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― 南の樹海/キャンプ地 ―
[このキャンプ地は、何より危険種達の生息範囲外もあるが、樹海に入った初期の冒険者達による魔法の守護と加護、機巧仕掛けの守りが行われ、他所より比較的安全な場所だった。
こういったキャンプ地は他にもあるが、普段へロイーズはここを利用している。
時々は、他の冒険者と遭遇したり、食事を共にしたりする。]
『持ち帰るには少し多いので、
日持ちのする果実を幾つか置いておきます。
良ければ食べて下さい。
冒険者,ヘロイーズ・ヴァルサールより』
[書き置きを残し、キャンプ地を後にする。
ヘロイーズの荷物は、キャンプ地で借りた物以外だけでも、随分とある。メイン武器と採取の為の道具や宿営の荷物類、そして今回の採取品、ヘロイーズとポコと分担して荷造りしているが、背負った姿は正に一山採ってきた姿をしている。]
――そんなかんじなんじゃないですかねもしかすると。
[>>8視線は、と途切れる声。>>9ほろりと零れたような思いつきに、思いっきり眉を下げる]
そうじゃないと魔素にやられた漁師さんの理由がとけませんし。
まさか刻印バージョンアップとかは、ないと思いたいですし。
[全てが推測に過ぎないけれど、なんだか腑に落ちることばかりで嫌になる]
―待機所内―
[早急に必要な治療は済ませ、やっと人心地。容態も安定して、無理をさせなければ移動させても大丈夫なところまでなんとかなった]
……オノンさん、どこまで行ったのかな…
[全員の様子をもう一度確かめて、少しなら離れて大丈夫と判断すると、待機所から外に向かった。すぐにクラットとオノンが難しい顔をしているのがみえ、不思議そうな顔をする]
…どうか、した?
[屋根の上にいるウィルの姿はまだ見えていないので、二人にそう聞いてみた]
― 南の樹海 ―
うんしょうんしょ。
ヘロちゃん、大量だったね。
何時ものお店にも渡せるね。
予報士のマシューさんにも鑑定してもらおーね。
とりあえず、刻印を無力化すれば巨大化する魔法は解けると報告書に書いて……確か、ほらここ。
けど、どうやら事は思ったよりも大事みたいですし……
[迷っていると、ウィルからの提案>>12]
そうですね、成果は十分あったと思います。
多分今なら副団長にも納得してもらえるでしょう。
[当面の安全を保つ手段。
中型危険種の正体の確認。
クラブローパーの性質については、ここで生計を立てる漁師が一番よくわかっているだろうから、注意換気でだいぶ被害は減るはずだ]
オノンさん、怪我人護送、お願いできますか。
誰か護衛をお願いして……二手に分かれましょう。
残りは一応クラブローパーを警戒しつつ、残る怪我人の人を看病しつつで。
[これで依頼は達成になるだろう。
まだ終わってもいないのに、少しだけ安堵の息が漏れてしまう]
あ、ヌァヴェルさん。
あの、焚いた香ってまだありますか?
[>>13建物の中から姿を現したヌァヴェルに理由も話さずに聞いてから、慌てて順立てて訳を話しだす、推理した危険種のこと]
んだなぁ、クラブローパーのでっけぐなっだやづが今出てきだら、真っ先に狙われんの漁師さんらだしなぁ
[推測が正しければ、という但し書きはつくけれども。
触腕の伸縮まで巨大化していたら、盾で守ったから守りきれるというレベルを超えている]
確かめるにしてもまずは漁師さんら送り返すのが先だぃね。
オレもウィルさんにさんせーだぁ
[クラットに告げて]
お〜、ヴェルさん。
今、なんとなぐだげど危険種の正体が分がってきだがら、ひとまずすたこら逃げっが?って話してだとごだよぉ
…魚食うがぃ?
[出てきたヴェル>>13にかいつまんでそんな風に話ながら、話している間にこんがりと焼きあがった魚を差し出した]
[オノンにこんがりと焼いた魚を差し出され、思わず受け取る。そしてクラットとオノンの説明を代わる代わる聞くと]
…うん。私も、それがいいと思う…中の人たちは、もう大丈夫。無理をさせなければ、移動もできるよ…香って、危険種避けだよね?それなら、大丈夫。店にあるだけ、持ってきたから…
― 南の樹海 ―
[果たして歩みを進めると、銃を幾丁も装備した少女が居た。
ぺこっ。にこっ。]
[視線が合う距離になればロッテに挨拶する。
ヘロイーズはメイン武器の大型の鎚や、数日の荷物と採取品を背負った姿をしている。採取にも使う短刀やナイフも外側から伺えるだろう。*]
おお、元がらそのづもりだがら任せで〜
[クラットに言われて>>18軽く頷きながら、ヴェルから怪我人の様子を聞く>>20]
したら一度にみんなは連れてげねぇがら、何度か往復すっがねぇ
往復してる間、よぉーぐこの匂い焚き染めてやっでな?
[燻製になるくらいに、と、魔物避けの匂いを指してヴェルに冗談めかせて笑う]
お、お願いでぎっがぃ?
[ウィルに護衛を頼めるというならそれは心強い>>22]
したらウィルさん、盾に乗せるの手伝ってもらえるがぃ?
怪我の一番酷ぇ人がら順番で載せてぐがらよ
クラットさんもそれでいいがぃ?
[尋ねながら、ヴェルに怪我人それぞれの容態を確かめ、盾へ乗せる順番を決めていく。
程なく町へ戻る準備は整うだろう]
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