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かわいくないよ 幽 は 双子な狼のほうの 幽さん をうしろゆびさしたみたい。
双子な狼のほうの 幽さん は 双子な狼のほうの ましゅさん をうしろゆびさしたみたい。
双子な狼のほうの ましゅさん は ましょうじゃないよ ましゅ をうしろゆびさしたみたい。
ましょうじゃないよ ましゅ は 双子な狼のほうの ましゅさん をうしろゆびさしたみたい。
個性が欲しい ウエティ は 双子な狼のほうの 幽さん をうしろゆびさしたみたい。
あったかコーラ大好き シノン は 双子な狼のほうの ましゅさん をうしろゆびさしたみたい。
飛び込め ユーノ は 双子な狼のほうの 幽さん をうしろゆびさしたみたい。
マスケラード仮面 そらたか は 双子な狼のほうの 幽さん をうしろゆびさしたみたい。
スッチー snowfox は 双子な狼のほうの 幽さん をうしろゆびさしたみたい。
黒百合姫 ああむ は 双子な狼のほうの ましゅさん をうしろゆびさしたみたい。
くみちょう るる は 双子な狼のほうの 幽さん をうしろゆびさしたみたい。
伊達マスク 龍全 は 双子な狼のほうの 幽さん をうしろゆびさしたみたい。
ちょこれーと ミミ は 双子な狼のほうの ましゅさん をうしろゆびさしたみたい。
湯上がり ケニー は 双子な狼のほうの ましゅさん をうしろゆびさしたみたい。
魔性ではなく魔族 人師 は あったかコーラ大好き シノン をうしろゆびさしたみたい。
生まれ変わった がる は 双子な狼のほうの ましゅさん をうしろゆびさしたみたい。
睡眠不足 anno蓮華 は 双子な狼のほうの 幽さん をうしろゆびさしたみたい。
変態包帯 せんちゅ は 双子な狼のほうの 幽さん をうしろゆびさしたみたい。
双子な狼のほうの 幽さん は ぎわくをかけられて、なきながらどこかにいっちゃったみたい。
あれれ、いやがらせがなかったみたい。
のこってるのは、かわいくないよ 幽、双子な狼のほうの ましゅさん、ましょうじゃないよ ましゅ、個性が欲しい ウエティ、あったかコーラ大好き シノン、飛び込め ユーノ、マスケラード仮面 そらたか、スッチー snowfox、黒百合姫 ああむ、くみちょう るる、伊達マスク 龍全、ちょこれーと ミミ、湯上がり ケニー、魔性ではなく魔族 人師、生まれ変わった がる、睡眠不足 anno蓮華、変態包帯 せんちゅの17にんだよ。
●
がきんちょはちらちらと私の方を見ている。
はぁ、答えがわからないわけではない。
ただ私も自信が無い…あと樵が粉々だの、人殺しだのとあの双子は言っているが、私は自分が無事なら別に構わない。
…一応、がきんちょ君も付け加えておこう。
私が無事に脱出するまでは生きて貰わねば。
「…どうしても答えがわからないなら、私が答えても構わないが、正解しているという保障は全く無いが…それでも良いなら、私の答えを教えるが。」
多分だが、宮沢賢治、川端康成、安部公房、横溝正史、だと思う。
…自信は全く無いが。
●
がきんちょ君は私の方を見て小声で聞いてきた
「GOING STEADY 山口百恵 鈴木茂 関智一」
でいいんですよね?
だめだ、こいつ・・・
早くなんとかしないと・・・
■
それなりに自信があったのだが、「お前は何を言っているんだ」
的な顔で返された。
なん…だと…。
しかしこれ以上は考えてもわからない。
「どうしてもわからないのなら」
幽さんの問いかけに、私は彼女の顔を見てうなづいた。
「あなたを、信じます」
決して、丸投げとかそんなことはない。
…そんなことはない(大事なことなので二度ry
●
不安げ?ながきんちょは私に任せると言ってきた
私は覚悟を決め、大きな声で叫んだ
「宮沢賢治、川端康成、安部公房、横溝正史だ」
双子たちの様子を見る・・・
頼む・・・正解していてくれ・・・
双子たちはくすくすと笑いあいながら
「「残念」」
その声に背筋が凍るような錯覚にとらわれた
「正解だよ」「つまんない」
「「次は数学だよ」」
【99X99を因数分解を使って答えろ】
まだまだ悪夢は続きそうだ
■
数学は得意だ。幼少期から数字は心許せる友達の一人だった。村一番の数学王と言われ、将来が楽しみだと何度も叔父さんや叔母さんから賞賛をもらった。解けぬはずがないだろう。
「因数分解か」
ふむ。
分解、か。
『99×99』
適当に右から二番目の数字の真ん中の「∪」部を左から二番目の9の左辺下部にくっつけてみる。
「あとは・・・」
今度は一番右にある数字の真ん中の「∪」部を右から二番目の左辺下部につけてみた。
読んでみると・・・
「9801?」
■
子供たちの笑い声が聞こえてきた。
からから、げらげら。
びくりと肩を震わせる。
「あんたばかぁ!?あっ…ははははははは!!!!」
「いいね、おもしろいよ!」
「特別に許してあげるぅ!」
「にゃははははははははははははは!!!!」
どうやら許してもらえたらしい。
やっぱり私の数学力は素晴らしいな。
「でも次はどうかな?『化学』の問題だよ。」
相も変わらず楽しげな子供の声が続けた。
●
双子の声が聞こえた。
「水酸化ナトリウムの水溶液から食塩を作るにはどうしたらいい?」
拍子抜けするほど簡単な問題だ。
素直に答えてよいのだろうか。
私たちは悩み、答えを出した。
●
答えは……
「水酸化ナトリウムの水溶液を飲んで横にあるサウナに入って汗を流す」
こうすれば簡単に食塩が手に入る
まさに人体は宇宙である
■
「んー…」「ほんとは違うんだけどね」
「「面白いから正解にしておいてあげるよ」」
うむ。
まさに「面白いは正義」である。
「じゃ、次の問題ね」「今度は『歴史』だよ」
●
私が出した答え。果たして正解なのだろうか。
「あーあ」
「一応正解にしようか」
「これがわからないなんてね」
「でもクイズももう飽きたね」
「そうだね」
「じゃあ、二人ともこの部屋に入って」
双子の声と同時に、目の前によくわからない扉が現れた。
「くすくす」
「早く二人とも入って」
私とがきんちょは、逡巡した。
この扉は罠なのか、それとも進むべき道なのか。
そして出した答えは……。
■
私はこの扉を進むべきなのかどうかを迷っていた。
隣を見ると幽さんも同じような反応をしていた。
「まだ来ないのぉ…」
「もしかしたらこの扉は出口に近づく扉かもよ」
「来ないのならこの扉…」
「閉じちゃってもいいよねぇ?」
「「いっくよー!じゅぅ……きゅう……はち……」」
今双子の口から確かに聞こえた。“出口”。
…
ええい、考えるのは後だ。行くしかない。
なな という声が聞こえるか聞こえないかの時には、
私は扉へ走り出していた。
●
「いいからさっさと入らんかい!」
またもや謎の人物に背後から思いっきり蹴られて、部屋の中に入ってしまった。
もうこの孤児院怖い。
●
二人は扉に飛び込んだ。
そこは一件普通に見える部屋だった。
部屋の中央に双子がいた。二人とも背中を向けている。
「ねぇ、僕たちの」「私たちの」
「正体、教えてあげるね」
その言葉と同時に双子は振り向いた。
すると、見覚えのある顔が……。
旅人同士は互いの顔をみた。
「同じ顔……」
どういうことなのかわけがわからなくなった。
あの双子と私たちは同じ顔だったのだ。
■
最初に部屋に入ってきた三組の双子の一組は、それぞれの手に
赤子の頭ほどの大きさの水晶玉を持っていた。
「僕たち/私たちは『占い師』の双子だよ」
次に部屋に入ってきた三組の双子の一組は、それぞれの体の
周りに人魂のようなものを浮かべていた。
「僕たち/私たちは『霊能者』の双子だよ」
最後に部屋に入ってきた三組の双子の一組はそれぞれの手に
弓と矢と縄とロウソクを持っていた。
「僕たち/私たちは『狩人』の双子だよ」
■
無事次の部屋に移ると、まず私たちにそっくりな双子がいた。
私たちが驚いていると、さらに3組の双子が出てきて…
私たちに向かってこう告げた。
「―――君たちが狼の双子だよ」
…
君たち、が私たち二人を指しているのだと
気づくのにはしばらく時間がかかった。
自分と、この化物さえ喰らう幽が双子だというのか。
幽をじーと見つめて
…ないな。
そうか…これは私たちの心を揺らす罠だ。ひっかかるもんか。
気がついたら私は落ち着いてこの結論を出していた。
●
「オオオオオオオオオオオォ!!」
度重なるSAN値の減少に眠っていた力が解放される
ミキ……ミシ……
筋肉が膨張し、血管が体中に浮き出る
そう私は古代の神ヤマタノオロチの血を引いた神官の末裔なのだ
フシュー……クサナギ……コロス
●
がきんちょが私を見つめる眼差しがあまりに可愛かったもので、
少しおかしなテンションになってしまった。
過去の因縁はどうあれ、これまで協力して共に苦難を乗り越えて来た
がきんちょに殺意を抱くはずもなかった。
「過去は過去、だ。」
ともかく、私は自分が人狼でないことを良く知っているし、
これまでの冒険からがきんちょが狼だとも思わない。
…がきんちょも同じことを考えているらしいことは
表情を見れば一目瞭然だった。
双子達が嘘をついているのだ。
だいいち、そう何人もひとところに占い師や狩人がいてたまるものか…。
●
その時、二人の旅人の身体から謎の霊体が飛び出した
「クサナギ、あの時の恨み忘れた日はないぞ!」
「ほほう生きておったか、もう一度冥土に送ってくれるわ」
霊体同士が戦闘を始めている中、双子達は楽しそうにその戦いを見ていた。
残された旅人は今のうちに、と部屋を抜け出し、走った。
ひたすらに、走った。
そして、孤児院の入り口まで辿り着いた。
「今のはなんだったんだろう?」
「双子が見せた幻?」
そして二人は探索を続けることにした。
●
いや、幻なんかじゃない。確実にこの目で見て、この耳で聞いた事だ。
そうだ、兄さんも、母さんも、全部幻だと思おうとしていたのかも知れない。
この先に答えはあるのだろうか?
歩を進めていった。
●
危険も去った・・・
しかし、そんなことなどどうでも良く、私には一つの疑問があった
がきんちょはわたしのことをどう思っているのだろう・・・
気になって探索に身が入らない
どうしよう・・・
■
隣の旅人が何かがはじけたような表情をしていた。
そのとき叫び声とともにいきなり彼女の声のトーンが変わった。
そして急に私に向かって…
「貴様は……クサナギ!」
クサナ…ギ?聞き覚えがあるようなないような名前だ。
どこで聞いたんだったかな…。
私が必死で思い出そうとしていると幽は少し落ち着いたようだ。
何かが抜け落ちたのだろうか、何はともかくよかったよかった。
…
なにか忘れてる気がする。あぁ大量の双子か。
何故かいつの間にか逃げ出していたらしい。
次はどうしようか、と幽に聞いてみた。
●
次にすることは決まっている。
もう我慢の限界だ。
この気持ちを抑えることはできない。
私はありのままの気持ちをがきんちょ君に伝えることにした。
「がきんちょ君、好きだ、結婚してくれ。断ったら…あとはわかるな?(にこにこ)」
幽さん幽さん、なんか俄に、以前これは絶対阻止せねばと相談していた桃ルートに足を踏み入れんとしてますよ。
衝撃的展開すぎわろた
■
「だが断る」
私は反射的にそう答えていた。
断ればわかっているな?などと言って優位に立っているものにおとなしく従うなど、この私のプライドが許さなかった。
●
「このがきんちょの最も好きな事の1つが僕と結婚したいと思ってる奴にNOと言ってやる事だ」
ドドドドドド……
辺りから緊張が漂う
■
「なん・・・だと・・・?」
この期に及んで冗談だと?ふざけてるのかこいつは。
私の中にふつふつと殺意が込み上げてきた。
あのとき、ちょっとどきっとしたその僅かな感情が憎悪へと変質していくのを私は止められなかった。
●
自分でもわけがわからなくなったので、とりあえずがきんちょ君を渾身の右ストレートでぶっ飛ばしておくことにした。
壁にめり込んだがきんちょ君がぴくぴくしていて可愛かった。
■
えっ?
さっきから幽は何を言っているんだろう。
…いや、好きか嫌いかと言われたら一人で寂しかった孤児院の探索に付き合ってくれたり、壁を壊してまで会いに来てくれたしなぁ。
とはさきほどまで思っていた、が。
などとしばらく考え込んでいたら―――
いきなり右ストレートで殴られた。
どうやら下手なことを口にしてしまっていたようだ。
………いたい。
この幽やっぱり何かおかしい。まさか双子の幻覚…?
…あ、双子のことすっかり忘れてた。と思いだしたそのとき、
「もしもーしそこのお二人さーん?」
「僕たち忘れてない?」
●
とっさにがきんちょは銃撃をかわす
がきんちょ「てめえ!もう許さねえ!しねえええ」
懐からRPGを取り出すと私に向かって発射してきた
バシュウウウウウ!
くっ、このままでは…どうする?
●
甘いわ、私に勝てると思っているのか。
私は幽さん人形でがきんちょ君の頭を張り倒した。
そして、がきんちょ君にアイスコーラをぶっ掛けてやった。
がきんちょ君は溶けてしまった。
勝った、私と幽さん人形の勝利です。
■
アイスコーラをかけられて、私は溶けそうになっていた。
(溶け切ってしまう前に、なんとか幽を始末しなければ・・・)
私は最後の力で鞄からホットコーラの水筒を取り出し、中身を幽に向かって噴射した。
(私がアイスコーラで溶けるのと同じように、あいつもホットコーラで溶けるはず・・・ッ)
●
グアアアアア!幽の皮膚が溶け出し血が滴り落ちてくる
赤血球「胴体手足23箇所から出血!」
白血球「まずいな……」
シナプス「胴体及び該当箇所の神経接続を断線しろ」
白血球「いいのかシナプス?脳の老人達が黙っちゃいないぞ」
シナプス「サイは投げられた。老人共の思惑通りには事は運ばんよ」
●
「あれ?二人とも溶けちゃった?」
「呪いの力だね」「そうだね」
「でもここで二人が死んだら、僕たちが困るんだよね」
「困るのよね」
謎の双子が溶けかけていた二人の前に現れた。
「駄目だよ今はまだ、駄目」
二人の双子が溶けかけた二人に何かを振りかけた。
その瞬間、二人は元の身体を取り戻した。
「あれをやってもらうまでは、まだ死んじゃ駄目だよ」
「駄目だよ」
私たちが動けるようになった頃には、また双子の姿は消えていた。
■
薄れゆく意識の向こうで双子が何か言っている気がした。
体を起こそうとするのより先に意識が落ちていた。
…
…
再び気がついたら広間に幽と一緒に倒れていた。
私はハッとして体を確認する。
……溶けて、ない。
疲れて悪い夢でも見ていたのか。
それにしても頭がずきずきする。
手の位置がずれてる気さえする。
…幽と一緒に探索を続けてもいいのか。
と、私の中の旅人の本能がつぶやいた気がした。
●
探索を続けていると誰かが倒れているのを発見した
私は大丈夫か?と声をかけるがどうやら死んでいるらしい
私は近くに置いてあったAEDを使って蘇生を試みた
ドクンッ
痙攣でビクンビクンしているオッサンに笑いを堪えながらも続けた甲斐があって蘇生に成功した
「ありがとう、おかげで助かったよ。私はフリーのカメラマン。取材に来たんだが命を落としてしまったようだ」
取材?一体この男は何を取材していたのだろうか
●
「私はフリーのカメラマン。取材に来たんだが命を落としてしまったようだ」
「私はフリーのカメラマン。取材に来たんだが命を落としてしまったようだ」
「私はフリーのカメラマン。取材に来たんだが命を落としてしまったようだ」
周りから湧き出したフリーのカメラマンたち・・・
はぁ・・・この部屋もか・・・
●
私はフリーのカメラマンに話を聞いてみることにした
この施設で一体何をしていたのか、そして彼らの目的はなんなのか
「実はとある情報筋から恐ろしい話をきいてね。なんでも誘拐された子供をここに集めているらしい」
誘拐!?誰がそんな事を
「わからない、だがこの施設は狂ってる。罠にBOW、更にはRPGまで出てくる始末だ」
それは大変、早く警察に
「無駄だよ…」
無駄ってまさか…
「そう国は知ってるのさ。何年も前からね」
■
「「「まさかおまえ達もあいつらの手先か?
また僕達を消しに来たのかい。今度はそうはいかないよ。
時報はもう嫌だぁ!!」」」
なんだかよく分からない事を口走って、そのカメラマン達は我々に襲いかかってきた。
●
時報が嫌だと?
私はお前達の方が嫌だ。
そもそも何で皆、同じ顔をしているんだ。
あれか、クローン兵器の類か何かか?
あまりの不気味さに粉々にしてやろうと思ったが、数が多すぎる。
それに私の本命はあの双子だ、それまでは体力の消耗を防ぐ為に、避けれる戦いはとことん避けねば。
「こんな意味不明のカメラマンズの相手をする必要は無い、退くぞ、がきんちょ君。」
私はがきんちょ君の手を取り、一目散に逃げ出した。
●
部屋を出た、その時。
さっきまで感じていた大勢の人の気配が消えた。
後ろを振り返ってみると、そこにはさっきまでいたはずのカメラマンたちの姿はなかった。
「消えた・・・?」
あの部屋に取り憑いた地縛霊の類の何かだろうか。
部屋に入り直せば確かめられると思ったが、
さっきまでの恐怖を思い出して、さっさとその場を離れることにした。
●
その時ふと腹が減っている事に気づいた
慣れないAEDを使った為に相当のエネルギーを消費したようだ
私はさっそく食料を調達するために探索を開始した
●
食糧を探していると、またあの双子が現れた。
「ねぇねぇ、お腹すいてるの?」
「じゃあこっちにおいでよ」
何かの罠か?と思いつつも、私は後をついていった。
●
「ついたよ」
「ここだよ」
双子に案内されてたどり着いたのは、予測に反してまともに見える食糧庫・・・・・・前言撤回だ。明らかに危険そうなシマシマの尻尾が奥に見えている。
■
手を引っ張られ、何が何やらわからぬうちに食料庫までたどり着いた。
「…なんか怖そうなとこだけど…ほんとにあの双子たちについてきてよかったのかな…」
CN幽にひそひそ話しかける。
まあ来てしまったものは仕方ない。肉をさっそく喰らっているCN幽につづき、とりあえず食べ物を物色してみよう。私は食料庫の奥まった場所に足を踏み入れる。
そのとき私は、危険そうな生物が奥にいることに、まるで気付いていなかった。
●
バーチェルサバンナシマウマはコーラで煮込むと美味なことで有名である。
私は「バーチェルサバンナシマウマのコーラ煮」を作り、食べることにした。
・・・おいしかった、また食べたいな。
●
バーチェルサバンナシマウマ、おいしかった、また食べたいな。
何故かもう一度言いたくなった。
また出てこないかな、バーチェルサバンナシマウマなら、いくらでも食べれるのに。
■
バーチャルサバンナシマウマをもふもふと屠るCN幽氏に気を
とられて、私は気づいていなかった。
今まさに、私たちに迫っている危機に…!
●
凄い数のバーチェルサバンナシマウマが逆襲してきた。
勿論、全部美味しく頂きました、暫くはバーチェルサバンナシマウマはいいや。
さて、お腹も膨れたことだし、散策を再開しよう。
●
はっ
前方からバーチェルサバンナシマウマの群れが突進してきた。
仲間の敵討ちだろうか?
チャンス!私は戦闘体勢に入った。
■
私はもう少し奥にを物色しに足を踏みをいれていた。
前にばかり注意がいき、足元の注意を怠っていた。
……急に床が柔くなった気がしてゆっくり下を向くと、
素敵に危険そうな色のしっぽがそこにあった。
…
やばい、危険な動物を怒らせてしまったかもしれない。
なにか来るかも、と少し身構えていた、が。
…あれ?何も起こらない?
もう少し注意深く見るとそれは尻尾の残骸であった。
その動物本体は…幽によって既に食されていたのだ。
助かった…。
私はふぅ。と息を吐いて食料の物色を再開した。
●
いざ戦闘が開始されようとしたその時
シマウマ達が蜘蛛の子を散らすように逃げて行った
ズンッ…ズンッ!!
なっ!!地震か!?
私は身をかがめたが原因は前方の影から起こってるものだと察した
程なくして姿を現したのはシマウマではなかった
「そんな…T−REX?……実在していたのね」
生物界最強の生物が大地を揺るがしながら私に向かってきたのだった
■
「あ、いえ、あの…結構です。お気持ちだけで」
T-REXも嫌だったが、コーラ煮も嫌だった。
行間どころか発言間でT-REXを撃破するCN幽に、私はすこし引いていた。
●
私たちがレックスを食べていると、原始人のような男が突如乱入してきた
私はその男を「ピクル」と名付けた
言葉は通じないが、食のわかる男のようだ
●
「RPGを双肩射撃したからね。科学の力は偉大なのよ
」
そういうと大きい恐竜肉(マンガ肉ともいう)を食べる事にした。くっちゃくっちゃ…がぶっもしゃ…
まだたくさんあるしピクルにもおすそわけをしよう
2人で15分間に200キロの肉を平らげ
残りはタッパーに詰めて非常食にする事にした
■
現れて即消える儚いピクル氏の命。
私はこの極限状況から早く脱したかった。
「…そうですね、ちゃちゃっと双子を倒して、ここを出ましょう…」
シマウマと対峙していたあたりからどこかに消えていたが、双子はどこに行ったのだろうか。
ほ、ほんとだ、突然死なし設定じゃないですかーー!!
>>1:*5
建てた本人がきれいさっぱり忘れて突然死に気を使ってらっしゃるのはどうなんですかーー!!
●
がきんちょ(非常食)と一緒に探索を続けていると、他の部屋とは異なる、大きく豪勢な扉の部屋を発見した
「院長室」
何故だろう
私の中の何かがここに入ることを拒んでいる
一体この部屋になにが・・・?
●
バーチェルサバンナシマウマ、すまない。
私もお腹が空いていたんだ、頼むから化けて出ないで欲しい。
全てが終ってから、誰もいない所で〆るとか辞めてくれ。
・・・とか思いつつ、「院長室」のドアを開けた。
しばらくCN幽と歩いていると、彼女が突然立ち止まった。
釣られて私も立ち止まり部屋のプレートを見上げた。
「 院長室 」
ここは何故か異様な雰囲気がある。
旅人の勘がそう言っている。
…
ふと隣を見ると彼女は肉を頬張っていた。
それを食べ終わった頃を見計らってから尋ねてみようとした。
この部屋なにか気になりますよね、と。
…まぁ、尋ねる前に彼女は思いっきり扉を開けて
…すぐ閉めていたわけだが。
●
入らないと何も始まらない。
私は扉を開けると同時にバーチェルサバンナシマウマの肉(食べ残し)を放り込んでみた。
・・・しかし、何も起きなかった。
どうやら安全のようだ、私とがきんちょ君は部屋の中に入った。
●
ぐちゃ
あまりの唐突さに私は腰を抜かしそうになった
あわてて足元を確認してみる
先ほど放ったバーチェルサバンナシマウマの肉(食べ残し)だった・・・
●
「なんだキミ達は!?ノックもせずに失礼じゃないか?」
そこには礼儀の知らない若者に激昂する院長の姿があった
当然の対応に私はただ謝るしかできなかった
■
おや、彼女がまた扉を開けていたようだ。
今度は中に入ろうとしているのか。
…あの行動力、見習わなくてはいけないかもしれない。
そんなことを考えていたら突然怒鳴り声が聞こえた。
…
私も反射的に頭を下げてしまうほどの迫力だった。
この人はこの部屋の主なのだろうか…?
この孤児院からの脱出ヒントをくれるかもしれない。
聞いてみようと思い顔を上げると、
部屋の主にロケットランチャーをかましている彼女の姿があった。
…見なかったことにしたい。
私は頭を抱えながら切実にそう願っていた。
■
当然のように院長は倒れる。すると、院長の抜け殻から例の双子が出てきたので驚いた。
「あーあ、せっかく注射ごっこしようと思ったのに」
「ひどいなあ。くすくす」
双子の男の子の方は包帯を体中に巻き、杖を持っている金髪の男の人形。女の子の方は帽子とマントを被って星型のステッキをもったカボチャの人形をぐちゃっと握りしめて、悪魔のような笑顔でこちらを見ている。
●
ロケットランチャーを打ちながら私は叫んでいた
私も!!!!
セクハラ!!!!!
したかった!!!!!!!
この時は気がおかしかったと今でも自分に言い聞かせている
■
ええええ、なんでここに来て私の背後に隠れる!?
てっきり出会い頭にロケットランチャー安定なのかと思っていたのに…!
「おくすりをね、入れるんだよ…」
「真っ赤な血に、別の色のおくすりを混ぜるの…」
双子は徐々にこちらに近づいている。
咄嗟に私は鞄に手を突っ込み、状況を打開してくれそうな何かを探した。と、探る手が何かを掴んだ。
こ、これだ…!!私はそれを鞄から引っ張りだした。
●
おぉ!
がきんちょ君(盾)が何か現状を打開しようとしている
私は邪魔にならないように、少女の服と母さん?の服を取り出して見守ることにした
■
取り出した物は石であった。
「こんな石っころで僕たちを倒せるのかい。」
「見損なったよ・・・」
そんな声を気にもせず。
私はおもむろに石を天井のほうへ投げた。
かつーん。
何かが当たったような音がした。
■
天井に勢いよく石が当たる。
双子は石の音と軌道に、気を取られているようだ。
…
チャンスかもしれない。
私は自分の後ろにいる幽に叫んだ。
いまだ!いまこそロケットランチャーを!!、と。
■
叫んでも幽さんは何もしてくれなさそうだ。
仕方がないので辺りを見回すと、ヒモが天井から下がっている。
「なんだこれ、引っ張ってみよう。」
今にして見れば罠かもしれないという懸念があったが、今はそんな場合じゃない。
ぐいっと、紐を引っ張ってみた。
●
気が付けばがきんちょ君が紐をひっぱていた
いや、それは罠だろう
まだまだがきんちょ君も甘い
いや、それを見て見ぬふりをしている私も甘いのだろう
いいさ、がきんちょ君!
その罠は甘んじて受けよう
安い授業料だと思って受け入れよう
そう思った矢先・・・
■
紐を引っ張ると…上から白い粉が大量に降ってきた。
私は上手く口を手で覆うことができたのだが、
双子はもろに被ってしまったようで咳き込んでいる。
ただ、このとき後ろを幽までは確認することまではできなかった。
これがなんの粉だったのか、は今でも分からない。
ただまぁ、この粉のおかげで私たちは双子の構えた注射器を避けることができたのだから、「幸せの白い粉」とでも思っておこう。
やられっぱなしは癪なので反撃したいが…。
そういえばこの双子に弱点はないのだろうか。
大体どんな敵にも一つや二つくらいあるものだったような気がする。
さぁ、この双子の弱点は一体なんなんだ…。
●
罠の正体は粉ふぁさーだった
粉が口に入る
こ、これは
塩化ナトリウム!!?
単なる塩ふぁさーだった
そう言えばあの双子・・・幽霊っぽいよな
■
けほけほと咳き込む双子を改めて見つめる。
まだ幼い、子供達だ。
咳き込んでいる。
…咳き込んでいる?
今までなんの疑いもなく、彼らはこの孤児院の幽霊か悪魔の類いなのだと思っていた。
そしてそれに間違いはないように思う…。
獣人の「悪魔」という言葉や、見てきた数々の仕業。
どう考えても人間ではない。
でも…実体があるのか?
それともこの粉に何か…?
●
がきんちょ君も同じことを考えていたのだろうか?
ポケットから小さなロザリオを取り出した
ここは一気にたたみかけるチャンスかもしれない
私は床に舞い散った塩をかき集め、一心不乱に双子めがけ浴びせかけた
■
そうだ、お守り代わりに持っていたロザリオ。
もしかしたらあれはこの双子たちに効くのではないか。
そう思い隣を見ると、幽も同じこと思っていたのだろう。
私と同じことをしていた。
…私たちは一心不乱に手で幸せの白い粉を掴んでは双子になげ。を繰り返していた。片手でロザリオを握り締めながら。
「ごほごほ…なによこれ」
「げほげほ…いたいいたいよぉ」
そんな双子の声も聞こえた気がした。
…
どのくらいの時間続けていたかは分からない。
私は手を止めて前方を確認すると双子の姿はなく、
もともと双子のいたであろう場所にはあるものがあった。
■
CN幽さんが床の粉をかき集め、双子に浴びせかける。
と、双子は一層苦しみ出した。
ふと、懐のロザリオが熱を帯びている事に気付き、ぎゅ、と握る。
あいつらが弱っている、今がチャンスだ。
そう直感した私はロザリオを握った拳を振り上げ、
苦しみ悶える双子に向かっていった。
●
食らえ!これが神の裁きだ!
私はロザリオを握りしめてダッシュした
うおおおおお!ゴッドパワーディスティニー!(物理)
■
私たちロザリオがそれぞれ光を放ち、
やがて一つの光となって双子に突き刺さる。
その眩しさに私はしばらく目をそらしてしまった。
「…あーあ残念」
「せっかく新しいおもちゃがやってきたと思ったんだけどねぇ」
「もうおしまいなの?」
「ね、もう孤児院の出入り口を隠す力残ってないよ」
「あの人たちいなくなったらまたふたりぼっちだね」
「大丈夫、すぐにまたほかの人をよべばいいよ」
「だって…」
「退屈ってほんっとつまんない」
「「ねー」」
私は双子の声はだんだん薄れていっているのを感じていた。
…しばらく経って目を開けると双子のいた場所にあるものがあった。
■
そこに現れたのは、一際大きな扉だった。
双子の「出入り口を隠す力」というのが消えたのだろうか?
恐る恐る扉に手をかければ、ギィィー…と軋みをあげて
扉は開いた。
まばゆい光に、目がくらんだ。
周りが見えない。
■
何やら技名を叫びながら、CN幽が横を走り抜けていった。
双子に突進をしたつもりなのだろう、目をしっかり瞑ったまま、私が開けた扉の向こうへ走っていく。
ふいに笑みがこみ上げた。
なんて面白い、変な人なんだろう。
こんな人間的な感情を覚えたのは、久しぶりな気がした。
このどたばた騒ぎの悪夢は、終わったのだろうか。
私もCN幽の後に続き、まばゆい光の中へ足を踏み出した。
●
気づいたらそこは自宅だった
あれ?今までの出来事は一体?
「幽ー!あんたいつまで寝てんの!学校遅刻するよ!」
うるさいなーちょっと黙ってなババア
…そうだ、この体験を手記にしよう
そして出版社に持ち込んで出版して印税をがっぽり稼ごう
そう私の冒険はまだ始まったばかりなのだ!
※ご愛読ありがとうございました!幽ちゃんチームの次回作にご期待ください
欄外コメント
「読者の皆さんありがとう、編集長さんには感謝の言葉もございません。またすっげーエネルギーに溢れた作品を作って必ず帰ってきます!」
【じんろー】だよ!
ささやけちゃうよ!
2日目:がきんちょ をおいはらったよ。
シスメかわいいなーかわいいなーー。
●
今回は運良く脱出する事ができた。
だが、謎が解決した訳じゃない。
出会った数々の人々は何者だったのだろうか?
いつか、またここへ拳銃装備で帰ってこよう。
願わくは、その時に旅の話を語ってやれるように・・・・・・・
●
私は、この奇怪ま出来事を手記にまとめた。
また誰かがあの孤児院を見つけたら、何かの参考になるだろうという思いと、あの時の不思議な体験を後生にに残しておかなくてはという衝動から、書き留めることにした。
今この手記を読んでいる君、不思議な孤児院を見つけるのは次は君かもしれない。
〜fin〜
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