厚生委員 Angel佐藤は、新入生 川島俊に、「わ、わたし、そんな引きつってたー？」[いや、自覚はあるんですけどね]

厚生委員 Angel佐藤は、新入生 川島俊に、「まあ、半分は勝手に思い込みしてたわたしのせいでもあるんだけどね」[と、小さく呟きます]

厚生委員 Angel佐藤は、新入生 川島俊に、「わたしも同じかも。気まぐれなところはあるし、しゅんが言った通り、多面性もあると思うよ」

新入生 白石美亜は、学級委員長 吉沢当麻と姉兄は小学校が一緒で知らない仲じゃないし、美亜の初恋も気づいているだろうし、悪い印象はないかと

厚生委員 Angel佐藤は、新入生 川島俊に、「それもぜーんぶ含めて、わたしだし、しゅん。だと思うんだー」

厚生委員 Angel佐藤は、新入生 川島俊の吐息を感じて、ふと口をつぐむのです

厚生委員 Angel佐藤は、新入生 川島俊の低い声がわたしの鼓膜を震えさせます。それは電波のように頭に、脊髄に背中に痺れをもたらします

厚生委員 Angel佐藤は、新入生 川島俊の、清濁併せ持った一言は、彼のあらゆる感情を含んで、わたしの中に消化されました

厚生委員 Angel佐藤は、新入生 川島俊の言葉で、多分、わたしの瞳は、潤んだことでしょう

厚生委員 Angel佐藤は、新入生 川島俊に、「好き」とだけ、一言呟きました

厚生委員 Angel佐藤は、新入生 川島俊に、「うん帰ろうか」と、言いかけ

厚生委員 Angel佐藤は、新入生 川島俊に、「ちょっと、待って。何か髪についてる」と言って、しゅんの頭に手を差し出し、屈むように促します

厚生委員 Angel佐藤は、新入生 川島俊が屈んだら、その頬に、ちゅっと口づけをおくりました

厚生委員 Angel佐藤は、新入生 川島俊に、てへ

厚生委員 Angel佐藤は、新入生 川島俊に、「知ってた？今日、わたしの誕生日なんだよー？」[当然知りませんよね**]

保健委員 日月理世は、編集委員 桑島大樹大樹君のおかげだよ、ありがとう……！

保健委員 日月理世は、編集委員 桑島大樹[と、抱き着こうとして……ここは教室、ぐっと我慢の子。貴方の手にそっと触れて感謝を告げる*]

新入生 白石美亜は、学級委員長 吉沢当麻お別れする前に、私も当麻くんが好き、と言ってはにかんだ

保健委員 日月理世は、編集委員 桑島大樹[でも、勘違いしていた貴方の焦ったり恥ずかしがったりする姿は新鮮で]

保健委員 日月理世は、編集委員 桑島大樹[可愛いな、なんて思ったりして]

保健委員 日月理世は、編集委員 桑島大樹[貴方の言葉に目から、鱗。そうか、今が最高に幸せであっても]

保健委員 日月理世は、編集委員 桑島大樹[時を重ねたら更に貴方と共に最高の、幸せは更新していくんだろう]

保健委員 日月理世は、編集委員 桑島大樹[春のあなたに出会い、夏のあなたに見惚れ、秋のあなたに恋を自覚し、冬のあなたを愛するのでしょう]

保健委員 日月理世は、編集委員 桑島大樹[本当に、そうだ。時が止まってしまったら明日の約束も叶わない]

保健委員 日月理世は、編集委員 桑島大樹[小さく笑んで、そうね。と目を細める私は。貴方と過ごす明日に心を寄せる]

保健委員 日月理世は、編集委員 桑島大樹[貴方が望んで、私も、望んでいるのなら]

保健委員 日月理世は、編集委員 桑島大樹[それから。明日の集合場所と時間を決めていなかったけど]

保健委員 日月理世は、編集委員 桑島大樹[どこがいいかしらと、試験勉強会の後での祭りの約束の際に交換したであろう個別LINEに送るのでしょう*]

保健委員 日月理世は、編集委員 桑島大樹　でも、私の勉強を見てくれたのは大樹君だよ。

保健委員 日月理世は、編集委員 桑島大樹[と、両手を広げて……すすっと下げる私である。まだ早いのだ、互いにきっと]

保健委員 日月理世は、編集委員 桑島大樹　そうですね。じゃあ、その……一緒に水族館に行ってみませんか？

保健委員 日月理世は、編集委員 桑島大樹[夏休み少し前ならば。まだ多くの人で混んでいないだろうから、と*]