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荷物に紛れてもつけてもらえなかったら悲しいですの。
だから今回は大人しくお留守番してます。
でも、あまり待たされると一緒について行きたくなってしまうかもしれないので主様にはなるべく早く出かけて欲しいところですの。
[未だ出てこないお風呂場にやや呆れた視線を向けるでしょう。]
フフ、確かに
こっそりまぎれてだと気付かれない可能性もあるか
お留守番お疲れ様
そしてようこそ――、お祭りへ
[軽く笑い、帽子をひらり、とさせながら、丁寧な礼をした。]
さて
準備が整うまでに、どれくらいかかるのやら…
[同じように風呂場に視線を向けた。
洗面道具を選び終わっても、まだ別の準備が残っているのかもしれない。]
−廊下−
[こんころころりん]
[風呂場のたてつけ悪い扉の隙間から、ちいさなちいさな硝子球が転がり出た]
ぷぅ
[ころりんっと転がった拍子、ふわりと広がるみたいに硝子球は人の形に]
あるじちゃんなら今さっきケロピョン(手桶)のお手入れに取り掛かったところだから心配要らないのだわ。
連れてくつもりがない子までぴかぴかにしてたから、あれはまだまだ掛かるわね。
ああなるとあるじちゃんは長いから
[くすくすと笑いをこらえながら、四畳半へと歩を進めた]
チクタクマン、あるじちゃんが遅刻しそうになったら教えてあげてね?
どうして、時間のない時に限ってそういうこと始めるのでしょう。
主様は不思議ですの。
[小首を傾げ]
また電車に乗り遅れたりしないといいですの・・・。
ボクにも不思議でならないけれど、
性格としか言いようがないのかもしれないね?
マア
まだ時間の余裕もあるだろうからよしとしよう
風呂場に篭っていてくれるなら、四畳半は自由だしね
いざとなったらぽっぽかユーリにでも頼もう
[蓄音機やミニチュアハープの音に期待した。]
−四畳半−
お礼には及ばないのだわー。
[よいしょ、と手ごろな位置に転がっていた紙箱に腰掛けながら、定位置の置時計を見上げる]
あらそうなの?
てっきりあるじちゃんが時報使ったことないだけなのかと思ってたのだわ。
― 四畳半・棚の真ん中辺り ―
ボクは細長いだけだからね
おなかの中にはゼンマイだらけさ
時報持ちに憧れたコトもあったけど、
ご主人が選んでくれたのはボクだからね
[フフフと笑みに嬉しそうな色がのる。
ご主人が携帯を持っているならそれで事足りるだけかもしれない。]
そうね。
おじいちゃまや琴ちゃんに任せれば安心なのだわ。
[>>86頷き、ふたりへ順繰りに視線を投げて。くるりと廻った視線は首を傾げた疑問に向いた]
きっとニンゲンってそういう生き物なのだわ。
時間が限られているからたくさんのことをしたがるの。
あるじちゃんは中でも特別だけど
[首をすくめる]
― 四畳半・畳の上 ―
[財布に蹴躓いた裁縫箱は、ようやく身を起こした]
痛たた……
[涙目で鼻を押さえる]
あるじどの。
余は、余は! ちゃんとしまっておかないと、財布を忘れるのではないかと思っている……!
[整理下手な主の、作りかけの荷物を見た。
ため息をついた]
主様だけではないんですの?
それでいつもバタバタしていて、わたし達には気づかないのですね。
[納得したようなのです。]
アールグレイさん、鼻が赤くなってますの。
財布は・・・入れておいてあげると良いかなって・・・。
[こういう時、声をかけたくなる気持ちはとても良くわかる。]
─ 四畳半・棚の隅辺り ─
……おやまあ、風呂場でお世話ですか。
[主が戻ってこない理由が知らされると、軽く、肩を竦めて]
そうですね、余りに時を過ごされるようなら、お呼びしましょう。
風の悪戯のふりでもして。
[ばれりーとマリーベルのやり取りに名を上げられるとくすり、と笑い。
とりあえず、今は弦に触れるのを、自重した。**]
んふふん いいあるじちゃんでよかったわね。
[嬉しそうな様子>>88に目を細めた。自分で主をほめながら、どこか誇らしげなのは、同じ主を持っているからか]
そういうことならハリー、先回りして入れておいてあげるとよいのだわ。
ほら、そちらを持って。
こちらはマリーが支えてあげるのだわ。
[よいしょ。とことこ歩み寄って、なかなか大きな財布の片側を引っ張ってみせる]
あるじどのなら、余たちの存在、喜んで気づいてくれそうなのだが。
[ずれた王冠――もとい、南瓜型の針山を頭に乗せ直しながら、近くから聞こえた声に、うーん、と考えるように腕組みしたりして。>>91ブローチの指摘に、とほほと笑う]
あるじどのの捜し物を手伝おうと思ったのだが、風呂場に潜入失敗したのだが。
それはいい考えだな!
[財布を入れておく。ないすあいであ、と手を打ち合わせた]
おねがいね。
[くすりとこぼれた笑み>>92に片目を瞑って応じる]
あるじちゃんはあれでのんきな方なのだわ。
今もああやって時間を忘れてるのだし。
ニンゲンのお子様なんてもう、生き急いでるなんて言葉じゃ生温いくらいよ。
[そのお子様のおもちゃとして過ごした経験者は語る]
風呂道具を手入れしておるのか。なんとまあ。
[棚の上でミニチュアハープが言うのを聞いて、思わずぽかんと口を開けたが、ぷ、と吹き出した]
大丈夫だばれりー
鼻血はでなかった。
[>>93頭の上の南瓜を置時計に振ってみる]
うむ。せっかくのばかんす。軍資金が無ければ楽しめないだろうし――あ、まりいべる、助太刀感謝!
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