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[何が、いけなかったのだろう。取り返しのつかないことを引き起こしてしまった――。
流して楽になることを許さないかのように、涙は留まって視界を霞ませる]
ぁ……。
ごめ、なさ…。
[応急手当を施して貰えば、1つ1つ、焼け爛れた痛みがまざまざと現実を味わわせてくる]
海を――。
ジムゾンさ……。
[思考は散り散りで、身体の熱さと怯えた心の冷たさにぼんやりと宙を見上げた]
[差し伸べられた手を取って、なんとか立ち上がる。
力が入らなくて、フラットに寄り掛かってしまう]
っごめんなさい……。
[あわあわと視線をさ迷わせ、朦朧としていた時に目にした不思議な翼の機体が消え、人影があることに気付いた]
フラットさん、むこぅ……。
……っ――。
[触手に掴まれた胴や腕がヒリヒリ痛む。ぼやけた視界を晴らしたくて瞬けば、睫毛さえ重い気がした**]
[フランが示した方向には、何度か見た痩身。
他にもうひとつの影。]
何故、戻って――
フラン、しっかりして下さい。
意識は手放してはいけません。
[傷のないところを気持ちだけ強めに叩いて、
先に擬人へと向き直る。
なにかあったら動けるのは、もう自分だけだ。]
[ 砂に足跡をつけながら、二人の元へと歩いてきた。]
またお会いしましたね。
マドモアゼル・フラン、それに、フラットさん。
[ 会釈をする。そして、フラットに向き直った。]
丁度良かった。
フラットさん、お願いがあります。
集積体の近くで、保護した男性です。
重症を負ってはいませんが、診て貰えませんか?
[ 既に護岸近くに運んだ男性へ視線と手を差し伸べて、注意を促した。赫眼には、ノイズのようなオレンジ色の光が継続している。]
[黒き壁に覆われた集積体は、今は陸地から見えていた。
遠くはないが近くもない位置に在る。
ぽかぁりと、浮かんでいる。
集積体だけならば、海と触れる箇所に波飛沫など立たないものを、黒い球体に覆われた今では、黒球と海が触れる箇所に虹の波飛沫が上がっていた。]
保護……あの人は?
[警戒心は勿論ある。だが負傷者を見捨てるわけにはいかない。
少女をその場へ残し、鞄を手に擬人の指した方向へ。
意識のない男性のデータを取ると、鞄を開けて作業に入った。]
集積体の近く、と言いましたね。
[手を止めて、患者を向いたまま言う。]
どういうことなんですか。
貴方が、あの七色の化け物を刺激したんですか。
[根拠のない言いがかりに近かった。
だが、集積体の色と、少女を襲ったあの生物の色。
それが同じものと見て、話を聞くつもりでいた。
万一に備え、鞄に入っていたささやかな武器を握る。]
[ 事実、それはノイズとしての光だった。
汚染された海から男性を隔離し、代わりに、人工亜空間に自分が避難しないまま変貌した球体の姿で海に落ちた。その影響だろうか?]
この人は、心が砕けた人です。
[ フラットの歩みへ続き、充分な距離を保って立ち留まった。]
海上の戦いを見ていたのですね。
僕は、集積体の隔離を試みました。
その隔離、遮蔽を望まない……心の砕けた「元人」を、僕は沈めました。
[ 七色の肉塊の化け物となった人が、何故海中に居たかの答えまでは持ち合わせていなかった。フラットの話は、陸地の話ではなく海上での話として受け取っている。]
こちらでも、
集積体により人ではなくなった化け物が現れたのですね。
この人は、集積体に心を奪われてしまった人です。
化け物ではありません。
[ 患者を診るフラットの背に声をかける。
まだ人間だったからこそ、同じように沈めなかった。沈めることは選択肢になかった。]
心が……砕けた……?
集積体に向かって、生きていた人間がいた……?
何の話を、してるんです……
[擬人の目が鮮やかな橙に染まっているのを見て、
怪訝な気持ちは否応なしに増すばかりで。
少女に逃げるよう、促すべきだろうか?
それなりに距離は離れているのに、足が後ろへと下がった。
そのことを砂の音で知る。]
――――!
[擬人の言葉に、血液が沸騰せんばかりの感情の奔流。
いくらかの手当もしてしまったあとに、
そんなことを知りたくはなかった。]
あんなのに、心を奪われて!
それの――どこが化け物じゃないんですか!
[鞄と、銃を手に――患者からも距離を取る。
擬人は視界に入れたまま、患者から横に離れていく。]
あんなのに傾倒する人間――危険すぎます。
[神父の汚れた服を思い出す。
虹色の化け物を思い出す。
それが同一人物だとは知らないものの、
危険な兆候を集積体と結びつけて考えてしまいがちになっている。
理解を超えたものを仰ぐことはしなかった。
だが、それに原因を押しつけることはできたのだ。]
[ 赫眼にちらつく光。それ自体は集積体を思わせるものではなく。]
七色の化け物は、これまでの解析結果により「元人類」であると判断されました。
………。
人類と元人類の境界線を引くのは難しいです。
ですが、体の組成率が変化し、肉体的変貌が人類から著しくかけ離れてしまった場合、最早その人は人類ではなくなったと考えられます。
[ 患者から距離をとるフラットに手当の続きを促すように、話を続ける。]
彼はまだ人間です。
変わったのは恐らく心理面だけ。
風聞の一つにあるように、集積体を直視してしまった為に、集積体を崇拝してしまった狂信者でしょう。
僕が集積体を隔離したのを知り襲ってきました。
それでも、……彼は人類の仲間です。
僕には、彼が化け物である判断を下せません。
フラットさん、彼をお願いします。
[ 後を託すように願ったそれは、フラットにどう受け止められただろうか?フラットへ、身構えることなく、無防備ににっこりと微笑んだ。]
[どの様な素材で構築された遮蔽体なのか。
輪郭を歪ます程度の膨脹であれば、黒の球体も膨脹し、地球大気との遮蔽が続いている。
七色の粟立つ海原に、巨きな黒い球体が浮かぶ光景。
集積体ではなく人工物と一目見て分かる其れは、人の心を掻き乱す其れではなかった。]
元――元、人類?
もう、人間とは言えない?
[お願いします、とはなにを。
擬人の言っていることは理解の範疇にない。
だが、擬人の連れてきた人間が危険であるという理解。
それが事実かどうか分からないけれど。
戻れないならそれは、人間ではなくて集積体に近い。
医療者の役目。]
――助けられないとしたら――僕は。
[小さな武器を持ち上げる。軽いはずが、重たかった。]
そんなの――信用できません。
[武器の狙う先は擬人。]
やはり、僕は擬人を信じがたい。
書き換えられただけで人類を守る、なんていうのも――
ただの方便かもしれませんから。
[まだ撃てない。
己の能力を遙かに凌駕するであろう相手に、
すぐに狙撃することはできない。]
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