情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
次の日の朝、顧問教師 千冬 が無残な姿で発見された。
生徒が催しの準備をしている最中、先生はこっそり談話室の扉を潜った。
現在の生存者は、【1年】 ホタル、【1年】 ロディ、【2年】 真琴、【2年】 ケイ、【2年】 アキ、【2年】 イース、【2年】 ムツキ、【1年】 マイカ の 8 名。
【2年】 ムツキは、【2年】 ケイ を投票先に選びました。
[後輩の返事を聞けば、一度頷いてから脱いだパーカーを持ったまま入り口のほうへ。
パーカーを置いて代わりにスマホを取り]
お前も、筋トレするか。
しないなら、柔軟だけ手伝うが
[自分の提案した筋トレメニューで、部員に絶叫されたことがあるから、無理強いはしない。そこまで厳しいものを、アップに用いることはないが。
あくまで、ちょっとしたお誘い]
[先輩>>1:76と目が合えば、何処か困ったような苦笑のような表情を読み取ってしまったような気がして、ほんの少し胸がドキリとする。何か失敗してしまったかな…と不安げな表情に変わる前に『ありがとう』が耳に入り、ホッとする。]
え…と……
衣装、運びます……
真琴先輩、先に走ってきて貰っても構いませんよ。
大丈夫です、数も……そんなに多くないですし……
[走りに行く、という先輩にそう声を。舞台に立つときには最大限役者に専念してもらいたい、との思いとは裏腹に自分の能力はそこまでに至らないことも分かっている。だから、せめて。出来ることは頑張ろう、と。]
往復すれば問題ないですし……
[運んで舞台袖でギリギリまで作業をすれば、出来るところまでは何とかなるはず、とグッと小さく拳を握った。]
[長く長く、一息に吐き出した言葉。それを包むように彼女の口から紡がれるのは、自分が知らないことで。ぱちり、と目を瞬かせた。
だからミツキ、綺麗なんだね。素直に口をついた言葉。重ねられた手の温もりに目を細めた。]
……ありがと
[いつもいつも。毎回毎回、彼女に最後にいうのはいつもこの言葉。長いようで短い3年。くすぐったい台詞に、応える言葉は一緒。]
私もだいすきだぁ、ミツキのこと
[ふふふ、なんて笑いが口をついて。撫でられた頭がくすぐったかった。]
[夕陽に照らされた教室は、綺麗で。オレンジを背にした彼女に見とれかけた。でも、こんな素敵な台詞、返さないなんてもったいない。
すっかり役者の動きで、スカートの裾を掴みニッコリと。]
『喜んで。』
[カバンに入れたお返し用のキャンディ。渡し忘れないようにしなきゃ。彼女に手を伸ばしながら、そんなことを考えたりした*]
―午後、談話室にて―
[アキと別れてから、まっすぐ談話室に向かうと、コンコン、と規則正しく二回扉を鳴らすとがちゃりとそれを開けた]
邪魔するでー。
ああいいなああったかいなぁ…
[こたつむりになっている3人を見やり、にへら、と微笑む]
お菓子とな、ふふん、自動販売機で鉄黒◆のをな。
次の部長の話合い進んでる?
[こたつに潜り込み、布団を肩まで掛けると隙間から入ってくる風に寒い!などと怒られただろうか**]
/*
村の方向性って大事だね。
村としての話が真ん中に通ってないとやりにくいよね、すいません。
日常系だと特にあれだったな…
[昨日のことは、昨日のことだ。そうやって割り切れるようになってしまった。
そうしなければ教師なんて続けていられないし、そうしなければ、彼女が死んだ日、全てが色を失って消えてしまいそうだった。
狡いな、とは思う。光虹の事を、これ以上どうにかならないまま彼女の卒業を待っている。]
[全て忘れた振りして笑いましょう。
心を殺して生きましょう。
それが、最善なんだと信じて]
── 談話室 ──
逢坂ちゃ〜ん!
順調やでっ!ばっちり!
[悩みに悩んでることは一体、という返事を調子よく。ミカンを差し出せば、逢坂がテーブルに置いた謎の物体を手に取る。]
逢坂ちゃんってさ………
食べ物のセンス、アレやんね……
[もごもごと言葉を濁し、手にしたものをテーブルの上に戻す。]
これ、アヤトが撮ってた写真やって。
[アルバムも示しながらミカンを一つぱくり。]
―談話室―
[ミカンは…もういくつめになっただろう。この中の誰よりも食べているのは事実。籠に山になってたのに、今ではよく言って丘くらいだ。
ミツキの言葉にはやはり説得力があって。そうだなぁ、と呟きつつ、名前の上がらないふたりが脳裏に浮かぶ。アッキーのことはミツキが一番わかってるよね、という全面の信頼をおいて、]
イーちんさ、やっぱ
[寂しそう。ただの直感で呟こうとした言葉は扉の開く音にかき消された。そして彼女の懸念も笑顔と一緒になってふっとぶ。]
ちふゆせんせー!
満喫させてもらってまーすあとみかんの補充……お菓子だぁ
[片手だけだしてぶんぶん。彼が持ってきたお菓子を見て目を輝かせ、謎の液体を見て腕が空中で止まった。コーヒーにしては黒すぎる。めっちゃ濃いおしるこ?なんて頓珍漢なことをはきつつ、彼のアルバムへの反応を笑顔で伺った**]
―午後、談話室―
―――…逢坂先生、いらっしゃい。
ふふ、外は寒かったでしょう?
[規則正しいノックの音の後、現れた姿にふわりと微笑んだ]
差し入れは嬉しいですね!
いつもありがとうございます。ですが、…
[だから、何故その禍々しい色の飲み物を選んだのですか。彼を見つめる、生温かい眼差しがそう告げていた]
部長選びは、なかなか。
任せてあげたい人が、多すぎて。
[言うのと同時に進の調子の良い返事が聞こえて、きょとんと瞬いてから小さく笑った]
[アルバムへの逢坂の反応を、他の二人と同じく楽しみにしつつ]
……御茶、入れますね。
[早速こたつむりと化した顧問へ、くすりと笑って立ち上がる。いつも通りだ。何も。何一つ変わることは無い]
そういえばシンがさっき、
逢坂先生の高校の頃の公演の話をしてくれましたよ。
昔見た、学園祭が素晴らしかったのだと。
[紙コップへお茶を入れ終えれば、どうぞ、と机の上へ。他の部員のコップも空になっている様なら注ぎ足して。…勿論、鉄黒を飲むならば止める心算は無いが、口直し的な意味でお茶は必要だろう、多分]
――――…この、三年生が部長を決める伝統。
先生が高校生の頃から、あったんですか?
その時もやっぱり、沢山悩んだのかな。
[炬燵へ戻ってぬくぬくとしながら、ふとそんな問いかけを]
あ……え………
………おはようございま……
[小さくなりながら布を運んでいれば、挨拶をされてビクッと肩を震わせる。何かを探すようにキョロキョロっと視線を彷徨わせた後、くだんの先輩>>4からほんの少し視線を外して小さな声で挨拶を返す。語尾は殆ど聞こえなかったことだろう。]
あ、えと……そ…の……
[真琴以外の先輩とは上手く話が出来ないことに加えて何故か抱く印象に、言葉も動きもうまく出てこない。その間に手の内にあった衣装は彼の手によって攫われたか。
───カシャン。
思わず手にしていた裁縫箱を落としてしまう。足元に広がってしまう針。小さくパニックになってしまい、飲み物、の言葉は耳には入らないようで。]
………ごめんなさいごめんなさい……
[小さく呟きながら涙目と真っ赤な顔で針を掻き集める。]
【1年】 マイカは、【2年】 ケイ を投票先に選びました。
シンも手、黄色くなっているんじゃない?
[進にくすくす笑いかけながら、蜜柑を半分食べ終えた]
そういえば、ベニ、さっき何か言いかけてたかな。
……イースが。
[途中で途絶えた言葉>>+5。何か大切なことのように感じられて、そっと彼女に訊ねてみた]
── 回想 ──
好み…?
…あー…気遣い屋で 擦れてない真っ直ぐな奴、とか…?
[少し具体的な要素をあげることで想い人が居るような素振りを見せれば、彼は食いついてきただろうか。
もし追及されたとしても、ニヤニヤと笑いながら会話を楽しむだけ。
…というか、それが目的で先のような答え方をしたのだが。
ぽんぽんと弾む会話を楽しんで数十分。
ホームセンターにつけば、釘を物色し始めた先生から離れて「ネオカラーのしろ〜」と呼びながら探し始めた。
当然ながら、自ら姿を現す…なんて事は無かったけれど。]
[その後連れてこられたのは、何度か遊びに来たことのあるショッピングモール。
地元の人間なら必ず来たことのある所であり、大体どこに何があるか分かるため、建物内の案内など見ずに歩く。]
贈り物、ねぇ……
[んー…と考えて、1分くらい。]
写真立てはどうだ?
明日、皆で写真撮るだろうし、
それ入れて部屋に飾りゃーいいんじゃね?
[口調は軽いが、決して投げやりというわけでは無い。
自分なりに喜んでもらえそうな物を思い浮かべてみて、の案。
他にもっと良い物あるかー?なんて言いながら、道沿いに並ぶ店をちらちらと。]
[それから 二人で買い物をして、目の前に見えてきた珈琲チェーン店でまったりと休憩しようということになった。
そこで片方がココアを頼めば、なんでそのチョイスだよw なんて会話の盛り上がりを見せたか。]
[部長決めに関しては、くりっと瞳を輝かせただけ。楽天家なのか、はたまた考えてるようで何も考えていないのか。
ミツキの昔を問う言葉に、あ、なら、なんて小さく声をあげる。]
もしかして……この部屋もその頃から……
[じぃ、と。顧問を見つめて。その視線の裏には早く教えてくれれば授業サボってだとか見え透きつつ打ち砕かれた下心。ミツキが入れてくれたお茶をすすりつつ、ススムに既に黄色に染まりつつある手を何故か黄色に自慢げに見せたりして
彼女の問に手を止めた]
いや、さぁ。
あの子、もっともーっと化けそうだよなって。
[私がそれを初めて思ったのは、かの葵先輩が、そんなことを呟いていたからで。あくまで比喩として化けの皮、という言葉が使われたことを彼女は知らない
まぁ、それだけなんだけどね。とお茶をひとくちすすった]
[“筋トレ”
その単語に言葉もなく首を振る。
筋トレと聞いたら逃げの姿勢、この部活ではその条件反射を覚え込まされた部員が何人もいる。]
……っ、
っあ、い、いいっす、
柔軟だけで。
[ムツキの鬼のようなメニューを思い起こして、それだけで全身のダルさまで蘇ったような気がする。
初めて彼女のメニューをこなした時は、何日も取れない筋肉痛に悩まされた。
まるで老人のように壁を伝って歩く新入生の姿は、今年も受け継がれてしまうのだろう。]
[彼の購入した飲み物がココアであることを知って>>3一瞬目を輝かせる。自分の好きな飲み物だ。手元にある謎の琥珀色に比べて、なんと魅力的なのだろうか。
交換するか、と問われれば、しばらく逡巡をみせる。]
うー…い、いえ…
わ、私が買ったんですもん、ちゃんと、飲みますよーぅ
[ココアの誘惑に心動きつつも、なんとかイース先輩にそう伝える。
不味かったらならば、優しい先輩(というのが彼女の認識だ)に申しわけない、という気持ちが彼女にそう言わせた。
…つい先ほどまでこれを彼に渡そうとしていたのは、気にしてはいけない。
封を開け、意を決して琥珀色の液体を口にした。]
…う
[口を離せば青い顔でその場を飛び出していく。
琥珀色の名誉のために言えば、その正体はジンジャ―ティーだ。生姜の味が強く、それが好きな人ならば、非常においしく飲めるだろう。…生姜が好きならば、の話だが。残念ながら、彼女は生姜が苦手だった。
同級生が裁縫箱を落とした>>5のは自分が出て行ったおそらくその後。]
[手近な水道で口をゆすいで、ようやく溜め息をつく。
苦手な飲み物が当たるとは、まったくもってついていない。イース先輩のココアをもらっておけばよかったと、今更ながら後悔する。
元いた講堂に戻ろうと廊下を歩き始めるが、誰かに会うことはあるだろうか。]
【1年】 ホタルは、【2年】 ケイ を投票先に選びました。
[ーーガシャン
重く固いものが、落ちる音。
カラカラと転がる針の音。
慌てすぎだっての。てか何、僕にそんなにビビる?
内心呆れつつ出そうになった溜息を喉の奥へと押し込み、屈めば、ひとつ頭を撫でて集められた針を取っていく。]
……それだと危ないです。
慌てなくていいですよ。
それより、怪我はありませんか?
[声を掛けながら針を裁縫箱へとしまって。
怪我をしているようならホタルに絆創膏はないか聞いてみただろう。]
/*
アキ先輩かマコト先輩に絡みに行きたかったけど、現在軸での二人の状況がわからないので、絡みにいけないジレンマ。
下手したら確定になるし、ちょっと待機で。
うーん…また一人になっちゃったなー…。
[ある意味予想通りの反応に、内心ため息を吐く。
自分では手加減した方だ。筋トレ後に半ば屍と化した部員を見て、やりすぎかと考えたのは遠くない記憶。クールダウンはしたが、それでも筋肉痛が酷いらしい者もいた。
今年はもう少し手加減するつもりだ。筋トレを楽しいと思わせられるように]
そうか。では、前屈からしようか
[床に座るよう促してから、柔軟を始める。彼の身体は柔らかいから、どこが限界かを探りながら押していく]
[じっと顧問を見つめる紅緒の姿>>+9に肩を揺らしつつ]
ひょっとして、先生達はいつもこの部屋で休憩を。
[こんな快適な空間、ちょっとずるいなぁ、なんて笑って。
イースのことに話が及べば、少しだけ真面目な表情になる]
……成程。確かに何でも出来る子だから、
すっかり任せてしまうことも最近では多かったけれど。
彼も、もっと周りに甘えてくれても良いのに。
[そうすればまた、違った一面や魅力も見えるのではないだろうか。紅緒の言葉を聞いて、考えたのはそんなことで]
そういえば昨日も少し疲れていたな。
無理をしていなければ良いのだけれど。
[呟く声は心配そうに。後輩たちのことは、とても信頼している。しかし頑張り屋が多いので、それは心配だった]
へぇ?アヤトが。あいつ結構マメやもんな…
うわ、懐かしい…お前らが入学した時のか。
入学と言えばシンが式終わって早々演劇部入部させて下さいって部室に来たときは笑った。
いや、最初は俺も、葵とかその頃の部員も驚いてたんだが、その後のシンの俺も顔を見た時の驚きようが半端なくてなー。
[憶えてる?とシンに目配せをしながら蜜柑を剥きはじめた]
紅緒ー!満喫してくれてるなら良かった。
ふっふっふ、蜜柑も買ってきたで。好きなだけ食い!
[謎の液体へ>>+5おしるこ?と聞かれればまあ飲んでみろ、とこれ以上ないほどの笑顔で告げた]
[彼女の顔が残念そうに陰った気がして、片眉を下げて苦笑を返す。
部活動の一環として必要性は理解していても、特に体を動かす事は好きでは無かった。]
…また、ご一緒させてください。
[馬を濁す言葉だと分かりやすい台詞だが、言わないよりマシと口をついた。
前屈から、の言葉に床に座る。
彼女の手に合わせて、揃えて伸ばした足に胸をつけるように倒していく。
手に合わせているだけで実際には押されなくても前屈した体制を保てるのだが、癖になってしまっているのか、ストレッチは人に押してもらう物だという思い込みで従った。]
[ありがとう、と言ってお茶を受け取る]
随分懐かしい話を。
入部の時話聞いた時は嬉しかったなあ。
誰かに、こうやって何かを与えられたんだって。
[舞台立ってる頃はそんなこと考えてなかったけどな、と笑って]
この伝統は、俺らの代にはもうあった。
いっぱい悩んで、ああでもないこうでもないって言いあいして。
……危うくくじ引きで決まりそうになってた。
[至極真面目な顔でぱくり、と蜜柑を口に頬りこむ]
【2年】 アキは、【2年】 ケイ を投票先に選びました。
…ん、そうか。
じゃあお言葉に甘えて。
[マイカの提案>>1に、少し考えて返事をする。
役者として舞台に立つのは本当に久しぶりのことで
そのせいか、こういった彼女の気遣いが嬉しくありがたい反面、どこか気恥ずかしくも感じる。
それから、思い出したように、]
そういえば、昨日はごめんな。
布、重かっただろう。
走り終わったら手伝うし、無理しない程度にな。
[謝りながらも、布にまみれるマイカを想像したら、つい笑みが零れそうでさりげなく口元を手で隠した。可愛いツボにはまってるらしい。
往復すれば…という彼女には、ああ、そうしてくれ、と優しく笑いかけただろう。]
── 学校 ──
[学校の名物と言っても過言ではない自販機は、友人たちの話を聞いてから 普段あまり利用しなくなった。
だが、貰えるモンは貰っとけ思考の自分としては、ありがたく頂戴する他無い。
ずいっと胸元に差し出されたそれを両手で受け取って、なんだか近い距離に少し疑問を持ちながらも、そのことには特に何も言わず 笑って受け取った。]
ちーちゃんせんせーありがとー
デェト、楽しかったぜーーっ!
[去りゆく彼の背に向かって、ぶんぶんと大きく手を振り叫ぶ。
たまたま近くを通りがかった生徒がいれば、何事かと注目を集めたかもしれない。]
………さて。
[買った物をそれぞれの元へと届けに行かなければならない。]
……とりあえずは、部室に行ってみっか
[ポケットの中に咲く小さな花には、まだ気づいておらず
袋を抱え直して、部室へと一歩を踏み出す。
…その間、誰かに出会うことはあっただろうか… * ]
[前屈する身体の背を押しても反発はない。暫く背に当てていた手を離して、様子を見る]
随分と柔らかいな。押す必要も無さそうだ
[かける声は、ほんの少しだけ嬉しそうなもの。口元には柔らかい微笑みを浮かべ、柔軟を進めていく。
彼の柔軟が終わって時計を見れば、設定したアラームこそ鳴っていないが発声の時間は近い]
……そろそろ時間かな
そう、ですか?
[勿論、自分が柔らかい事は自覚している。
問いかけは“押す必要もなさそう”という所にかかっていた。
実の所、ロディは柔軟で他者が押す理由が分かっていなかった。
よって、何をおいて不要とするのかも理解出来ない。]
え、
あー…、僕ばかりやってもらっちゃってすみません
もう行きますか?
[彼女に釣られて時計を見れば、思ったよりも時間が経っていたようだった。
交代で背中を押そうかと思っていたのだが、間に合わないかもしれない。]
―談話室―
私が入部したとき、シンはもう演劇部に馴染んでいたよね。
あの頃からムードメーカーでさ。
[元部長の入部のエピソード>>+12は、演劇部でのちょっとした鉄板ネタである。それほどの情熱、それが今も走り続けていること、素直に尊敬している。
お茶への礼>>+13に、いいえ、と微笑んで、高校時代の話を語る逢坂へと柔らかい視線を向けた]
―――沢山、与えて残していますよ。
今だって先生は顧問として、舞台を作り続けています。
劇を見る人たちにも、劇を作る私たちにも。
たくさんのものを、与えてくれました。
それは、凄いことだなって…。
[最後の方は、独り言のような呟きにも近い。緩く目を伏せて、こくりとお茶を一口、喉を潤した]
[部長選びの伝統の件に話が及べば、また顔を上げて]
―――――…ふふ、籤ですか。
ええ、すみません。
ちょっとそれしかないかとも、考えかけていました。
[同じく、至極真面目な顔で逢坂を見つめた。実際、ほんの少しだけそんな考えが頭を過っていたことは内緒だ。内緒なのだ]
でも流石に、そういう訳にはいかないから…。
[一呼吸おいてから、進と紅緒へ視線をむけて]
私はやっぱり、
睦生が部長でケイが副部長が良いと思う。
睦生は厳しいけど、今の部員たちは、
皆その裏の温かさを知っている子達ばかりだよ。
だから彼女が一人で抱え込みそうになったら、
自然と助けてくれるんじゃないかな。
ケイの舞台と仲間たちへの思いやりは凄いよ。
彼は他の部員たちを輝かせることに、
心から喜びを感じているみたいだ。
…少し、私に似ている。
[そういうと、ケイに怒られてしまうかもしれないね、と小さく笑って。同級生二人へ向ける眼差しは、穏やかなまま]
これが私の意見だけど、…最後はシンに決めて欲しい。
勿論、君に結論を投げて押し付ける訳じゃなくてね。
だけど誰よりも、シンが演劇部のことを
思い続けてきたことを知っているから。
―――君が出した結論ならばそれが最良だと、
心から思えるんだ。
[どうかな、と紅緒の方をちらりと見て]
当然のことだけど、ベニもアヤトも私だって、
この部活を大切に思っている。
でも、籤で決まったら格好がつかないだろう?
[最後のは冗談だけれども。
告げた想いは心からの信頼の証。進に対しても、紅緒に対しても。今までの話し合いで三人の考えが大きく異ならないと知ったからこそ、言える言葉]
[二人から返事はあっただろうか。急ぐことは無い、まだもう少し時間はある。話し合いを続けることも可能だろう。
告げ終えて暫くして、不意にポケットの方へ目をやった。携帯電話を取り出して、数度瞬きすると苦笑を零す]
……ごめん、ちょっと母さんから電話みたい。
すぐに戻るから、続けててね。
[申し訳なさそうに告げてから、一度談話室の外へと向かう]
―廊下―
[携帯電話に着信なんて、嘘だ]
――――――――……。
[談話室から少しだけ離れた廊下で、窓を開けて、思いきり風を吸い込んだ。冷たさの残る空気に触れて、頭の芯が引き締まる思いがする。簡素に纏められた黒髪が、ゆらりと靡いた]
………………。
[光虹は笑っている。大丈夫、今までと何も。何一つ変わらない。
笑えている、*筈だ*]
だ……だ……大丈夫……です………
[視線は床に向いたまま、裁縫箱に中身を取り敢えず放り込んでゆく───包帯の巻かれた指では上手く針は拾えずに、結局は殆どイースに拾って貰うことになる>>13。
目の下のクマといい、今の事態による悲愴感といい、かなり酷い顔に映ったに違いない。]
……………ひゃっ。
[ぽふりと頭を撫でられれば溢れる小さな声。表面に出ているものと内に感じるものにギャップを感じる先輩は掴みどころが無く、また、あまり話をしたことも無かった──大体において真琴の後ろに隠れていることが多かった──ために、まさかの行動に頭が付いていかない。]
………大丈夫です……怪我は……ありません……ごめんなさい…ごめんなさい……
[相手の顔を見ることも出来ずに小さくブツブツと呟けば、裁縫箱を抱えて小動物さながら、小さくなりつつ、舞台袖に。衣装を運んで貰えば、其処に置いてもらい、やはり、ありがとう、より、ごめんなさい、を繰り返したことだろう。]**
[濡れた手を軽く振って水気を切り、スカートで拭きながら部室で聞いた今日のスケジュールに思いを馳せる。
確かそろそろ発声の時間のはずだ。腕時計はつけていないため、正確な時間はわからないが。
発声練習、立ち稽古と続いていたはずなので、練習が始まればしばらく部室に戻ることはないだろうか。ならば部室に置いてきた荷物を講堂に運んでおこうと、一度部室に戻る。]
あ、アキせんぱぁーい
おっかえりー
[戻る途中にアキ先輩>>17の姿を見つける。荷物が多いようなら半分持って部室に運ぶのを手伝うだろう。]
買い出しどーでした?
お菓子は買ってきてくれましたかー?
[袋を覗き込みながら聞いてみた。
ムー先輩は無駄遣い禁止と言っていたが、お菓子は必要経費だ問題ない、と本人は思っている。]
/*
>>ストレッチしてない<<
そういえば、外郎売調べて読んでみたよ!中盤から後半が無理ゲーすぎる。
走りながらだと、世界観に入ることもできないから、ホタルはぐっだぐだになる予感。
それでなくても、この子は運動苦手そうだ。
逢坂ちゃんきっついなー。
大丈夫大丈夫、ヒカリとベニがおるし、な。
[逢坂からのツッコミ>>+11にはカラリと返事をし。順調にいってない、とは思っていない様子。自身の入部の時の話>>+12を振られれば当然、と胸を張る。]
だって、俺、演劇部入るためにこの高校来てんもん。
一番にいかな意味ないやろ?
新入生歓迎のチラシを配る新入生なんかそうそうおらん、って言われるんも悪くなかった。
[当時はそれに揶揄いも含まれていたのだろうが、進にはそんなこと関係なく。挙句、迷っているという新入生に声をかけて回り、アヤトを引きずるようにして演劇部部室にやってきたのはその数日後の話。]
でも思ってた以上に楽しかった。
憧れの人にも会えたしな。
[逢坂にパッチーンとウィンクを飛ばす。こういうちょっと古臭いことをするのも進には割とよくあること。]
ぉぇぇええ?!
俺???
[思わぬ方向から決定権がぶっとんできて>>+17変な声が出る。]
いや、わからんでもない。うん、わからんでもない。
ムーがトップなぁ。
ほら、俺はさ、逆にその信頼を上手く纏めていけるポジションが副部長かな、とも思うんよな。
[ヒカリみたいにな、と付け加える。そして暫く考える仕草をして黙る。]
ムーがトップを知る、ケイが一歩引くのを知る、っちゅーんも大事かもしらんな…うーん。
[普段のおちゃらけは演劇部、舞台のこととなるとどこ吹く風で消えていく。]
当たり前やん?
クジなんかで決まるんやったら、もう一年俺がやるわ。
[ニィと笑って言う言葉は冗談ではあったが、本当にやりかねないのがこの部長であったりする。]
黄色マン、ベニ。
そのままミカンになりやがれ。
[手を見せてくるベニにケラケラと笑いを返し、自分も黄色くなるとヒカリに言われれば慌てて手を覗き込んで。そんなことを繰り返しながら時間は過ぎてゆく。
そうして席を立つヒカリ。その背中を見送ったのち、自らも席を立つ。]
コーラ欲しいからこうてくるわ。
ベニ、何かいるか?
[逢坂ちゃんは責任持ってそれ飲むんやで、と先生にと言うよりは友達のようにそう声を掛けて、笑う。演技指導から何から三年間がっつりお世話になった童顔の顧問は、お兄ちゃんみたいな存在であった。信頼と親しみを込めて。
ベニからの返答を待ち、談話室を後にしただろう。]
[コーラと頼まれたものを手に談話室へと戻ろうとしたその目に入る、副部長の姿>>+20。その背中はどこか小さく、どこか憂いを帯びていて。変なところ妙に勘が良いくせに、鈍感、という困った部長は───迷うことなくコーラのペットボトルを彼女の頭にコツンと当てる。]
何、辛気臭い空気醸し出しとるねん。
[顔は見えなくとも背中に纏う空気が明るいものでないことは分かる。その原因まで分かるほど敏感でも繊細でもないが。いつものようにニッと無邪気な笑みを浮かべる。彼女の表情如何では反応は変わるだろうが。]
―廊下―
[こつり、と頭に触れる感触>>+24があった]
こんな時期だもの、感傷に浸りたくもなる。
[悪戯っぽく笑いながら振り返る。黒曜石の瞳がゆらりと揺らめいた。彼の荷物を見て、買い出しかい、なんて問いかけて。鉄黒の何かが消費されていないことを知る]
それだけ、充実した三年間だったということさ。
特に最後の一年間はね。
始まりから、波乱続きだったけれど。
……君が部長でいてくれたから。
[副部長に指名されて、新歓公演に出ることになって。引っ込み思案な自分にとっては、随分と頑張った方だと思う。全て、仲間たちのおかげだ]
シンは何かないのかい。この高校での、心残り。
[窓から吹き込む風は、冷たいが穏やかだった。静謐な微笑を湛えながら、ぽつりと、問うた]
ああ。押さずとも、しっかり力を抜いて伸ばすことが出来ている
[身体が硬い者ほど、変に力んでしまったりするものだ。きっちり伸ばすことが出来ていれば、押す必要は無い]
大丈夫だ、誘ったのはこちらだ。
行こうか
[パーカーを着て袋を回収し、後輩と共に講堂へと向かおうと。途中、彼がどこかに行ったり、誰かと出会ったならば、足を止めるだろう]
[振り返る彼女の瞳が揺れるのに気付けば、ドキリとする。]
そういうの、サラッと受け止めてるんか思てたで。
[いつだって大人びて、冷静沈着、どこか一歩遠い彼女の、見てはいけない一面を見たような気になって、笑ってごまかそうとする。]
せやな、俺も楽しかったで。
……ヒカリが副部長で良かったと思てるよ。
[それは本音。がむしゃらに周りを顧みずに突っ走る自分が、部長としてやってこれたのは表に立たずに走り回ってくれたであろう彼女の功績が大きいだろう。まして、暴走娘ベニ、病弱アヤトの四人となれば、彼女の仕事は多かったに違いない。]
心残り、かぁ……
無いなぁ。
色々思うことはあったけど、俺はやりきった。
ヒカリは?
[微笑に答える笑顔で言い切る言葉。冷たい風の中に混じる春の気配に思わず目細める。]
[掛かった声の主を目で捉えれば、おっ と声をあげる。]
よう、ホタル ただいまー
頼まれたモンは全部買ってきたし
パーフェクトじゃねーかな?
[買い出しの様子を聞かれれば、そう口にして。
近づいて、ひょいっと袋を覗き込む彼女に ふはっ、と笑みをこぼす。]
俺もおやつ買いたかったんだけどさ
さすがに睦生の雷落ちんのは怖ぇわー
[残念だったなー
なんて軽い声を掛けながら、貰ったジュース(?)を彼女に持ってもらった。流石に袋を持たせるのは 男としてどうかと思うしな。
ポケットの中に飴でも入ってなかったかな と、軽い期待を胸に空いた手で探れば、指先が何かに触れた。]
……ん、なんだこれ…?
[身に覚えのない、小さな花飾りのついた髪留めが手のひらの中に。
んんー?と首を捻りつつ考えた結果、思い当たるのは先ほどの先生とのやり取りで… ]
ふ、ははっ
男に このプレゼント…!
かわいーセンスしてんじゃんっ
[ひとしきり笑って、ポケットの中へと戻す。荷物を置いて手が空いてから付けようと決意。凄く気に入った。
楽しげな笑みを浮かべながら、ホタルには「ごめんなー」と いきなり笑い出したこと、あげれるものが無かったことを詫びる。
前者の意味しか伝わっていないかもしれないが、それで十分。
止めていた足を動かして
そのまま二人、部室に向かいつつ雑談を交わすことにしただろう。]
さすがアキ先輩、やるときはやる男ー
[パーフェクト>>24、との回答にひゅーひゅー、と口で言いながら囃し立てる。
おやつはない、と聞けば、そっかー残念、と口に出す。しかし、その声はあまり残念そうではないだろう。ムー先輩のお叱りが怖いのは、自分にとっても理解できる。
梅幸茶色の飲み物を差し出されれば一瞬固まり、危険物でも触るかのようにおずおずと受け取った。]
アキ先輩も自販機で買ったんですかー?
あそこやめてたほうがいいですよぉー
[顧問にもらったものだとは露知らず、アキ先輩にそう進言を。
ハズレが多いし、と先ほどハズレを(あくまでも彼女にとって、だが)飲んだばかりの口が言う。
彼が突然笑い出せば、ぽかんと彼の顔を見た。
先輩は謝罪の言葉を紡ぐが、その姿もとても楽しそうで。]
先輩、何かいいことありましたー?
[聞いてみるが、アキ先輩は答えてくれるだろうか。
そうこうしているうちに、部室についてしまうだろう。]
[謝り続ける後輩(>>20)に、内心溜息を吐きながら、平静を保って優しく声を掛ける。
てか何でこんな謝ってんだ?
側から見たらこっちが悪く見えんじゃんかよ。……っても仕方ねーから諦めるか…。
そんなことを思いながら。]
怪我がないなら良かった。
謝ることなんてないですよ、大丈夫です。
ほら、これでも飲んで落ち着いてください。ね?
[優しく、優しく、と気をつけながら。
あまりにもこの状況が続くと本心が出てしまいそうで。
落ち着かせようと、先程購入したココアの缶を差し出せば、きちんと渡せただろうか。
開けるのが難しい様であれば、開けただろう。]
あ…………
[一度パニックになった頭はなかなか元に戻る事はなく、先輩>>27との距離が近ければ近いほど冷静さからは遠ざかる。衣装に囲まれ、涙目で顔を真っ赤にしながら、ぎゅっと制服のスカートを掴んでその手に視線を落とす。
これでも飲んで、と目の前に缶が突き出されれば、またビクゥッと反応したことだろう。]
あ………ありがとうござい……
[ます…ともごもご言いながら、先輩と距離を取りつつ手を伸ばし、それを受け取る。其処にはほんのりと温かさが残っており、それがほんの少し、心の強張りを解く。]
………!!
い………急がな…きゃ………
[少し落ち着いたことで午後の立ち稽古のことを思い出す。衣装合わせとあと少し足すべきもの。それを思い出した女は、やはり先輩とは視線を合わせられないままにぺこりと頭を下げた。]
/*
人見知りのパニック持ちだと、優しくされればされるほど落ち着けないんだよね……
特にあまり部活に来れていないイース先輩で、小さなギャップを感じていれば尚のこと。
真琴→信頼
ロディ→好き?
ヒカリ→憧れ
くらいの認識でシンにすらビビってる可能性。
シンは気にせず話しかけてそうなアレですけども。
― 回想 ―
写真立てか…なんか無難すぎないか?もっとこう、変なののほうが記憶に残らないか?
[そんな事を抗議しつつ、だからセンスがないって言われるんだよ、などと言われたか、どうだったか。
一端保留、と言って並ぶ店を眺める。そこに目に入ったのが何やら可愛らしいくまのぬいぐるみ。どうやら誕生月ごとに色が違うらしく、右足の裏には誕生日の刺繍が施されていた。
アキの服の端をぐい、と引っ張り、これにする!と言えばどんな反応をしただろう。
ぬいぐるみと、写真立てを買うと、付き合ってくれてありがとう、とくしゃりと笑った]
そうそう、おちゃらけれる風に見えるのに人一倍周りに気を使ってて。
部内でひと騒動あった後でも、シンが来ると雰囲気が変わるの。だから葵らもシンに部長を、って。
[大切な思い出の引き出しを開ける。楽しい事ばかりだったか、と問われれば違う、と答えるが思い出されるのは楽しいものばかり]
光虹。そういうことさらっと言われたら照れる。凄い嬉しいけど…
そうかあ、残せてるか…その言葉だけで十分…教師になって良かったって思える。
[次の蜜柑は、と一瞬悩み、{{顧問教師 千冬}}の前にあるものに手を伸ばす]
[イースの顔を見遣れば、若干眉間に皺が寄る。
この二年生の笑顔は、どうにも腹の底の知れないものに見えてならない。
それはこの同級生も同じような印象を持っているだろう事も、彼女の普段の言動の機微で察することが出来た。
純粋な所のある同級生は、そう言う人の持つ雰囲気などに敏感なのだろう。]
…なんかあったんですか。
[自然と硬い声色が喉から溢れる。
いつ人が来るか分からない場所で、イースが何かするとも思えないが、それだけ彼女の怯え方はひどかった。]
―廊下―
[瞳の奥が揺らごうとも、静かな笑みと穏やかな声までは崩れることは無い]
…そうかな。案外、脆いものだよ。
[呟く言葉は、冗談めかした響きを持って。何処か慌てているようにも見える彼をからかう様に、くすくすと肩を揺らす。自分が副部長で良かった、と言われれば。緩く目を見開いて、嬉しそうに表情を綻ばせた]
それなら良かった。
私も頑張ったかいがあるというものだ。
――――お疲れ様、"部長"。
[労わりの言葉は、ふふ、と無邪気さを滲ませながら]
[心残りはないと。やりきったと朗らかに断言する彼の姿は、やはりこれまでと何も変わらずに真っ直ぐで。虚を突かれたように、じっとその姿を見つめたのは一瞬。
すぐに、弾ける様に笑い出した]
あはははっ。そっか、…そうか。
君らしいなぁ…。もう、敵わないや。
[楽しそうな様子のまま、視線を窓の外へ]
私、私も―――…。
[言葉を選ぶような、僅かな逡巡]
幸せだよ。これ以上、何を望むのかという位に。
[告げる言葉に嘘はない。春日田光虹は幸福だ。だから今も笑っている。笑っていられる筈だ。これからも]
[膨らみ始めた桜の蕾。今年もまたあの桜並木が、新入生を優しく迎え入れてくれるのだろう。そして私達を、新しい舞台へ送り出してくれる]
―――――…やっぱり、外は冷えるね。戻ろうか。
[にこりと笑ったままで、振り返る]
…ありがとう。
…そう。
なら良いけど。
[イースを射抜く鋭い目線は据えたまま、マイカに答える。
彼女の声はそこまでの高ぶりを見せていない。
ただ目元のクマと相まって、怯えた表情が痛々しかった。]
衣装合わせ、皆来てからじゃなくていいの?
[机に頬杖をつき、光虹を追いかけるようシンが出て行った扉を一瞬見やり、窓に目線を移した。
青い、透き通るような空と、綻びかけた桜。
―桜の季節には、戻ってくるわ。桜は、私の名前だから。
悪戯っぽく笑った彼女は今年も戻ってきてくれているのだろうか、なんて。
思い出に浸るのはこれくらいにして、と口を開いた]
紅緒はさ、ほんま綺麗になったよな。
入学したてはショートじゃなかったっけ?
中身は、あの頃のまんまな気がするけど。
[黒髪を触ろうと手を伸ばし、やめた。
代わりに蜜柑を手に取り、ほっぺたに緩く押し付けた]
ボク、キミにたべられるために生まれてきたのさ。
[おどけた口調でそう言って、微笑んだ]
/*
超警戒されてるwwwwwwwwwwwふぁーwwwwwwwwww
後輩たちかわいいなあ(ほのぼのしてねえでろるかけ)
[ミツキの懸念>>+10に、でしょ?なんて付け加えて。ちょっとね、なんて苦笑して見せた。
紅緒が先輩にベタ甘えするタイプだったのもあるけれど。それ以上に、彼のことに関しては……『葵先輩への対抗心』があったのは、内緒。今でも消えないそれは、彼女にとっていい刺激になってる――なんてのは、本人の知るところじゃない。
癖のある後輩ほど可愛い、というのは自覚の事実だけれど。秘めた思いはお茶と一緒に飲みこんだ。苦い。
先生の話が昔に移り変われば、そちらに耳を傾けて。ススムを持ち上げる言葉に少しだけ頬をふくらました。]
私だってそっこーで出しましたもん入部届。
ススムが早すぎだけで……それだけだし……
[お菓子の袋をあけつつ、そんなこと呟いて。でもどこか誇らしげな色があった。彼のウィンクから目をそらして。蜜柑をありがたくもらいつつ、そそくさと謎の液体は先生の方にすすすと押しのけた。にっこり。
ミツキの意見>>+18に耳をすませて。ぽつりとつぶやいた。]
私は、はじめからそのつもり。
大丈夫、納得できなかったらちゃんと説き伏せるまで付き合ってもらうだけだから?
[ススムがもっかいやるくらいだったら私がやる!なんて冗談ともつかない言葉をはいて。にやりと口角を上げた。はっきり言って。問題児すれすれの私と、ムードメーカーとして世話を焼けるススム。一時期まあ一方的に妬んでた、なんてのは昔の話。
彼のことをしっかりと知ってから、余計に自分路線を走るようになったのだけれど、ね。]
でもま、私なりにひとつ。我儘を言うなら。
――……あの子たち全員が、納得できる答えが。いいんじゃない?
[アルバムの中の、過去の自分を指でなぞって。落とした目を、立ち上がったミツキに向けて、頭にはてなマークを浮かべた。がすぐに消えて。いってらっしゃーいなんて無邪気に声をかけた。]
[1]
[2]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新