人狼物語(瓜科国)


945 【人類滅亡RP村】Alien:Destruction in the Earth.


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医療電子技術士 フラット

[少女がやってきたときには、既に煙草は燃えかすとなっていた。
灰皿として使っているピルケースの缶を出し、火を消して収納する。]

いらっしゃい。
痛み止めはまだありますか?
……ええ、なら引き続きそれを使って下さい。

[少女は診療所によく顔を見せる。
傷は残ってしまったけれど、それを表情には出さない。
つらくないはずはないのに。
カレーの器を受け取る際に見てしまった、痛ましい傷跡。]

カレー……ですか。
あの、これ……色が。…………いえ。

[困ったように笑った。
この少女も、笑えなくなったわけではない。
寧ろ、穏やかな顔になった。そう感じていた。]

( 76 ) 2012/07/21(土) 20:09:02

医療電子技術士 フラット

[僕を見て、死を思い出さないことは無理でしょう。
彼女はやってくる度に死者を思い出し、
失った人を、消えていった人を惜しむのでしょう。
他愛もない話をしながら、僕は心の中で彼女に謝ります。

僕が医療者でなければ、もっと気も紛れたかもしれないのにと。]

見ましたか。今度は、桜が咲いていたんですよ。
街の方ではなく、あちらの。
いえ、海でもなくて――

[季節は日ごとに巡る。
何年も過ごしたような錯覚が起きる。]

( 77 ) 2012/07/21(土) 20:12:49

医療電子技術士 フラット

明日には散ってしまうんでしょうね。
あとで見に行きますか。
夜桜が拝めたらいいんですが……どうでしょう。

[ささやかな変化を楽しみたい。
すべてをなかったことにはできないのだから。
最後まで自分は医者であって、
人間としてはそれくらいの幸せを求めるので充分だ。

などと考えながらも端末を気にしてしまうのは、
若すぎる職業病なのかもしれない。*]

( 78 ) 2012/07/21(土) 20:17:06

浜辺の少女 フラン

 はい。まだ、二、三日は持ちそうです。
 そういえば。お隣のおじいちゃん、薬使えば使うほど効くと思ってるみたいで、飲まないで人にあげちゃうんです。どうしたらいいかしら……。

[それから、頬を赤らめて「お腹の調子と味は大丈夫ですよ!」と付け足した。
杖にもたせかかって、穏やかに対面する]

( 79 ) 2012/07/21(土) 20:38:36

浜辺の少女 フラン

[診療所も街も生と死に近くて、何かにつけて想わずにはいられない。
医療者として、そういったものに触れ続けるのはどんな感じなんだろう。

死ばかりを考えて足を止めてはいけないと分かってはいるけれど。
フラットをじっと見つめながら、他愛ない会話を噛み締める]

 へぇ、桜ですかっ?
 向こうの方は、最近あんまり行けてなくて。

[くるくると、気づけば巡っていく時間]

 季節感があやふやになっちゃってたけど。
 なんだか、懐かしくていいなぁ。

[桜が咲いて散り、葉が芽吹き、やがて散っては雪が降る。最早どこまで続くか分からないけれど、そうした流れを思い浮かべて目を細める]

( 80 ) 2012/07/21(土) 20:50:13

浜辺の少女 フラン

 わぁ、夜桜……。
 ぜひ、見に行きたいです。

 あの、急患がなかったら、一緒に。
 早く歩けないから、時間がかかっちゃうかもですけど。

[残る時間が幾ばくかは知れない。
たとえ桜が散るまでのような短い間であっても、この時を大切にしていきたい*]

( 81 ) 2012/07/21(土) 20:54:36

医療電子技術士 フラット

ええ、いいですよ。
できたら、飲み物なんかも持って。

[少し笑ったが、びしりと指を立てた。]

ただし。
痛みや熱が出たらすぐに帰りますよ。
健康第一ですから。

[杖がふらつかないかちゃんと見て、そう言った。
この様子なら、無理しない限り大丈夫だろう。]

ひょっとしたら、もう一度くらい。
桜は咲くかもしれませんし、ね。

( 82 ) 2012/07/21(土) 21:04:32

医療電子技術士 フラット

[別の患者の様子を聞かされれば、
直接行って説得しなくてはならないなと思いつつ。
訪れるべき患者がいることに安堵する。]

――明日の季節は、何でしょうね。

[夏だろうか、冬だろうか。
嵐でも来るかもしれない。
それでも、不安にはならなかった。]

( 83 ) 2012/07/21(土) 21:07:44

医療電子技術士 フラット

……と、夜だと危険ですね。

[ロマンを優先させて少女を危険な目に遭わせるのは本意でない。
夕方にしましょうか、と訂正した。]

念のため言っておきますけれど、
その、夜間は上着など着ていた方がいいです。

……女性は特に、危ないでしょう。

[ぽつりと付け足す。
出過ぎたことを言ったような気もした。*]

( 84 ) 2012/07/21(土) 21:11:30

浜辺の少女 フラン

 うーん…温かいのと冷たいの、どっちがいいかしら。

[飲み物を運ぶポットを借りる算段をつけながら、真面目な忠告にふわふわ笑う]

 はーい、先生。
 いい子にします。

 あ、そっか。
 何もかも先が見えないけれど、そういう風に考えるとちょっと楽しいですね。

 願はくは、穏やかな日和でありますように。

[身を寄せ合う人々の、安らかな生活を願う]

( 85 ) 2012/07/21(土) 21:25:10

浜辺の少女 フラン

[危険、というのは尤もだったけれど、なんだか少し残念な気がした。
けれど、逢魔ヶ時の夢と現が曖昧になる時間なら、なかなか話せずにいた事を口に出せるように思えて、そっと頷く]

 ……?
 そんなに冷えるかなぁ…。

 ――ぁ、はい。

[お転婆なこども扱いが大概だったから、なんだか面映ゆかった]

 え、と。準備してきますね!

( 86 ) 2012/07/21(土) 21:31:59

浜辺の少女 フラン

[準備を整え、ショールを巻き付けて。一歩一歩をゆっくり進む。
暮れかかった淡い光のなか、何気ない会話をして少し躊躇ったあと、静かに切り出す]

 ――何も分からなくなっちゃう前に、話したいなって思ってたことがあるんです。
 あの。
 あの日の……浜辺のこと。

 あるから、ずっと考えてて。
 一人ではどうにも出来ない気がしてきたから、少し、頼ってしまってもいいですか……?

[虹に魅せられ変わり果てた神父と、それに立ち向かった男を思い浮かべる。
同じ時を過ごしたフラットと話せたら、少しは思いを整理できるのではと*]

( 87 ) 2012/07/21(土) 21:41:15

医療電子技術士 フラット

[一瞬だけ、足が止まる。
少女を見ようとするのは思いとどまった。

――あの日。
悪夢のように、消えてしまった諸々。
夢ならば消えなかった人。
夢ならば残らなかった傷。]

あれは――何だったんでしょうか。
本当にあったことなのに……遠いみたいで。

[詳しく尋ねなかったのは、逃げるためではない。
原因を聞いたとしても、理解も訂正もできないからだ。]

( 88 ) 2012/07/21(土) 21:47:30

医療電子技術士 フラット

――到着が遅くて、すみませんでした。
それと……
見苦しいものを、お見せしました。

[「頼られる」前に、少女に向き直る。
頭を下げて、次の言葉を待った。*]

( 89 ) 2012/07/21(土) 21:49:05

浜辺の少女 フラン

[言葉を待つ姿に、歩みのようにゆっくりと口を開く。自分でも、まだ整理出来ていない事を]

 ――あの日。
 集積体の元へ行くと聞いていたジムゾンさんと会って。

 私、てっきり彼もリュミエールさんみたいに戦いに行くんだと思ったんです。
 それで、集積体の事を話して。

 あれは神じゃないって。そう言ったら――。

[震えないように、お腹に力を込めて続ける]

( 90 ) 2012/07/21(土) 22:05:14

浜辺の少女 フラン

 ジムゾンさんは、……ああなってしまって。
 後はご存知の通り、トレイスさんも――。

[浅くなる息を、意識して吸う]

 引き起こしてしまったこと。
 巻き込んでしまったこと。
 どれも、一人で抱えているのが、重たいんです。自分や、誰かのせいにするのも。

[あの日助けられた時のように、フラットの袖をきゅっと掴む。うまく、考えていることが伝えられるか、自信がない]

 でも、これまでみたいに逃げていてはいけない。
 こうして生き延びた以上、まっすぐ見つめないと。

 いずれ、何もかもが虹色に染まってしまうのだとしても……。

( 91 ) 2012/07/21(土) 22:13:26

浜辺の少女 フラン

 私に泣く権利なんてない。
 一生懸命歩き続けて、最期まで、笑ってないと。

 ――毎日海に出る度、虹色に惹かれたこともあったんです。
 海の底に皆がいるんじゃないかって。いっそ行ってしまえばと。

 ……ジムゾンさんや、リュミエールさんが撃ったアレは、私の末路でもあって。

[俯きがちな顔をあげる。進むうち、風に乗って花弁が運ばれてくるのが分かった]

 もう、死ぬのは怖くないの。
 いつ来るかは分からないけれど、大切なものの傍で迎えられるから。

 ――ただ、重たくて。時々歩けなくなってしまいそうで。
 いずれ虹色から逃れられなくなる時が、怖い……。

( 92 ) 2012/07/21(土) 22:22:45

浜辺の少女 フラン

[重たいものを吐き出すことは、一方的に荷を押し付けることにも似て、ずるいような気もしたけれど。

ふぅと息をついて、まとまらない言葉を途切れさせる]

 嫌だったら、嘘でもいいの。
 夢か本当か分からなくなってしまう最期の時まで、ここにいていいよって言ってほしい。

 ……時々でいいから、傍に、いさせて欲しいんです。

[散っていく桜のように儚く朧な気持ちで、一人で抱えきれない思いを告げた*]

( 93 ) 2012/07/21(土) 22:29:59

医療電子技術士 フラット

[袖を掴む手が震えているのを見逃すほど、鈍くはなかった。
その手に自分の手を添えようとして、止まる。

七色に憧れたことはまだない。
きっとこれからもない。
だから、下手な台詞を投げかけることはできなかった。

時折頷いて、相槌を打って。
桜が散るようにはらりはらりと感情が舞う。]

( 94 ) 2012/07/21(土) 22:41:30

医療電子技術士 フラット

[永遠なんてなかった。
神なんてものもいなかった。
少女の支えになる自信もどこにもない。

それでも、この細い腕を振り払うつもりもない。]

最期――か。
いつやってくるか、分かりませんよ?

( 95 ) 2012/07/21(土) 22:44:54


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生存者 (4)

浜辺の少女 フラン
25回 残1789pt 飴飴
擬人 リュミエール
23回 残2126pt 飴飴
湧き立つ混沌の球体
7回 残2781pt 飴飴
医療電子技術士 フラット
49回 残1298pt 飴飴

犠牲者 (2)

負傷兵 スヴェン (2d)
廃ビルの住人 トレイス (4d)

処刑者 (2)

永の眠りを呼ぶ球体 (3d)
神父 ジムゾン (4d)

突然死者 (0)

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