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くらえっ
【赤】 双子な狼のほうの 幽さん
弟じゃないなら兄妹じゃないわー
って脅しじゃないかな!?
・・・これは吊ろう。
( *111 ) 2012/09/20(木) 23:55:26
「弟じゃないなら兄妹じゃないわー」
・・・ここに特に突込みが入らなかったということは!
■
ぬいぐるみの言葉を思い出す。
『真ん中の扉には近づかないで』
…根拠は無い。けれど、あの子の言葉は信用できるものだと、そう、私は思っていた。
逡巡の末、私は、赤い扉に手をかけた。
■
私は考える。相手、すなわち「招待者」は幾人もの人間を人形に変えるほどの力の持ち主なのだ。頭脳も相当切れるに違いないのではないだろうか。
黄色の扉はウサギのぬいぐるみが忠告してくれたこともあるから近づかないほうが賢明そうだ。だが、赤い扉はどうだろうか。こんな張り紙をみたら誰でも入りたくなくなる、それこそが罠ではないだろうか。
「ふふ・・・小賢しい。私がこんなトリックに騙されると思いますか?」
私は微笑みながら赤い扉を開ける。
タライが落ちてきた。
■
そう、ぬいぐるみの言葉、相手の思惑を探る智略、そういったものに考えを巡らせていた私は、すっかりとタライのことを忘れていた。
ガァーン、カァーン、カーン、カー…
タライは見事私の頭に命中し、ものすごい反響音をたてた。
目の前に色とりどりの星が散り、くらくらっときた私は、よろめいて2、3歩進む。
そこはもう、赤い扉の部屋の中だった。
なんだ私は、これじゃまるでバカみたいじゃないか…と思いつつ頭をさすり、顔をあげた私は思わぬ光景に息を飲んだ。
■
ピカピカと星が飛ぶ視界の中に映ったのは…
壁、床、天井、
一面に赤いクレヨンで文字が書かれた室内だった。
思い切りぶつけた頭も一気に覚めていくのが感じられた。
あっけに取られていると、背後でバタン、と
扉の閉まる音が聞こえ、はっと振り返って
ドアをガチャガチャ必死に弄っても、もうビクともしなかった。
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