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声はしかし、確実に近づいていた。
握りしめたロザリオが、熱を持っているのがわかる。
――厭な、予感がした。
「子供の姿をした悪魔」……か。
本当は、こんなところ、早々に立ち去りたかった。
旅人としての私の勘が、「ここは危険だ」と
頭の中でシグナルを鳴らし続けている。
それでも私が前へ進むことを選択できたのは、
ひとえに、あの哀れな老人の為である。
●
母……?
私の母は兄さんに殺された。
この目の前にいる少女は、私を母と呼んでいる。
「母?」
私は思わず問い返した。
「そう、貴方の思い出から生まれた、貴方の心に宿る母親」
少女はそう答えた。
「貴方は寂しがってるのよ、さぁ、私の元に帰りなさい」
少女がそういうと、周りの風景が真っ白に染まっていった
この空間には、私と少女しかいない。
●
「大島優子の天下はもうすぐ終わる。その時こそ…」
私はハッと我に返った。この少女は何かを企んでいる
このままでは…
私はポケットからあるものを取り出した
●
これであの女の頭に綺麗な花を咲かせてやるッ!
そう思ったとき背後から轟音がした
少女は表情を強張らせる
「なっ?RPG!?」
チッ、他にも敵がいたか?どうする…
●
私は咄嗟に少女を抱き寄せ、少女のこめかみに銃口を当てながら叫んだ。
「動くな、これ以上近づくとこの女の命は無いぞ」
母と名乗る少女を盾にして、この危機を乗り切る事にした。
■
さらに奥に進むと、目の前に扉が現れる。
見たところ、どうやら勉強部屋らしい。
扉をあけようとするも、恐怖感が邪魔するのか、扉は動かない。
■
さらに力を込めて、扉を開けようとする。
びくともしない。
どうやらこの扉はロックされているらしい。
とはいえ鍵らしきものは見当たらない・・・。
それでは内側から鍵を掛けているのか・・・。
はたまた不思議な力で開けられなくしているのか・・・?
「むぅ・・・。」
と思案していると、扉に紙が貼られているのが目に入る・・・、
●
私は走った、ひたすら走った。そして息も切れ切れになった刹那、少女の姿は忽然と消えていた。
少女、いや、少女のいたはずの場所を見てみると、少女の服だけが落ちていた。
「今のは、一体なんだったんだろう」
気を取り直し、孤児院の探索を続けることにした。
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上を見上げるとまたもや張り紙と・・・、レバーらしきものがぶら下がっている。
このレバーを下げると扉が開く仕組みなのか・・・?
●
夢?いや私の英雄願望の表れか…
「なかなかいい感じだったな、おっと?」
妄想で体力を使った私は小腹が空いている事に気づいた
「調理場を探そう。腹が減ってはいくさは出来ぬ…ってねぇ!」
テンションの高い私は一番近い襖を勢いよくガラッと開けるとそこは…
●
「よく来たわね、ここは現世と魔界のちょうど境界線のようなもの。もし貴方がここの結界を破ろうとするならば国家認定陰陽師である私が相手になるわ」
くっ、凄いオーラだ
やはり国家の陰陽師ともなれば福利厚生が充実してるのだろうか?それは許せない!
ここは…
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さてレバーを引こうとなったところで私は思い至る。私は身長が残念な程しかないことに。それだけが幼少期からのトラウマであった。相撲で誰にも負けないようにする為には筋肉を鍛えればいい。村一番の物知りになるためには人一倍努力して勉学に励めばいい。しかし、背丈だけはどうにもならなかった。
「どうしようかな!!!」腹立ち紛れに大声を出してみる。あたりにイス等踏み台になるものは見あたらなかった。
そこで私は思い出す。食卓の机がある部屋に置いてきた、獣人の存在を。
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