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タルト は ゼリー に投票した。
キャンディ は ティラミス に投票した。
スフレ は ティラミス に投票した。
ティラミス は タルト に投票した。(ランダム投票)
ドーナツ は スフレ に投票した。
チョコレート は ティラミス に投票した。
ワッフル は ティラミス に投票した。
マカロン は ティラミス に投票した。
パイ は チョコレート に投票した。
ムース は ティラミス に投票した。
クレープ は ワッフル に投票した。
シュークリーム は ティラミス に投票した。
ゼリー は ティラミス に投票した。
タルト に 1人が投票した。
スフレ に 1人が投票した。
ティラミス に 8人が投票した。
チョコレート に 1人が投票した。
ワッフル に 1人が投票した。
ゼリー に 1人が投票した。
ティラミス は村人達の手により処刑された。
ゼリー は タルト に憑依した。
次の日の朝、ゼリー が無残な姿で発見された。
《★霊》 ティラミス は 人間 のようだ。
現在の生存者は、タルト、キャンディ、スフレ、ドーナツ、チョコレート、ワッフル、マカロン、パイ、ムース、クレープ、シュークリーム の 11 名。
許さない。
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない。
いやに軽い身体。
そして、見慣れた他人の身体。
「…………」
元々自分のものであったはずの身体に掴みかかる。
触れない。
自慢のブロンドも、首からかかった誓いの証も。
私のものなのに。
🍅ゼリーに入れたんだよな。
言えばよかったくっそおおおおおおおおお!!
なんか、雰囲気だけだったんだけどさ。怪しいなって思うところ無理くりにでも探し出して言えばよかった…………くやしい……
/*
ゼリーくん人狼だったかぁ……ティラミスさんは人間だったかぁ……
これどういう処理になるんだ??ゼリーくんはいいけどティラミスさんは閉じ込めた処理なの?それとも死んだ処理なの???
[結局、シューは最後の最後にティラミスを信じてあげる事が出来なかった。
それ以上に怪しいと思える人物を見つけられなかったというのもあるが…。
今朝起きた時、理由は分からないが直感的にティラミスが【極上の甘味】ではないとシューは悟る。
とんでもない過ちを犯してしまった事に、シューは肩の震えが止まらなかった。
そして、今朝はゼリーが亡くなった。
ゼリーにケーキが乗り移っていたのか、ケーキの仲間がゼリーだったのか。
今となってはどちらか分からないシューは、悪夢のような展開にただただ眩暈を覚えるしかなかった。]
はよ、スプ。ほら、お前の望む顔で来てやったぞ。……お前にだけは言っとくけどさあ、コイツの真似やりにくいんだよ。ま、何とかするけどさ。
《共犯者に愚痴を吐きながらも不敵に笑う。体を乗っ取るのもなかなか楽しいものだと思えてはいるようだ。》
ついでに博愛主義狂信者(ティラミス)が消えたぜ?ラッキー。まー、皆そうするわな。俺だってそうしたし。
《楽しげに言うと、タルトの真似をする準備を始めた。》
目を開く。
一瞬、自分がどうしてここにいるのか分からなくなった。
昨日はしょくいんさんの部屋に向かおうとして──その後、どうしたのだったか。
若しかしたら、意識を失いでもしたのだろうか。それとも、自分の足で帰ってきたのか。なんにせよ、記憶がおぼつかない。
今日の夢に、あの人は出てこなかった。
代わりに、現れたのは黄色の頭の──。額を押さえる。深呼吸をしてからいつものように用意をして、扉を開いた。
[恐らく、ティラミスの遺体もゼリーの遺体も彼ら自身の部屋にあるのだろう。
漂う甘味の匂いから、ある程度察せられる以上、シューは確認をする事もなかった。
昨夜、ティラミスに自害してくれと具体的に命令したのは誰だったか。
それとも、ティラミスを手に掛ける人物が名乗り出ていたのか。
その場にいたはずなのに、その記憶はなくて。
例え間接的だったとしても、誰かを手に掛けるという行為に精神的な負担が掛かっていたのだとしても。
シューは昨夜の一部始終を覚えてない自分を呪った。]
[共同スペースに辿り着いたシューは、ひとまずボイスレコーダーに現時点で思いつく限りの事を述べた。]
「ティラミスさんを一番怪しんだのは…自分っス。
ティラミスさん、信じてあげられなくて…ごめんなさいっス。
皆さんは、今朝のゼリーさんの死体はケーキが乗り移っていたか、ゼリーさんがもう一人の【極上の甘味】だったか、どちらだと思うっスか…?
自分は、どちらかと言えば、前者だと考えているっス。
前者なら、ケーキの仲間は発言力のある、怪しまれない所にいる人。
後者なら、ゼリーさんが乗り移ると考えられる人が誰なのか。
それぞれ考えないといけないっスね…」
朝。マカロンは身なりを整えて、共有スペースへ赴いた。
「…おはようございます。」
弱々しく微笑んで、誰にともなく朝の挨拶をする。そのまま手近にあったソファに腰掛ければ、背もたれにボスっともたれかかる。
ひどく身体がだるかった。
訴えかけてくる腹の虫と、甘さを求めてやまない身体。最後の最後、悩みに悩んで決めた彼が、極上の甘味ではなかったと理解した事。全てが彼女の精神を着実に蝕んでいた。理性を持ってそれらを制している心は既にボロボロで、考えることすらも放棄したくなるほどだった。
「………限界、ですわね。」
ひとつ、溜息を吐いて独り言ちる。
そろそろ、決意を固めないといけなかった。*
「おはようございます」
誰に向けるでもない簡単な挨拶とともに、共有スペースの椅子に腰掛ける。
部屋に広がるのは咽びかえるような血の匂いではなく、ティラミスの芳醇な香りとゼリーの爽やかな香り。
「……わかっていた、というより予想はしていたという言葉が正しいかしら。
それでも、辛いものがあるわね」
昨日と同じような事が起きるなら、二人はおかしのいえからいなくなる。
これほどまでに単純で、受け入れ難い事実はあってほしくなかった。
ため息のような息を吐くと、呼吸を浅くする。
これが今の私に出来る、唯一の抵抗だからだ。
[眠りは浅かった。いつまでもドキドキしてしまって。
それでも、いつもより念入りに鏡の前で身だしなみをチェックした。
三つ編みとかにしてみたら……だめだめ。今は変なことをするべきではないわ]
……全部終わったら、おしゃれしたいわ。もっと。
[昨日のひと欠片では、空腹感はなくならない。1日経って、またお腹はすいている。
また、アレをしなければいけないのか、と、顔を顰めてから部屋を出た]
>>5 チョコレート
「…ふふ、そうですわね。
いい朝……とは言えませんわ…」
久しぶりに交える彼との挨拶は、いつものそれと違っていて。華やかな笑顔を向けることも出来ず、ソファの背にもたれかかった身体を少しだけ持ち上げることしかできなかった。
「身体が……少しばかり重たくて……
やっぱり、何日もご飯を食べないというのは、いけないことなのでしょうね…」
彼はきっと、もう既に食べているのだろう。
昨日のメモにもそう取れる文字が書いてあったから。
チョコレートは決断をしたのだ。生きるために。そして、皆のために。プリンの最期を引き受けてくれたのだ。だから、
「……でも、それも今朝で終わりますわ。
覚悟は……できましたから。」
最後の言葉はとても小さく、微かに震えている。それでもなんとか、へらりとした笑顔を彼に向けた。彼を心配させまいと。
彼女なりの、精一杯の強がりだった。
/*
ヤダーーーー食べたくないよおおおおおやだやだやだーーーーーー食べたくないよおおおおおおおうわーーーーーーーーーん(ロルを書きながら)
目が覚めると、そこはいつもと変わらない自分の部屋だった。ゆっくりと身を起こし、自身の起動を待つ。しばらく何もせずぼうっとしていると、拭い去れない空腹感が襲ってくる。
「……おなかすいた。」
共同スペースにいけば、みんないるだろう。そのあとで、ごはんを食べに行こう。そうしよう。
「昨日あれだけケーキの事を話したっスから…ケーキがその情報を逆手に取っていた場合、追いつける気がしないっスね…」
[ここまで来ると、ケーキが女性を乗っ取っているケースも視野に入れなければいけないだろう。勿論、初めから女性を乗っ取っていた可能性もあるが…。
昨日が、彼を捉える最初で最後のチャンスだったのではないだろうか。シューは内心歯噛みする。]
>>8 キャンディ
「…おはようっス。キャンディさん」
[今朝の状況を理解してしまえば、互いに明るく振舞うなど出来るはずもなく、手がかりもほぼない。絶望感が滲んでいるキャンディの声音は、暗い青色になっていた。
それでも、シューは見殺してきた仲間達の為にも、思考放棄をする訳にはいかなかった。]
「…一緒に頑張るっスよ。自分も夜には具体的な人を挙げれるようにするっス。
あ、あと昨日は実験のお手伝いありがとうっス。
クロワッサンっスけど、残念ながら結果は失敗だったっス…。
でも、新しい仮定を思いついたので、自分は今夜また試してみる事にするっス」
[シューとキャンディしか知り得ない記憶。
【極上の甘味】を追い詰める為には、何か互いにこれと言える何かを持っていなければいけないようにも感じた。
シューで言うケーキの愛称呼びの件もそうだが、このカードはもう切ってしまった。元々警戒してはいるだろうが、この件でケーキが尻尾を出す事はもうないのだろうな、とシューは感じ取っていた。]
>>11 シュークリーム
シュークリーム……
[苦しそうな顔をする彼女の肩にそっと触れた。彼女の心境は察するにあまりあるものだ]
……大丈夫よ。
そうそう、他人に成りすまし続けられるわけがないわ。
でも、そうね。そう考えると……もしかしたら、昨日ケーキはゼリーだったのかしら。
今なら、私たちが予想しづらいひとになりやすいと、思って移った可能性は、考えられるわね……。
でも、きっと、きっと大丈夫。
ケーキを探すというより、「そのひとらしくない」ところを、注意深く探せば……
昨日は間違えてしまったけれど、今日は昨日より情報もある、わ。
[本当に?と内心で自分自身に問うけれど。そう信じたかった]
例え、それが甘い香りをしていても、人は人だ。
もののように扱ったことに胃のあたりが重たくなった。鈍くならねばやっていられない。
何かを奪い、罪を重ね、鈍くなっていく。僕の人生は、いつだってそうだった。
>>14 キャンディ
「…ありがとうっス。
『そのひとらしくない』ところ…了解っス。探さなければいけないっスね」
[キャンディが心配してくれている事、思いついた事を伝えてくれた事に、シューは心強さを感じた。絶望するよりも、希望を持って取り組む方が建設的なのだから。]
>>15 キャンディ
「いやいや!だからこその実験っスよ…!
キャンディさんのお陰で分かった事だって沢山あるっス。謝る必要はないんスよ…。
ありがとうっス。【極上の甘味】探し以外にも、やる事は多いっスからね…!頑張るっスよ!」
[最後は自身への鼓舞も含めて、シューは自分に言い聞かせるようにキャンディに答えた。]
「ヤー、ヤー。
チョコレートに投票しちゃったの、僕なんだよねえ。ごめんごめん。
さすがにそろそろ…何も食べないの限界だなぁ…
ティラミス、か。お菓子の味云々は置いておいて、彼はちょっと食べてみたいよね。
極上の甘味ってヤツさ。まーまーストレス抱えてると思うんだよねえ?誰かのフリして何日も過ごすなんてそうできたことじゃあない。あと、できれば自分の1番好きなもの、食べたくない?
僕的にはケーキ→ゼリー→?って言うよりは、また違う別の誰かがやってるんじゃないかと。だってさ、毎日違う人になるより、1回成り代わったらしばらくそのままいた方がラクだろ。
すーごく!怪しまれる動きをしたなら話は違うけど、とりあえずそうじゃなさそうでさ。」
>>13 チョコレート
元は生きた人間で、つい先日まで言葉を交わし、同じ時を生き、同じ病と戦っていた彼らを、自分が生きる為だけに殺し、食べるという行為。それは、想像するだけでひどい吐き気を催すものだった。
……それでも、それでも。生きる為には、食べなくてはいけないのだ。
手を合わせ、命に感謝をして、頂く。
いつもと同じ事だ。いつもと同じ事なのだ。
「………ありがとうございます。
私、頂いてきますわ。……命を。」
彼がマカロンに向けた笑顔。
それは、いつもと変わらない笑顔で、少しだけ安堵する。それでもきっと、無理をして笑ってくれているのだろう。自身の胸に掴む、力の篭もった手を見てそう思った。
……優しい人だと、思った。
「……えぇ。他の方も、移動した方が良いかもしれません。お手伝いできれば良いのですけれど、私では力になれそうにありませんわ……ごめんなさい…」
自分を支えるだけで精一杯の彼女には手伝えることなど何も無い。ただ、その提案を肯定するしか出来ないことが、ひどく歯がゆかった。
/*
今日の朝のハイライト
ロル書きながらお茶漬け食べてたら、ロル書くのに夢中になってお茶漬けの汁をお米が全部吸って重くなっていたこと。めっちゃ料増えてやばかった。
頭の中で仮説を立て、それを組み立てて一つずつ考えていく。
そうしていると、朝時間は終わりへと近付いていた。
「……もうお暇しないと駄目な時間ね。
皆さん、また夜に」
「つまんねー挨拶も終わりだ。全く。」
救われないのはまだいい。
しかし、救えない事実は反吐が出るほど気に食わない。
皆のために、なんて言いながら結局はこのザマか。
「頑張れよ、お前ら。」
**
この吊られた感情何かに似てると思ったけどあれだ。
彼女の名前を間違えて元カノの名前で呼んでガチで怒られた時のあれだ。
「ああもう、昨日はキャンディを落とすのに遅くまで起きてたせいで眠くてしょうがないよ。」
くあ、と欠伸をする。
「いや、キミってすごいよ! あのタルト嬢の真似まで出来るなんてね!」
ケーキのポテンシャルに素直に僕は感心する。
ひょっとしておかしのいえに来る前は、俳優でもやっていのかな。……そう思うくらい完璧で、僕は嬉しくて部屋でにやにやとした。
「そうそう。僕もそろそろ動き始めようと思ってるよ。今日か明日に誰かの身体を奪いたいと考えているんだけど、キミはどう思う?」
も、もうっ!どうしてこのタイミングで来ないのよ!あのひとは!
心配するじゃない……
無事ならいいんだけど、私はあんまりゆっくり眠れなかったのに……おねぼうだったら許さないんだから
**あーーー寝坊を感じで表記しているーーー
自分のセリフにツッコミを入れるところだらけだな
めちゃ集中して見ると怪しいかもしれんこれ
あーーー見直ししなきゃなあ
/*
うぇぇ……食べたくない……食べたくないよぉ………辛いよぉ………なんだよ合法カニバリズムってぇ………うぅ………ううぅぅ……みんな幸せになってくれよぉ……不思議なパワーで生き返ってくれよぉ……うぅ……ううぅぅぅ……(´;ω;`)
「そっか、ティラミスは死んでくれたんだね。誰が殺してくれたんだろう? それとも皆に指を指されて、自分で死ぬことにしたのかな。
脅威たりえるかと思っていたけど、思っていたよりもあっけなかったね。」
あとでティラミスを食べに行こう、と僕はうきうきした気分で考えた。
「タルトの身体を奪ったのは正解だと思うよ。ワッフルは確かに皆から守られそうな女の子ではあるけれど、別に急いで殺す必要はない。」
「色々考えてみたけれど、俺が身体を奪う候補はシュークリーム、チョコレート、ワッフル、それからキャンディだよ。」
キャンディの身体を奪うとすれば、それは最後まで僕が生き残っていた時だ。
苦しんでいるところを目で十分楽しんでからじゃないとね。まあ、あの世で僕に身体を奪われたことを知るっていうのもなかなか絶望だと思うけれど。
「シュークリームはケーキを探し出すっていう強い目的で、躍起になって極上の甘味を探してる。彼女の考えはなかなか鋭いところをついてくるし、さっさと処分しちゃったほうがいいと思うんだ。
それにキャンディと仲が良いみたいだし、俺の目的としてもいいチョイスかなって。……まあ、彼女の真似を長く続けるのは無理があるだろうから、翌日さっさと別の人間の身体を奪うつもりだけど。」
そこまで話したあとに、ふと気づく。
「あ。……でも、シュークリームに関してはキミが乗っ取ってあげたほうが美味しいのかな? あーあ、あの世で死んだやつがどんな顔してるのか見られればいいのになぁ。」
「ちなみに、今挙げた候補は全部キャンディとかかわりがあるやつ。……って考えると、ムースもありだけれど。あいつには“おかしのいえ”の総意で死んでほしいんだよなあ。」
「そうだ。今朝のキャンディの様子はどうだった?
……昨日さ、俺の部屋に連れ込んで、いつどっちが殺されるかわからないから──って僕の大事なものを渡して、キスをしてあげたんだ。」
「彼女、りんごみたいに真っ赤になって可愛かったよ。いい夢を見せてあげられたかな。」
はは、寝坊してやんの。でも、ま、いいんじゃね?女は焦らして遊ぶのが楽しいからな。
《欠伸をするからかうものも、実際のところ朝時間にスプが来るより面白いモンが見れたのでナイスだと思った。》
そりゃどーも。スプに褒められんのが唯一の救いだぜ。
そうだなあ。俺は【今日はスプが憑依】にしてえって思ってるぜ。
理由は俺がコロコロ体変えてる派が多いからここらで撹乱すんのと、キャンディにやるべき事はやったろ?幸せと緊張感は長持ちしねえんだ。長引かせれば長引かせるほど鮮度が落ちる。今日は存分に恋人ごっこして甘やかして、一気に落とす。これが一番見頃だぜ。
スプを温存すんのも手だがな。しょーじき、タルトはおかしのいえの中で安牌な位置な気がすんだよな。あの中ではそこそこ真似しづらくて意見が安定してる。チョコレートもそれに当てはまっけどキャンディ用に残しといたから使いたきゃ使え。
目を覚ます。
1つ伸びをして僕の部屋を確認する。
クッキーの脳を包んだ上着
髪の毛を包んだハンカチ
パイの唾液を拭いたハンカチ
ケーキの指
全てを確認し安堵する。
それから、血にまみれた上着を顔に押し当て息を吸い込む。
「あぁ…いい香りだ」
うっとりとしながら、残っていたクッキーの脳を取り出し口にしていた。
ははは!どっちにしろウケんな!名前の呼び方だなんて初歩的なとこでミスる訳ねーだろ。善意が裏目に出んのは博愛主義狂信者(ティラミス)らしい終わり方でいいんじゃねーの。
《皮肉をたっぷり込めると、にんまりと笑う。今はケーキしかいないが、タルトの顔に似つかわしくない下品な笑い方をしているだろう。》
あー、あのおチビちゃん(ワッフル)か。真似しやすい方だから生き残ったら憑依してやるつもりでいんだわ。先にムズい方取っちまったけど、後々更にややこしい事にしそうなのは鉄仮面女(タルト)だ。難しい問題が更に難易度を増す前に、ってな。
……1つ言っとくとよお、俺は【シューになるつもりは更々ねぇ。】なりたきゃスプがなれよ。
こちらとら、やっと生まれつきの病が治ってテンアゲしてんだ。また見えない生活に逆戻りはゴメンだぜ。それに……
《そこで言葉を切り、ねっとりと含みを持たせた嘲笑と語調で切り出す。》
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