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──幼馴染の旅立ち──
(沙也加のためだからなぁ。)
[挨拶くらい仕方ない。
これから更に幸せになろうとしているふたりへ、ありったけの祝福の言葉を伝えよう。]
春生さん、沙也加さん、ご結婚おめでとうございます。並びにご両家の皆様、本日は誠におめでとうございます。
こんなに素晴らしい結婚式で二人をお祝いすることができて、とても嬉しく思います。
[堅苦しいのは最初だけでいい。
あの日の、新入生代表挨拶のように。
自分の言葉で、想いを。]
[ずっと一緒だった幼馴染へ。]
沙也加、おめでとう。
君がこれからも、たくさん、幸せであるように。
幼馴染として、大切な友人として、
心の底から願っている。
キーくんなら何の不安はないけれど、そうだな。
もし万が一夫婦喧嘩でもしたらベルギーまで遊びにくるといい、沢山遊ぼう。
それで、お土産を持って帰ろう。
[なんて笑って。]
私の大切な友人たちが、
あたたかな家庭を築くことを願っています。
君たちが、君たちのキャンバスに、
さらなる彩りを描いていきますように、それがあたたかな色でありますように。
どうか、お幸せに。
[艶やかにきらめく沙也加と。
その隣の、穏やかに笑う春生と。
これから訪れるあたたかな季節を予感して。
溢れんばかりの、祝福を。**]
−美咲の挨拶−
[幼馴染の言葉は、沙也加の胸を打った。
美咲らしい、詩のような言葉。
なにより、その気持ちが伝わる言葉を送ってくれる。
ベルギーに渡る勇気をもった、その頼もしい友人は、自分の旅立ちに対しても鼓舞しているのかもしれないなと思う]
喧嘩しなくても、ベルギーには行くよ。
[マイクを通していないから、声は届かないけれど、きっと、気持ちは伝わると思っている]
美咲ちゃんも、幸せに。
[そう呟いて、挨拶を終えた美咲に頭を下げた**]
−帰国の日−
湊、じゃあな。次会うときは、素敵なLadyになってろよ。
[そう挨拶して、家族と空港に向かった**]
[妻が美咲に礼を言うのを隣で聞きながら
俺は友人代表挨拶をしてくれた彼女に
静かに、感謝を込めて一礼をした
披露宴では、友人や家族らがそれぞれ談笑している
父が酔って義父に東京へ行くとかお前は何時も急だとか絡み酒をしていた
……義父は父さんに内緒にしていたのか……?まあいいか
東京藝大の合格発表は明日だ。大体美術系は発表日が遅かったりする
これから自分達は合格してもしなくても
東京での生活が始まる
隣の妻の横顔を見つめ。幼い頃から今までの
ことを、思い出していた
ああ、好きだなあと
小さく紡げば。彼女が此方を向いたろうか
そうであるなら頬に手を添え
そうでなければ君の名前を呼んで]
[結婚式終了後、創慈くんの制服の袖を引く。創慈くんをこちらを見れば、じっと見つめて]
沙也加ちゃん、凄く綺麗だったね。わたしたちも、いつか。
[そこまで言って、照れくさくて遠くの空を見る振りをするのでした**]
− 秋口の頃に −>>509
[霞のことを好きだと告げる凌に、にっこりと笑い]
なら、よかった。
前にも言ったけど、わたしは凌くんのこと信頼しているよ。
むしろ、霞より、凌くんの方を信頼している。霞はあんなんだけど、凌くんが霞を好きでいてくれて、支えてくれるなら、霞は大丈夫だと思う。
これからも、霞のことをよろしくお願いします。
[そう言って、深々と頭を下げたのでした。
その後も、義兄さんとは呼ぶこともなく、凌くんと呼び続けることでしょうけど、それはまた別のお話**]
[ハルに呼ばれれば>>607]
うん?なに?ハルくん?
[ひな壇の上で、皆が見ている前だったけれど、そんなのは気にせずに、ハルの口づけを受けるのでした**]
……というわけで、エディ。
ベルギーに行くのは何日だっけ。
飛行機の席、隣をとらないといけないからな。
[彼ももう承知の上だろうけれど。
今一度、着いていくと宣言しようか。
その為に語学を学び、準備を進めてきた。
ただただ君の隣にいるために。
繋ぐ手には、お揃いの煌めき。
────さて、エディのお返事は?*]
― VRハウス ―
[彼のビームソードの軌跡と彼のしなやかな身のこなしとが合わさって見える。
一体また一体と、光の帯が触れると四散する敵たち。
その背中に守られるような、その背中を守るようなポジションで光弾を撃てば、スコアはみるみる積み上がって。
やがてボスが現れれば、互いの武器を交差させて発動する合体必殺技を繰り出したり、とか]
楽しかったぁ…!
[料金的には決して安くはないけれど、単に体を動かすだけとは違う充実感が凄まじかった。]
── 誕生日 ──
[凪沙と手を繋いで。指を絡めて。
自分の家の前まで送ってもらう。
ゆっくりゆっくり歩いたつもりだったけど、明かりのついた家の前まで来てしまって……。
別れがたいなぁって。凪沙を見て。
それからふりきるように、微笑んだ。]
ありがとう、凪沙。送ってくれて。
それからね。
私が生まれた日に、一緒に居てくれて、ありがとう。
[微笑んで。]
[それから背伸びをして、ちゅっと凪沙の唇に口付けた。
嬉しそうに笑うと、手を離して。]
じゃあ、またね。
おやすみなさい。
[幸せそうに笑ったまま、くるりと玄関を開ける。
手を振って『ばいばい。』と笑ったら、ドアが閉まるだろう。
それから……
『お母さん。ただいまー!!』
と、明るい声が、家の中に響いた。**]
― 帰国の日>>605 >>610 ―
[自分だけ、そういう湊は、相手が格好良くて昔と比べて見違えるほど大人っぽくなっているという裏返しだ。
同時に自分とは違う差を感じてもいた。文化の差。というのもあるのだろう
表現が大袈裟で豊かな彼。
私は外面は比較的マシだけど、つい親しい人を相手には感情表現をさぼってしまう。気が抜けているともいえる。
父など、母で慣れているのかあっさりとこちらの考えを感じ取ってくれる。という育ちもあったのはさておき]
素敵なレディなんて、あっちにだっていっぱいいるでしょーに。
[抱えるジレンマはそのまま可愛げのない言葉になりつつ、ジト目での取っ組み合いをやめて]
私と愛し合え。恋人になってやる。
そんな言葉が似合うレディになるよ
[どんなレディかはさておかれたが、元気でね。ってちゃんとお見送りをした。*]
ー結婚式ー
[高校生…を今こそ卒業しているにせよ。
籍を入れることになったと聞いた日は、大層驚いたことを覚えている。
不可能だ、とは思わなかった。
春生と、久方家と。その双方の家も反対していないようであったようであるし。
一芸に秀でることの、如何に難しいことか。春生にはあって…今の自分にはないそれに、羨望を全く抱かないかと言われれば嘘になるけれど。
自分は、何処までいっても自分だから。
それが亀のような歩みでも、確かな一歩を積み重ねるだけだと思えるようになったのは、成長だと思う。
結局霞は隣にいたのだろうか、それとも離れた席にいたのだろうか。
どちらにせよ、彼女の方を時折見ながら拍手を送っていたことだろう*]
[せっかくなのでもう1アトラクション。
今度こそ障害である――]
…………………マジ?
[ スタート位置から5mほど先まで鉄骨が伸びている。
その先端に小さなフラッグが設置されており、それを取って来るだけというシンプルなものなのだが――
裸眼で見たら本当は優しい平均台。
でもVRで見ると……超高層ビルの屋上から伸びており、その高さたるや……地表すらまともに見えない。
先ほどと違って、怖い系のアトラクションである。]
凌って、高いところ大丈夫?
[とは聞くものの、片方だけしかやらないで済むわけもないが。*]
[合体必殺技が実装されていることには驚きつつも、おそらくその時には声を合わせて掛け声を出すなどしていたであろう。
自分の身体なのに、自分の身体でない感覚は不思議であるが、面白いのもまた事実。
楽しかったぁ…!という霞の声に自分もそうだな、と返していた。
続けてなのか何なのか。次に出てきたのは鉄骨。
___どうやら、渡るらしい。]
…リスクを取れるか、みたいな話を思い出すな。
僕は大丈夫だが、霞は?
待っていてもいいし、手を取って一緒に進んでもいい。
[下から風が吹き上げてきて、上手くやっているなぁと目を細めた*]
──もう1人の幼馴染へ──
あ、霞。
[沙也加の結婚式の後くらい。]
私、もう少ししたら高く飛んでくるから。
お互い、がんばろう。
[高く飛ぶ=飛行機でベルギーへ。
明るく笑って、そう告げた。
荷物の中にはあのペンが、ちゃんとある。**]
[バランス感覚自体は良い方だと思う。
だからここまでは来れた、のだが……]
…――戻れない
[往路から旗が増えた状態で、そのまま震えるしかできなくなっていた。
この高さでこの細さで、向きを変えるのが特に難しいようだ。
首だけちらり後ろを向くこと位はできたのだろうか。
とにかく背中の向こうにいる彼にピンチを告げた。 *]
[ビル風がうるさい、体を揺らして蹴落とそうとする――実際は大したこと無い――
煽られながらなんとか立っていれば、背後で彼の声が。]
凌…?
うん…あたしのbodyを、受け取って
[まだ、自分を支える力は感じていないのに。
それでも彼がいてくれると信じて――ゆっくりと、体を背中の方に向けて、身を預けるように倒れていった。*]
― すべて終わってから ―
真名ちゃん、最後だしちょっと学校見て回らない?
[と言ってたどりついたのは1-Bの教室。
苦い思い出から甘い思い出に変わった場所。
窓を開ければ少し冷たい風が入る。]
真名
[真名の方に向き直り、ふいに抱きしめた。
ちなみにロビンは机の上に置いてもらっている。(これ大事)]
真名・・・
[もう一度、愛しい人の名を呼んだ。
見上げてくる真名の顔に近づき、唇を重ねた。
窓から、桜の花びらがひらりと舞い込んだ……――**]
[もたれ掛かられる前に、一度深く息を吸う___怖い思いはさせたくないから、一瞬だ。]
勿論、じゃあ信頼してくれよ?
[自分は身体を90°回転させて、左手は膝の裏、右手は背に。そのまま踏ん張って…立ち上がった。所謂横抱きというものである。
霞にメタリックの感触はないし、自分にはタイツとGジャンないしはトレーナーの感触があるのは仕方ない。
90°更に回って、復路の方向を向けば。
__後はゆっくりと、歩いていこうか*]
[信頼していたから、この倒れゆく背中は抱きとめてくれると思っていた。
(実際は落ちても命に別条はないが)だから倒れることになんら不安はなかった、自分でもこのゆったりと倒れていく時間が落ち着けていると思った。]
…?
[こう、後ろから彼の胸板に抱き締められるような形になるはずだったのだけど…体の支えがやけに細い。
背中を支えるのはそれこと腕一本ぶんぐらいで……あと膝上に引っかかったような感触。
それ以外スッカスカで、何が起こったのかと思った瞬間――体が軽くなった。]
え、あっ、ばかっ…
うぅ……
もぅ……
[そういう抱き上げられ方をしたのに気付いたときには。
何しろこんなところで嫌がって暴れるわけにはいかないから、されるがまましかないのだ。
不平こそ漏らしたけれど…ゆっくりと歩かれているうちに、彼にこう抱かれていることに得も言われぬ熱さを覚えて、ひっそりとしがみついた。*]
…霞のためになら、馬鹿にもなるさ。
それに、これなら安心だろう。
[>>631 必要とあらばな、と答えて。
自分が単なるもやしでないことに、この瞬間以上に感謝したことはないかもしれない。
ひっそりとしがみつかれる感覚に、自分が霞を守りたいと思っているところもあるのだと再認識した。
この状態で自分がバランスを崩せば元も子もないし、吹き上げる風に…横からの風も感じられるから。それには気をつけて___無事、スタート位置まで戻ってゲームクリア、だ。
今の状態をゴーグルを外したまま見たいものだが…手は空いていないから難しい。
霞を下ろしてからゴーグルを外して、今更湧いてきた気恥ずかしさに頬を掻いただろうか。]
…楽しかったな。
[色々あったしな、と*]
[VRゴーグルを外せば、元の彼が見えて。
楽しかったなと小さく語る彼に、沸き立つ言葉をどれからどれぐらい投げるべきか。
そもそもそれを言語化できるのかとか渦巻いた結果――]
― 観覧車 ―
[本当なら次はジェットコースターなど絶叫マシンを乗り倒すはずだったのだが、連れて来たのは観覧車。]
普通なら、色々遊んで、最後に乗るものだけど……
[と、恥ずかしげに少しだけ目逸らし。
つまり、先程の「色々あった」の結果――前倒しでふたりきりになりたくなった、というやつである。*]
― 観覧車 ―
[ふたりきり、とはいえ……観覧車の座席はおおむね4人分だ。
とりあえず向かい合うように座って、彼の視線に従って外を見やれば、そんな一言と、こんな回答。]
…――家族とのときは、こんなふうな対面だったのよね?
[そう零して…少し、待ってみて。
それで何も無いのであれば、自ら腰を上げることになるだろう。*]
ー 観覧車 ー
勿論、そうだな。
………。
[付き合ってから、知ったこと。
意外と、何かをして欲しい時は間接的な言い方をするということ。
席を立って、ゆっくりと彼女の側に座って。
自然と心拍数が上がるのを感じながら、手に触れようとした*]
― 観覧車 ―
[何事につけ、自分が真っ先に動くことばかりだけれど。
今回に限っては、彼からやって来た。
いつもと違う状態に、胸が強く鳴って]
体動かして汗かいてさ、それであのビルの上で凄く怖くて……
おかげでちょっと、寒いかナ…
[冷えを感じているのに、とても熱いものも覚えていて。
手に触れられれば、自然と彼の方に体が傾いた。*]
― ある日本での一日>>613 ―
来月の8日。チケットはメールで送っとくから。
ビザの準備は大丈夫?
[結婚式の帰り。指にきらめきを乗せて、絡ませながら。
モラトリアムは終わり。僕はまた、あの街に帰る。
悩んで、苦しんで、灰色だったこともある日常に。
前とちょっと違うのは、僕の手は色を知って、一緒に進む相手はピアノと音楽だけじゃなくて。
―――隣の、優しい慈愛の笑みを浮かべる人も。]
着いたらマムがパーティーの準備してくれてるってさ。
体重増える覚悟はしておいてね。
[一緒に、ただ普通の日常を過ごそう。
同じ街を歩いて、同じ景色を見て。
同じ音を聴いて、同じ時間を過ごして。
―――まずは、一緒にブリュッセルの街を見渡して。
甘すぎるパイでも、一緒にたべようか**]
― 観覧車 ―
落ちたら死ぬって思いしてて、凌から声があって……
受け止めてくれなかったら危ないのに、ぜんぜん心配とか不安とかなくて
凌の格好がヒーローぽかったのは…きっと、あたしからみた凌って本当はそうなのかもね
[体をくっつければ視線を向けて。]
受け止めてもらったと思ったら、あんな感じになっちゃって……
凄く…ドキドキした…
凌アスリートだから元々それぐらいできたかもしれないけど、でもあんなに力強いことされるなんて思わなかった
おかげで…今も……
だから、さっきみたいに…
[抱き寄せられた状態から、少しだけ体を前に倒して。
そうすれば肩がぶつかりあうのから軸がずれて、彼の体の前側をこすりつつ傾いた。*]
ありがと
戦うなんて実際には起こらないことだろうけど…それでも凌と一緒で楽しかったし、嬉しかったし……
守られるのも助けるのもすごく充実してた
[横抱きを彼任せだと大変だろうから、自分からも腕を伸ばして、彼の首から吊り下がるように巻きつけて。]
えっと……mindとかheartとか、凌と心のやりとりずっとしてきて、今さら言い出すのはあれなんだけど……
凌の顔、もともとタイプだったみたい
…いいじゃない、可愛い言われるぐらい、凌のこと見た目で喋ったって
それに、さっきは前半も後半も、カッコよかったし……
[額に落とされればむず痒さを見せたけど……さらに呟かれれば、そのぶん熱く潤った視線を投げ返した。*]
実際にはまず起こらないだろうからこそ、とても充実してた。
[>>645 首に吊り下がるように腕が伸ばされたなら、回しやすいように一度頭を下げて。]
正直、自分の外見がどうとかはよくわからないけど。
…霞のタイプなら、あとはどうだっていいな。
ありがとう。
[霞にカッコいいと言われたなら、自分にとってそれ以上のものはないから。熱く潤った視線を、受け止めながら。]
mindも、heartも、faceも…こうして抱きしめているbodyだって皆、好きだ。
[そう言って…今度は唇へと、自らを重ねようか。
今は2人きりの世界だから、最初は浅く…そして深くなったり。heartが繋がる感覚があれば、言葉は不要だろう。
綺麗な首筋にも心惹かれるものを感じたが…そういうことは、しちゃいけません*]
[一度唇が触れるたびに、巻きつけた腕はより深く、隙間を小さくして行って。
浅いときは彼にされ、深いときは自分からも唇を返し……]
凌…
凌…
[言葉は不要でも、彼の名前はずっと呼んで。
より深く強く彼を求めれば顎は自然と浮くので、首筋はそのぶん顕になるわけだが……]
ちょっとぐらい、いい、よ……
body、もうあげてるんだし…
[本来は紅潮が見えぬ肌でも分かるぐらい赤らんだ顔で、小さく、囁いた。*]
[それからは第4クオーター終盤までは点の取り合いになったせいで、拮抗状態が続いた。
互いのチームにほとんど実力差がないのと、こっちのメンバーに疲れが見え始めたせいだろう。
そしてなにより、相手選手達の方が身長が高いせいでリバウンドが取れない。
そのせいえま、点を取られては取り返しての繰り返しで一向に差が縮まらない。
途中、チームメイトがファウルをしたことで向こうに与えられたフリースロー。それによってついてしまった1点差が、どうしても詰められなかった。
ファウルをしてしまったチームメイトが自分を責めている時には思いっきり背中を叩いて鼓舞していたけれど、だんだんとそいつの調子が落ちているのが目に見えて分かる。いつも入っていたシュートが入らなくなっていたのだから。]
打って外してもいい。
でも、打たないで負けるのは無しだ。
[残り1分の時に取られたタイムアウトで、そいつに声をかける。
俺があの時、中学の大会の時に同じ立場だったから。そいつが何を考えているか、すぐにわかった。
「やらないで後悔するくらいならやって後悔しろ。」
幼い頃に母さんに教えられた言葉を投げかけて。肩を叩く。
こっちのチームメイトとは対照的に相手はこっちがシュートを決めれなければ点差が覆ることはないと思っているから、余裕たっぷりに笑っていた。
ギャラリーには、もうこれ神楼負けだろとボヤく人もいたかもしれない。]
[試合再開のホイッスルが鳴る。
頭の中に浮かんだイメージは、クラスでバスケをやった時のこと。そして、中学最後の大会のこと。
人は飛べる。
それを知ってから、またバスケが一段と好きになれた。
中学の頃、自分の外したシュートをそのまま叩き込んでくれるスターが居てくれればと。そこに大城選手のような人がいてくれたらと。起こりもしない妄想に縋った過去の自分。
今思えばなんて馬鹿だったんだろう。
スターなんて、いらない。
仲間がいてくれれば、人は誰だって飛べるんだと。
教えてくれたのは、1-Bの仲間たちだ。]
[1点差のまま残りは5秒。
味方がシュートを投げた瞬間、走り出す。
相手選手はリバウンドを取ってしまえば勝ちが確定だからと呑気にゴール下で構えてるだけ。
なんだこいつ悪足掻きかよ、なんて笑っていたりもしただろう。
それでいい。笑うだけ笑えばいい。
ボールがリングに当たって跳ねるその瞬間、応援してくれてる仲間達に背中を押されるように、高く、飛んだ。]
[促されるままについて行ったかつての教室。
余裕のなさそうな創慈くんに奪われ、唇が離れた瞬間]
そうやって、わたしをここに
(この星に)
縛りつけていてね、ずっと。
[もう言葉は必要ない。
今度はこちらから
彼の唇を塞いだ──**]
[飛んだ瞬間、時間が遅くなったような感覚がする。
いままで積み重ねてきたものが、1-Bでの思い出が蘇ってくる。
1-Bに入れてよかった。
皆と一緒でよかった。
梨花と出会えてよかった。
そんな想いを抱きながら、ブザービーターを決めて。
コートの皆が驚いたような表情を見せる中、ギャラリーにいた皆に、梨花に。拳を握って突き出してみせて、そのままニッと笑った。]**
──いつか──
エディ、パイが焼けたんだ。
そろそろ一休みしてお茶の時間にしよう?
[ピアノの音が止む。
甘い匂いとともに呼びかけた。
いつからか、自分もパイを焼くようになった。
彼の父とも母とも違う味のパイ。
君だけのために作る、
日常の中の小さな幸せの味。]
[窓から柔らかな午後の光。
ベランダには、咲いたばかりのバラの花。
ピアノの椅子から振り返る君に近づいてゆく。]
エディ、──今日も、愛している。
[ふわりと微笑んで。
今なら掠れず言える言葉を。
身をかがめ、そっと、キスとともに。**]
── ウィンターカップ予選 ──
[1点差のまま試合が推移して。
凪沙がファウルを与えた人の背中を叩いてる。
今度、バスケ部の皆さん。
一人一人、名前を覚えよう。
そうして応援する時は、凪沙以外の人もちゃんと、名前を呼んで応援しよう。
そう思った。
神楼頑張れとしか言えない自分が歯がゆかった。]
[残り時間が5秒切って。
放たれたボールに。]
じんろーーー!!!がんばれーーーー!!!!
[って。すっごい大きな声で叫んでた。
この頃にはもう喉も枯れてて。
ガラガラ声で叫んでた。
諦めムードなんて知るもんか!
最後の1人になったって絶対諦めないで応援してやる!!
そうしたら凪沙が、空を、飛んだの。]
[彼がゴールにボールを叩きこんで。
もう気付いたら私はぼろっぼろ泣いてて。
振り向いた彼が、拳を突き出して笑ってくれるのに、もう笑顔が返せないくらい泣いてて。]
なぎさーーーー!!!
[って。出した声は完全に掠れてたから、絶対凪沙には届いてないはず。
でもボロボロと泣きながら、拳を握って突き出した。
『おめでとう。』って。気持ちだけでも届くと良い。
後でちゃんと言葉で伝えるから。
だから今は、泣かせてください。**]
― いつか ―
ああ、そうだね。
[鍵盤を弾く手を止めて、向き直る。
眼に入るのは、最愛の人の姿。]
今日も美味しそうだ。
ミサキの作るパイは、最高だもんね。
[柔らかな光の中、うつるすがたに目を細めて。
そっと、キスを受ける。]
ミサキ。今日も、愛してる。
[そんな、いつもどおりの、日常**]
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