情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
[ウィルが紹介してくれた老学者の話はとても興味深くて、つい実験場所を探しましょうなどという流れ。ついでにその畑を耕すことも引き受けてしまって、おいおい割れ谷の方はどうした、という案配だ]
仕事は増えちゃったけど、ま〜
[いいか、と。悪くない気分でいる。
老学者とともに話し込んでいた片眼鏡の男はずいぶんと魔法に造詣が深いらしく、聞けば、危険種の巨大化は刻印だけでなく媒介が必要ではないかと教えてくれた。
ならば魔水晶か妖白板はどうかと、と老学者が合いの手を入れて、議論は延々と続いていった。青年は途中から、ほぼお茶くみ係に徹していた]
『ポコと友達でありがとう。』
『私の家でゆっくり話をしませんか。』
[そう綴るのがようやっと。
エドワーズが、メモ帳の文字を読んでヘロイーズを見れば、
とびっきりの笑顔を向けた。]
[日が暮れてくると唐突に、汗だくの青年が詰め所に飛び込んできて、泥棒だなどと叫ぶから大捕物になった。おかげで詰め所はまたひっちゃかめっちゃかの有様だがこの辺はいつものことなので誰も気にしなかった。
あとは盗品を持ち主に届けて、一件落着である]
いや、あと事情聴取とか、ね。
[それは別の誰かがやってくれているだろう。そうだといいな。と青年は思った]
[その後日、宙船探索をエドワーズから切り出されて、
北の荒野に向かうのは、また別の話…―――。
そして、そこで出逢ったあの人との話も。**]
― いつか タウン・ナリヤ ―
ついに追い詰めた……。
[タウン・ナリヤの路地裏。
身軽な男は、屋根の上に寝そべるようにして身を潜めていた。
視線の先には、黒いマントを羽織った怪しげな風体の男]
あいつが魔素を操り、危険種を巨大化させた犯人。
[動機は未だ不明だが、住人の安全を脅かす行為を見逃す訳にはいかなかった。
斥候の青年の後ろには、この件に協力を申し出た冒険者たちが集っている。
魔法による情報伝達で、反対側でも包囲網が形成されているはずだ]
いくぞ。
[身振りで背後の冒険者に合図を出し、ボウガンを構える。
狙うはマントの肩を掠める位置。
魔素の流れを意識しながら、引金を引く。
ボウガンの発射機構、そして矢の周囲の空気が変質し、一切の音が消えた]
[通常ならば回避すら出来ないはずの攻撃。
しかし矢は、見えない壁に当たったかのように弾かれ、地面に落ちる。
そして振り返る黒マントの男]
――気付かれたか!
[男はマントを翻し駆け出した。
移動系の魔法を使っているのか、まさに飛ぶような動きだ]
負けるかっ!
[足元に魔素を集中させ、屋根を蹴る。
数m先の屋根に着地し、更にそれを足場に跳躍。
敵の逃亡に気付いたか、周囲の冒険者たちの動きも慌ただしくなった]
待て――つっ!
[もう少しで男の肩を掴める所まで接近したが、魔法で飛ばされたものだろうか、礫が足首を掠めバランスを崩した]
いてて……。
[屋根の上で体を起こす横を、冒険者の中でも身軽な者らが駆け抜けていく。
幾人かは、大丈夫かだとか、後は任せろといった言葉を掛けて通り過ぎた]
やれやれ、オレもまだ未熟だなぁ。
[そう呟いて苦笑する。
それでも、悔しさより安堵が勝るのは、"斥候"の役目を果たした後を任せられる仲間が出来たことだろう。
今回の件で、ふらっと立ち寄っては出て行く者が多かったタウン・ナリヤの冒険者たちの結束が固まり、組織だった動きも増えてきていた。
単独または少人数で依頼をこなしていた頃よりも、より専門的な動きが求められるようになったのだ。
自身の名乗る"スカウト"の肩書にも、これまで以上の重みが出ることだろう]
[隣で、にゃあ、と小さな声がした。
そちらを見ると、かつて高い所に登っては下りられなくなっていたあの猫が、心配そうに見上げている]
ははっ、お前にまで心配されちゃったか。
[今はもう子猫とは呼べない大きさのその猫を、そっと撫でる]
こうしちゃいられないな。
じゃ、もうひとっ走り行ってくるよ。
[ヴェルの店で買った痛み止めの薬草を、足首に貼り付ける。
若猫が見詰める先を、一陣の風が駆け抜けていった**]
[資料にまたがって書かれていたメモは、あらかた見つけることが出来て、苦労に全く比例しない情報に脱力感と達成感を覚えたのは誰にも言えない。
途中露天でお菓子を買う。
氷の結晶の様な、蜘蛛の巣の様な、平べったい六角形の飴細工。
ポケットの中にはヘロイーズから貰った招待状。
留守であればドアノブにでも下げておこう。
とおみやげを手にまず向かうのは酒場]
これで、よし、と。
[貼った依頼書を前に、腰に手を当てて満足そうに頷いた。
依頼内容。
北の割れ谷に現れた、巨大化クラブローパーの討伐。
自警団と共に討伐にあたります。云々。
詳しくは自警団まで。担当クラット・ブラック。
この依頼は多分、黒幕の魔法使いを捕まえるまで長く続くんだろう。ざっくりとたわりに面倒な依頼だ。冒険者がきてくれるのかくれないのか。それはわからないけれど]
ま〜 きっとなんとかなるってね。
[この町には頼りになる冒険者がいる。
自分もその一員になりたいな、と、ほのかな願望を口にはせずに、青年は沢山の依頼が張り出された壁の前で笑った**]
[トランクを傍らに一人立ち、目を閉じて精神を集中する。
魔素の糸を伸ばし、遠い遠い西の地にある、自らの身体から分かれたものを探り当てる。
共鳴を頼りに探し当て、その中心に輝くものをつかんで引き寄せる。
力を込めて近く近く引き寄せると、自分とそれの間の空間がひしゃげてつながった]
……行くぞ!
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新