如月 昂は、二班体育委員 アーニャ　[無防備に目を瞑る杏奈の顔に心臓が跳ねた]　…杏奈…

如月 昂は、二班体育委員 アーニャ　……。

如月 昂は、二班体育委員 アーニャ　……。

如月 昂は、二班体育委員 アーニャ　[嫌われるかも知れない、と意識に過る。でも、それでももう迷わないって決めたから]

佐倉 凌は、めざせFTRライダー 流海　林間学校で、流海が桜を見せに連れて行ってくれただろ？　あの時本当に驚いたし、嬉しかったな。

如月 昂は、二班体育委員 アーニャ　[そっと口唇を重ねた]

ジャン・シュタールは、双子の姉 流華…[眼の前の流華に息を飲む。長髪の流華は大人びていて]綺麗だよ…流華。すごく…綺麗だ。

佐倉 凌は、めざせFTRライダー 流海　多分、その時から惹かれてた。[ぽつり]

佐倉 凌は、めざせFTRライダー 流海　[今こうしていられるのが時々夢じゃないかと思うように。あの時の桜は本当に綺麗だったと思う]

佐倉 凌は、めざせFTRライダー 流海　で、……まだ言ってないこと、思い出したんだ。

佐倉 凌は、めざせFTRライダー 流海[柔らかな桜の緑の下で]

如月 昂は、二班体育委員 アーニャ　その声、反則だ…っ [抑えきれない。もう一度だけ、今度はもう少し長く──くちづけを落とした]

佐倉 凌は、めざせFTRライダー 流海　オレと、付き合って欲しい。――なんだか曖昧なままだったと今更気付いたんだ。不安にさせていたかな。

ジャン・シュタールは、双子の姉 流華わかった。もう忘れないよ。[忘れられるはずがない]

佐倉 凌は、めざせFTRライダー 流海　[流海を見つめる瞳は、青空を見上げるときのようにどこか眩しげだったろう。静かに返事を待った*]

ジャン・シュタールは、双子の姉 流華…思い出した。何？

如月 昂は、二班体育委員 アーニャ　[皆のところへ戻るまで、杏奈の顔を正視できなかった。二人きりであの瞳をみてしまったら]

如月 昂は、二班体育委員 アーニャ　[今度こそ心臓が停止してしまう。そうとしか思えなかったから。**]

ジャン・シュタールは、双子の姉 流華[目を閉じた流華の両頬に手を添えて、そっと顔を近づける。]

ジャン・シュタールは、双子の姉 流華[優しく、唇を重ねた。流華の唇の柔らかさに、愛おしさがこみ上げた]

ジャン・シュタールは、双子の姉 流華[唇を離し、流華を見つめ、微笑み…――]愛してる、流華[そっと抱きしめた]

如月 昂は、バイト生 芳澤環　こんな俺に矢を撃ってくれてありがとう。

佐倉 凌は、めざせFTRライダー 流海　[ふいに、そっと抱き締めた]

佐倉 凌は、めざせFTRライダー 流海　……これから、宜しくな。