便利屋 フェイは、新入会員 淡雪　いじめてなんかない、と、思うんだけどな……ごめんね。琳音が嫌なこと、しちゃって。

少年 ワラビは、剣道部 シロガネ先輩。顔見せて？

少年 ワラビは、剣道部 シロガネくすりと笑って。けど口づけたのは、見つめ合ってると気恥ずかしかったからでもあった

少年 ワラビは、剣道部 シロガネそっと手を取ってまた、目的地へ歩き出そうと**

海と山とダンスの男 ガラナは、水泳部兼任 メルティと寄り添い、しばらく感触を楽しんでいた。

海と山とダンスの男 ガラナは、水泳部兼任 メルティのふわっとした頭を優しく撫でている。

海と山とダンスの男 ガラナは、水泳部兼任 メルティの耳元で「ああ。好きだよ。」と何度も囁いた。

便利屋 フェイは、新入会員 淡雪　虐めてるつもりじゃないんだけどなあ。琳音のこと、もっとよく知りたくて。見てたいんだ、もっと。

便利屋 フェイは、新入会員 淡雪　……そういうふうに誤解されちゃっても、しょうがないとは思ってるけど。でも。そんなことないよ。

便利屋 フェイは、新入会員 淡雪　ボク、琳音の側にいたいって、思ってる。でも、薫子さんのことをすきなのも確かなんだ。

便利屋 フェイは、新入会員 淡雪　ふらふらでぐらぐらなんだ。だから、どうしたらいいっていわれたら。琳音を、ボクの、一番にしてほしい。

便利屋 フェイは、新入会員 淡雪　ちがうよ。ボクを、えーと。口説いて、っていったんだよ。琳音のほうが魅力的だって、わからせてよ。

便利屋 フェイは、新入会員 淡雪　またせちゃってごめんって、思ってる。だから、ずっと見つめてたいんだ。早く、心の整理つけるために。

便利屋 フェイは、新入会員 淡雪　うーん。ボクになにをしてほしいか、とかかな。虐められてるっておもうなら、なにがいや、とか。

便利屋 フェイは、新入会員 淡雪　あ、そか。ごめん。……もうそんなふうに困らせない。それで許してくれる？

海と山とダンスの男 ガラナは、水泳部兼任 メルティに抱きしめられて嬉しそうに目を細めた月曜日の帰り**