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−その頃−
準備いいですかー?
安全確認いいですか?
では、いきますよー!
[花火打ち上げ最終段階に入っていた*]
「過去のことは忘れて今に人生を賭ける時です」
__らしいな、僕は。
[中吉の結果を見て、上の方に書かれている全般的な解説の部分を読み上げてみた*]
駐車場...あー、あそこか。
おっけー。
[花火を見るのなら人が少ない方が落ち着くかもしれない。うるさいとやっぱり気が散るし、それに元々案もないから。
そんな風に考えて桜井の提案には即乗ることにした。]*
[このおみくじをどうするか。
もう確認しあうことはせず、ペンを2本取り、彼に片方渡して。
ただその際…]
…――「にすい」、だったよね?
[とだけ、尋ねた。*]
― 境内 ―
[手を繋いで揺らす。
いつものように、小さな足音をたてて。
手を離して、小さく十字を切る。
、
ミサキに倣って、真摯に礼拝をこなす。
……形だけ。形だけは、礼儀として合わせる。
神頼みをする気はない。神に誓いを立てる気は、もっとない。
そもそも、敬虔な信仰心は持ち合わせていない。]
……
[だから、同じだけ手を合わせていても。
思っているのは全く別のこと。
―――どうか、音を。そして贖罪を。]
― 社務所 ―
もちろんないよ。
これからひとつとればいいの?クジみたいだね。
[はじめてみるオミクジというもの。
とりあえず手を突っ込んで。
*05中吉*を引いてきた。]
[2人で手を繋いで駐車場に来て。
帰る人もちらほら居たけれど、車ばかりで人はそんなに多く無い。
花火はもうすぐ上がる時間で。]
……手。
大きいね。
男の子の手だ。
[繋いだ手がとても大きく感じて。
そんなことを呟いた。*]
【発言禁止時間につきまして】
今晩の発言禁止時間につきましては、wikiの規定(金曜日を除く平日・日曜日(祝日)は25:00(1:00AM)〜翌6:00AM)より、25:00(1:00AM)〜翌6:00AMです。
尚、明日朝、更新で、2日目になります。女のコは、矢打ちセット確認お願いします。(指さし確認)
よろしくお願いいたします。
えっと、……裏側に名前を書くのかな。
[記載台に移動して。
ペンを手に取る。
サラサラと、流れるように名を記した。
特別な人の大切な響きを。
それから。]
では、お願いします!
F I R E !
[夜空を彩る閃光が舞い上がる。遅れて爆音が響くと、細い一本の線が漆黒を切り裂く。そして、ぱっと開いた花が夜空を舞うと、ドンと一つ音が鳴った。
そして、続けて、いくつもの大輪が夜空の額縁を彩っていく**]
桜井の手は、綺麗だな。
暖かいけど、どこか可愛らしくて
守ってやりたくなる。
[思えば桜井から目を離せなくなったきっかけもそう。守りたいと思ったから。
その思いが、今日改めて強くなったという実感が湧いてくる。]*
こう、でいいのかな。
[さらさらと、ペンを走らせる。
さきほど教えてもらった、ミサキの名前の漢字。大城美咲と。
それだけだと不安だったので、右下に走り書いた。
―――”She's my girlfriend ,maybe.”って。
そして。]
[花火が上がると、夜空を見上げて。]
わぁ……。綺麗だ……。
[夜空に咲く大輪の花火を。
あなたと一緒に見られて良かったと思う。
繋いだ手を、ぎゅっと握りしめた。*]
ー 境内 ー
ここのはどうか知らないけど、結構有名な神社では中吉がなくてそこに半吉が入っていた気がするから…悪くも無いと思うが。
[>>1049 ただ、霞さんは何となく御神籤の引きが良さそうなので残り半分と感じるのかもしれない。]
それに霞さんでまだ半分しか、なんだな。
…器が広がりつつあるんじゃないか?
[みんな離れていく、という言葉には突っ込みを入れないで。結ぶところまで再度手を繋いでいるなら、存在を主張するかのようにちょっと強く握ることにしよう。]
ご利益か、どうだろうな。
じゃぁ“こよし”も引きたいものだけど。
[と言って笑ってみせた。]
[結びに行く前に。ちょっと待ってともう一枚お金を払って御神籤を引く__*09末吉*であったが凶でなければ関係はないだろう。]
…あぁ、にすいだな。
[と、答えて。自分は特に尋ねることなく更々と2枚の御神籤に書くべきことを書いていた*]
―――うん、ミサキに、誓うよ。
ミサキだけにね。
[見つめられれば―――抱きしめた。
今度は、フリじゃなくて。]
Will you be my girlfriend?
[誓う相手の耳元に、問いかけた。*]
[そして樹へ向かえば]
…――信じてなかったんだけどなぁ
[そう思っていた時期が昨日まで、もっと言えば小一時間前ぐらいまであったのだが。
自分の心情の変化が、手の内に包んだおみくじに証明されている。]
…おしっ
[届くか届かないかを悩んでも始まらないし、やるなら悩む前に結ぶしかない、それが自分だ。
そうでなければ、届くわけがないのだから。
そう願い、結びつけて。
――そしてできることなら、末永く吉でありますように。**]
結びに行くか?
[もう一枚は末吉だったが、これは今は特筆するほど良いわけでないが、未来に向かって良くなっていくって意味合いがあったはずだから、書こうと思っていた内容に丁度良かった。
勿論一枚目の方に、本来のことは書いたのだけど*]
[凪沙と手を重ね合わせて……]
うん。大きくて、バスケットボールを持てそうな手だ。
……女の子は守られてるだけの存在じゃないぞ?
でも……。
凪沙には反論出来ないな。
[彼と一緒に居ると、自分がとても弱くなったように感じる。
不確かで、不安定で、とても怖い。けど。
安心する。
自分が自分じゃなくなったみたいで、時々酷く不安になる。]
[空に上がる花火を見て。
それから凪沙を見て。
もう一度、花火を見た。]
……。
[花火が終わるまで、黙って凪沙の手を握って居た。**]
[結び終えて、帰ろうとしたら]
…――なっ
[境内に入ってきた時もここを通過したが気付かなかった。
おそらくおみくじのことしか頭になかったせいだ。
それが結び終えて安堵して……だからこそ帰り道でだけ気付く、トラップのような絵馬。
このロジックは自分たちの父親が組んだもので、母親が連れ添ったもので。
そして、差出人は、妹で。]
……ったく、沙也加め…
あたしよりおめでたいのはそっちじゃない
[1回めでの成就を狙う自分より、恋愛マスターと呼ばれながらまだ成就していなかった妹。
姉から見れば、妹のほうが遥かに恋愛下手で、祝福されるべきひとだと。]
…おしっ
[社務所からマジックを借りてきて、書き足した。
赤字で。**]
『 【沙也加】
久方 霞さん おめでとう 【姉】
by P.N. あなたの愛おしい妹より 』
分かってるさそれは。
俺も桜井に助けられたことあるんだ
からな。
ただ、桜井が困ってたり寂しいって
なった時に、傍にいてやりたいな
って、思うだけさ。
[守る、にも色々な形がある。
桜井の言う通り女の子だからと全て守らなきゃなんてことは無い。
でも、桜井を独りにはさせたくないと。桜井が助けてと口にした時に、真っ先に傍に居てあげれるような。
そういう人に、なりたいなという思いがあった。]
[花火が上がった時、君は夜空をみていた。でも俺はずっと君から目を離せない。
月が綺麗だなんて上手いことは言えない。
本当に綺麗だったのは、花火を見て綺麗だと呟いた君だ。]
──────。
[守りたいと思うのも、全部善意なんてものじゃない。本音はもっと奥底にあって。
ずっと言わなかった本音を口にしたけど、花火にかき消されてしまったかもしれない。]**
―――よかった。
断られたら、どうしようかと思った。
[潤んだ瞳で見つめてくる恋人に、小さく小さくほほ笑んで。
身を緩めれば、手を差し出し……ちょっと悩んだ。]
手を握るのと、肩を抱くのと、どっちがいいんだろうな。
ミサキの好みで、いいよ?
[ゆっくり、笑おう*]
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