812 凍れる水車と奇跡の夜
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( 100 ) 2011/12/18(日) 16:01:37
[樹木が近付くにつれ、人の気配にも近付いて]
[手が離れれば、女性の真後ろに隠れるようにしながら
樹木のそばに集まる人達を伺う]
[あの人達、この人の知り合いなんだ
聞いた事ある名前かも なんて考えてみながら]
[女性が雪を丸める様子に小さく首を傾いで
静かにと目配せされれば頷いた
もとより声を上げるつもりはないし――]
( 101 ) 2011/12/18(日) 16:11:28
……わ。ぇえ……!?
[けれど
黄橡の髪の青年へ投げられる雪玉には
さすがに思わず、驚きの声**]
( 102 ) 2011/12/18(日) 16:11:37
[ふと、見知らぬ女性の姿>>84が通り抜け……目で追う。
自分の姿を思えば、仕事着のままで、私服に若草色の大きな前ポケットのあるエプロンを付けただけの姿。
場にそぐわぬ自らの姿に幾分頬を赤らめつつ……。
聞こえた声に顔を上げ、そのまま、目を見開いた]
( 103 ) 2011/12/18(日) 16:33:07
[……名を、呼ばれた。>>92
確かに、自分の名前だった。
懐かしい声。懐かしい姿。
なのに、思い出せないのは、どうしてだろう……?
ズキリと痛むのは、心なのか、体なのか。
咄嗟に駆け寄りかけて、でも、記憶が結びつかなくて。
結局、足が止まる]
( 104 ) 2011/12/18(日) 16:33:18
[懐かしい。
恋しい。
愛おしい。
切ない。
狂おしい。
でも、わからない――。]
( 105 ) 2011/12/18(日) 16:33:29
[記憶には無い。
思い出せないのに、確かに感情は存在していて。
張り裂けそうな程に心が痛む。
なのに、その気持ちが――――わからない。
想いを告げたくとも、告げる言葉を奏でる事も出来ず。
大事な思い出すら辿る事がかなわず。
何もわからぬままに。
ただ、一筋の涙が頬を伝った……。]
( 106 ) 2011/12/18(日) 16:33:47
[ぼろぼろの毛並みをひと撫で、狼を床に下ろす。
パニーニ、食べてくれるかしら?]
ええ。
――もう、できないことは なにもないの。
[その言葉が暗になにを意味するか、わかっていたけれど。]
( 107 ) 2011/12/18(日) 16:35:50
[娘の言葉にはただふうわりと微笑んだ]
美味しそうなパニーニね。
[視線は漆黒の獣を追いながら]
まだあるかしら?
[獣のようすに今度こそほっと肩の力を抜く]
( 108 ) 2011/12/18(日) 17:03:39
[イライダも共にせきについたろうか?
かつての時には得られなかった穏やかなときを過ごすのだろう――**]
( 109 ) 2011/12/18(日) 17:12:00
ナタリー がやってきたよ。
ん?ここは?
[気が付くと見知らぬ所に倒れていた。
目を覚ますとゆっくりと起き上がり、辺りを見渡した]
どこなんだろう。寒い…
教会、水車…
[不安は解消されないまま、教会のドアに手をかけて入っていた]**
( 110 ) 2011/12/18(日) 18:37:06
[]ホールに行くとフィグネリアの姿>>108]
まだあるわ、材料がたくさんあったの。
他にも誰かいるみたいね。できた分を持ってくるわ。
[一度キッチンに戻り、出来上がったパニーニを盛りつけ
ホールに向かう]
さぁ、いただきましょうか。
紅茶でもあるといいのだけれど…
[と言うと、目の前に紅茶のセットが。すでに2度目の現象故に驚かない。クスリと笑い]
便利なものね。
[というと、目の前にいる姉妹と自分の分の紅茶を淹れ、
優雅なひと時を楽しむ]
( 111 ) 2011/12/18(日) 18:47:35
酒場の女主人 イライダは、誰かが来ればパニーニと紅茶を食べるか尋ねるだろう。
( A4 ) 2011/12/18(日) 18:48:54
[ヴァレリーやラビ同様に、自分の細工に注目しているレイス。>>88
彼がもし一から作品を作ったなら、どんなものが出来上がるのだろう]
…?
[呟かれる薔薇の名前に、首を傾げつつもそちらを向くと――]
レイス、さん……?
[すぐに目は閉じられる。
けれど、その前の彼の眸は何かを思い出させた。
たとえば、彼の切なく苦しい気持ちの発露を聞いていた時。
……それは、"いつ"だったっけ?]
( 112 ) 2011/12/18(日) 18:55:49
[ヨールカの元へ近づいてきた、
ラビの顔見知りらしき女性にも会釈する。
フィグネリアと名を伝えられ、同様に名乗り返した>>58]
あ、ありがとうございます。
[細工を褒める言葉には、少しはにかんだ表情でお礼を。
ジェット・マロースの人形が見当たらない指摘には頷いて]
案外、新しくここに来る人が
持ってきてくれたりするのかも……
――――…えっ。
[新たな来訪者が持ってこずとも、現れた愛嬌あふれる人形。
ぱちぱちと瞬きしても、それは幻ではなく。
フィグネリアがどこかに向かい出すまでは、暫くぽかんとしていた]
( 113 ) 2011/12/18(日) 18:59:31
[再び意識が現実に引き戻されたのは、
レイスが誰かの名を呼んだ時。>>92
彼の視線の先には一人の少女が佇んでいた。
顔見知りの花屋の娘。
しかしその表情は記憶にある朗らかな笑みからは
程遠く、ひどく悲しげなもの]
…………。
[声をかける適任は彼だろうという考えが、なぜか自然に浮かぶ。
だから、レイスが彼女の傍に行こうとしているなら
そっと目配せしようとして……
――――しようとした、時だった]
( 114 ) 2011/12/18(日) 19:01:31
( 115 ) 2011/12/18(日) 19:03:52
[しろくしろく染まる視界。
突如顔に降りかかる冷たさ。
放たれた雪玉は、見事に顔面に直撃。>>100
雪玉を投げつけられたと理解するより先に。
誰がこんなことをやったかなんて、もうわかりきっている。
ガキ大将のイタズラ被弾率143%は伊達じゃない]
( 116 ) 2011/12/18(日) 19:08:58
〜〜〜っ……キリル!!
[ケーキに頭から突っ込んだように、弾けた白に塗れた顔。
情けない調子で彼女のあだ名を呼ぶ声が響き渡った。
幼い頃から幾度も繰り返しているパターン。
(なのに回避できた試しがないことには突っ込んではいけません)
それを"いま"こうやって再び繰り返せたことが、
雪の冷たい感触が、どうしてか無性に懐かしくて。
目尻には、いつの間にか涙が溜まっていた*]
( 117 ) 2011/12/18(日) 19:12:19
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