめておきましょうか。」
パチン、と指を鳴らせば少女は床へと放り出される。
>>12 ゼウス
「置き物になった覚えも、アンタを楽しませる存在にもなった覚えはないんだけど?」
ハッと軽く笑い飛ばす。
ちなみに呆けていたわけでもない。ただ、その場を見守っていただけだ。
──何が起こっているのかを、見定めようとしただけ。
「いやぁそれにしても。この時が来るなんてね。俺動けてるし。アテナも元気そうだ」
ちら、とゼウスからアテナへと視線をずらす。
跪くその姿に、自然と眉が寄った。“アレ”に対してもそうするのか、と。もどかしい気持ちに駆られる。
けれど、彼の考えていることもわかるだけに何も言えない。その想いも全て拾いあげると、かつて宣言したのは自分だ。
次に視線を移す先は、赤色の少女。
「……俺の勘が正しければ、だけど。また始まるんでしょ? あの儀式」
>>14 ヘルメス
「……ここは私の神殿よ。それ以上減らず口を叩くなら、今すぐ宇宙に飛ばしてもいいのだけど。」
地に着けていた足がふわりと浮き、空に座る。
横目でアテナを見れば手をひら、と振った。
彼の根底に眠る心は知っている。だが、その日が来る事は未来永劫ない。
「そうね、次の生贄が選ばれる頃じゃないかしら。」
各地に選出するように、と伝令はしてある。
自分にとって都合の良い、そんな駒が集まるだろうか。
神に逆らえばどうなるか、その果てを知っている者しかこの世には居ないのだから。
五百年経った今も、恐怖は根付いている。
私はそんな世界が愛おしくて、愛おしくて、愛おしくて……同時に、退屈だった。
>>15 ゼウス
「ああ、そう。生贄、ね」
こいつにとって。儀式に参加する人物は、そんな意味合いでしかやっぱりなかったのだろう。
沸々と沸き上がりそうになる怒りを鎮め、努めて冷静に口を開く。
「じゃあ、俺から提案があるんだけどさ」
ゼウスが発言を許可しようがしなかろうが、構わず言葉を続ける。
「儀式の参加者。未来から呼び出すっていうのはどう? ──あんたが統治し続けた、この最悪な世界に住まう未来の人間」
この世界の是非について。
未来の人間は、何を想うのだろうか。
これは俺自身の興味と──否定してくれ、というちっぽけな望み。
だって、否定してくれたら。
この世界を、ぶっ壊すことができるのだから。
>>21 ヘルメス
「……。」
さぞどうでも良さそうにヘルメスの話を聞いていたが、ちらりと向けた視線が少女と合えば憎悪の籠った瞳で睨み付ける。
「……貴方達の企みも、何もかも視えている。”アレ”が出てきたという事はつまりそういう事なのでしょう。」
「私は女神、神は人の乞い願う事を叶えてやるのが在り方としては正しい。
……そうね、私の前で心から願いなさい。そうすれば叶えてやらなくもない。」
「未来の人間が来るよりも、そちらの方がずっと愉快だわ!」
ニタリと口角を上げれば、パチリと指を鳴らす。
その途端、その場にいる全ての者はゼウスの玉座の前へと転移された。
広間にある玉座に腰掛けた彼女は肘を付く。
まるで、形式は倣ってやると言わんばかりだ。
>>23 ゼウス
「はぁ……相変わらず悪趣味なこって」
そんなにすんなりいくとは思っていなかったけど。願え、とは。
人がしたくない、されたくないと思うことを察することには、やっぱり長けていらっしゃるようで。
──あの日。あの時。
どれだけアテナや、他の奴等が願おうが。
その願いに耳を貸さなかったコイツが。
どの面を下げて、『人の乞い願う事を叶えてやるのが正しい』だなんて、口にするのか。
この大きな矛盾さえも彼女が彼女である所以なのだと言われてしまえばそれまで。
そして、そんな矛盾を抱えるこいつに頭を下げるだなんてバカバカしい。頭を下げても、こいつが願いを叶えてくれる保障なんてどこにもない。
願うだけ損。決まってる。
誰が願うもんか。
──そう思う反面で。
ずっと、ずっと。500年もの間。
頭から離れなかった『彼等』の声が。痛みが。
今も自分の胸には在って。
全部すくいあげて、離さないと決めたものたちがそこには在って。
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
「…………………」
長い。長い沈黙だった。
唇を噛み締める。強く。
痛みが走った。何かが垂れた。
「……儀式の、参加者を」
ああ、もう。
俺らしくないな。
「──未来から、呼び出してください」
吐き出した言葉は、自分で思うよりも真っ直ぐ、芯の通ったものだった。
>>26 ヘルメス
「あら、喚かないのね。」
知っていたけれど、と鼻で笑う。
喚いても泣いても変わらないものは変わらない。
だからこそ、過去はそう定まってしまったのだから。
「私はどっちでも良かったのよ?
ただ、スパイスが欲しかっただけだもの。」
矛盾めいた言葉だって何の意味も持たない。全てはゼウスの掌の上、理不尽を不幸と嘆くのは人間だけなのだから。
人々の憎悪、その全てを背負った神はニイ、と不気味に笑った。
───面白おかしく滅ぶならそれもまた一興。
一時の快楽を得たゼウスは、余程気分が良かったのだろうか。
子気味よくパチンと指を鳴らす音が響く。
「はい、準備はお終い。
もう下がっていいわよ」
手をしっしっと払いながら、眠そうに瞼を瞬かせた。
怠惰が顔を覗かせれば玉座に深く腰掛ける。
目の前にいる存在など居ても居なくても同じ。
神に眠りは必要ないが、仮に瞼を閉じても彼等がゼウスを打ち倒す事は出来ないのだから。
……たった一つ、赤い蕾は懸念すべき点だが、彼女は産まれたばかり。
力が戻れば、何とでも対処出来る。
琥珀色の瞳は少女を睨みつけるようにすっと細められた。
「…………どーも、」
くるっと回れ右。
さっさとこの場から離れたかった。足早に立ち去ろうとして。
アテナと、アマリアの姿が視界に入る。
「……アテナ、ちょっといい?」
どうせ俺がアテナに話そうとしていることも。あいつにはお見通しなんだろう。
それでも良かった。なんだっていい。少しでも可能性があるんなら、俺はそれに縋る。
絶対にぶっ壊してやるって。
ずっとずっと、思っていたんだから。
アテナが少女を抱える様子を横目に見て、歩き始める。
辿り着いたのは、かつて儀式を行っていた島の広間。
中央にある水鏡を覗き込んだ。ここから色々見ていたっけ。
「……あのさ。俺、今度の儀式の人達には先に伝えておこうと思うんだよね。儀式の勝敗によって、世界がどうなるのか。あいつ、言わなそうじゃん?」
くるり、と振り返ってアテナを見る。
「ついでに……どうにかして、皆のこと助けられないかって思ってて。儀式の行方によっては、その子の力があればどうにかなるんじゃないかってさ」
ちら、とそこで赤色の少女に目をやった。
はっきりと正体を聞いたわけではない。でも、なんとなく感じるものがある。
この子の力を使えば──皆の永遠を、終わらせることができるんじゃないか、って。
>>38 アイリス
「……いいのよ。貴方は素直な良い子だもの、私の身を案じてくれたのでしょう?
優しい神官、眷属に恵まれて……私はとても幸せな神ね。」
退かした手の先にあったのは、口元に歪な笑みを浮かべた顔だった。
「ねえアイリス、貴方を地下の世話役に任命するわ。
儀式の間は地の底で私の客人の世話をする栄誉を授けましょう。
そして、アウラ…”アトラス”を守り抜きなさい。
……唯一神である私と神官である貴方が離れるのは、きっと苦しいでしょうね。けれど、これを乗り越えたら貴方はもっと良い神官になれる。」
「アイリス、私の一番の臣下、私の願いを叶えてちょうだい。」
儀式の最中に一々口出しをされては疎ましい。
数日閉じこもってろと言えば、勝手に気落ちして自害を図って面倒くさい。
本当……厄介な男を抱えてしまったものだ。
それでも、自分に尽くす様は可笑しくて何時までも見てられるのだが。
少女のやわらかな重みを確認しながら、ヘルメスと並んで歩く。
しばらくして、かつて「友人」たちと共に過ごした場所へたどり着くと、立ち止まって目を閉じ、天を仰いだ。
少女をその場にそっと下ろし、振り返ったヘルメスを見返す。
「……よい考えだと思う。きっと、その方が悔いのない勝負になろう」
訥々と言葉を紡ぐ。
あの儀が終わった頃、自分は、もう少し饒舌だった気がする。
美味な料理を食し、お節介な太陽に照らされて。可憐な好敵手と武器を振るった。
そんな回想をしていたから、ヘルメスの言葉にぴくりと反応する。
「……助け……られるものなら。私とて、……助けたいと、思う。
ただ……」
少女を見る。その瞳の奥に、何かを探すように。
「…………おそれながら私は、『あの方』も、助けられればと、思う」
「……?」
2人をきょろきょろと見ながら、話の行方を探る。
この人達はきっと、優しい心の持ち主なのだろう。
じっと自分を見つめる騎士の瞳を、同じく見つめ返した。
彼は私を通して、誰を見ているんだろう。
>>アテナ
「……そ、」
静かに続けられたアテナの言葉は。予想していなかったといえば嘘になる。
いやむしろ、予想はしていた。だってアテナは、『あの時』だって。ずっとずっと諦めずに、あいつに訴え続けていたんだから。
「…………俺は、正直どうでもいいって思ってるよ。アテナの言う、『あの方』のことは。でも。
俺がずっと、どうにかしたいって。助けたいって思っていた皆の中には、アテナも含まれてるから。……アテナの望みがそれなら、協力する。どうしたら良いかなんて、まだあまりわかんないけどね」
>>ヘルメス
ヘルメスの言葉に思わず息を止める。
「…………ありがとう。私の中の皆にも、ヘルメスがいる」
それから、ちらりと傍らの少女を見て、その前に跪く。
>>少女
「私は、神の盾たる者。「盾」とお呼びください。
貴女の御名前は」
>>盾
「神の盾……」
ぼんやりと目の前の騎士を見つめる。
『盾』。その表現が、彼にとても似合うと思った。似合いすぎて、心配だと感じる程に。
「私の、名前は。……ゼウス、と。何故かそう感じます。
でも、不思議ですね。ゼウスは、話を聞く限り先程の女性なのでしょう? なんて名乗るのが、正解なんでしょうか……」
どうしてか、頭の中に訴えかける何かがあった。自分はゼウスなのだと、訴えかける。
けれどそれをあの場で口にしちゃだめ、と。それも、理由はわからずとも思った。
けれど目の前にいる騎士と、不思議な青年になら。伝えても良い気がする。
>>少女
「そうか」
やはり、と心の中でだけ思う。
「私は、貴女を信じます。しかしその名は、表で名乗らぬほうが良いでしょう」
>>アテナ
>>少女
アテナの。
彼の中にも自分がいるという言葉に、どうしようもなく。みっともなくも、泣きそうになった。
でも、そんなキャラじゃないし。
「……ありがと、」
ただそれだけ告げて。
あとは、アテナと少女の会話を見守るに徹する。
「……」
少女の言葉に、自分の中の可能性の話が確信に変わった。
あの悪徳の神がこの子を目の敵にするのも、通りで。
>>騎士
「……ありがとうございます」
信じる、という言葉に何故かほっとしてしまった。
ちら、ともう1人の青年の方も見やる。彼はなんだか神妙な面持ちで私たちの会話を見守ってくれていた。
「それでは。よろしければ、私の呼び名を考えていただけませんか?」
ふわり、騎士に微笑む。
ゼウスという名前を名乗らない方が良いのであれば、代わりの呼び名は必要だろう。
>>少女
「呼び名を」
思わぬ依頼に、手を顎にあてて俯く。
……全能神の名を持つものに、別の神の名をあてるわけにはいかない。
じ、と鎧の下から少女を見る。
「…………では恐れながら。
アマリア、などは如何でしょう。
以前私が生きた場所で女子につけられることの多かった名です」
素朴な少女の姿かたちであるならば、それに似合う、ふつうの少女のような名が良いと思った。
野に咲く花にささやかな名を贈るように。
>>騎士
「アマリア。……ありがとうございます。柔らかな音で、素敵な名前ですね」
自分の元の名前と比べて、可愛らしく感じる響き。その名前でこれから呼ばれることになるのだと思うと、少々胸が高鳴った。
新しい名前。なんだか、嬉しい。
「そういえば、あなたの名前をうかがっていませんでした。なんとお呼びすればよろしいですか?」
騎士から視線を外し、今度は隣に立つ不思議な青年へと視線を向けた。
少女 『ㅤㅤㅤ』 は肩書きと名前を 少女 アマリア に変更しました。
>>アマリア
「あ、俺?」
傍観に徹する筈が視線を向けられて、多少なり怯む。
名前。……名前ねぇ。
きっと儀式のときには、また主人たちの名前が使われるんだろう。そこでヘルメスと名乗るのもあれだし、本名を名乗るのもなんだかって気がする。
アテナも自分のこと盾って言ってるし……それならば。
「……『伝令』って呼んで。俺は、神様の命令を届ける伝令役だよ」
主の代名詞を。もう少しだけ、借りることにする。
「っつっても、あいつの願いを届けるつもりはないけどねー。俺が届ける命令は他の神の命令。俺の信じる神と、……あとは場合によっては。あんたの命令も届けてあげる」
この少女が、自分にとって信じるに値する神なのか。それを判断するのは、まぁこれからってことで。
>>伝令
「わかりました。伝令、ですね」
この人も、不思議な名前を名乗るものだ。
命令を届ける。そっか。
「……きっとあなたは、沢山の人の願いを背負っているんですね」
命令というような、どこか冷たい印象を覚えるものだけじゃなくて。“誰か”の願いを、一心に叶えようとしているんじゃないか、と。そう感じた。
「これから起こることについて、私は全てを知っているわけではありません。けれど、私は私にできることをしたい……何故だかわからないけれど、そう感じるのです。
……先程、ゼウスと名乗った女性を。あのままにしておきたくはないと、感じるのです」
ぽつりぽつり、と。どこから湧き出てきているのかもわからない自分の想いを、『盾』と『伝令』に告げる。
「あなた達のしようとしていること……もしよろしければ、お手伝いさせていただけませんか?」
きっと私は。そうするべきなのだ。
自身に訴えかける直感に耳を傾けて。
あのゼウスとは異なる形で、彼等の願いを叶えたいと思ったから。
そんな儀式が存在していることなど知らない、時を経た99999500年後の世界では。
戦争、飢饉、貧困──そんなものが当たり前に存在し、悪徳に満ちたものとなっていた。
しかし、その世界で生きる者にとってはそれが普通なのだ。普遍なのだ。常識なのだ。
その世界において、守るべき何かがあるかもしれない。
そんな世界なんて、間違っていると感じているかもしれない。
悪徳に満ちた世界に生きる人々は、一体何を想って過ごしているのだろうか。
「嗚呼、そうですか。儀式とは、そういうもので。あのゼウスが、未来から参加者を募ることになるのですね」
『盾』と『伝令』の説明に頷く。
ならば。
「あのゼウスが選ぶ未来の人物は……なんとなく、わかる気がします。では、まず最初の一手として。その方達に、夢を見ていただくことにしましょう」
すっと目を伏せた後に。
これから召喚されるであろう参加者たちに想いを馳せる。
その夢の中に少しだけ。お邪魔する。
「──『盾』と『伝令』の救いたいと願う、“彼等”の夢を」
──不思議な、夢を。
ある日から、選ばれし15人は見るようになる。
どこかの島で。不思議な格好をして不思議な力を扱う人たちが、人狼ゲームをしているのだ。
皆それぞれの思惑があるようだった。
何かを目指しているようだった。
競い合いながらも、彼等は笑顔だった。
勝負が決して。
それでも彼等は、宴をしていた。笑い合っていた。
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
──そんな楽しい時間が。
何かによって、壊されていた。
悲しんでいた。
怒っていた。
嘆いていた。
苦しんでいた。
呪っていた。
泣いて、いた。
**
改めまして。
村建てのみしぇるです。
この度は人知の村にご参加いただき本当にありがとうございます。
人が集まるか大変不安だった中で開催できたこと、本当に安心しております。
色々とどたばたしてしまい、参加者の皆様には様々な気苦労をおかけして申し訳ありませんでした。
未熟な点も多くありますが、村が終わるまでの一週間精一杯努めさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
2人目、奇術師 アフロディーテ がやってきました。
奇術師 アフロディーテは、おまかせ を希望しました。
定員に達しなかったため、村の更新日時が24時間延長されました。
3人目、クルチザンヌ ヘスティア がやってきました。
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