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……。
[なにかとても不満そうな顔をして]
…なによ。そんなに、怒らなくたって…
[いいかけて後ろから声が聞こえる]
…つ、続けるか、どうかは、あたしが決めるわ。
[なんとなく乗ってみた。ポーズまではさすがに取れない]
はい、そうですね。
お嬢さんがお決め下さい。
従うかどうかは私が決めます。
[笑顔で返事をした。
ブルスケッタを口に運び美味しそうに食べる。]
[謝るまでは話は続けない様子。]
〜♪
お嬢さんも、ブルスケッタ食べますか?
[ばかと言われたのも聞こえなかったように、
タプナードがたっぷり塗られたバケットを薦める。]
素直が一番です。
ええ、微笑んでいるのも。
[人差し指を伸ばして。]
では、お話します。
あまり大きな声では言えませんので、
小声で宜しいですか?
微笑んだ覚えはないわね。
[親指で口角を上げて作ってみる]
で、いいからさっさと言いなさいよ。
……近づき過ぎない程度になら、許す。
あら。笑顔は大事よ。女の子の一番の武器だもの。
はいほら笑顔スマイルスマイルスマーイル。
[にっこりと微笑みつつ滅多に読まない空気を読んで話が聞こえなさそうな距離まで似非ムーンウォークで後退した]
[話の間にでもと、ブルスケッタを勧めながら。]
先程もお話したように、試せば何とかなるのは本当です。
恐らくは、キリエさん自身も何らかの媒介となっている筈。
キリエさんと場所と捻れのタイミングが合えば。
いえ、エレベーターではなく別の場所でも、
勝手に元に戻る可能性もあります。
ただし、元来た場所へと戻る為に確実を期すなら、
エレベーターのポイントへ行くのがやはり一番良いかと。
それでは、今後こそ失礼します。
引っ叩かないで下さいね。
[小声で伝えた後。]
他のタイミングを算出するには、
もう少し計算する時間がないと難しいです。
お嬢さんがお休みしている間では、
これくらいが精一杯でして。
[言葉を切る。]
これは貸しと思って下さい。
或いは、投資です。
何時か何処かでお会いする機会があれば、
その時に、この貸しを返して頂ければそれで充分です。**
……なるほど。
そのタイミング、随分先みたいね…まあ、確実に帰れることがわかっただけでもよしとするわ。
[一呼吸置いてから、「仕事用」の、これまで60もの男を騙してきた目一杯の笑顔を浮かべて]
わざわざありがとね。またお願い。
……なんて。
良いもの見たわね。
[と、いつもの表情にすぐ戻す]
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