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きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が3名、人狼が1名、狂人が2名、狩人が1名いるようだ。
自警団長 ヘクターが「時間を進める」を選択しました。
中:
おっと、0時になっても更新しないーとか思って情報見てたら更新された。
そして何とか狩人ゲット。争奪戦だったらごめんなさー!
が、頑張ってきます…。
[走り去るアンジェラの様子に一瞬目が向いたが、少しの不安を覚えつつも、目の前のレリアにもう一度向き合う。
レリアが仮面を抱え込もうとしたのに気がついて、わずかに戸惑いを覚え、強い視線を向ける。
あきらめたように、彼女が仮面を渡してくれたので、マントをはずし丁重に包む。重要な証拠品だ、なくすわけにはいかない。
ただ、レリアの様子が少し不安になって、軽く肩を抱きしめた]
/*
あれ?
私、村人希望に変えたよね。
狂人になっちゃってるよあははー(笑
なんか、ドレッセンとか見てると、レオナルドかなり誘惑に弱そうだったから、いいんじゃね(笑)
*/
我が声が聞こえるものは、そのままで聞け。
今を持って、君は我が同士となった。
君が聞きたいことがあれば何でも応えよう。
君が知りたいことがあれば何でも応えよう。
君の言葉は、言葉で発することなく私に、語りかけることが出来る。
私はここにいて、ここにはいない。
どこにでもいて、どこにもいない。
何故なら、私は特別な人間だからだ。
そして、この声が聞こえる君も特別な人間となったのだ。
楽園への扉は開かれた……。
大丈夫か?
[小さい子供をあやすような声色で、声をかける。
周りを見渡すレリアにつられるように、一緒に周りを見て、仮面の男の姿を探す。
しかし、まったく見えるはずもなく]
[耳に届く笛の音。
頭に響く笛の音]
[パレードへと誘う魔性の音]
[仮面の男が残した言葉。
見習い神父が答えた言葉]
[娘を揺さぶる強い言葉]
[ふると身を震わせて、ゆっくりと立ち上がる。今度は辛うじてふらつく事はなく。
聞こえてきた笛の音にゆっくりと、辺りを見回してもあの男の姿はもう見えない。]
・・・ごきげんよう、か。
退場すると言っていたが、まだ何処かに居るようだな。
[届いてきた笛の音が、それを象徴しているようで。
残された仮面と、それを手に取るレリア、レオナルドの様子を見ながら。
自分はドレッセンの方へと近づく。]
ドレッセン。あれは一体何だ・・・?
明らかに、神やら神父やらとは対極にいるような男だったが。
[対峙していた彼ならもしかしたら、何か知っているかと思い一応尋ねて見る。]
同士……。
特別な、人間?
[混乱してはいたが、ゆっくりとアビスの声を頭に浸み込ませていく。]
そうだ、私、これ、声に出してないんだ……。
これ、私の妄想じゃないよね?
本当に貴方はいて……楽園に、連れていってくれるの?
[不安と期待を綯い交ぜにして問う。]
う、うん。
[はっとして、慌てて頷いてみせた。]
大丈夫。ちょっと色々あって、びっくりしただけ……。
あの人、もう、いないんだよね?
レオは、大丈夫?
もちろんだとも。我が友よ。
さて―――君をすぐに我が楽園パレードの一員としてもよいのだが、君にはもう少しそこで私の仕事を手伝って欲しい。
私の仕事―――すなわちそれは、楽園パレードの住人を増やすことだ。
いまだに私が信じられないものもいるだろう。
いまだに私の声が聞こえないものもいるだろう。
そのような可愛そうなものたちを……今一度、私のところまで連れてくるのだ。
君だって……大勢の仲間が増えたほうがいいだろう?
方法は―――。
[アビスが小さく笑う]
言わずとも分かることだろう?我が友よ。
[言葉を残した男は消えた。
言葉に答えた人物はそこに]
助祭様…。
[今更のように恐怖が襲ってくる。
動くことも出来ずに、ドレッセンと歩み寄ったノアを見ていた]
[ノアからの言葉にふと我に返り]
…私にも判りません。
神父様なら何かご存知かもしれませんが。
[しばし躊躇した後で、上着のポケットからメモを取り出しノアに見せる]
こんなものが今朝起きたら、私のフードに入れられていました。筆跡からして恐らく、いや神父様の仕業に間違い無いと思います。
[大丈夫、というレリアに、安心の表情を向ける。そして、小さな少女に心配をかけさせまいと、極力元気そうな声で話しかけ]
ああ。大丈夫だ。
[何かを振り払うように、強い口調で]
…あの男は、もう居ない。
[レリアにばかり気をとられていたが、少し落ち着いて周りの様子を見る。
走り去ったアンジェラは、後で家まで行って様子を見てこよう。
ドレッセンはあれだけ仮面の男と対峙していたのだから、多分大丈夫だろう。頼りない男という評価は間違ってたんだなと思いつつ見ていると、ノアがドレッセンに話かけている。冷静な様で安心した。
あとは…]
ポーラ。お前さんも大丈夫か。
[彼女の様子には気がつかずに、声をかけた]
私の声が聞こえないものは、いまだ―――この古い世界にしがみついているのだろうな。
何とも、嘆かわしいことだ。
[笑い声を混じらせながら、アビスがやれやれと首を振った]
私は慈悲深い。
一度目を信じられなかったものに、二度目のチャンスを与えてあげているのだからな。
新しい世界―――楽園。
第四の地平線。
それは……私達だけで独り占めしていいような場所ではない。
だから、私は待とう。新たなる賛同者が加わるのを。
ん……つまり。
皆を楽園に連れて行く、お手伝いをすればいいんだよね?
[一呼吸。]
――やるよ。私、やる。
だって、皆幸せになった方がいいに決まってるもの。
えっ。
[掛けられた声にビクリと小さく体が跳ねた。
相手がレオナルドであると気付いて詰めていた息を吐く]
はい、だいじょうぶ…。
[声の震えが止まらずに言葉が途切れた]
[ポーラの元に駆け寄ると頭の上にポムと手を置いた]
大丈夫ですか?
[神父の言葉が蘇る。
『やばい時は笑っとけ。それが一番なんだよ』
だから笑顔でそう言った。
自分はちゃんと笑えているだろうか?そんな事を思いながら]
・・・神父、まだ戻ってきてないのか。
[軽く指を噛む。流石に今となっては、ただ単にふらふらしているだけだとは考えにくく。
ドレッセンから渡された紙に書かれていた文字を読む。]
『笛の音』『楽園』『パレード』
・・・これはさっきの男のことか。・・・アビス。
[男の名前を呟いて。メモを置いたままポーラの元へと向かったのには顔を向けて見送った。
渡されたメモをくるりと返せば、そこには数字と丸い印。]
・・・11?
[こちらの方は意味が分からず、眉を潜める。]
ああ。
その通りだ。
お願いするよ。
可愛らしいお嬢さん。
そう―――誰もが幸せにな……。
[その裏で、さらに小さく笑う。
誰にも気づかれるような、一人の小さな笑みを]
助祭様…。
[駆け寄ってきてくれたその人をもう一度呼ぶ。
頭に手を置かれ、ようやく震えが止まった]
…怖かった、です。
[隠しようもなく震える声に観念して素直に答えた。
その恐怖は人が一人消えたためだったか。
それとも神をも恐れぬ台詞を聞いたためだったか。
はたまた、それに強く惹かれた自分の心そのものだったか]
中:
冷静な大人組みと、動揺しまくる子供組みに綺麗に分かれたようなw
アンジェラはいっこ下だけど。
でも最初はレリアやらポーラと同い年くらいに思ってたりww
ええ、実は私も怖かったんですよ。
[ポーラの手に置いた手の指先が小さく震えてる事に気が付いた。もう片方の手も同様。それをポーラに見せた]
ね?腰が抜けるかと思いましたよ。
[そう告げて、にへらと笑う]
[石畳を蹴り上げる音。
短く切れた息も絶え絶えに、その人がいる場所へと。
途中、笛の音が迫ってくる感覚に襲われたのは幻覚だろうか。]
[扉を開きながら中へと声をかける]
姉さん?!姉さんっ!
[返事がないままに厨房に飛び込む。浮かんだ影は、2つ。]
[この頃になって、漸く広場に集まっていた他の人々に思いが至ったのか。あらためて辺りを注意深く見回した。
ポーラとドレッセンとノアが集まっている。
アンジェラも、さっきどこかへ走り去っていったろうか。
みんな、混乱してるけれど、徐々に場が収まってきているように感じた。
そして自分の状況にもようやっと気がついて]
あ、の、レオ……その、離して?
[少し赤くなりながら、そう呟いた。]
/中/
あ。誤字ってるな。
誰にも気づかれちゃ駄目じゃんw
誰にも気づかれ「ぬ」で、脳内補正を、物語読んでいる人はお願いー。
[辺りを見回せば、平静を保っているのは残り男二人で。それでもその内情までは窺い知れなかったが。
レリアにはレオナルドがついている、ポーラにはドレッセンが行ったし大丈夫だろうと。
思ったところでやはり、先に立ち去ったアンジェラの事が気にかかった。]
・・・見てこよう。
[メモを持ったまま。足取りはいつもよりだいぶ遅く、たまに体がふらつくことはあったが。
それでも、姉妹の店へと向かった。]
助祭様も怖かった、んですか?
[震える指を見せられれば驚いて。
強張っていた表情がどうにか崩れる]
そんな風には見えなかったのに。
あんなに堂々と…。
[けれどその瞳は揺れたまま。
声の震えも完全には消えなかった]
[ポーラの大丈夫、という声には少し不安も覚えつつ、ドレッセンが声をかけている様子をしばらく見ていた。
そして、ノアがメモを読み上げる声。『笛の音』『楽園』『パレード』『11』。
何だろうと思いつつ、忘れないようにしっかり覚えこむ。
そこへレリアの呟きが耳に入った]
もしかして力が入って痛かったか?すまなかった。
[彼女から手を離す]
[姉と、一人の男。
顔は知っているが、名前まで記憶していない村の男。
それくらい、どうでもいい男。
この空間に、場所にとても不似合いな男だと思った。
「やあ、アンジェラ。」
明らかな作り笑顔でそう声をかけられる。]
どうも。
[いつもの笑みはない。
口を開けずにいる姉から離れるように、無言で厨房を出る。
カウンターに籠を下ろすと床にへたりと座り込んで。
さっきまで聞こえていた残響が頭の中で響いてくるようだった]
怖いから堂々してたのかもしれません。
嬉しいから泣いちゃう事もあるでしょう?
[自分でそう言ってから小首をかしげ]
…ちょっと違ったかもしれません。
でも、怖いからって逃げるのはやめたんです。
辛いからって逃げるのはやめたんです。
[ちょっと深呼吸をしたあとで]
あの男の言ってる事、少しは判ります。
辛い事も悲しい事も、多分この世界からは無くなりません。
世界を作ってる私達は神様じゃありませんから。
でもね。無くす事は出来なくても、戦うことならできます。
神父様的に言うと『負けたら悔しいだろ?だから俺は負けてやらねーのさ』って、多分そういう事なんです。
[神父の声色を真似てみたが我ながら似てないな、と思いつつ]
[肩から手を離し、代わりに彼女の頭に手を載せた。
このままここに居続けても仕方がない。まずは、仮面を自警団詰め所に持って行こうと思ったが、レリアを一人にしておくわけにもいかない]
レリア。身体は大丈夫か?家まで送って行こうか?
[彼女を送り、それから詰め所に向かおうかと考え、そう声をかけた]
あ、いや、痛いってわけじゃないんだけど。
その、えーと……。
[困ったように語尾を濁しつつ。
頭に載せられた手には、複雑なものを感じつつ。]
んー、大丈夫。だよ。
その仮面……詰め所まで持ってくの?
[いつもより時間をかけて、ようやくBoite du bijouまでたどり着く。]
アンジェラ、ソフィー、居るか?
[声をかけながら扉をあけて中へ入ると、カウンター傍にへたり込んでいるアンジェラに気づいて、近づいた。]
・・・アンジェラ、大丈夫か?
[腕を取ろうかと思ったが、無理に立たせるのはどうかと思いなおし、傍らに屈むようにして様子を伺う。]
逃げるのはやめた、ですか。
[軽く目を伏せる。
唇は笑みの形に。どこか作られたような形に]
神父様も、助祭様も。流石ですよね。
負けるかもしれないなんて、考えないんですね。
[彼らが乗り越えてきたものまでは知らない。
だが勝ち取ってきたその強さが、少しだけ羨ましかった]
どんなに悔しくても負けてしまうことがあるだなんて。
[思わないんですね、と続けた言葉は何かを堪えるようだった]
[語尾を濁している様子には、さほど気をとめずに]
ああ。もちろんだ。
あのアビスとやらが何者かはわからないが、あの黒い服…多分ナタリー先生の失踪にも絡んでいると思う。重要な証拠品になると思うからな。
[先ほどマントに包んだ仮面を、軽く持ち上げつつ]
それが良いことではないと分かっていても。
それでも他にはどうしようもないことがあるだなんて。
[誰にも言えない心の棘。
それが思い出されてしまって泣きそうになる]
神様はきっと許してくださらない。
それを知っていても受け入れたのは私。
[だからそれを許されるのだとしたら。
楽園を望む心は間違いなく彼女の中に芽生えていた]
助祭様だって。
私がしたことを知ったらどう仰られるのか。
[自嘲の笑みを隠す]
[定まらない視線の中に、良く知った人の顔を捉える]
ノア……。
[名を口にしたところで、背後から違う声を聞く。]
[「あら、ノア。いらっしゃい。
アンジェラ、どうしたの?彼は荷物を届けてくれたから、少し話していただけよ。」
そう笑顔で言われ、俯く。]
[よしよし、と頭を撫でられて、唇を噛む。
何が正しくて何が間違っているのか。
掻き乱された心ではうまく整理がつけられず、ふるふると垂れたままの頭を振る。
「外で何かあったの?」ソフィーがノアに声をかけているのが聞こえる]
あ、そっか。ナタリー先生が会ってた人って、あの人だったのかもしれないね。
[気付かなかった、と感心して]
でも、そうするとナタリー先生、あの人に連れていかれたってことかな……。『楽園』に。
[ぽつり、と。落とし込むように、その単語を口にした。]
[ポーラの言葉にキョトンとして]
え?いや、私は負けてばかりですよ。
神父様はどうかわかりませんが。
勝つ事の方が少ないです。
負けるのは…とても辛くて苦しい事ですよね。
[そう言ってポーラの頭をクシャリと撫でた。その顔に浮かべた笑みは何処か泣いているような顔で]
『楽園』
[レリアの言葉を繰り返すように、思わず呟いて。
傷がわずかに痛む]
そうかもしれないな。…そうとなると、やはりあの男を捕まえるのが先決か…
これから何かわかればいいのだが。
どうした、やはりさっきの――
・・・こんばんは、ソフィー。
と、何だお前も居たのか。
[言いかけたが途中で言葉を切り。奥から出てきたソフィーと、彼女の言う『彼』を見上げ、何時もの低い調子で呟いた。向こうは向こうで自分の言い様には首を竦める。村の中でお互い、多少知る程度の間柄。もっとも、ソフィーを介して会う事が多いのは気のせいではないと思っているが。
アンジェラがソフィーに撫でられている様子を見て、自分の方は立ち上がり。
ソフィーの問いかけには首を振った。]
・・・いや、何も。
[当然嘘だが。ソフィーらにあれを伝える気にはならなかった。]
中:
わ、匿名メモだ。
向こうのガチ村で楽しくこれで遊んでるのを見て羨ましく思っていたり。
とはいえこの村で遊ぶのは駄目だよなぁww
そしてメモが増えるのもやっぱりよくないわけで(´・ω・)
[繰り返された言葉と共に、レオンが顔をしかめた気がした。気のせいだったのかもしれない。]
あの人、何なんだろうね。
楽園って何だろう。幸せになれるのかな。そこでなら。
[レオを一瞬だけ、真っ直ぐ見つめて。]
――まあ。わっかんないよね!
[すぐ笑顔になった。
それじゃ、レオも気をつけてね、と手を振ってその場を後にする。]
[頭を撫でられれば泣きそうになってしまう。
けれど必死に堪える。だって泣くわけにはいかないのだから。
それを選んだのは娘自身なのだから]
それでも戦うんだって。
そう言える助祭様は、やっぱりお強いです…。
[泣いているかのような笑みが見えた。
それでも笑みを浮かべられるドレッセンを眩しそうに見て]
私は。
辛いのも苦しいのも、もう嫌です…。
[娘の浮かべた笑みは少しゆがんでいた]
そうだ。
楽園にさえ来ることができたならば、悲しみも苦しみも存在しない。
泣き顔だって、そこには存在し得ない。
それが、楽園なのだからな。
あいつが何者かはわからないが…
[レリアのまっすぐな視線に引き込まれるように]
…さあな。そこで本当に幸せになれるのなら、行きたい人間はいるだろうな。
[くるりと彼女の表情が変わり、手を振って駆け出していく]
あ。
[送って行こうの声を飲み込んで]
レリアも気をつけろな。
[そのまま手をふりかえした。彼女の姿が見えなくなると、そのまま詰め所に*向かった*]
[ポーラの顔を覗き込んだ。けれど彼女が背負っているものの正体はわからずに]
私でよければいつでも話を聞きますよ。
そしてもしかしたら、何か力になれる事があるかもしれないですしね。
あー、それから…
[そこまで言った後で、少し戸惑いながら、ポーラを軽く抱きしめて]
辛くて苦しい時は泣いちゃうのも手なんだそうです。
耐え忍ぶ事は美徳ではありますが、そうじゃない時もありますものね。
[促されて立ち上がり、何とか顔をあげる。
ぎりぎり涙は出ていないのがせめてもの救いだと思った。
ノアの方に笑顔を作る。]
あは、ごめんねノア。
あんまり遅くなったら姉さんに怒られちゃうかと思って!
[笑い声は若干尻つぼみになっていったようだったが。]
大丈夫だよっ。
[顔を一瞬覆った後でもう一度笑う。
多分いつもの笑顔に近いくらいは笑えているだろう]
[くるりと振り返り]
お兄さんもごめんね。
えっとー…
[「ジェラールさんよ。」
言われてああ、と頷く。
アンジェラにとってはその程度の男だったが。]
そっか。ごめんなさい、ジェラールさん。
[ぺこりと頭を下げれば、姉は少し安心したように微笑む。]
ナタリー先生もその一人、だったのかもね。
[歩き出したその背にかけられた言葉には「ありがとー!」と元気に答え。日暮れ時、少女はいつもより早めの家路を辿っていく。]
消えた先生、神父様、それから仮面の男に……楽園で……パレード。笛の音。今日は変なことばっかりだなあ。
[指折り数えて、首を傾げて。
微笑みを浮かべた。
軽い足取りは誰にも邪魔されることなく。]
…そうですね。
告解してしまうべきなのかもしれません。
でも…もう少しだけ待ってください。
[それは昨日も言われたこと。
真摯な言葉に、この人になら言えるだろうかと少しだけ思う。
とはいえそう簡単に心の整理がつけられるわけでもなく]
え?
[腕を回されれば驚いて思わず固まった。
暫くそのままでいたが、やがて頭を振って体を離そうとする]
今は泣くわけにはいかないんです。
泣いてしまったら…それこそ、何のために。
[最後は押し殺すような声になった]
そうか・・・ならいいが。
あまり無茶はするな。
[無理をするなと言えば、ソフィーに感づかれる恐れがあったので、軽く濁して。
少し弱まる笑い声と、大丈夫という声には僅かに複雑そうな顔を向けた。
切っ掛けではあるだろうが、あのアビスと出会っただけで様子がおかしくなったとは思えず。
けれども他の原因を知る由もなく。
暫くアンジェラを見ていたが、ソフィーに不思議そうな顔を向けられ首を振る。
そういえばノアも顔色が悪いわよ?と問われれば、それにも平気だと首を振り。]
急に走ったから、疲れたのかもしれんな。
・・・それじゃあ、私は帰る。
ソフィー、後は頼む。ジェラールもまたな。
[そう告げて、店を出た。]
[慌てたようにポーラから手を離し]
あわ、すっすいません。
[所在なくオロオロしている]
と、とりあえず、宜しければ家まで送りますよ。
[顔を見て言いづらいのか背を向けて、それだけ*告げた*]
[店を出たノアを扉を開けて]
ありがとう、ノア。
[寂しそうに後ろ姿を見送る。
店に戻れば、ジェラールの姿は既になく。
気まずさに占められたフロアで姉と向かい合う。
沈黙を破ったのはソフィーの方で。
「レイチェルさん、どうだった?」]
あ、ああ…うん。なんか楽園パレードがどうとかって…
[口に出して、先の記憶に触れそうになる。]
ああ、うん。ちょっと元気なかったけど大丈夫そうだったよ!
[慌てて取り繕う姿に、ノアの言葉を重ねたのか。
「今日は早く休みましょうね。」
いつもと変わらない優しい顔で笑いかけられる。]
あ、いいえ。
[慌てる様子に少しだけ困ったような顔になる。
身を離そうとしたのは、多分思われているのとは違う理由で]
もう、大丈夫ですから。助祭様に余計な手間を取らせてしまうだなんて、怒られちゃいます。
[冗談めかした口調で丁重に断った。
今は一人で少しでも心の整理をつけてしまいたかった]
…おやすみなさい、助祭様。
[その背中に向かってペコリと頭を下げ。
家へと向かって歩き出す。後ろを振り返ることもしないまま、ある一角を避けるような道程で]
簡単に食事を済ませて早々にベッドに入る。
姉も付き合って一緒に入ってくれたけれど、なんとなく背を向けてしまう。
「ねえ、アンジェラはいないの?」
不意に声をかけられる。]
え?
[寝返りをうってソフィーの顔を見れば「好きな人。」と小さく。]
え?何?皆好きよ。
姉さんも父さんも、ノアやポーラだって。
[「んー、そうじゃなくて。好きな男の人はいないの?って意味。」]
[考えたこともない。言葉に詰まる。その様子に姉は暫し黙り込み。
「そっか。」と漏らした後、おやすみとだけ口にして瞳を閉じた。]
たっだいまー!
[明るい声とともに家のドアを開ける。]
ねぇねぇ、お母さん、私今日凄いこと聞いちゃったの!
[帰るなり興奮した様子で話し始める娘に、居間で片付けをしていた母親は少し呆れた顔になった。]
「レリア、あなたそれより今日は午前中で授業が終わったんじゃなかったの? 先生がいなくなったんですって? 物騒なんだから早く帰ってこないと危ないでしょう!」
[早速始まる小言を、鞄を下ろしながら、まぁまぁまぁと手で制す。]
[メインストリートを歩けば、Boite du bijou の前もジェラールの家の前も通ることになる。もしジェラールに、或いはソフィーに出会ってしまえばまた苦しくなってしまう。悲しみと罪悪感とで]
[家路を急ぐ脳裏に響くのは最前の笛の音]
全ての罪が許されるなら。
どれほど楽かしら。
[それは神の御前にて行われるべきことなのか。
それとも、全てを許そうと言ったあの男に]
全てを得て、全てに信用され、全てに愛される。
[一度揺らされた心は振り子のように揺れ続ける。
深い闇に響く音は抗うことを許さない強さで*鳴っていた*]
気にするな。
・・・アンジェラ、無理はするなよ。
[室内に居たソフィーには聞こえないように最後は小声で。
それだけ微かな笑みと共に言えば、ゆっくりと歩いて小屋まで戻り。中に入れば、寝台にもたれかかるように崩れ落ちた。
顔色は戻っていなかったが、辛いというのも、誰かに頼るのも、どうも苦手で。
たまにそんな自分が疎ましいと思う事もあるが、今更だなと自嘲するような笑みを浮かべた。]
[なんとなく、分かる気がする。
だけど分かりたくない。無駄に不安になることはない。
私は姉の口から出た言葉だけを信じればいい。
そうだ、何も恐れることはない。
ふと緊張の糸が切れて眠りにつこうとする体に笛の音が響く。
あの仮面の男の言葉を思い起す。]
いいえ、私は『楽園』なんかいらない。
姉さんがいれば、他には何もいらないもの。
[それは闇の中、*僅か笑んで*]
それより、聞いて。
あのね、この世界には不幸しかないんだって!
[きらきらと目を輝かせる。]
だから、それで、なの。
あのね、私、兄さんがかえってきたらまた皆、お父さんもお母さんも私も皆仲良く幸せになれるんだと思ってた。だからずっと兄さんを待ってたの。ずーっと。かえってくるって約束してくれたし。
―――でも、そうじゃないんだよ。
こんな世界で待ってても、幸せになんかなれなくて……うん、だからなの。兄さんが帰ってこないのもきっとそういうこと。兄さんは、楽園で私たちのこと待ってるんだよ! 皆で幸せになるために!
[母親が眉を顰める。]
「何を言ってるの、レリア。かえってくるって……アシュターはもう死んでるのよ? 亡くなってるの。判るわね?」
ううん、兄さんは楽園に行ったんだよ。私、今日判った。それでね、良いこと考えたんだ!
[レリアが満面の笑みを浮かべる。]
[アビスがわずかに、唇をゆがませた]
そうだ。
この世界で幸せになれるわけが無い。
だから、旅立つのだ。
だから、進むのだ。
この世界の果てにある楽園へと。
誰より先に、楽園に連れていってあげたかったの。
お母さん。お父さん。
ううん、お父さんはちょっと後になっちゃうけど……でも、先にお母さんを連れていってあげるからね。
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