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[始祖の名を呼びながらアレクトーを探す行動は、
地下2階の迷路を奥へと進んで行く]
この階じゃないのか……それとも。
[呼び掛けが聞こえていながら応えないだけか
吸血鬼化した時、歓迎すると言われたのを思い出す
口許僅かに苦く歪めて]
[徐々に、意識は白濁してゆく。
顔面の色に蒼さが増し、唇が紫に染まってゆく。]
……
[声には出せず、何事かを呟くと、彼女は意識を失う。
最後までその瞳は、始祖を睨んだまま。]
[あるいは
あの手を振り払わなかったら何か変わってたのだろうか。
友の手は、蒼白な顔の癖に、熱かった。]
[共に戦うとしても、死んでたのは確かだったろう。
変わっていたことは ]
―― バッカ バカシ
[こほん と控えめな咳ひとつ。リアンのような片言でその考えを切り捨てた。
赤に塗れ、そして固まり始めていた左手をゆるく、結んで開いた。]
やる……っ!
[あれだけ顔と言っておきながらジェフが狙ってきたのは胴。
駆け引きの巧さに感嘆しつつ、外刃のハルパーを握る腕で胸を隠すように折りたたむ。
棍の先端が寸前に来たところで、折りたたんだ腕を外へ向けて払う。
三日月状のハルパーの内円の中に棍の軌跡を巻き込み、そのまま弾き飛ばして逸らさせる]
……ぐっ!
[不意を突かれたのとジェフの技量ゆえか、胴から僅かに逸らしただけで脇腹を打たれた。
踏ん張らず、衝撃を吸収しないように大げさに吹っ飛ぶ――舞台での剣劇で覚えた身の守り方だ]
[もしくは
あの手を振り払っていたら何か変わったか。
歪んだ笑みを浮かべた、あいつは。
確実に変わっていただろう、と思う。
男の本質は変わらなくとも、吸血などすることなく死ねたはずなのに。]
[吸血鬼にしたのなら、最後まで責任とれ。
あのとき 「まだ」って言ってただろ。
罵倒する声は音にならず、また、内容もどこかずれている。]
[降ろしていた瞼を上げるのさえも億劫に。]
今だ、逃げるよ。
[後方大きく距離をとるように吹き飛び、着地して残った慣性を使ってそのまま振り向き、暗闇の中に駆け出した。
シェリーがその傍にいれば手も引いただろう]
[熱い]
[熱は荒い息と、合間合間に溢れる血液に乗せて排出される。
こぽ とどこからかの水音。聞こえないふりをした。
それよりも鼓膜に響くのは 風の幻聴と誰かの暗唱。
男自身が幾度も繰り返した暗唱が、誰の声か、繰り返される]
[――『おお 和らげることのできぬ残酷な獣よ』]
[突きを捌くフルムセートの剣技は、どこか優美で美しい。
戦場でなら戦線を大きく乱す、後方へ飛ぶ防御]
…ッ!
[闇へと駆け出す吸血鬼。
逃がすか、は心の中でだけ。
ひゅ、追撃を狙っていた焔が一閃して手元に戻った。
弾かれた左手に走る痺れを無視して、地を蹴る]
[アレクトーが気を失ったのを確認すると>>208]
――…愚かな
[手を離し、その場に倒れるままにする。
そのまま結界を解き、始祖は闇に溶けた…――]
生きるのは辛いものだ。
だが、抗って光が見えるのなら恐れるものはない。
[昔のように、どうにもならぬまま毎夜を過ごさされる日々とは違う。
今のように命を狙われこうして逃げ回ることになっても、勝利が見えないわけではない。
……脇腹は痛む、明確な負傷だ。
もともと頑健な肉体をしていたわけではなく、不死の身体になったわけでもない。
しばらく逃げ回れば、そのうちその足も鈍り、やがて壁にもたれかかり大きく肩で息をし始めるだろう。
近くの物陰に潜む人物(>>214)には、自分かシェリーのどちらかは気付くことはできたのだろうか]
[ 男は瞼を降ろした。
――『おれはその 冷酷さえも愛するし』
手のうちにあるグリップは、ずっと握っているはずなのに
こんなに冷たい。
手首だけで角度を変える。
――『冷酷だから いよいよ』
赤く染めあがった唇が、一度ゆるんでから、結ばれた。]
ほぉんと、
運命 ってのは 残酷で 冷酷だ。
[けた、と笑う隙間。唇を染めるようにまた血が溢れた。]
[引き延ばす様にその赤を指にすくいつつ]
[聞こえる足音の方へ翡翠を銃口を向ける]
っ?!
[息を殺し、過ぎるのを待っていたが。
気配がすぐ傍で止まって、驚いて声を漏らす。
―ぽたり。
また、傷口からたらりと血が滲み出て、足下を濡らす]
[ガシャ、という音と共に頭上から尖った槍状の杭が降って来て、勢いのまま低く前方に飛び込んだ]
…っち!
[全速力で失踪するには、この迷路は向いていない。
発動したトラップが降らせる槍を床を転がりながらすんでで躱す、躱す、躱す]
[再び立ち上がった時には、追っていた吸血鬼の気配は遠くなっていた]
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