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離れ離れは寂しいでしょう……?
有無を言わさず連れて行く、それを許せとは言わないわ。
奪っておいてこんなこと思うのは傲慢だって分かってる。
それでも、私、残されたひとを見るのは辛いのよ。
だから、こっちに、一緒に、なりましょう?
[体温のない手で肩を抱き、じっと見つめた。]
[もう、きっと。
自分の知ってる、お兄ちゃんでは無いだろう。
そう思うと、自分も自分で無くなるのだろうという、そんな悲しさがこみ上げて来て。
葵を見詰める目から、ぽろぽろと涙が零れ落ちた]
[最初の"食事"を済ませ、眠りについた和泉の身体を起き上がるまで丁重に保管することになったが、その役割は他に任せて
屋敷へ戻る道のりを歩いていた。]
この村は……、何も変わっていない。
[たった数日前に、"生きた人間"として歩いたこの道も随分懐かしい場所に感じられた。
とある曲がり角にたどり着いた時、不意に誰かとぶつかってしまった。]
ごめんなさい、よそ見をしていたもので。
……夕凪さん?
[視線の高さが同じになるように、しゃがみこんで手を差し伸べながら、自分が"死者"であることをすっかり忘れて声をかけた。]
そんなに慌てて、どうしたんですか?
おやおや、しかもそんなに赤い目をして。何か怖いことでもありましたか?
管理人発言よりは柔らかくなるかなと思ったのですが、逆効果でしたか。
私は言うべきことは言いましたので、続きがあるなら雑談村へお願いします。
では。
>>27
[起き上がった姿を見て、彼女はどんな反応をするだろうか。
どの様な目で見られても、気にせず言葉を続ける。]
目の前に居るのは、あなたが良く知っている大河内ですよ。
私も、この村も、何も変わっていない。
一度眠って、目覚めるだけ。それだけのこと。
ただそれだけで、いつも通りの生活に戻るんです。
何もなくて、外からはほとんど誰もやって来ないこの村で、
いつもと同じ人と顔を合わせ、いつもと同じ挨拶を交わし、いつもと変わらない日常を過ごす。
ね、変わらないでしょ?夕凪さん。
[体温は無くなったけれども、これまで通りの表情で、これまで通りの呼び方で彼女に呼びかける。]
[目を覚まして、自分が”起き上がった”事を悟る。
手指を動かしてみて、それを無為に眺めていれば
杭を打たれて痛みに悶えた記憶が悪い夢か何かだったようにも感じられて、
奇妙な気分だった。
しばらくして、喉の渇きと少しの空腹感に気付く。
―――ああ、自分は呪われた存在になってしまったのだ。
押し寄せる絶望感の中、どうすればいいのだろう、とぼんやりしているうちに
空腹感が増してくれば、飢餓の苦しみに苛立ちを覚え出す。
そうして結局、苦しみと苛立ちから逃れるために”食事”をする事を選んだ。]
[”食事”をする事に躊躇いはあったが、
口に含んだ血はいいようもなく甘美な味わいで。
喉を通るたび、軽い眩暈を覚えた。
食事を終えると、虚無感と自己嫌悪に苛まれる。
それでも、腹が空けばまた同じ事を繰り返すのだった。**]
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