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―――まぁ、力を溜めるのにも時間は掛かることだし。
今までどおり表のことは表の私に任せて、こちらはこちらで準備させてもらいましょう。
ふふっ、表の私ったら単純なんだから。
きっとそんなところじゃないかなって。
勝負になれば、受けて立つんだろうなって。
そうやって、時間を稼いでくれるんだろうなって。
ふふふ、期待したとおりよ。
[もう答えを返すものもないそこで独りごちる]
…ねぇクマちゃん、私、間違ってるのかしら?
私がマリーじゃないなら、私って一体なんなのかしら。ねぇ、教えて…
…なんて。聞いちゃったらきっとクマちゃんも困ってしまうわね。
クマちゃんは、私に付き合って、手伝ってくれてただけなんだし…
[くすりと零れたのは、自嘲の色を含んだ笑み]
なんでもいいわ。やることは変わらない。出来ることは変わらない。
私は私の望むことをするだけよ。
[意図はなんとなくで感じていた、けれど。
一方的に勝つなんてつまらないし、何より『祭り』らしくない。
だからこそ、勝負を挑むスタイルは崩さなかった]
……ふふ、そうでなくては、ですねぇ。
[答えて構える姿>>34に、自然と浮かぶのは、楽しげな笑み。
応援の声も、心地良く響く]
……そーれーでは。
いきます、よ!
[右腕を後ろに引いて、前へと戻しながら弦を伸ばす。
アンダースイングから上へと向けて放つ一閃が、ひゅん、と音を立てて大気を裂いた。**]
独り言なんて。あーんなのと一緒にして欲しくないのだわー。
[聞こえた声>>36に、つんっと不機嫌に言い返す]
ええ、いつでも。
…っと。
[開戦前の一言>>37に、にこりと笑みを返し、伸びてくる弦をその目に映し、後方にのけぞって避ける。そのまま踏みとどまらずに、後方へころんっと転がってまた立ち上がった]
うん。あんまり無理はできないみたいね。
[避けた時の感覚から、やっぱり自分の体に疲れや痛みが溜まっていることを確かめる。足が多少ふらつくのは否めなかった]
じゃあ…
[後ろに転がって出来た距離は、次の一撃まで少しの時間を稼ぐことが出来る程度にはあるだろう。その場で屈んで]
これで♪
[勢いよく起き上がるのに合わせて、ぶぁっっと白い壁が視界を覆う。先刻の置き土産。タイプライターが撒き散らしていった紙吹雪。
視界を覆って姿を隠す。
さて、弦は紙を切り裂くほどに鋭いか、否か]
折角楽しそうですのに横から割り込むのは無粋だと思いますの。
[置時計の方へ視線を向けて]
だーくほーす・・・ です??
わたしは、最初に落ちちゃうかなって思ってましたの。
なんか、みんな、遠慮してます・・・?
『あんなの』はあんなので十分なのだわ。
あんな、遊ぶことをこれっぽっちーも分かってないのなんかマリーなわけないのだわ。
[紙吹雪の影に隠れつつ。聞こえた不思議そうな声>>40にぶつぶつ愚痴を零した]
遠慮ではないのじゃないかしら。
その時々、みんなそれぞれに相手と当たってたから、ちょうどエリーとぶつかるタイミングがなかっただけなんじゃない?
エリーが残ってるのは運がよかったってことなのだわ。
んふふん 折角なら、ここでマリーと勝負してみる?
琴ちゃんの迷惑じゃなければチクタクマンと3人がかりでも構わないのだわー。
[いつもなら、勝負の掛かった遊びは全力で勝ちにいく。そのために、出来るだけ分の悪い勝負は避けていたけれど。
どうせ負けるつもりなら、たまには思いっきり分の悪い勝負でどこまでやれるか試して見るのも楽しいかもしれない、と。そんな気持ちが沸いてきていたけれど。
果たしてそんなことを言えるだけの余裕があったのかどうか]
フフ
わりこみが ぶすい なんじゃないさ
ちゅうだん が 無粋なだけでね
一緒に入って 一緒に楽しむのなら 無粋もなにもない
[視線がきたなら、にやりと笑う]
エリィゼの一撃は 重いと評判だからね
油断も させやすいだろうし かなり 強いと 思っていたな…
ふむ… 遠慮…というのとは、また
違う気も するね
[マリーが似たような話をエリィゼにするのを聞いて、フフと軽く笑う。うんうんとゆっくり頷いた。]
その楽しげなお誘いには ぜひ のりたいね
ボクが うごけたら の話だけれど
[残念そうに言って、軽く苦笑した。]
あら酷い。
[当然、表の様子は聞いていて。そんな風に零したけれど。
言葉とは裏腹に、くすくすと笑いが零れていた]
それにしても無茶を言うわね、表の私は。
やっぱりクマちゃんにお願いして、真っ先に私を消してもらってた方がよかったのかも。
[幾度となく起こった崩壊の引き金を引いたのはそれぞれ違う誰かだったけれど。『引かせた』のは誰かと考えれば。それはきっと自分自身だったのだろうから]
ふふっ ぜんぶぜんぶ後の祭りね。
なら。せめて。このお祭りを終わらせて、祭りの後にしてしまいましょう。
…さて、誰にしようかしら。
[ぐぐ、と、力を込める。紅の手には、少しずつ力が戻ってきていた]
えりぃぜのこうげき、すごいよなー。
ぼくでもあたったらけっこーいたい、かもー。
[その青い石の犠牲になった子たちの反応を思い返して]
おまつりはたのしくなくっちゃー。
だーくほーす。ふふー。
ばれりーはおもしろいことゆーね!
んふふん チクタクマンこそ遠慮しなくていいのに。
[それが遠慮ではないと承知していながら、あえて言う]
今を逃したらもう、じきにお祭りもおしまいなのだわ。
楽しそうだと思ったなら、楽しまなくっちゃもったいないじゃない?
え? え?
でも、マリーベルさんは楽しそうに参加されてましたの。
[最も乗り気であった1人なのは確かだと思ってる。]
勝負です?
んーと・・・ でも、わたしが参加するとまた変なところに落ちるかもしれませんの。
それでもよろしければ・・・。
でも、あれ、どこに落ちるかわからないですの。
[当たった人の反応は痛そうだったのはわかった。]
見物人の人に当たったらどうしようって思ってしまいますの。
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