812 凍れる水車と奇跡の夜
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[ぴょんこぴょんこ。カエルのようなものがついてくる]
―――あら
[廊下をいく彼女が足を止める。カエルが見上げて、
彼女の肩にひょいと乗る。
カエルは彼女の顔を見てから、その視線の先へ]
( 124 ) 2011/12/27(火) 20:51:02
[>>116現れたイライダには、小さく会釈して。
やはり顔を赤くしながらぷるぷると首を横に振った]
じゃあ……ヴァレリーさん、ロランさん、
イライダさん
私、クーフニァの方へ行ってきます。
おいしく作れたら、スコーン持って
またここに来ますね
ヴァレリーさん
すてきなものが出来たら
ぜひ、見せてください
[ぺこり、彼らへ頭を下げると
キーラの手を引き、聖堂を後にして調理場へ**]
( 125 ) 2011/12/27(火) 20:52:51
― キッチン ―
[ホールを出て、引き続きヴァレリーを探そうと
向かいにある扉を開ける。
そこにも彼の姿はなく、
アップルパイを摘んでいた見知らぬ男性だけだったが>>113]
…………人違いだったらすみません。
あなたが、いつだったか庭でお見かけした『先生』でしょうか?
[自分が隣に並ぶとコンプレックスを刺激されそうな精悍さ。
そんな彼を前にして会釈するより先に、
この問いが口をついて出ていた。
青年の中の獣としての力の大半は記憶ごと眠ったまま。
それでも彼と黒銀の狼が重なったのは、僅かな本能の働きか]
( 126 ) 2011/12/27(火) 21:09:07
[キラキラと聖堂のステンドグラスが輝いていた。
その下で、何かを一生懸命作ってる
なにやらボロっとした疲れたおおきな背中
周りで、キーラや少女がのぞき込んでいる]
なにしてるのかしら…。
[聖堂なのに]
( 127 ) 2011/12/27(火) 21:10:52
居候 リディヤは、>>127見知らぬ女性とすれ違い、ぺこりと会釈**
( A18 ) 2011/12/27(火) 21:19:06
―ん?
[少女とすれちがい、不思議そうに会釈を返してしまうと、]
…あ、もしかしてあなた―
[言う前に、彼女は行ってしまった]
あれがあの…あの人の言ってた女の子かしら…
呼び止めればよかったわね…。
( 128 ) 2011/12/27(火) 21:36:34
森の魔女 アリョールは、ヴァレリーが何かを作っているのに近づいてみた*
( A19 ) 2011/12/27(火) 21:39:05
居候 リディヤは、キッチンの中から人の話し声が聴こえた気がして、扉の前で立ち止まっている**
( A20 ) 2011/12/27(火) 22:05:47
―聖堂―
ん、っと。
[一つが出来れば、後は手馴れたもの。
いくつもの、黄色い小さな羽の透明なたまごを
冷却用の砂へと置いて行く。]
なんでもなー。
人が多い方が楽しいんだよ、俺。
だから邪魔でもなんでもねぇし、
いくらでも見てってくれりゃ良いんだぜ。
あ、お前ら。それはまだ熱いから触っちゃダメだって。
こっち弄れ、こっち!
[ロランの謝罪の言葉>>94を笑い飛ばし
チビメーフィエが群がって来るのを>>95「まだいた!」
と驚いたりして、荷物に入れてあった他のガラス細工を
広げる。]
( 129 ) 2011/12/27(火) 22:14:19
因んだものって言うか……
[一旦作業の手を止め、休憩だ休憩!とひとつ伸びをして
ステンドグラスを見上げる。
たまごと交互に視線を遣り、それからロランへ。]
そんなに大きくなかったけど、俺が住んでた村の教会の
ステンドグラスを見たらこれを創りたくなったんだよ。
別に熱心な信者ってわけでもないし、
絵の意味だってよく解っちゃいないがな。
お、さんきゅ。
[差し出されたカナッペは、やはり頂く。]
( 130 ) 2011/12/27(火) 22:22:23
[少し遠巻きに、壁に寄りかかってにぎやかなのを見ている。そのうち、暇になったのかオルガンに座っていた]
ステンドグラス。ねぇ…
[ステンドグラスを見上げた。カエルが飛び降りる。オルガンの鍵盤に触れて]
…あんたもピアノひくの?
[カエルを見て笑った。]
( 131 ) 2011/12/27(火) 22:35:05
[ いきなり現れた男が、唐突な問いを投げ掛けてくる。>>126。
すう、と目を細めて相手の瞳を見据えた。
残りのパイを口に放り込んで、指先についたクリームを舐め取る間も視線は外さない。]
………オマエ、
[ 問いには答えずに]
( 132 ) 2011/12/27(火) 22:44:16
( *33 ) 2011/12/27(火) 22:45:46
[チラ、と入り口へと顔を上げるとアリョールの姿が見えた。]
いよーう。
[何故か小声の呼びかけ。
勿論彼女に届いた気配は全く無い。]
( 133 ) 2011/12/27(火) 22:49:20
[>>133の言葉かけは、やっぱり聞こえなかったのだろう]
(なんでステンドグラスをつくろうとしてんのかしら。
たまごじゃなかったの?)
[とかなんとか、思わないこともなかったが。
近づいてどれどれと見てもいいのだが、
なぜだかそれが出来なかった。]
あんたのせい?
[カエルが、「なんでですか」という抗議の表情を浮かべた]
( 134 ) 2011/12/27(火) 22:54:47
[ 赤い問いに返る言葉はない。]
それも願った結果、か。
[ 本人に自覚があるかは不明だが。
唇の端についたクリームを親指で拭うと、口を開けて見せた。赤い舌の上には、鋭く光る牙。]
教え子を持った記憶はねぇんだがな。
( 135 ) 2011/12/27(火) 22:57:02
[ポシェットから、ハーブを一枝。
片側のポケットからマッチを取り出してする。
あぶって]
――……。…、…。
[唱えるのは、呪文と言うよりも「おねがい」だったかもしれない]
( 136 ) 2011/12/27(火) 22:58:54
[カエルっぽいものの目がキラリと輝いて。
それが自分の力であるか、妖精の力であるか。
なんて、この場ではどうでもいい、ささいなことに感じられた]
…“それ”を。
彼の者の思うように。
[誰にとっても行く道に楽園がありますように。唱えると、
教会のステンドグラスが、カエルっぽいものの
目が輝くのに合わせて、ぴかぴかと光った。
だって、普通の男女にもできるのだもの。
あたしにできないはずがないじゃない!**]
( 137 ) 2011/12/27(火) 23:04:54
[去りゆくリディヤ達>>125――その際キリルの背にフト何かを感じたが口にする事はなく、二人に軽く会釈しつつ、ヴァレリーの言葉>>130を聞く。彼の築いた山に登るチビ共を他所に]
なるほど……。
そのステンドグラスは……綺麗だったのか。
[もう一度、顔を上げてステンドグラスを見てから、彼の手元>>130を眺め、入り口からオルガンに移動し、近づいてこないアリョールの気配>>131にも視線を向ける]
( 138 ) 2011/12/27(火) 23:06:36
[不意に光りだすステンドグラス>>137を見て、呟く]
――そらは、とべたか。
[小声で、ポツリと**]
( 139 ) 2011/12/27(火) 23:07:57
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