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集会場は不信と不安がない交ぜになった奇妙な空気に満たされていた。
人狼なんて本当にいるのだろうか。
もしいるとすれば、あの旅のよそ者か。まさか、以前からの住人であるあいつが……
どうやらこの中には、村人が1人、占い師が1人、霊能者が1人、守護者が1人、結社員が2人、囁き狂人が1人、狂信者が1人、憑狼が2人、闇守護が2人含まれているようだ。
自警団長 ヘクターが「時間を進める」を選択しました
─Bar"Blue Moon"─
[この時間では来客も少ない]
マスター、ごめん、ちょっと人を探しに来ただけだったんだ。
そうだ、この前のお代、ツケてありましたね。これでお願いします。はい。
それじゃ、また来ますんで、失礼します。
[....は─Bar"Blue Moon"─を後にする]
─Bar"Blue Moon"─ → ─labo.兼自室─
自室に戻る途中で役人の集団に出くわした。
『あの学校の学生だな。学校内の者は先に『Masquerade』感染有無検査の血液採取をすることになっている、早く戻らないか!』
「はい、すみません。でも、俺、生体人工医学の学生ですよ。感染の有無を確かめるのは構わないんですが、俺、検死官の資格も持ってるんですよ。」
『検死官の資格があるかどうかなんてどうでも良い、早く戻って採血されなさい……お前が、検死官だと?』
「はい、学生ですが、生体人工医学の学生のうち、検死官の資格がないと研究できない分野があるモノで」
『そうか、それじゃ、『Masquerade』感染があったかどうかを確かめることが死んだ後にできるって訳だ。こちらとしては生きている間にして貰いたいモノだがね。せいぜいその能力を遺憾なく発揮してくれよ。』
……結局、役人達と一緒に構内にはいることになってしまった。
―― 街外れ(湖のほとりにある自宅) ――
『こんなものが何の役に立つというんじゃっ』
[荒げる声に定期検診に来た役人達がおろおろしている。更に祖父はその一人が持っている検査器具の入ったトレーを乱暴に地面に投げつける]
『馬鹿馬鹿しいっ』
おじいちゃん?!
[その姿に慌てて駆け寄って祖父のかわりに謝罪する]
ごめんなさい。
検診を拒否するとかじゃありませんから。
[地面に散らばった検査器具を拾いながらそれだけは伝える]
おじいちゃん…この人達はお仕事でここに来てるだけ。
困らせちゃダメだよ……。
[祖父の気持ちも痛いほど理解出来たが、こんなことでMasquerade感染の疑いをかけられるのはもっと悲しいことだと思った]
―― 自室 ――
[定期検診では検査器具により個人を調べデータを取るが、その結果が出るのに時間がかかり過ぎる。感染者にとっては確かに邪魔なものではあるが(今の自身の身体を捨てることを余議なくされるので)有効性は低く駆逐には程遠い]
お父様もお母様も、それが分かっていたから、もっと簡単に迅速に調べられる手段を見つけるためにMasqueradeの解析に命を――。
[祖父が反発するのは、国がもっとしっかりしていればこんな研究に手を出さずに済んだと思っているから。
誰も、死ななくて済んだと思っているから]
……でも。
だからこそ、おじいちゃん、わたしは研究を完成させたい。
世界に蔓延するこのウィルスから、みんなを守りたい。
そして、感染の恐怖などから人々が傷つけ合い殺し合う現実を変えたいと思うの。
[静かに目を閉じて祈るように心の中でそう告白する]
行こう、リアン。
[仔犬に声をかける。
首にはあの日身に付けていたのと同じシルバーのロケットペンダントが光っている]
―――自宅→研究室へ―――
―街外れ・自宅―
[その晩は、きちんと歯を磨いてから眠りに就いた。
次の朝、いかにも役人風情といった男たちが現れて、あのめんどくさい定期健診を母と共に受けたのだった。]
……終わったぁ。
『終わったわねぇ』
[データを採取した役人達が帰った後、気が抜けたように母と顔を見合せて苦笑い。
…そして、顔を見合わせれば、カトリーンは我が子に哀しげに笑う。]
『行ってらっしゃい』
あはは。
[突如、顕在化する意識]
面倒臭い。
また身体換えなきゃな。
この前換えたばかりだってのに。
[再び意識が*沈んでいく。*]
…行って、くるよ。
[カトリーンの目には見えていた。
少年の復讐の想い、決意、そしてその思いの行きついた先が。]
…俺んコトはもう気にすんなって、もう何回も言ってるだろ母さん。
母さんは、母さんのコトだけ考えてりゃいーの。
……いっつも通り、さ。
あと、ちっと野暮用が終わったら…ちゃんと学校行くから。
[責めるわけでもなんでもない、ただ優しい目で、カトリーンは出て行く子を見送る。
少年は振り返らず、歩きだす。教会へと。
ジャケットの下のロザリオを握りしめて。]
―→スラム街・教会―
[カトリーンは生まれつきの病で、もう長くないと、ずっと、ずっと、言われ続けていた。
いつ事切れるかわからぬなら、生きているうちに、せめて我が子のやりたい事をさせてあげたい、と。
それが『自殺志願者』の列に加わることだった、と知ってもなお、止めなかった。
それがこの子の望みならば、と。
愛していた男に報いる術であるなら、と。
哀しみは、決して見せない。]
/*
という設定だったんだけど、よく考えたら、これだと病院関係者と縁故ないとあるぇーなんだよね!
あ、でもリーン姉さんは外科の方が多いから、いいのか。
―スラム街・教会―
[着いた先には、“相棒”がいるはず。
この前伝えられたパートナーの名前は、とても意外な人物のものだった。
もしかしたら、相手もびっくりしてるんじゃなかろうか、とぶつぶつ。
ともあれ、教会に来たのにはもう一つの理由。
ひとり聖堂に赴き、主の前に跪く。クリスの姿は、見られただろうか。]
……神サマ、力をお貸しください。
親父の仇を、それと同じモノを全て、撃ち抜く力を。
[ちら、と胸元に覘く、赤い石をあしらった十字架。
懐の更に奥には漆黒の短銃。
願いを天に伝えれば、“相棒”を待つために、しばらく教会の子供たちのイタズラに*付き合うことにする。*]
―早朝・自宅―
[薬を変えたせいか、眠りは深く。
幾度も鳴る呼び鈴に、ようやく身じろぐ。
殺風景なベッドサイドには、シンプルなスチールの写真立て。
2人の姿を隠すように、寄り添って掛けられた2つの十字架。]
…うっせぇ……
[定期検診に来た係員の応対に出るには、もう少しかかりそうだ。*]
[薬のせいだろうか?
幾度も夢を見る。
輝く無数のシナプス。
複雑に絡み合い、つながりゆくニューロン。
無数の声。
無数の意識。]
…ジャヌス……?
[何処からか声が聞こえた気がした。
けれどもそれは、酷く遠くて。]
[【仮面舞踏会】の名を持つ病。
未知のウィルスだと呼ばれるそれは、無数の微生物の集団でありながら、それ全体が思考する一つの意識であるという。
脊椎生物のシナプスに酷似したそれは、既に存在する存命中の生物の神経系ネットワークへと強制アクセスし、相互に置換転写することで爆発的に繁殖する。
それによって、感染した生命体は肉体的に崩壊し、生命活動を停止するに至るが…]
[果たしてそれは、【死】であろうか?
人という生物の意識が、複雑に絡み合う脳神経ネットワークの配列という一種のデータであるのならば、
ウィルスが作り出すネットワークへと転写される事はすなわち、その広大なる一つの意識と同化し、永遠なる命を得ることではなかろうか?]
[それを【生命】と、呼べるのならば。]
─回想─
["Blue Moon"から教会に戻る途中、そっとわき道に逸れる。
懐から、いつも使っているのは別の携帯端末を取り出して、何処かへと連絡をとる。]
はい…報告をします…
[小さな声で話し続ける。スラムの子供たちから聞いた、噂話のようなこと。その中には沢山の情報が隠れている。それを纏め伝えるのも"仕事"。]
あと…"Masquerade"のワクチンを打ち消す効果のある薬というのが…はい…もう少し詳しく調べておきます。
[最後に聞いたばかりの情報を付け加え、連絡を終わる。再び携帯端末を懐に仕舞い、早足で教会に戻った]
─教会─
さてと。明日は病院に行って話を聞かないと…
[寝支度をしながら、ふと壁に貼ってあったカレンダーが目に入る。明日の日付には赤い丸がしてあった]
あ、ああ。明日は定期健診の日でした。…明日も忙しいですねえ。
[はあ、とため息をついて、床についた]
まぁた、面倒な時期が来たわね。
[身体に沸き起こる感情は、頭で考えたそれとはかけ離れたもの]
この身体も、キライじゃぁなかったんだけど。
[意識の中に幾多の嗤い声が響く]
あぁ、うっさい!
ちょっと、黙れ・・・もうすぐだから
[頭を振ってざわめく意識たちを諌めると、愉しげな笑み]
─教会・朝─
[朝になり、子供たちが三々五々集まっている]
はーい、今日は検診の日ですよー。こちらにいるおじさんたちの言うことをきちんと聞いてくださいねー。
[集まった家のない子供たちが、順々に検診を受けていく。スラムのような所では検診も行き届かない事がある…そんな子たちを集めて、検診を受けるようにする。小さな事だけれど、こういうことも"Masquerade"撲滅には有効だと、信じていた。
最後の子供の検診が終わり、自分も検診を受ける。すべてが終わり、役人たちが帰っていった]
はい。みなさんお疲れ様でした。
[集まった子供たちが騒いでいる。その様子をやさしい目で眺めていると、聖堂に見慣れた金の髪の少年が祈りをささげていることに気がついた。
少しだけ、複雑な顔をして、様子を眺めていた。
懐の十字架を握り締めて、彼の方に向かう。十字架には、赤い石が*あしらわれていた*]
/*
それにしても、相棒がケビン君とは。
やー。こうだったらいいなーとか思ってたけど、本当にそうなるとは思ってなかった(笑
*/
/*
うわっと。
強力な相方様方でした。
ごめんねごめんねRP2回目とかで
難しいところやってみたくなったりしてごめんねー
*/
「ひとつに、なろう?」
[差し伸べられる手は、幻だろうか。
その手に伸ばした指は、まだ血の通う左手。
誘う緑の瞳が浮かべた微笑みは、次の瞬間、凍り付いて。]
[適合不能。そう聞こえただろうか?
それ以降は曖昧。
無くしたのは左腕と、かけがえのない…]
[いや、その論文が正しいならば。]
[耳鳴り。
遠く聞こえた無数の声]
[加わる事が出来ぬ、あのネットワークの向こうに…]
『ふふふ・・・私の身体、もういいの?』
[ざわめき―かつて自分が成りすましてきた者達のもの―の中から
問いかける声は、この身体の持ち主であった女]
ええ、そろそろお別れしないといけないみたい
[わざと、今まで無意識に使ってきた声色を真似て答える]
[自我という意識が目覚めるにつれ、
数多の記憶が整理されていく感覚]
そろそろ、検診がくる。
忌々しい・・・
[鏡の前立つとくるりと回る。自分の身体を、*確認するかのごとく*]
― アパート・朝 ―
[扉を叩く音で目を覚ました。頭が重い。立ち上がろうとして、ヘッドギアに引っ張られる。どうやらファイル解凍の手がかりを探しているうちに眠ってしまったようだ]
『お客様なのです。きっと29%の確率で定期健診なのです。こんな朝日が昇る前からご苦労なのです。扉のロックを解除するなのです、マスター』
うあ……いや、ちょっと待て、ミカたん。集音感度を上げてみてくれ。
『らじゃなのです、マスター』
[出力先をヘッドギアに回す。扉の向こうからはドアノブに触れる音、数人の男性の話し声。ガサ入れかと、急いでマシンにロックをかける]
『どうするなのです、マスター?』
[直後、耳を劈く轟音。集音装置の威力が遺憾なく発揮された。ヘッドギアを外してのたうち回る暇もなく、さらにもう一つ]
……マジかよ。
[扉のロックに向かって発砲しているようだ。耳鳴りが残る耳を片手で押さえ、急いでコートを引っつかむと、窓を開けて逃げ出す準備。扉が蹴破られる音、黒ずくめの怪しい人々を視認する]
今だミカたん、やっちまえ。
『らじゃなのです』
[銃を構えて中に入ってきた男たちに向け、侵入者撃退用のスプリンクラーが発動する。水をかぶった男たちに、ミカたんが容赦なしの電撃を浴びせる。轟く悲鳴を背後に聞きながら、窓から部屋を後にする]
『定期健診、どうするなのです、マスター?』
今はそれどころじゃねえ。おそらくはガイルを殺った奴らだろうな……しばらくは戻れそうにねえ、か。
[アパートを見やると、街の公園へと足を向けた]
―― 自宅 ――
[久しぶりに自宅に帰り、シャワーを浴びる。
服を着替えると鏡の前でくるりと回る]
うん。よしっ
[髪から水を滴らせながらベッドサイドのソファに座る。
ソファの上に大きく仰け反ると、頭上の棚に試験管転がっているのを見つけた。
看護師の研修時代に何かで貰ったものだったが、それ以来触ることはなくて]
へぇ、こんなのあったっけ。
[試験管が1本ささったままの木製の台と、転がっているもう1本をを取り出してしげしげと眺める
脳裏に浮かぶのはあの薬のこと。新型ワクチンと銘打って広がったりしたら・・・]
ああ、いやだいやだ。
[ソファから立ち上がって窓から外を見る。
検診に来るであろうお役所様ご一行は、*まだだろうかと*]
――公立図書館近くの研究所――
[リアンを胸に緊張した面持ちで扉の前に立つ。なんとか意識を失わずにここまで来れたようだ]
……………。
[そこに昨日ケビンに教えてもらった便利屋に依頼して入手した親鍵のデータを内蔵したカードをかざすとピピピッという音とともにセキュリティが解除された]
お父様お母様――。
[どくんどくんと脈打つ心臓を感じながら、長い間来れなかったその場所に足を踏み入れる]
―雑居ビル・自宅―
………眠。
[ソファの上で、ごろりと寝返り。]
あー、今日定期検診だっけか。
でも眠い。
[ソファから動く様子なし。]
[再び浅い眠りに移行しようとしたその時。
インターフォンが鳴った。]
んあ。もう来たのか。
………ちっ、寝損ねた。
[起き上がり、髪をかき上げながら玄関口へ*向かう。*]
[公園で時間を潰した後、人通りが多くなってきた街の中へと繰り出した。周囲を警戒しつつ、雑踏の中を歩く]
どうすっかね。アパートに戻っても奴らが張り込んでるだろうし。
『住所不定なのです。あ、白犬発見なのです、マスター』
[ミカたんの指さす方を見ると、通りの向こう側を仔犬を抱えて歩いていくアリシアの姿。どこへ向かうのだろうかと、何気なく*後をつける*]
『ストーカーなのです』
――研究所最奥・データ保管庫――
[薄暗く狭い室内。小型のあらゆるタイプのメモリディスクが重要度に分けられて色々な小箱に入れられ保管されている。総数は数百個くらいにはなるだろうか。
その中でも、深い緑色をした小箱は最も大切なデータが格納されていることを示す]
これ…だよね。
[件の小箱に手を伸ばし、中にあるディスクを携帯電子手帳に埋め込み確認していく]
[どれくらいの時間が過ぎたのだろうか。小箱のディスクの全ての確認を終える]
どうして――?
ない…ないよ、ない、ないっ。
[焦る気持ちと膨れ上がる不安]
ここじゃない……。
[頭を抱えてうずくまっていると、リアンが服の袖を引っ張っていることに気付いた]
???
どうしたの?
[視線を仔犬に向けると、待っていたかのようにリビングの方に走りだす]
はぁ、やっと検診という名の拷問が終わった。
いや、嫌いなんだ。肌に針を刺されるってのは。
理論的には大した量じゃないのに。採血。嫌いだ。
さて、俺が検死官たる資格を持つことを皆に知らせなければならない。俺が全員に会わなくても<<研究者の娘 アリシア>>か<<カルテット メノミリア>>に伝われば、皆に知らせてくれるだろう。ともかく、出かけなくては。
今日も構内にケビンの姿は見えない。さて……
― 自宅 ―
[アパートの一室で目覚まし時計が鳴った。]
うあー…後……、5分……。
・
・
・
って、もうっ!うるさーーーーーーーっい!!
[目覚まし時計は砕け散った。]
─役所─
[同僚に肩を大きく揺すられ、目を覚ました。]
……もう時間……?
わかった……。
[大きく伸び……をしようと思ったが、怪我のことを思い出し、やめておくことにした。]
んじゃ、行こうか。
[検査を持ち、一軒目の家へと向かう。]
[起き抜けのぼんやりとした頭でその光景を見る。]
あー…っと。
[時計の墓場行きという真実以上に眠気が勝った。
おろした髪の毛を、手櫛で梳かしながら冷蔵庫の水を飲む。
その時、インターホンが鳴った。]
……はーいー……?
[Tシャツの下をボリボリ掻きながら、玄関へ。]
ああ、あの二人なら、おぼろげな記憶だが、Bar"Blue Moon"でのバイト時代でも、どこか他でも見たことがあるな。ならともかく、誰も知らないこの秘密を、本当ならケビンに真っ先に知らせたかったんだけど行方が判らないし、この際、検診が始まってるんなら仕方ない。Bar"Blue Moon"まで行ってみるか。
此処で呑み始めるとさすがに今月の食費全部飛ぶなぁ。。。
[ぶつぶつと独り言を言いながら。様々な装置を装着する。服の下でそもそもがゆったりした服を着るのが好きなため、その装置は外からは見えない。
やおら、赤いカプセル薬を飲み込み……]
これで良い。さて、出かけるか。
→ ─Bar"Blue Moon"─
――研究所・リビング――
ここには研究に関するものは何も……。
[怪訝に思いながらもリアンに付いて部屋に入り、
そして立ち止まった]
あ…ああ……。
[リビングの床には、おびただしい量の血痕がついている]
な…んなの…―や…やめ―て。
[ガクガクと震える足、張り裂けてしまいそうな程に早くなる鼓動]
『……………嘘を付くつもりなのか』
『アリシア!!離れなさいっ!!!』
[記憶が迷走し、混乱する]
ダメっ……!!
[気を失いそうになるのを必死で堪え、強く頭を押さえる]
『アリシア……これはあなたが…なさい。私達が出来なかったこと…後は……いね?』
[誰かが、血まみれの手で何かを首にかけている光景に目を見開く]
!!!
ま…さか――…?!
─検診巡回・一軒目─
[一軒目は初老の女性の家だった。
共に巡回をするシーザがテキパキと器具を使いすすめていく]
ねぇ、僕あんまり必要ないんじゃないの?帰っていい?
[聞いてみるも、すぐにダメだと断られる。
することがなく、暇なため、玄関のドアにもたれかかって携帯端末を弄っていた。]
[ガチャリと扉を開けた。]
…………?
[見たことのある顔が隙間から見えた。]
<おはよう、メノミリア。>
………、おやすみなさい。
[扉をガチャリと閉めた。]
[髪の毛をタオルで拭きながら、
出窓に座って外を眺める。
検診日だからか人通りは少ない]
今日は、あまり人が出歩いて居ないのね
[窓辺も飽きてきたし、小腹も空いてきた。
何もないだろうと冷蔵庫を開けると
ゼリー状の栄養食品がキンキンに冷えていた]
…ま、いっか。
[ないよりはまし、とばかりに手に取り、
蓋を開けて飲み口をくわえる]
う、冷た…
[胃袋がきゅう、と縮まる思い]
[扉を閉めたはずなのに、指が見える。]
<こらーーーーー!
また、お前は学校を休んで!
今日は定期検診だから来いと言っておいただろうが!>
……記憶にござ、
<とりあえず、ここを開けなさい。>
……はーい。
[扉から手を離れたことをいいことに鍵をかけた。]
あっはは
いいんじゃなぁい殺っちゃっても!
でも、ドウセならそんなツマラナイ奴よりは…
[くす、くすり。
愉しげに喉を鳴らす]
[扉をドンドン叩く音が聞こえる。
も、それが心地よい子守歌に聞こえた。
ベットに掴まるかのように眠った。
そして、また意識を呼び戻したのはインターホンの音。]
………また、…せんせー?
[Tシャツの下をボリボリ掻きながら、玄関へ。]
――公立図書館付近――
これが……。
あの時点では最終の解析プログラムの構成データ…。
ずっと近くにあったのに、必死になって研究室に入ろうとしていたなんて。
馬鹿みたい。
[胸の位置にあるペンダントのチャームに触れる。
その部分は開閉式になっていて、中にはごく小さなメモリーカードが入っていた]
――あとは、暗号を読むだけ――
[くんくん鳴きながら付いてきているリアンの頭を少し屈んで優しく撫でる]
大丈夫、心配いらないよ。
[蘇った記憶は他にもあって、そしてそれはたぶん、両親の死に関係するもので。だけど、今は、暗号を読むことの方が大事だと思った]
――少しずつ戻って来ている気がするの。
何もしなくても、もう、きっと時が真相を教えてくれそうな、そんな気が……。
[ガチャリと扉を開けた。]
…………どちらさまですかー?
[半分寝惚けている。]
<…………。>
あ……。
新聞なら……毎日2本?届けてもらってますー……。
[扉をガチャリと閉めた。]
[玄関のベルが鳴る。
ベッドサイドの情報端末で来客者を確認すると、男性が二人。
手には見覚えのある器具を持っていたので役所の巡回検診とわかる]
はいはーい。
[栄養食品をくわえたまま、玄関のドアを開け、]
お疲れさまです
[と、一言]
[扉を閉めたはずなのに、銃口が見える。]
<開けてもらえませんか?>
……記憶にござ、
<パァーンッ!>
……先生じゃないなら……いいですよー。
[寝惚けながら普通に扉を開けた。]
んじゃ、ちょっとお邪魔しますね。
[ドアが開くと玄関に入り、持っていた器具を降ろす]
ささ、シーザちゃっちゃとやっちゃって。
荷物持ちはやすんどくからさ。
[そう言って一軒目のときと同じように、腕を組んで玄関のドアにもたれかかる。]
[銃口が火を噴いたことには気付いていないのか。
扉を開けると数人の男が銃を構えていた。]
………映画ー……?
[話を聞くと人を探しているらしい。
自分の住んでいる部屋の1階上の斜め前の部屋らしい。]
………ゴミ捨てるときに……会う人かなー??
小太りのポワンくーん……。
こう、狸にそっくり…で…。
[手で丸い形を作って男たちに教える。
人違いしていることに気付いていないのは自身のみ。]
―― 中心街・広場 ――
[人気の少ない、少し離れたところにあるベンチにリアンを膝に乗せつつ腰掛]
――疲れたね、いろいろ。
[仔犬の背中を撫ぜる。そして目を閉じて深呼吸すると携帯電子手帳にカードを埋め込む。そこに複雑で細かい記号の羅列が画面一杯に映し出されると、頭の中で暗号の法則を当てはめ読み解いていく。その集中力と速さは端からはわからないが尋常ではない]
(未だ完成していない―。
1日あれば感染の有無を解析できるまでにはなってるみたいだけど)
これでは世間で『シーカー』とか呼ばれる存在の域を出ない…ね。
[それでも、その能力が必要とされていることは承知している]
役に立てるかな…わたし。
一人でもいい。
誰かを救うことが出来るかな。
/なか/
ああ、探索者か……道理でアリシアさんと似た者同士なわけだ。
(←探索者希望)
まあ、ある意味今の役職も探索者なんだが。
……やるか。探索者RP。
[ふざけているわけではないが、誤魔化していると受け取られたのか銃が眉間に突きつけられた。
男たちは問答無用で部屋の中へと入っていく。]
あー?えー……?
ポワンくんの……知り合い……?
あたしは……ポワンくんの知り合い?
[ちなみにポワンとは勝手につけたあだ名である。
男たちは勝手にパソコンを立ち上げて、動かしている。
見たこともない文字列が並んでいる。]
はえー……すごいなぁ……。
[他人事のように眺めている。
男たちは気になるデータを見つけたのか分からないが。
そのうちの1つの音楽ファイルをクリックした。
ファイル名は、"-Masquerade-"]
[ファイルが起動するとアパートが揺れた。
重く響き渡る低音のせいで男たちは動けなくなる。
明らかな騒音に男たちは手をおさえた。]
………あははっ!
もうっ、まだ全然できてないのにーっ!!
[そんな音の中でも平気な風に振舞う。
いや実際平気なのだが。]
あたしの生涯で最高傑作になる予定の作品。
『作品4287 狂葬曲"-Masquerade-"』
始まりなのに、全ての終わりを告げる不協和音で始まる第一楽章。
皆を月へと誘う、神秘的な第二楽章。
それから、真っ赤なお祭りで踊り狂う第三楽章。
[男たちには、煩くかかる音楽のせいで聞こえていない。]
この曲は後世にきっと残る。
別に現実にあったことを書かなくたっていいもんねー。
[ポケットの中の注射針を握り締める。
コレで助かるのは自分以外の誰か―――――。]
[器具がかちゃりかちゃりと広げられていく。
検査は血液を採取して行われるのだが、医学なんて学んでいない普通の役人には注射器での採血は無理。
だがまあ、科学というものは発達しているもので、この器具は腕につけるだけで勝手に採血してくれる代物らしい。
ただ、コストのかかる代物なため、医療の現場では採用されてはいないようだが。]
採血一本にも手間がかかるねぇ。
[漸く、準備を終え、女性の腕に器具を取り付けようとしているシーザを見てそう呟く。]
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