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天使たちは日常を楽しみながら、合格しようと悪戦苦闘。
合格すれば、天の国で晴れて天使として働くことができるのです。
人間たちの手助けをうまくして、天使になることができるでしょうか?
それとも―?
どうやらこのなかには、むらびとが6にん、じんろーが2にん、うらないしが1にん、ヒソヒソきょーじんが1にん、きょーめいしゃが2にん、さかなびとが1にん、てるぼーずが1にんいるみたい。
いいかの?天使諸君。
合格の基準は―
一つ、不思議な導きで、迷える子羊をすくうこと。
二つ、想い合う人々を、繋ぐ道標を示すこと。
三つ、悲しみに打ちひしがれる誰かに、深き慈悲を与えること―
以上じゃ!解散!
では天使たちよ、頑張ってくるのじゃぞ!
ふぉっふぉっふぉ…
<わわわわー>
決まりを確認するよ!
1;天使は村の感じから襲撃先を決定
2;吊り先は「ランダム」に設定
3;それ以外の指定は好きなところへ
では、みなさん、楽しんでいってね!
―― さて と
[ここが空に近い場所。尖った建物の屋根の上から、カミルは不思議にふわりと舞い降りた]
可愛い新人たちは、どこかな―
[メルティとわかれ、街に戻ってきた青年。]
…カミル、こんな夜中まで何してたの(裏声)
いやあ―
…自転車だからってふりまわさないでくれる(裏声)
[ごっこ遊びに飽きると、軽やかに自転車に乗って、どこかへと―]
お粗末様でした!
[シラタマが食事を終えると、空のカップへハーブティーを注ぎ足して。
食後のデザート、いかがです?なんて誘惑したいけど、お仕事に集中しなきゃいけないなら引き留めちゃ悪いかしら]
[立ち寄ったカフェで、おすすめと言われたマルゲリータを注文し、待っている間に楽譜を見る。
依頼のあったこの曲は、最近書かれたものだが、テーマはむしろ古典チックで。]
・・・天国を描いたものと言われても・・・
[そもそも天国になど行ったことがないからイメージのしようがない。恐らく明るいものであろうと、一度は当たりを付けたが、]
・・・なんで短調なんだろう・・・
[むしろそこから紡ぎだされる音の羅列は暗い。]
天国っていったい、どんなところなのかしら。
[途方に暮れてつぶやいた。]
――そっか。
どおりで、伯父さんと間違えたわけだ―
別に顔が似てたとかじゃあないよ?
[いつだったか、店先でそう呼びかけたことをフォローした]
カミルくん、まったねー。今度会ったら自転車乗せてね、楽しみにしてるっ。
[やたらと編みあがった花冠で謎の物体をつくりあげ放置]
んー、どこに行こうかなぁ。
お母さんのお手伝いでもしてお小遣い稼ぐかー。
そうでもしなきゃカフェにも行けないし、いつか遠くに行くための貯金も出来ないもんね。
…別に、レーベンが嫌いなわけじゃないけど、でも。
[もやもやした気持ちを抱えつつ、変わった色の花をお土産に家路につく]
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