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時計塔の番人 ウートラ がどこかにいっちゃったみたい。
番人の姿は、もうどこにもない。
いったいどこへ消えてしまったんだろう?
誰かの視界の隅で何かが光る。
妖精が追うのは、誰の背中?
のこってるのは、宿屋の女将 イライダ、村長の娘 フィグネリア、修復師 レイス、雑貨屋 ヴァレリー、隻眼の黒狼、細工師 メーフィエ、居候 リディヤ、ラビ、花屋 オリガ、キリル、ナタリー、傭兵 ダニール、服職人 ミハイル、森の魔女 アリョール、死に損ない ロランの15にんだよ。
[ふと、思うのは。
狼の 影。]
――“ ”は ここには来てないのかな?
[ああ、それってだれのことだったっけ?
<<修復師 レイス>>?]
[>>1:232メーフィエに無料でいいのかと聞かれて、優雅に微笑みつつ]
お代をいただくのは宿だけ。
…これはお近づきのしるしみたいなものよ。
[一緒にホールに行くように促す]
―2階廊下―
ああそうだ。ノート見りゃいいんじゃん。
えーっと…確か鞄の中に突っ込んでおいたはず……
[廊下に荷物を広げて行く男。
灯油バーナー、灯油の缶、透明な色彩を放つガラスロッド、
その他細かな工具………だけ。]
あっれ?
ノートは?
[いつだったか、図書館から世界の装飾品の本を借りて
内容を全部書き写した、己の努力の結晶である資料。
今度はそれが姿を消していた。]
うっへぇ…表で見た時はあったのによ。
鞄に穴開いてんじゃねぇだろうな!
しかしどの辺りに落としたんだ…。
[男が足を向けた所は結構ある。
寄り道ばかりの己の行動に、大きな溜息をひとつ。]
……しょーがねえ、後で探すか。
誰か見つけたら俺のって分かってくれるかねえ?
[またしてもブツブツと独り言を言いながら
今度こそ、テラスから一番近い部屋…かつては男に
宛がわれた場所へ向かって行った。**]
―教会のどこか ロランのそば―
[突然降り注ぐ銀]
本当だなんだろう不思議だね
とっても綺麗だ
誰かの涙みたい
[ポツリとつぶやいてもう一度ロランの顔をみた]
…あっ …ああっ ――っ !
ごめんなさい!
[飛びついていた腕をロランの体からすぐに離してぺこりと頭を下げた]
俺 人間違いしてたみたい
[降り注ぐ雪のような銀粉…だけどそれは冷たいものではなくて 澱のように心に溜まっていたものが溶けていく気がした]
―俺 思い出した。
俺殺されたんだった…獣に追い詰められた家畜みたいに
思い出した…。
俺は魔法の剣をもってた、だからおやじを殺した魔物を倒そうって、きっと俺ならやれるって
母さんをそしてこの村を
この村の人たちを助ける
―――そう思い込んで
あぁ…でもそれは間違いだったんだ
俺には力なんてなかったんだ
…弄ばれるように殺されて
まぁそれはいいやっ
俺だって兎や鳥を狩ったりしたもの
弱いものは強いものに食べられちゃうんだ
食べ物なんだもん
生きるためには仕方ない
あきらめられたけど
俺は…もっと
拙くて酷い失敗をしちゃったんだった
[冷たくない雪が少年の上にきらきらと降り注ぐ
目に大粒の涙があふれて
いつかのようにぽろぽろと零れ落ちていく]
ずっと ずっと 後悔しても
ずっと ずっと 消えない苦しみ
――肝心なところで俺はしくじっちゃったんだ
[はじめて会った少年が目の前で泣きだしてロランはどうしだろう。戸惑うだろうかそれともただ静かに話を聞いたか
目の前の少年は銀の粉に包まれながらお構いなしに話を続ける]
[銀色の星くずは、いつまで振り続けていたのだろう。
時計塔の番人が教会の中から消えたのにも気づくことはなく]
……バブーリャ、
…あたしもそうだったら――よかったのにね。
こんな魔法を見せてくれたっけ…
[その星屑は、魔女の祖母が彼女に見せた奇跡に似ていた。
雪のようにしんしんとふる光のなかに身を任せ
しばし、その懐かしさをかみしめており]
…いや!
あたしだってできないわけじゃない!
[かぶりをふる。ここは不思議の世界なのだぁーとばかりに、
ずっと空だったグラスをとん と机の上に置くと
モルス-ベリーのジュース-が注がれる。]
そうよ……こう、こうなのよ!
[一瞬面食らった顔をしたが、何らかの手応えを勝手に感じる魔女なのであった。そして一気に煽り]
そういえば外に出てなかった。
[飲み干したグラスは透明の星となり掻き消える。教会の外は一体どうなっているのやら――確かめようとして、外に出られないことにはじめて気づくのだろう**]
[フィグネリアと共に、教会の中を歩き回る。
幼い頃に連れて行かれて以来、自分ひとりの生活になってからは、教会へ通うのも無精していた。
そのせいか、物珍しく見えるものもあって、歩く速度は自然とゆっくりになって行ったろう。]
………… 。
[ふと。思い出す。
仕事で付き合いのある男から、言われていた言葉。]
/*
進行中ですが失礼致しますー。
一応、村の設定としては「自分や他者の生死はわからない」ということになっている点について、再度ご確認させて頂きます。
元の村でPCが知っている事実だとしても、この村では自分を含め誰が生きていて誰が死んでいるのかわからない、というのが村の設定として正しい形になります。
事実としてでなく、PCの思い込みや想像程度に描写も留めて頂けたらと思います。
wiki内の記載が曖昧であったこと、また言及が遅れましたことをお詫びいたします。
既に描写されている部分やPCの設定などについては、変更や取り消す必要はありません。中の人の認識だけ揃えておけたらな、と思います。
『きゅるるるる っぷい』
*/
[僕が行ってもいいの?という言葉に微笑む]
もちろん、いいに決まっているわ。
[可愛い坊やね、と付け加えホールで一緒にアップルパイを食べる]
飲み物は何がいいかしら?紅茶?ココア?
欲しいものが目の前に現れるわ。
[優雅な仕草で紅茶を淹れつつナタリーや一緒に来ているかもしれないメーフィエやキーラにも尋ねるだろう]
[ややこしい話は、あまり真面目に聞いていなかった
“聲”を話しているという自覚は、無い
そもそも人間、そんな事は出来ない
喋ろうともしていない
赤い夢、華やかな夢、マロースの色
なんとなく、言いたい事が伝わって
なんとなく、誰かの言葉が聞こえてくる
赤い夢
それは、心の中の、楽園という名の想い出]
[降り注ぐ、星
きらきら、きらきら
雪にも見えるそれは、でも冷たくないし、そもそも、触れない
そっと指を伸ばす
しゃらん、しゃらんと手を潜り抜けてゆく]
アリョールの魔法?
[魔法、魔法、魔法
幸せになる魔法、奇跡を起こす魔法
アリョールが使ったものではないけれども、勘違い]
良いな
私も、使いたい
人を不幸にする力なんか、要らないよ
人を幸せにする力が、欲しいよ
[“ガダルカ(占い師)”なんて、辛いだけでしょ?
人狼を糾弾するのも、妖精を駆逐するのも、悲しいだけでしょ?
今だけは、仲良しで――
いつまでも、仲良しでいられないとしても]
[きらきら、きらきら
舞い落ちる華、奇跡の雫
小さな事件、小さな想いが詰まった、五芒星の欠片
人が集まれば、人の想いが集まれば
そこが楽園になる
落ちる雫をホットミルクのカップに受け止めて
あたたかいミルクと一緒に、身体の奥底に流し込んだ
奇跡の味、幸せの味]
[レイスと、ダニール
別の人達
大人達の話に割って入るつもりは無く]
幸せの魔法、奇跡の魔法
人間も、狼も、おんなじだよ!
[ただ、そう、笑った]
― 物置 ―
さすがにここに、人はいないかぁ……
[そういえば、キーラと――
もうひとり、だれかと一緒に
此処へ入った事が、あっただろうか?]
[けれどこんなにこざっぱりした風景は
やはり見覚えがなくて。
うーん、と首を捻るばかり。]
[地下への入口を見つけたけれど
一人で降りるのは、ちょっとこわい。
興味があるにはあるけれど]
後でおねえちゃんに話してみようかな……
[他には特に珍しいものも発見できず
物置を後にして、
降り注ぐ銀の中、再びどこかへと。]
[ちなみに“クレーシャ”かもしれない疑惑の掛かっていたナタリーだが
話し方が違うので、却下されていた
それに“クレーシャ”よりも、ナタリーの方がずっと聡明そうだ、と
失礼な事を思ったのだった]
[ホールでアップルパイを貰って、齧る
甘い味が広がる
リディヤはもうどこかへ行ってしまったらしい]
えーと、イライダさん、だっけ?
幸せの魔法って、何だと思います?
[先程の星が、アリョールの起こしたものだ、と思い込んでいる
対抗してなんか起こしてやろう、なんて思う
些細なガキ大将精神だった
多分、悲惨な結末が待っている
やらかした、的な意味で]
[キッチンからホールへと、人が移る。
同時に狼も廊下へ出て、
しかしホールとはちがう方向へ、ぱたぱた駆けて行く。]
[時折立ち止まって、きょろきょろ辺りを見回したり、
鼻をひくひくさせたり。]
…………あれっ。
ねえねえ、ヨールカってなに!?
どこにあるの?
[“人”として過ごしていたとき
庭先で 広場で 教会で
いやというほど それを見ていたはず
けれどそんなときのこと、“狼”の記憶にはない。
ヨールカ それが何者なのか、想像もつかない。]
[キーラに幸せの魔法について聞かれ>>34、首を傾げる]
幸せ魔法…ねぇ。
幸せってその人によって違うから、なんとも言えないわね。
[微笑みはそのままに]
でもここは不思議よ?
ワインが飲みたいわ、と思うと…
[目の前に白ワインの注がれたグラスが現れる]
ね?ここは願ったものが出てくる。
[優雅な仕草でワインを一口]
これはコトー・デュ・レイヨンね。美味しい。
[目を細め、一言言うと、キーラに微笑みかけた]
[現れる白ワインに目を白黒させる
うわあ、魔法だ――と思う
それでも習性みたいなものか
無粋にも手品のタネを探してしまうのはご愛嬌
華麗過ぎるお姉さんに、ほう、と焦茶を見開く
優雅にワインを飲む仕草は“デキる女”そのもの
男女、のキーラには無い女らしさ]
じゃあ、イライダさんの幸せは?
そうやって、美味しいワインを飲む事ですか?
誰かと一緒に飲みたいとか、無いんですか?
[微妙ににやついてみたり]
ヨールカ?
そんなものも知らないのー?
[なっさけないなぁ、と呆れる声]
あのねー、ヨールカはねぇ
4(6)なんだよー
1〜3:庭に有る、大きな樹を飾り付けしたやつだよ!
4:聖堂に有る八端十字架(クレスト)だよ!
5:一緒に居る男の人と女の人の事だよ!
6:地下室に居る、こわーいこわーい……だよ!
クレスト?
………………………………………………………
[自分で言った言葉に首を傾げるも]
あ、うん、それだよ!
[相変わらず適当に言っているのであった]
クレストがヨールカ?
聖堂にあるの!?
[どう見てもここ、堂じゃない。
やばい道まちがえた。ようやく気づく。]
聖堂ってどこー!?
[“クレストがヨールカ”という不自然極まりない言葉
何も違和感を抱いていないとは、この子、大丈夫だろうか
幼心に、呆れ返る
この子は手を引いて連れてってあげないと
迷子になっちゃいそうだ]
えっと、聖堂は……
1階だよ! 1階の真ん中!
もー! 何回も探検したじゃん!
なんで覚えてないのー!?
[最後の言葉は、無意識に自然と口から零れ落ちたモノ
言った事にすら、気付いていない]
[>>25ふふんと、はなをならして酒瓶を放る]
あら、貴方がなにほどのものかしら?
[傭兵が酒瓶に手を伸ばすまにみをひるがえす]
私あのこの姉やってたのよ。
[背を向けつつヒラヒラと手をふる。
皮肉めいたやりとりの応酬なんて懐かしいくらいと笑ってみせつつその場をあとにした]
[いっきにロランにまくしたてるように話した後
はっと我にかえって]
そうだ…あなたは 僕の友達のロランじゃないんだ
あんまり似てたから つい…
[きっと訳の分からない事を言いだした自分に困ってるに違いない。慌てて袖で濡れた顔をごしごしこする]
ぐちぐちとわけのわかんない事いってごめんなさい
[顔をあげた瞬間
―アップルパイの良い匂いが漂ってきた
パイを受け取って大きく頬張る]
戴きます。
美味しくて…暖かいです……ありがとう
[立ち去るロランににぃっと思いっきり歯を見せて笑って見せた]
[狼の子に、だれかに手を引かれて歩く、
なんて経験があるはずない。]
……あれっ。
そうだったっけ?? ごめん!
[その昔、どこかの村に存在した少年が
よく口にしていたかもしれない言葉を、
この狼の聲がなぞっていたとしても
それは偶然 なのである。]
― 回想>>8>>9>>10>>11 ―
……。
[黙ってラビが語る話を聞く。そしてしくじった>>11と言って泣き出した彼を前にすると、そっと手を伸ばして頭に手のひらを触れる。撫でることもなく、ただ乗せたまま]
……。
[語らぬロランに、更に話を続けるラビ>>12>>13だったが、ずっと黙って手のひらを乗せ続けた。そのうちに我に返って気を取り直した様子>>42をみて手を離した]
似ていた、か。
それで思い出したのだ、な。
[辛い記憶、消したい思い出。けれども、忘れがたき想い。罪悪感、どのようなものを目の前の彼から感じたか]
ここは――
きゃっ
[どん、と軽い衝撃と一緒に、
両手の中のきらきらがこぼれて、舞い散る。]
あっ、ネーリャねえさま。
[その隣に、あまり愛想のよかった記憶のない男の姿を認めると
ふうわりと顔を綻ばせた。]
イライダさんにね、アップルパイ作ってもらってるの。
もう、できたかしら?
[ねえさまが誰となんの話をしていたか、なんて知らないけれど
知っても、誰の話かなんて
すながみの娘には、わからないのでしょう。**]
[きょろきょろ辺りを見回してから、]
わ……がう。
[頷いて、ひとこえ吠えた。
あんまりわんわんわんわん言われるもんだから、
うっかり自分までわんわん言いそうになったとか。]
[割られたパイを与えられたなら、
大人しくもぎゅもぎゅ食べている。]
[>>47カチューシャを柔らかくだきとめる]
あら、いいわね。
カーチャはこれから食べにいくところ?
[返答はなんだったろう?]
ねえさまはプラトークを落としてしまったから、外にとりにいくところよ。
うん!
きっとホールに用意してくれてるとおもうから……
[満面の笑みで答えて。
言われてみれば、なにかが足りないその姿に気づく。]
そうなの。 いってらっしゃい。
[また、ふうわり、嬉しそうな笑顔でふたりを見送るでしょう。]
― そしてホールへ向かう途中 ―
[ひゅう。 ひゅう。]
[とつぜん、肌寒い風がすながみを撫でたものだから、
娘は震えあがってしまう。]
な…… な、な、に……?
[歯がかちかちかちかち鳴ってる。
ゆっくり、ゆっくりふりかえると、そこには白い服の女の子。
――スネグラーチカ(雪の精)? +グー+]
―HAPPENING!―
ひゅう。 ひゅう。
きらきらひかる星は凍って、また雪だけが降りだします。
どうやら雪の妖精が迷い込んでしまったみたい。
急にひんやり、つめたい空気を感じたら……悪戯されてしまうかも?
{ジャンケン勝負! +パー+!
[[ pon ]]を振って、この天声に負けると悪戯されてしまいます。
あいこか勝ちなら、追い払うことができるでしょう。}
きゃあっ!
[ひゅう、と目の前を雪が舞う。
すながみの娘は……2(3)
1.前髪が凍っちゃった
2.お洋服が真っ白に
3.カチューシャにネコミミが]
[ミハイルは目前のヨールカにどんな反応をしめしたかしら?
―――ヨールカの下で交わした約束]
せっかくだから、ミーシャもなにかかざればいいのに。
[女が男の作ったそれをみたいのだというわがまま]
やぁん、真っ白〜!
[黒いフレアも、つららまで下がってまっしろレースに。
ぐすんと鼻を鳴らしながら、ホールへと走りだすのでした。**]
― ホール ―
[切り分けたアップルパイを頂きつつ、
合間にホットミルクの入ったマグに口をつける。
口当たりの良い甘さも、身体に広がる暖かさも心地いい。
心も自然と穏やかに。
その一方で、幸せの魔法について語らう女性陣。
イライダの洗練された仕草には、思わず見入りかける。
話題が色恋の話?に及びそうになると、
そっちに縁薄い身としてはどう口を挟めばいいのやらだったが]
[少女は廊下を歩く]
[階段を踏んだ記憶もないのに
気が付けば、そこは二階だったりした?
それとも、まだ一階のどこか?]
[足元がふわふわとして、
どこを歩いているのかもわからなくなったけれど]
[不思議と、不安はなかった]
……さむい……?
[このふしぎな場所へ来て
とつぜん、はじめて、さむいと感じた]
[窓が開いているわけでもないのに
風を感じて――――+チョキ+]
私は、だれかの笑顔が見たいと思ってとった行動なら
それが些細でも、幸せの魔法と言えるんじゃないかって思うな。
[そんな考えを、何気なく言葉にして出してみる]
もちろん、好意でやったことの全部を
相手が喜んで受け入れてくれるとは限らないけど…。
それでも気持ちが根底にないと、そこから先には繋がらない。
キリルが仕掛ける悪戯もさ。
仕掛けられた誰かが思わず笑ってしまうような悪戯だったら、
きっと幸せの魔法と呼べる気がするよ。
[最後に、だから悪戯はお手柔らかになんてお願いを
かなり遠回しに入れてみたが…果たしてキーラに通じたかどうか。
彼女がヴィエーディマに対抗しようと思っているなんて
心の内は、知る由もなかったが]
[どことなく不思議な鈴の音を鳴らしながら、階段を下りる。
オリガがヨールカまで来るにせよ、来ないにせよ
ホールまでは一緒なのだ。]
……っふぇ、くちっ、…
[突然通った、寒気を孕む風。
今まで暖かかったのに、と少しだけ恨めしげな顔をしつつ+パー+]
[パイをもしゃもしゃ食べ終えたなら。
またまたきょろきょろと、辺りを窺う黒狼。]
[そのとき、びょるーと冷たい風が……+チョキ+]
[手のなかの石を、落とし主に返す旅は
終わりを告げる。
短い、短い旅だった]
……私も、アップルパイいただきにいこうかな
[大事そうに、手の中の石を握り込んで
少女は、ホールへ向かう
道中、レイスとオリガの姿を見かけただろうか?]
[がう、とパイのひとに一声吠えると、
テラスの手摺りの方へと向かう。]
[のっしゅり手摺りに前足引っ掛け立ち上がり、
どうやら下を覗き込もうとしているらしい。
が、片足が使えないもんだから、うまくいかない。]
うー。
…………っ?
[ふと、背筋がぞくりとするような冷気を感じて。
眉を顰めながら、襟巻をきつめにしつつ]
窓も扉も、閉まってるはずなのに…。
おかしいな。
[席から立ち上がり、確認しに窓際へと歩いていく。
やはり閉まったままで、不思議そうに首を傾げた。
その時、更に冷たい風が背後で吹いて肩が震えあがる+グー+]
なっ…!?
[目の前で風に乗って舞う雪。
キーラに雪玉をぶつけられた寸前の感覚を思い出す。
次の瞬間 3(3)
1.どさどさどさ。頭上から雪の塊が降ってきた
2.ぴきり。襟巻が凍りついた。
3.きーん。直接被害は受けなかったが、作業鞄が雪まみれに]
[また雪玉でもぶつけられるのだろうかと覚悟したが、
雪は最初からなかったかのように掻き消えて
背筋に感じた寒さもじんわりと溶けるように無くなっていく]
さっきのも、何かの悪戯だったのかな…。
[とりあえず何もされなかったことに安心して、
元いた席に戻る。
ホールにいた他の皆は大丈夫だったろうか?]
………………。
[しかし腰掛けようとしたところで、
椅子の傍に置いていた作業鞄が真っ白になっていることに気づく。
表情が一気に引き攣った。やられた…]
―2階廊下・とある部屋の前―
[べきべき どしゃあ]
………?????
[何かひしゃげるような、
そして壊れたような音が室内から響いた。]
[そろり。
鍵は掛かっていないようなので、勝手に部屋の中を覗く。]
……な。
んだありゃ。
[変な言葉の区切り方になったのは
綺麗な内装の部屋、その隅に在ったベッドの上。
煌く星の光を受けて更に光り輝く…大きさ49(100)cm程もある……先端に羽根の生えた、たまご状のガラス細工を見つけたから。
それが18個、ベッドも潰れてしまうはずである。]
[パイのひとにこくり頷き、
持ち上げてもらったなら、
狼の目にも地上の光景が見えただろう。
手摺りに乗りあげ、じっと下を見つめて、瞬いて――]
がう!がう!
[尻尾を振って嬉しそうに吠えた。
それはもう、いまにも飛び降りかねない勢いで。]
[門の前にて]
…どうして開かないの――?
[とりゃっ そいやっ と門を力いっぱい押してみたが、結局びくともしない。あろうことか、なにか不思議な「術」のかかっている手応えすらする]
――誰かさんに、弄ばれてるのかね?
[肩をすくめ、それと戦うのを諦める]
おっと……。
[一瞬、落としそうになったが、何とか持ちこたえた]
こういう危険もある……
聞いている……のか?
[抱えたそれに呟きながら、微かに溜息**]
[もう一度門の方をサッと振り返る。]
……あたしにいたずらしたいなら、
先にイタズラされることね!
[誰もいない空間にぶつくさつぶやいた。
ダイヤモンドダストみたいな氷のつぶのきらきらが
そこにただ残っていただけ]
…さむくないけど、寒い気がする。
なか、ハイロ
[そそくさと、教会の中へ*]
ぶへっくしゃい!!!
[その冷え込みはほんの一瞬。
男の盛大なくしゃみと共に、過ぎ去った。
後に残るのは、ベッドを押し潰すでかいたまご達。]
やべえ、これどうしよう…ベッド壊しちまったよ。
こんな立派な教会なんだし、司祭さんとか居るよなぁ…
俺壊したわけじゃないけど、見覚えはないけどある
俺のガラス細工だしな。
よっこらせ。
[笑いながらロランを見送って彼の姿がみえなくなればくったりと頭をたれて一人佇む]
念じたら
遠く、思い人に伝わる
雪だるま…
かぁ
[じっくりみようと屈んだとき…
くいっ
何かが服の裾を引いた]
[振り返るとカエルのようなトドのような
…それにしては大きな生き物]
うわぁっ お前 ぶちゃいく!
[不細工といわれたことに抗議するかのように
『きゅぴっきゅぴぃ』
と鳴き声をあげながらシッポ(?)で床をパンパン鳴らしている]
怒ってんのかよ
なに…お前この教会についてる化物?
触っても大丈夫かな
[つんと指でわき腹をつつくとポヨヨンッとした弾力が跳ね返る]
うわっ…結構 くせになりそう
[くすり…思わず笑った]
[男はおよそ50cm程の高さになる透明なたまごを抱え、
一路ホールへと降りて行く。
そこなら誰かが居るだろうと踏んで。
一応新作だから見てもらおうと、そう思って。]
[ふぅ、と溜め息ついて]
さすがに、こんな所で雪は払えないか…。
イライダさん、美味しいアップルパイを
どうもありがとうございました。
[普段通りに背負うわけにもいかないので、
雪まみれの鞄を両手で抱える。…冷たい。
イライダにぺこりとお辞儀して礼を言うと、
ひとりでに開いた扉から廊下へと出てゆく。
雪を落とすなら、裏口か正面出入口あたりが妥当か]
!
[一瞬、落とされそうになったが、何とか持ちこたえた]
……きゅぅん。
[ビビったのかもしれない。
情けない声をあげて、若干強張った。 +グー+]
― 一階廊下 ―
[真っ白鞄を抱えたままとぼとぼと歩いていれば、
前方に見えてくる大柄な男の姿]
ヴァレリーさん。
これからお食事です…………か。
[声をかけようとしたが
灰青の眸が彼の抱えた大きい物体をとらえた瞬間、
ぎょっとしたような表情に変わった。
あれは何だろう……怪鳥のたまご?]
[ 「意思」を持った風のように思えた。
産毛を逆立たせ、開いた口から犬歯を覗かせると、逃げるように風は遠ざかって行った――ような気がした。]
……ンだありゃ。
―1階廊下―
[えっちらおっちら。
高さ約50cmのガラス製のたまごとなると相当に重い。
ふらふらとした足取りで階段を下り、ホールへと向かう
その途中]
よう、メーフィエ。
言ってたガラス細工、見つかったような見つかってないような
それでも見つかったぜ。
これがその内の1個。
後17個は上の部屋でベッド潰してら。
[一番用事のあるメーフィエを見つけた。
これで首飾りの銀細工を……と思ったのだが。]
[ レイスとの会話に違う声が混ざる。
随分懐こい声だ――子どもだろうか。]
来いよ。
キレイなねぇちゃんでもなし、見てもつまんねぇだろうがな。
ぎゃうん!
[ちょうど雪の山ができていたところに、落下。
すっぽり埋まって少しの間、倒れていたものの起き上がり
もふっと頭だけ出して、ぐるぐる低く唸る。
なにかに突き落とされたような――気がした。気のせい?]
痛い?
……何処か怪我したのか?
[ 此処に来てから彼は寒さを感じない。皆こんな風に感覚が鈍いと勝手に思っていたから驚きだった。]
[見えていたと思っていたかえるとトドのあいの子は
冷たい風にかき消された]
・・・なんだったんだろう?
ちょっと楽しかったのに
[残念そうに溜息をついた]
落ちちゃったー。
大丈夫、雪の中に落ちたから、怪我はしてないよー。
いててて。
[いたがってはいるけど、至ってのんびりした調子で。]
ぁ、あ……こ、こんにちは、レイスさん、オリガ、さん
いえ、どう、いたしまして
おいしくいただいてくださったなら、
なにより、です、はい
[レイスに声を掛けられれば、幾分か挙動不審気味に]
あ、はい……パニーニと紅茶が、ありますね
イライダさんがさっき、アップルパイを作るって
おっしゃってたから……
たぶん、もう出来ているんじゃないかな……?
私も、これから食べに行こうと、――――?
[ことばは、途中で途切れる]
[なにか、頬を伝うものの存在に気付いたから]
そういえば…
さっきから誰かが名前を呼んでる気がする
誰だろう
――とっても優しい声
[声をあてに2(3)
1 ホールへと
2 2階へと
3 聖堂へと]
お、おち……!
[普段は少し猫背気味だった背が、すぅと伸びていく。
緊張したりしたときの、癖だった。]
あの、…できるだけ、早めにいく、から。
[のんびりした口調にも、すこし心配そう。]
― 物置付近→教会の出入り口 ―
[オリガはついてきただろうか?
もしそうならば、彼女の足にあわせども、少し早足気味で。
そうでないなら、小走りに。]
………、…
[少し、口元が動くけれど。声にはならず。]
[かなしいわけでもないのに、どうして――……?]
[手のなかの石が、だれかの胸の痛みを伝えてくるようで]
す、すみません……
[突然零れた雫の事を謝りつつ
服の袖口で目元を拭った]
― 少し前、リディヤとの話 ―
[挙動不審気味のその様子に、思わず目線をうろつかせた。]
…あ、アップルパイ?
[むしろ、増えていたなんて、知らなかった。
素直に驚いたような顔をしつつ、ゆっくり頷き。]
おれ、…ちょっと、用があるから、…
あとで、行く。
[と、頬を伝うものに気付き、うろたえた。
何か、またやらかした?と。]
きゅうん
[情けない声を出しつつ、
こちらへ向かってきた男をじっと見つめる、黒狼の紅い左眼。
そして]
がう! がうがう!
[嬉しそうに、まるでなにか話しかけているかのように、吠える。]
あ、あの、………
[ごそごそとポケットを漁り、
少し皺の付いたハンカチを、少女に手渡す]
袖だと、…ちょっと、腫れちゃう、から。
こ、これ、…よかったら。
[できるだけ、笑顔をつくって、みた。
ちょっと、困ったような笑い顔に、なった。]
それじゃあ、……
ひとりで、だいじょうぶ?…
おれの用事、終わってからでよかったら、一緒にいく、けど。
[少女が是と言うならば、オリガと共に手を引いて。
否と言うなら、その場で別れを告げるつもり。]
― 回想終了 ―
狼だ!
だにーる?
だにーるだね! だにーる!
[成獣の見た目に不釣り合いな、
やっぱり子どものような聲で喜ぶのである。]
きっと上かな
教会の塔にいける通路あるかな?
[普通は登れない教会の塔の屋根の上
そこは自分の大好きだった村が一望できる場所
そこに声の主はいる―なぜか強くそう信じ込んで。
2階への階段を上がってもっと上に登る通路はないか探しだした]
あ……、わたしは、だいじょうぶ、です。
アップルパイ、いただいてこようと思ったけど……
これから、ちょっと人をさがそうと、思って
[オリガへの遠慮も、なくはなかったけれど。
雫を拭うと、顔を上げて柔らかく笑みを作った]
ありがとう、ございます
[レイス達に小さく手を振って
彼らと反対の方向へ、少女は歩き出す]
― 現在・教会入り口 ―
[ぽそぽそと何かを呟きながら、扉を開き]
………
[やっぱり、声にはならない大きさだったが。
その隙間から、また冷たい風が吹き付ける。+チョキ+]
……っ寒、……
[ふるりと身を震わせ、目的の相手を探す。
きょろきょろと周りを見渡すが、……]
……………?
[探す姿は、見当たらず。
首を傾けながら、足を進めていく。]
[雪に埋もれたまま ばったばった尻尾を振りつつ、
こちらへ向かってくる もうひとり を呼ぶように、
今度は、長く、吠えた。]
[そうしてから、ふるふると頭を振って、
ようやく雪山から抜けだそうと…… +パー+]
あまり派手なものを付け加えると、
やさしい雰囲気の天使の羽が霞んでしまうから…
たまごの天辺を包み込むような、
小さな花の飾りはどうでしょう?
本当なら今図案を書いてお見せしたいんですけど…
生憎、鞄がこの通りで。
形としては、花型の金座に近くなると思います。
[飾りについての案は、すんなりと頭の中へ出てきた。
まるで、ずっと前から考えていたように]
…………あ
こんにちは、えっと
――ラビさん
[今は、エカチェリーナと別行動をしているらしい少年
ぺこりと、頭を下げた]
[握り込まれた手が、銀に照らされちいさく光を放つ]
[淡く輝く、みどりいろ]
クレーシャ、…落ちたの、びっくり、したろ。
[傍で背を撫でながら]
そうだ、ダニール、何処に、居る?
さっき、会ったんだよ、な。
[やっぱり、犬だと間違われたりしたのだろうか?だとか。]
[ 見下ろす。
片目が喪われたその獣から読み取れる感情はとても陽気で、つられるように噴き出した。]
それじゃニンゲンの言葉は喋れねぇだろうがよ。
戻れば――ああ、裸になるからか。
[ 自分と同じように自在に変化出来ると信じて疑わない彼は、人型を取らない黒狼の事情を勝手に解釈し合点した。]
それ、…………?
[指された自分の手へ視線を移す
――みどりいろの光に気付くと
ゆっくりと手を開いて
きっとみどりの石は少年にも見えたことだろう]
ううん……わたしは、だれかを呼んだり、してないです
でも、なにか、すごくすごく胸が痛くて
気が付いたら……ここに
[レイスが近づいてきたなら、
嬉しそうに短く鳴いて、擦り寄った。
そして
彼の発したことばに、不思議そうに首を傾げて]
がう?
[吠えたのは、ダニールと同時だったとか。]
胸―痛い?
気をつけなきゃ
咳とかない?
[体を病んでいた母親を思い出す]
サンドラ先生がいたら…すぐに治してくれるのに
俺じゃあ…
[役に立たないと困ったように……わらう]
[擦り寄ったクレーシャをわしわしと撫でる。
なんだか、とても心地よい手触りだったりするのだった。]
怖かったか、…むかえ、いけなくてごめん、な?
ダニール、あの、クレーシャみたいに、狼みたいな感じかと
おもって、た。
[目をぱちぱち。クレーシャの聲がなければ、全くわからなかった。]
えっ?
……そういえば、ダニール、人間みたいだね!
[こっちもあいかわらず、どんくさかった。]
あれ?
[そういえば、そういえば。
キッチンで見た弱そうな狼も、人間みたいな姿だった。
はて。 もしかして、自分も人間みたいに、なれたりする??]
…………戻るって、そういうこと??
[小さな白い手が自分の荒れた手に重なるのを見つめながら]
ねぇ…ここは 良い場所?
あの銀色の星屑みたいに
―誰にでも、すべての人に奇跡が降り注ぐ場所なの
かな?
[少し不安気な声で誰に尋ねるわけでもなく囁いた]
[小さな頃…
失敗したり、怪我したり
失敗して誰かに怒られた時 落ち込んだ時
かなしくてかなしくて涙が止まらなかった時でも
いつだって家に帰ると母さんが何も言わずに
そっと頭を撫でてくれたら…
ほんわりといつの間にかささくれた心が癒された]
なるのかな??
[レイスが狼の姿になったら、きっとかっこいいんだろうなって
嬉しそうな、あかるい聲色で
無意識に “ ” の姿を頭に思い浮かべていた。
黒狼が覚えている、ここにはいない、
たったひとりの仲間の、きんいろの――]
ホールにいたら突然寒気がして、
また何か来るなと思って身構えたんです。
結局私自身には何もなかったけど、
代わりにこの鞄が悪戯されてしまいました…。
……ここには、見えない何かが色々潜んでるみたいですね。
[彼に問われれば、困ったような顔で
手の中の鞄が雪まみれになった経緯を説明する]
ホールで雪を落とすのは忍びないから、
玄関辺りでやろうと思ってたところだったんです。
ヴァレリーさんは、
その硝子細工を運ばれるの…大変じゃないですか?
私でよければ、手伝いますけれど。
[それにこう見えても怪力なのだ…なんてことはなく、
力の程度は見た目や雰囲気から想像がつくど真ん中だが。
ヴァレリーが頼めば一旦鞄を置いて
ホールまでは運ぶのを手伝うし、
一人で大丈夫なようならここで別れるだろう]
…………それから最後に、
一つ頼みたいことがあるのですが。
[とにかく別れる時には、こう切り出して。
灰青をまっすぐ男へと向ける]
天使のたまごが完成したら…
ペンダントトップの部分を、一つだけでいいんです。
私に譲っていただけませんか?
[果たして彼は、どう答えたか**]
[目を瞑った少年の体は…するすると縮んでいく
少年の頭を撫でる少女は気づくだろう
―何時の間にか背伸びせずとも目の前の少年の髪を撫でられている事に。
17歳だった少年の姿はきえて…まだ幼い小さな子供が気持ちよさ気に頭を撫でられている事に。]
― ホール ―
わあ、いいかおり!
[ふわりと現れた、すながみの娘。
黒のフレアじゃなくて、真っ白のサラファンを纏って。]
アップルパイ、もうできてたのね。
いただいていい?
あっ、ねえさまたちも、後で来るって言ってたのよ。
[にこにこしながら、席につく。
ふと目に入ったココアが美味しそうだったから、真似をして。**]
[女の姿は霞んで――小さくなってしまった少年と、彼を撫でる少女のそばふいに姿をあらわす。
向こうからはすぐにそれとわからない場所。
そっと様子をうかがうように**]
[どこからともなく冷たい風が+チョキ+]
あら、窓でも空いているのかしら
[外に出ても寒くなかった事を忘れているようで、首を傾げる]
奇跡があるかなんて、わからないけど――
[続きは口にしなかった、できなかった]
[黙って少年の頭を、少し背を伸ばして撫でる]
……お母さん?
私、ラビさんの妹くらいの歳なのに……きっと
[苦笑するも、でも……悪い気なんてしない]
[母ときいて、一抹の寂しさが心を過ったけれど、
きっとそれは、そんなに重要なことじゃなくて]
うん、私……
おねえちゃんとか、メーフィエさんとか
かたくさんのひとに
そばにいてもらったり、腕に抱かれたり
頭を撫でてもらったり
[それだけで、壊れそうなこころが
形をとどめてくれていたから
あのひとがどう思おうと、
わたしは、壊されてなんて]
だからね こんどは私の番なの
[自身よりも小さくなった幼い子供に驚く事無く
小さく笑って、緩い力で、そっと抱き寄せて
ぽふぽふ、頭と背を叩くように撫でた**]
[妖艶に笑うイライダさん
はぐらかされた感じなのに、それ以上追求出来ない空気
ガキ大将、敗北]
幸せって言ったら――
[脳裏に浮かぶオリガとその旦那
通称キラキラカップル
ミハイルとフィグネリアは見ていないので、そこに想像は至らないけれど]
ウェディングケーキでも作るとか?
[はやく結婚しろ、ということ]
[髪の毛をばさりと揺らし、冷たい風は吹き抜ける
寒さは一転、元に戻る
焦茶を見開き、ぱちくり]
メーフィエ……何してんの……
[窓際から戻ってきたメーフィエのカバン
ものの見事に真っ白
雪の中に落とした?]
凍ってないと良いけどね
[イライダもナタリーも、何も無いようだ
メーフィエだけ被害、というのがとても彼らしいと思った]
―回想・11の部屋―
[部屋に入り、驚くレイス>>1:234の様子に、僅かに首を傾げる。
何かあったのだろうか…と心配そうに見守るも……。
咄嗟に抱きよせられ、顔を赤らめた。
降りそそぐ星は先ほどより量を増したようで。
その光に包まれながら、そっと、レイスの胸に顔を埋めた。
続く言葉>>1:236に、そっと外に視線をうつし。
レイスが足を打つ様子を目にすれば、慌てて駆け寄り心配そうな表情を浮かべた事だろう]
(…………大丈夫かな…?)
[打ったであろう箇所をそっとさすりながら、じっとレイスの目を見る。
そんな言葉すらかけられない自分が、悲しかった]
[風が吹き抜けた後、最初は気付かなかったが、次第に髪に違和感が。
ふと手で触れると、そこに飾られていたのは、雪で彩られた薄桃色の花――クリスマスローズ。
可愛らしい贈り物に、表情を綻ばせ、再びそれを髪に飾る。
果たして、共に居るレイスはどういう反応をするだろうか……?]
―教会入り口―
[レイスについて歩きながら、彼が歩調を合わせてくれている事に感謝して、ぎゅっと手を握りしめる。
思えば、こうして歩くのも初めてではない気がする。
前にもこうやって、彼に連れられて此処を歩いたのではなかったか。
……此処? いや、此処とは違う、でもよく似た場所。
果たして、一体何処を歩いたというのか――?]
[そしてレイスの言葉には、微かに首を傾げる。
誰かを探して此処に来たのだろうか。
そう思いながらも、内心では全てレイスに任せる事にした。
彼と一緒に居れればそれでいい……そんな事を思いながら]
[落ちる音が聞こえた
落ちた、という声が聞こえた]
………………なに、してるの
だいじょーぶ?
[はあ、とため息
なんて情けないんだ
“クレーシャ”が色々とぼんやりしているのは分かったが
この調子だと“レイス”もなかなか引けを取らない感じである
レイス、大人の男の人の声だよね?]
えーと、ダニールさん?
[向かった先に、首を傾げるように声を掛ける]
……頑張ってください!
[ぐ、と拳に力を入れるように]
クレーシャも、レイスおにーちゃんも
なんか、どんくさそう
ダニール先生! ちゃんと面倒見てね!
[“幼稚園の先生”のニュアンス
良い大人のレイスに対して、どんくさいの一言
他人の機微を察する思考は、幼い少女には無かった
成長したキーラなら、流石に直接どんくさいとは言わない――
かどうかは少し疑問の余地が有るが
それでもここは、彼女にとっての赤い夢
幼い幼い赤い夢
ここに居るのは、小さな小さな、寂しがりの、ガキ大将]
[フィグネリアに連れられるようにして、あちこちを歩いて回る。
危なくなれば支えはするが、向ける視線はひどく険しく。
無言で睨みつけるようにすれば、心配というには幼い表現はきっととても伝わりにくい。
ダニールへ酒瓶投げつけるあたりなど、女の気の強さに、知ってはいたが沈黙する。
ざまあみろと思うには、男には彼への恨みも何もないように、思っていた。
妹とのやり取りでさえ、喋る娘の様子は『そういうもの』という認識だった。
知らない話、知らない思い出。
記憶は靄の中へ覆い隠されて、此処にあるのは彼女と共にある思いだけ。
>>55飾りの希望に、ふと顎へ手を当てて。]
………… 何を。
[何かという曖昧さでは何も作れない、と融通の効かぬ答え。
先を尋ねるのは、少なくとも聞く意志があることを示していた。
冷たい風がふけば、寒いのは大嫌いだ。
肩を縮めて、眉を寄せた。+パー+]
[リディアに抱きしめられた腕の中にいたのは5.6才くらいの小さな男の子。
ぽんぽんとあやす様にな仕草に気持ちよさそうに目を瞑って大人しくしていたが…ぱっと顔をあげると]
おねぇちゃん…だーれ?
僕どうしてこんなところにいるんだろう?
[ちょんと首を傾げてリディアの顔を大きなヘイゼルの瞳でじぃっと見つめた]
あー! きっとかくれんぼうの途中なんだ
ぼく…さがさないといけなの
[いつの間にか頬に伝わる一筋の涙に首を傾げる]
あれぇ?
もしかしたらぼく泣いてた?
なんだか…目しばしばするし お鼻もいたい
ぼく…泣き虫だから。
ナタリーちゃんにいつも笑われちゃうんだぁ
[しゅんっ小さく鼻をならして恥ずかしそうに笑って]
もしかしたら…おねぇちゃんが慰めててくれた?
ありがとう
[初めて会った人を相手するようににペコリと頭を下げた]
[しかし、震えるだけで何もおこらない。
ふ、と息を吐いていると、服の端が引っ張られた。
振り向いたそこに、
カエルがいた。]
……………………… ???
[沈黙。
人によっては可愛らしいと形容するかもしれないひげ面のカエルと
全くもって愛想の欠片もない男が、黙って見つめ合った。]
[感じるのは、呼ぶ気配。
此方へと、引っ張る気配。]
[その手を払おうとすればカエルは一度身を引くが、
数歩歩いて振り向けば、ついてきていた。]
………………
[さらに、見つめ合い。
先に諦めたのは、男のほうだった。]
(わかった。行かなきゃいけないなら、行くから。)
[素直に受け入れているのは、信心深い親の教えのせいか、
この不思議な環境のせいなのか。
アレは妖精だと気づいてしまった。
それでもすぐには従わないのは、いつの間にか自身に灯った光のため。]
『なあ。お前、彼女にはもう……………してんの?』
[お節介な服飾仕事の仲介者。
男が女と近しくなったことに驚き、おめでとうと言ってくれた男が、
(男にとって)この間持ちかけてきた問い掛けだった。
年齢的に、『行き遅れ』とも言われかねない女を気遣ったらしい。
全くもって無頓着な男にやっぱりとため息をつきながら、
はっきりしとけ、と尻を蹴飛ばすようにして、急かしてきた。]
[どうやって、などと仕事の合間に考えていた。
気がつけば、教会の壁にもたれていたのだが。]
泣きたい時に、泣いたらいいのよ
笑う子は、笑わせておいたらいいの
……笑う子だって、きっと本当は
泣き虫さんなんだから ね
[あれ、ナタリーちゃんって今、このひと言った?
でも調理場に居たナタリーは男の子だったような]
[懐からハンカチを取り出して少年の目元を
柔らかく拭う]
ううん
いってらっしゃい、ラビさん
あ、そうだ
イライダさんって、わかる?
その人が、アップルパイ作ってくれてるから
食べてきたらいいんじゃないかな
たぶん、ホールにあると思う
[そう告げて、少年がその場を辞すなら
小さく手を振って見送って]
[ホールの場所を知らないと言われたら示すだろう]
[悩むようにぶつぶつとぼやいて、
はやく、とついてくるひげ面カエルに背を向ける。
家へ通ってきていた、あのお節介な娘あたりなら
聞けたかもしれないが、とても今更だった。
それでもこの光は、そのために此処にあるのだろう、
と思ってから気がついてみれば、欠片の一つも、
傍にいたはずのフィグネリアの姿もなく。]
……………………。
[お前のせいじゃないだろうな、とカエルを睨んでも、
反応はないというか、妖精の視線はどうやら男に釘付けらしい。
ちっとも嬉しくない。
再度背を向け、歩き始める。]
一度もなった事がないのか、忘れちまったのか――……
そんなんで喰事出来てたのか、オマエら。
[ 瞑目する。
――深呼吸、のち、獣。
服は霧散し、そこには黒銀の毛並を持つ大きな肉食獣が現れた。]
[ ゆっくりと目を開く。
金色の瞳が、二人を見た。]
……願えば、なれるンじゃね?
なりたいと思わなければなれないだろうがな。
[ 獣に――ニンゲンに。]**
…………ふふ
いたいのいたいのとんでけー、かぁ
[もう大丈夫なのになぁ、と思いつつも
少年の気遣いは、嬉しくて
少年が去りし後、手を置かれた頭を撫でた]
[痛い事も苦しい事も、なにもかも
忘れてしまったように見える少年
これが正しいなんて、思わないけど]
[でも――――
私にできるのは、きっとここまで
ここからは、少年と逢ったばかりの
私の役目じゃ、ない]
[ついてくるカエルは、追い払うような仕草をしても、ケロッとしている。
もう少し臆病な性質じゃなかったか、と思い出しながら
諦めて足を踏み出せば、そこは小部屋だった。]
…………?
[自宅にも似た、落ち着く雰囲気の一室。
窓から見れば、教会の一階にあるらしいそこ。
彼女が、自分を呼ぶ声がした気がした。]
[どこ通ったのか、また移動したのか、目の前には男の姿]
ミーシャ
[男のまわりにも桃色の光をみて、なんだかただ幸せでふうわり微笑んでその名を呼んだ――]
[>>179問われてねだった奇跡の花のことも、今はきっと忘れてしまっているわ。
奇跡の花――それはけっしてよく深き人間が望んだ奇跡を呼ぶものではなかったけれど――女は奇跡の花の真実を知らず、ただ純粋に男の紡ぐ花の姿がみたかった]
しょく、じ。
[恐らくは、ダニールもどこかで人を食って生きていたのだろう。
むしろ、食われる側である人だったレイスには、想像もつかない。
そして、その黒銀の獣を見やり、ぽかんと口を開いたまま
きらきらと目を輝かせて、そーっと手を伸ばしてみる。
ダニールが嫌がらなければ、撫でてみるつもり。]
[せーのっ せーのっ という小声の後に、重く鈍い衝撃音。二階の踊り場から落ちる音――]
…………くそうっ…!!!
箒に跨らないとダメっていうの!?
今時レトロな箒を持ってる人なんて居ないでしょう!
[一撃離脱!**]
[金の瞳を、正面から見る。
普段は臆病に目を逸らす自分が、その瞳からは逸らさない。
金色は、それがもうレイスにとっては憧れの象徴。
その色が、生きた色で光るのに、魅了されないはずはなく。]
ねがい。
[後について繰り返すように、その言葉を呟き。
ぎゅ、と手を握り締める。]
[ぎゅう、と手を握る。
ずっと手を引いてきたオリガの手も一緒に。]
オリガ。
ダニールは、怖く、ないから、ね。
[きっと、女性には大きな獣は少し怖いかも、と。
彼女が気にしないならば、良いのだけれど。
そして、小さな声で、何かを呟く。]
―おれも、もし、なれるなら。
けものに、なってみたい。
[小さな赤い欠片は、それを拾ったけれど。
聲を聞くものたちにも、よく聞こえないくらいの大きさだった。]
[ 目を細め、少し眉間に皺を寄せる。
くらり、と身体が傾き、少女の手を離れ
両手を雪の上に付いた時に見えたのは、獣の手 ]
きゅ、う
[ ――灰青の、けもの。
何か怯えるように尻尾を巻き、耳をへたりとせて
なおかつ、なんだか情けない泣き声が、出た。**]
[ささやき声に帰る反応や、小さな声に。
肩が揺れたり、眉が日頃よりずっと、一般的には普通に動いたり。
鼓動と共に揺れる、双つの光。]
もどる?
狼?
[狼に変身する、というイメージが沸かず、首を傾げる
人間とかも聞こえたけれど
飼ったペットの犬を野生に戻すのか、と
ぼんやりと思っていた]
(でも犬は野生に戻れないんだけどね…)
わあ!
[声があがった。
ふたりにはずっと聴こえていたであろう、子どもの声。]
すっげー!
レイス、かっこいい!
[灰青のけものへと伸びる、小さい手。
耳と尻尾は狼のままの、
ぼさぼさの金髪に左だけ開いた灰青の瞳の、
10歳くらいの少年がそこにいた。]
[全裸で。]
すごいよキリル!
レイス、すっげーかっこいいよ!
[はしゃぐはしゃぐ。
自分が人間の姿になってることには、まだ気づいてない。]
―ホール―
[男はアップルパイを2(3)個口に咥えたまま、
置物と化した天使のたまごをじっと凝視していた。]
―――――――……。
[ぶつぶつと囁きながら、
此処ではない何処かの誰かの姿をその中に
見つけようとするかのように。
また、少しばかり前のやりとりを思い出してもいた。]
― 玄関 ―
……おかしいな。
なんで雪を払っても元通りにならないんだ、これ。
[頼みにヴァレリーがどう答えても、ひとまずは
頷いて別れただろう。
外にまで出ることはせず、正面出入り口で
鞄に降り積もった雪を落としていく。
しかし鞄の形が現れても、表面は霜が降りたように
ガトーショコラ状態。おまけに払ってもびくともしない]
中身は…?
[開きにくくなった鞄を無理矢理こじ開けるようにして
確かめるが、幸い中のものは凍りついていなかった。
その時、再び背中に吹きつける冷え切った風 +チョキ+]
え、そうなの!?
うそー!
[どんくさい、と評した言動と
かっこいい顔というのが、どうも頭で繋がらない]
ダニール先生は! かっこいい?
一緒に居るんでしょ?
[姿は見えなくて良かったです
これでも一応女の子なので
さすがに男の子の全裸は見せない方が良いのです]
へー、凄い!
おっきい人なんだね!
[金髪で大柄な黒服を想像
イメージに一番近いのはヴァレリーか]
そーだ
クレーシャってどんなのなのー?
何着てるの?
後で、探すよ!
うわ、でかっ
[ホールに現れたヴァレリー達を目にして、一発目
非常に可愛くない言葉が漏れる
唖然と見つめる先、でーんと聳えるは巨大卵
ガラス製、奥が透けて見える]
何ですか、その……オブジェは
[よく見れば形は可愛いが
圧倒的な存在感が強烈過ぎた
図書館に置く?
そんなスペース有りません]
[女の問へ、ゆっくりと答えを。
指を女の頬へ添わせ、思うところを正直に告げた。
女へ囁きかけた答えは思ったようなものではなかったから、
視線は少し下がっていたが。
何か間違えただろうかと思う矢先、女の手が重ねられて。]
[新たにやって来るヴァレリーたち。
そして卵型のオブジェ]
まぁ綺麗
[優雅に微笑むのみ
とりあえず余り驚かない体質らしい]
[目の前で起こった出来事が、信じられなかった。
ここに集うのは、3匹の狼。
自分がまるで場違いな世界に来てしまったような気になり、三つの姿を交互に見やる。
その内二つは自らの目の前で人から変じた姿であり……であるならば、残る黒狼も元は人であったのだろうか。
そういえば、彼はクレストと呼ばれていなかったか……?]
(……まさか…)
[思えば、此処に来てから不思議な事ばかり起きていた。
記憶もあやふやで、まるでずっと夢の中に居るように感じている。
獣に囲まれているはずなのに、不思議と恐れは浮かばず。
それが元は人――しかも、自らが大事と思う相手と知っているからだろうか。
灰青狼の前にしゃがみ込み、そっと両手を広げた。
彼が許してくれるならば、その体をぎゅっと抱きしめた事だろう**]
[メーフィエはそのまま玄関へと向かうようで、
一旦別れる事にしたのだが]
へ?ペンダントトップ……?
あ、あぁ、良いぜ。
そんぐらいで良いならいくらでも。
[何故、自分の細工を欲しがるのかと首を捻ったが
新作が人の手に渡る事は細工師としては有難い事である。
彼との約束は忘れないようにと覚書をして、たまごに貼り付けておいた。]
―回想・了―
[クレーシャの外見を問う言葉に関しては
赤い世界にはうまく伝わっていないかもしれない
ちょうどその時に現れた
巨大卵オブジェに目が行っていたせいで
少年の姿なんて、実際どうでも良いのだ
何となく、利き手ではない左手が
温かい感覚が、有るような気がする
ふわふわ、ふわふわ、弾ける赤い夢]
新作……って、外で探したアレですか?
え、これ?
あと17個!?
[豪快なアップルパイの食べっぷり
見てて清々しい
そして内容もあらゆる意味で清々しい、豪快的な意味で]
いや、ヴァレリーさん、普段もっと小さいの作ってますよね?
リーリャにあげたブローチとか、あんなの……
えー、これ……
いやある意味凄いですけど
なんか本当に滑らかだ
で、何に使うんですか?
重石?
-昼間のこと-
[どこかで誰かが「箒がないならモップを使えばいいじゃない」と言ったのが聞こえたのか、どうか]
デッキブラシとかあると思ったけど、
まさかモップとはね。カッコつかないけど。
とうっ
[不思議な力があるのなら、かつて魔女がしたという舞空の法も使えるようになっているのでは?
そんな予感にかられて、ひとり、階段の踊場からレッツ舞空チャレンジ。
4(10)]回挑戦したのだが、8(10)回失敗した]
[まさかの倍量失敗―!!つまりこうである、
4回チャレンジしたが、そのうち全て失敗だった挙句。
何もしていないのに階段から落ちたりした―のかもしれない。]
……きゅう。
[そんなところで、モップと一緒に階下に散らばっていた魔女は、目を覚ます]
あ、頭が…
[おかしくなりそうよ!]
これは――つまり…
なにかイタズラ好きの魔物が居るに違いないわ!
[ばんっ。立ち上がると、にんまりと(憎しみを込めて)笑みを浮かべた]
とっつかまえてやる!
[両手をわきわきさせた。私怨である]
[女の答えまで聞けば、手を伸ばす。
腰に回して引き寄せ、衝動のままに両腕へ閉じ込めた。]
…… なら、いい。
[散々考えたのは、完全に空回りのようで。
小さなため息は、女の耳元の金髪を揺らしたろう。
そのまま、少しだけ言葉を重ねた。]
……。
[モップを片手にウロウロしていると、カップルに遭遇した。]
『大爆発リア充しろ!』
[遠い遠い、アジアの小国の言祝ぎをつぶやくと、そそくさと退散。くうきはよめるのです]
[あんまり急ぎすぎて階段を踏み外すと
――<死に損ない ロラン>の足元へと転げ落ちた]
いったぁああいっ!
[おしりからドーンと落ちて涙目]
天使のたまご、ねー
ほんと、可愛いもの作りますよね
やっぱ、誰かあげる人絶対居るでしょ
隠してるだけなんじゃないですか?
[へへ、と笑う邪気満点の笑み]
そう言えば
リンゴのブローチ、ありがとうございます
リーリャも付けてくれてるし
[かつてヴァレリーに作ってもらい、リディヤにプレゼントしたもの 可愛らしいリンゴの形のブローチ]
え、割るんですか?
[きらきらと輝く卵
中に何が入っているのか
軽くつついてみるも、冷たいガラスの感触のみ]
棒持って、目隠しして――
[ぼうと考えるは、某東洋の国の本に載っていた
“スイカ割り”なる儀式の方法]
[なぜだか投げ出されたのは2階のテラス ロランの足元
もしかしたらリディアの姿もそこにあったかもしれない]
ぼく 下に降りたのに上にいるなんて…
ここ って
ほんとに不思議
[けらけらと笑って、起き上がると
…はじめましてとロランに挨拶をしただろう]
[>>245の言葉を聞けば、「?」と目を丸くする]
棒?
…ハッ
まさかここに魔物が?!
[モップを身構えてきょろきょろする。そしておおきなガラスのオブジェに気づくと]
コレ―…
[あっけに取られた]
―ホール―
お。
ヴィエーディマじゃん。
ほれ、これ見ろこれ。
同じのがまだ上の階に17個あるんだけどな…。
なんか重みが増してる気がするから、どうしたもんかなと
思ってた所なんだよ。
元が1cmなのにこんなにでかくなっちまったって事は
成長してるって事だろ……。
[『メーフィエにたまご1個』と書かれたメモの貼り付いた
約50cmの高さの大きなガラスのたまごを指して、
男は困ったというよりも割りたいという悪戯好きそうな
表情を見せていた。]
[ぽかんと口を開けて、キリルのわくわく声とガラス細工とを見比べていると、>>249の言葉を聞く]
…せ、成長!?
じゃあ、これガラスじゃないんじゃあないの…
―――まさかこの中に魔物か妖精か何かが…?!
[眉を寄せ、ぎゅっとモップの柄を握る。それから「17個」にまた驚いた]
[びくり。
思わず、持っていたヤスリを落としてしまう。
その反応が見られて満足したのか、
悪戯な風はあっさりとどこかへ駆け抜けていった]
……はぁ。
[念のため鞄に目を遣るが、ガトーショコラ状態は
ひどくなったりはしていない(良くなってもいないが)。
転がったヤスリを拾いながら、溜め息]
[豪快にアップルパイを食べる男>>213>>229
それでもさして驚くわけでもなく]
えぇ、私が作ったわ。
自己紹介が遅れたわね。私はイライダよ。
美味しいと言ってもらえるのがなによりの報酬よ。
[優雅に微笑み、ホールにいる人々のやり取りを眺めていた]
[『メーフィエにたまご1個』
どう見てもお使いのメモである
はじめてのおつかい]
え、本当に割るの?
[視線は興味深そうにヴァレリーへ
割るなら、どうぞ
棒はここに有る]
えーと、世界最大の鳥がダチョウで
ダチョウの卵も直径10センチぐらいなんだよね、確か
何が生まれんの、それ?
[そういえば、という感じでキーラをみる]
ウエディングケーキって言ったわね。
結婚間近のカップルでもいるのかしら?
[思い当たるのはパニーニを一緒に食べたレイスとオリガ
あとフィグネリアとミハイル]
[挨拶の後に突然の質問]
もっぷにかわる掃除道具…それってなぞなぞ…?
う〜ん
[腕を組んで難しそうな顔]
掃除道具って…ハタキとか箒とか後は柄付ブラシとかかなぁ
[答えはこれでいいの?とばかりにロランを期待するような顔で覗き込んだ]
箒でなくば……
モップでもいいか、と思ったら違ったらしくてな。
[理屈でもなければ当然なぞなぞでもない]
今度、どこからか騒々しい声が聞こえてたら、
試させてみればいい……そう思っただけだ。
[空を見上げるが、無論そこにアリョールはいない(と思う]
ん、んー
[キリルの呑気そうに思える会話に、こわばっていた肩を緩めて]
たまごから生まれるものかァ―
[50センチほどの透明なたまごのそばに座り込むと、モップはそばの床におく。ぺたぺたと触れてみた。存外、冷たい]
[ヴァレリーの自己紹介に優雅に会釈する]
ここで、割るの?
何かあるのかしら?
[興味深げに巨大なガラスの卵を見つめる]
[どうやら割る算段になったらしい。意外な展開に面々の顔をひとつずつ見て、もういちどたまごに視線を戻した]
どうする。
男の子とかが出てきたら―
[おとぎ話のように]
でも……ヴァレリーさんが
頼みごとを聞いてくれて、よかった。
[ホールにあの大きなたまごを運び入れた後、
彼が快く承諾してくれたのを思い出す。
いつか目にした、きらきらと輝く卵たち。
そのやさしげなあたたかみは
きっと持ち主に幸いをもたらしてくれるに
違いないと思っての、あのお願いだった]
…自己満足かも、しれないけど。
[鞄の中身を整頓しながら、それだけをぽつりと呟く]
騒がしい?
(誰かがドタバタ大掃除でもしてるのかな?)
―うん、わかった
お兄さんが次は柄付ブラシだよって言ってたって
伝えればいいんだね
[頷くと、リディアとロランに手を振って、
もう一度階段へとチャレンジ]
結婚間近かどうかは知らないけど
お前らさっさと結婚しろと言いたい所なら
[ピンクワールドが見たい
切実に
ウェディングケーキはそれに負けない吐くぐらいの甘さで]
割るなら、高い所から落とすのが確実だけど
破片が危険過ぎるね、ダメか
[>>265男の言葉にひょいと男の指差す先を見る]
……?
なんだか靄みたいに見えるわ。
[男ほどはっきりとはみえないけれど、桃色の繋がりのゆえかぼんやりと輪郭をとらえる。
なあに?と視線だけでといかけた]
何にせよ、不思議な出来事が起こりやすいのは確かだし
このたまごも普通に割れました、だけじゃ済まなさそうだ。
でも、生き物が出て来たら…
それはそれで、すっげぇやだな。
[きっとキーラは喜ぶんだろう、なんて言葉にはしない。
傍に置かれて居たモップを借りる事にし、拾い上げる。]
とりあえず、一回これで突いてみるか。
それなら破片もそこまで飛び散らないし、もしも得体の
知れんものが入っていたら……
穴から覗いてはいさよーならも出来るしな。
? ?
[>>267のぼやきには、少し首をかしげたが、まあいいか]
「危険」とか存在するのかしらって気もするけどね。
[だってさっき階段から落ちても、傷一つない]
―――あ、
なんか食べ物がある。
[たまご割のかたわら、アップルパイにようやく気づいた。よく皿の上のそれを観察してから、ひとついただくことにした]
ああ、お姉さんが作ったのか。
いただきます。
[イライダの顔を認めると、納得といった表情で]
[アップルパイの、指先についたかけらを舐めとりながら、たまご割を観戦。]
生き物が出てきたら、
名前をつけなきゃね
[楽しげに言う]
[モップを槍のように構えて]
……生き物つってもよ…
この教会の影響をモロに受けたガラス細工から出て来る奴だぞ。
普通の見た目してると思ったら絶対泣くぞ。
[こんこん]
[ぱり]
あ。
― ホール ―
うん、
新しいお洋服がね、欲しいなって思ったら、これを着ていたの。
[真っ白のサラファンに咲いた花。
真っ白のスノードロップ。
ついさっき、真っ白にされたひとが
もう一人いたなんてことは、知らない。]
わたしは、いま 幸せよ。
欲しいものは……そうねえ
[うぅん、と考えて]
みんなが幸せでいられると、いいな。
あ、あれ……?
今ぱりって言った、ぱりって……
なんだこりゃ、ただのたまごの殻みたいになってんのか…?
[モップの柄の形に空いた穴、恐る恐る覗き込むと見える1(10)]
[1.ガラスと似た、銀色のひよこが!その数24(50)匹!
2.透明な黄身(?)に透明な白身、ばかでかい生卵でした。
3.ぎっしり詰まった、たくさんのお菓子!!
4.身の丈11(20)cmの[細工師 メーフィエ]がわらわらと動いている。
5.弾ける紙吹雪、中には色とりどりの花びらも混ざっている。
6.中には一回り小さいガラスのたまごが入っていました。
7.穴が空いた途端、たまごに足が生えて凄まじい速さで逃げた。
8.中からあふれ出す、玩具の数々。欲しい物はあるかしら?
9.得体の知れない何かが中からこちらを覗いていました。
10.ぷしゅるるると縮んで、元通りの1cmの大きさに戻りました。]
あ。
[ぱり、という音と共にこちらも声をあげた。中身は―4だったら怖すぎる!と思ったがそんなことはなかったぜ!]
…――ひよこ!?
[わらわらと現れたヒヨコに面食らっている]
…………せんせい。ひよこがいます。
[追撃のモップをたまごに振り下ろし。
ばりんと割ると中から24匹の銀色のひよこが
ぴぃよぴぃよと鳴きながら飛び出した。]
[先走ったぜ!]
銀色だ…。
[ひよこの一匹が、自分の食べているアップルパイの落ちたかけらに寄ってきた。つついている]
…わりとカワイイわね。
[指先で撫でてみた]
[灰青のけものを、なでなで撫でる。
そうしてようやく、はたと気づく。]
おおおぉおおお!?
わあ! 見てレイス!
手! 手がにんげん! あれ、足も?
すっげー! 先生すっげー!
[ばたばた尻尾を振りながら、自分の身体をまじまじ見る少年。
服着てないのもやっぱり傷まみれなのも気にならないらしい。
……とそのとき、また風が +グー+]
ひよこ!
[生き物大好きです
犬とか猫とかそういう類を片っ端からとりあえずもふる
これぞジャスティス]
あ、こら!
逃げんな!
[つまみ上げようとすれば、ひょいと逃げられる]
[銀色のふわふわ、手に乗せて観察中。]
ふふ
[羽毛がキラキラと光っていてなかなか綺麗だ。肩に乗せてみる]
でも、17個?だっけ?
それが全部こうだったらちょっと困るわね…。
[と、しっかりしがみついていた感触がふっと消えたので肩を見れば、ひよこは跡形もなく]
あ、あれ…一匹消えたわ。
[首を捻る]
[灰青の狼が此方に来てくれた事に目を細め、そっとその体を抱きしめる]
(……あたたかい…)
[全身で温もりを感じながら、そっと背を撫でる。
大きな獣と共に居るというのに、不思議と恐怖は覚えなかった。
理知的な瞳が、獣のそれというよりも自らをリードしてくれていた大事な人のそれとわかっているからだろうか**]
服なんか、きて……?
はだ、か………!?
[ぽかん、と沈黙]
なにそれ!!!
意味わかんないー!!!!!
[明らか非難の声]
着てないと、おかしいの?
[困ったように]
あ、だからあの男の人も女の人の格好してたのかな?
[キッチンで鼻にデコピンしてきた女男のこと]
え、消えんの?
こらー、大人しくしろっ
[ようやく一匹捕まえ、暴れる尻尾を掴み上げる]
でもまさか、本当に卵とは……
というか、全部割るの!?
[20匹ぐらい出てきた筈
×17で総勢350匹のひよこが教会を闊歩!?]
?
時間が関係あるのかねぇ。
雪みたいに消えちゃったし…。
[もう一匹、手のひらに乗せてまじまじと観察する]
……ふしぎ だわ
[噛み締めるようにその言葉を口にした―]
[ひよこの大騒動をみてクスクス笑い出す]
楽しいわ、ここは。
[このさい妖精でも夢でも天国でもどうでもよかった。
ただ楽しければ…そんな気分]
ほんっと、不思議だ……
[触ってたひよこがぱちんと消えた
少し悔しそうに]
あ、そうだ
アリョール、さっきの星降らす魔法、どうやったの?
[彼女の仕業だと思い込んでいるのだった]
おかしいよー!
[クレーシャ、本当に何も知らない子なのだ
だってヨールカも知らなかった]
男の人が女の人の服着るのはー
ただの、変な人だからっ!
ぜっっっっったいに
近付いちゃダメだからねっ!
え”?
[キーラの唐突な質問に、瞬時言葉を失った。]
(そうか、あれを――…まいったなあ)
[ええとと言いよどんで]
どうやって、て聞かれても―難しいけど―……
その、バブーリャに聞いた呪文を試してみたのよ。
[似たような魔法を見たことがあるのには、違いがないので。とはいえ、幼い頃の記憶すぎて―…]
おかしいんだー!?
[人間って大変だなあ、と思った]
わかった!ただの変な人なんだね!
ぜっっっっっっっったい近づかないよ!
[まだキッチンかホールにいるのかなあ。
あっちの方には行かないようにしよう……]
呪文かぁ…
どんなの!?
[普段なら魔法にも見える“奇術”を暴いてやろう、と
手品のタネ探りをする所だが
流石に色々と見たので、そこまで無粋な事はしない
まぁ、魔法もアリかな、と柔軟になった]
魔女だったらさ
空とか飛べたりしないの?
[卵割りモップで飛んでいたとは知らずに
ここで飛んでよ、と言いたげな目線を向ける]
[うーん…と困り顔のまま。らんらんとした表情のキーラから逃れられず、するりと逃げたヴァレリーにやや恨めしげな視線を向ける。]
…アジーン 、ドヴァー、トリー、チェトレ
[「ひらけごま」的な汎用的な呪文ではあった。ただ、――数を数えているだけなので―…期待するものではない、気がした]
え?
あー…あのね、空はね、人前で飛んじゃいけないって
決まりなのよ!
呪われるから!
[飛ぶ。その言葉を聞けばハッとして打ち付けた腰の痛みを思い出す。奥歯を噛み締めつつそんなことで有耶無耶に]
[ごまかしを続け]
そう!
変な魔物が居るんじゃないかと思って
ここにきたんだったわ!
[話を逸した。…嘘ではないのだから!]
見つけたら教えてよね!
[キーラにびし と人差し指を立てる。
事実、不思議な状況を作っているナニカを
見つけることができたなら、
誰にとっても進展には違いないのだし。]
[フィグネリアが腕をとるなら、また初めのように、
二人並んでキッチンへか、向かうだろう。
妖精に連れて行かれる、そのときまで。**]
― 庭 ―
[そのまま細工を作るためどこか部屋へ行こうかと思ったが。
ヴァレリーやキーラがもっと飾りがあればいいと言っていたのを
思い出して、鞄を肩にかけると外へ繋がる扉を開ける。
ヨールカに飾りを足しに行こうと]
――――あの子の、声?
[聞こえてきた無邪気な声。
もう思い出の中にしかないはずのそれに、足が止まりかける]
[しかし、今の彼の姿は獣だったはず。
自分でも驚くほどすんなりと事実を受け止められたが、
どういう経緯でそうなったのかもわからないままで]
気のせいか…。
[そう首を振って、更に歩くと]
…………気のせいなんかじゃ、なかった。
[彼が、耳と尾以外は人間の姿で、いた。
ひとり、時を巻き戻したように。
なにか言葉をかけようにも、
ぽかんとしたような表情から唇が動かせない。
そんな体勢でどれだけ棒立ちになっていただろう]
うぉあああああああああああああああああああああああ!!!!
[混沌だった。故に男は部屋から逃げた。]
[ぱぁん!と菓子が雪崩を起こしたと思えば]
[身の丈11cmのmエーフィエが53(100)人が部屋から逃げ]
[恐ろしい速さで廊下を飛び出して行くたまごが在って]
[その後ろを*06胡麻斑海豹*と*13塩辛蜻蛉*を足したような生物が追い]
[後に残されたのは、12個のガラスのたまごと……
元の大きさに戻った、1cmの天使のたまご。]
[撫でる感触が面白かったのか、
しばらく、じい、と手のひらを見つめたあと、
灰青の瞳を、黒銀の狼へと向けた。]
撫でていい? 撫でていい?
[弾むように問いかけながら、歩きだそうとして]
わぶ
[転んだ。
二足歩行には慣れていない。]
う、うん、えへへ、ダニール、ありがと、う……
す、すごいね、いろいろ、聞こえる…
[ちょっとだけ、先生って呼びたくなっただなんて。]
[ダニールのよくやった、に
まるでクレーシャやキーラと同じ年のような笑いを上げていれば。
まさか、小さい人が居るなんて。]
―― め、メーフィエ、あの、何が、…?
[―― たまごの事件だなんて、全く知らない]
[ そしてすぐに聞こえる「音声」。
つと顔を上げると、子どもの股間があり、思わずずっこけそうになった。
そこか。そこからなのか。]
………くん。
[そっと服の端を銜え、再びオリガの腕にもぐりこむ。
ひょいと鼻先に乗せて、もう一度跳ねさせて、頭の上に乗せる。
どんくさいレイスにしては、とても器用な真似だった。]
[テラスを通り過ぎ、散り散りに逃げて行く小さなメーフィエをあちらこちらで捕まえながら廊下を駆け抜けて行く。
その後ろには得体の知れない何かと、高速で回転しながらあちこちを走っているたまごが在る。]
早く時間が来い!!!!
怖いから!!!
[そうして階段を降り、キッチンへ駆け込むと
今度は男女の姿があっただろうか。]
はいすみませんでしたあああああ!!!
ほら、そっちいかねーの!
[小さなメーフィエを落とさないように大慌てでキッチンを離れ、行き先に迷った結果駆けて行ったのは…外。]
[見ると黒い服の子供と綺麗なお姉さんが犬と遊んでいる光景]
わー! おっきな わんわん
このわんわん
きみのわんわん?
[黒い服の自分より少し年上らしい男の子に声を掛けた]
―ヨールカから少し離れた場所―
ふー……
ここなら大丈夫だろ…
時間までここらで遊んで来いなー。
[恐らく53人には足りていないのだろうが、仕方ない。
鞄・服の中・両手・頭の上…全身に捕まらせた
小さなメーフィエを解き放つ。]
[目の前の光景をやや遠巻きに眺めていたら、
鞄の上に何かがぽとりと落ちた感触]
?
[それが何なのか、摘んで確かめようとしたら…]
う、うわああああ!?
[てのひらサイズの自分。
灰青の眸が、おどおどとこちらを見つめてくる。
いきなりの出来事に頭は真っ白。
ミニサイズの方と叫び声が重なりあって、
思わず振り落としそうになってしまった]
[石を握り締めると、不思議と
喜びと嬉しさの感情が溢れてくる]
[少女もなんだか嬉しくなって……
小さく笑いながら手摺へと近付いた]
すごーい!
ダニール先生かっこいいんだ!
後で会いに行く!
レイスおにいちゃんも、あとで!
[一瞬、逡巡して]
クレーシャは、服……着てるよね?
着てたら、行く!
いたぁ……
…………? これ、どうやって歩くの?
わあ!
[立ち上がろうとしたけれど、そもそも右足が悪いのだ。
うまくいかずに、またべしゃっと潰れた。]
か、かわいい……
[けれど獣たちの周りには既に数人の人の姿
自分も行ってもいいのだろうか――]
[なんて考えていると、後ろから――+グー+]
しっかし、後12個かよ…
1個だけでもすげぇ出て来たのに、複数から出て来たら
ちょっと俺だけじゃ捕まえきれねぇぞ。
[1個から53人、そして他のたまごの影響を考えると
放置してはならない事も理解している。]
[…潰されてしまうかも知れないのを放っておけるものか。]
――――きゃああぁぁぁぁぁああああ!!!!!
[突風が吹いて、そのまま雪の上へと落下する。]
[ ぼふ ]
[頭から落ちたけれど、不思議と痛みも外傷もなく
むくりと起き上がり、呆けた顔を獣たちへ向けた]
[ちなみに籠とポットは、少女の後ろをついてくるように
ふわふわと浮いている]
うわぁあ おねえちゃんが ふってきたー!
リディアおねえちゃん すっげぇえええ!
かっこいい
[テラスから落ちてきたリディアをみてキラキラと目を輝かせました]
[転がったまま、小さい子の声にきょろきょろ辺りを見回す。
すぐ傍に、男の子が座り込んでいた。巻き込んだのかもしれない。]
俺の?じゃないよ!
ともだちと、先生だよ!
[起き上がろうとばたばたしている。 +表+]
わんわんはおにいちゃんのおともだち?
[しゃがんだまま犬と男の子をみくらべてにぃっとわらう]
そして大きいわんわんはおにいちゃんのせんせいなの?
おにいちゃんはわんわんのせいとさん?
何をおしえてもらうの?
せいとさんになったらぼくもわんわんみたいに速く走ったり、遠くの匂いをかげるようになるのかな?
[すごーいと感嘆の溜息]
[たくさんの叫び声に、耳をぴくりとさせる。
この姿になってから、沢山の音が聞こえる。]
わう。
………。
[耳をぺたんとさせた。]
うん、大丈夫!
立って歩くのって、難しいんだねー。
[弱そうなのが駆け寄ってきて、少年はその腕に掴まる。
いや掴まろうと、した。]
?
お兄ちゃん、これ、どうしたの?
[差し出された手の傷に気づいて、
いつかどこかにいただれかと、同じことを訊ねたのは、
ただの偶然。]
うわあ!
[気を取られたせいかまた体勢を崩し、勢い余って頭が肩の上に。
何かぶっ潰したかもしれない。]
それ……無難過ぎる……
[アリョールの呪文に、えーと一気に微妙そうな顔に]
呪われるー? 飛んじゃいけない?
[更にテンションダウン
しっかり顔に出るのは悪い癖]
了解ですヴィエーディマ閣下!
見つけたら、絶対言うよ!
[こちらも対抗してびし、と敬礼
こんな事してくれる20代女子なんて居ないので、ちょっと嬉しい]
………。
[男は獣の群れから離れたその場から動かないまま。
小さな子供達の中に、見覚えのあるような姿を見つけ
更にそちらへとメーフィエが向かったから。
昔からの癖だよなあ、と苦笑して。
小さなメーフィエ達もそちらへと向かおうと、
雪を掻き分けて歩いて行くのを笑いを噛み殺しながら見送った。]
[しばらくその光景を眺めていたが、
小さなメーフィエ達がひとり、またひとりと姿を消す頃に
男は其処からそっと去って行く。
教会の中に入れば、足を向けるのは
またしてもステンドグラスが輝く聖堂。**]
[楽しいことが多すぎて、忘れていた。
なんだか曖昧になってきた記憶の中でも、強いそれ。
あの傷は、間違いなく己の仕業であるという、罪悪感。]
ごめん、なさい
[鳴き声では、恐らく届かないのに。
反射的に、その聲を上げていた。]
あ。
『うわああああん!!』
[そして肩に掴まろうとした弟が体勢を崩し――
見事、頭がちょうどそこにいたミニサイズに激突。
ミニサイズは大泣きしながら消えていきましたとさ]
[しばらく灰青狼を撫でたり抱きしめたり
パタパタ揺れるシッポを楽しそうにみていたけれど
そっとその体を離すと
くるりダニールのほうを振り向く]
すっごい大きいつよそうなわんわん
きっとこの子がおにいちゃんのせんせいわんわんなんだね
[とことことダニールのそばへいく。
近くで見る黒銀の狼はもしかしたら5歳児のラビよりもはるかに大きな体つきをしていたかも]
[ナタリーとカーチャの語る、幸せの言葉
他人の幸せを願うカーチャと
人と一緒に居る事を願うナタリーと]
キミら……優しいなぁ、もう
[頭を撫で回そうと、手を伸ばす]
りんごジュース?
些細な願いだ
もっと凄いの言ったら良いのに?
マロース爺さんは何だってくれるでしょ
わあああ!?
[肩に頭がぶつかると同時
ブチッ
とした感触と、でかい泣き声が轟き
ぼろぼろの耳と尻尾がぶわわわ、と逆立った。]
[そして恐る恐る、肩の上と灰青の瞳とを見比べて、]
な……なんかいた!? なんかいた!?
お、お兄ちゃんの、なんか、潰しちゃった……!?
うわあああごめんなさい、ごめんなさい
[おろおろ泣きだした。
ぼーーっとしていたどこかの子どもが、
きょうだいのものをブチ壊したときなんかに
よく見せていた光景だった。]
レイスおにーちゃん、泣いてるの!?
弱虫だなぁ!
良いよーダニール先生!
弱虫は食べちゃえっ!
[鳴いてる=泣いてる、と変換されていた]
だ、だめだよ! 犬でも食べたら、だめだよ!
[なんだか犬っぽい人を齧った仲間がいたような、
そんなことはなんとなく覚えていた。]
わ……、ごめんね、いやだった?
[頭を撫でたけものが悲鳴にも似た鳴き声を上げて
二度おろおろ]
……………………?
[じーっと青灰のけものの顔を覗き込む]
[ヴァレリーが色々と変なものを生み出しているとか
ヨールカ付近が犬のふれあい広場と化してるとか
その他諸々を完全に無視して
ホールを後にする
向かうは2号室
あの巨大卵があと17個残っている、とか
これは見るしか無いわけで]
[2号室の、扉を開けた
閉めた]
…………………
[もう一回開けた
今度は、閉めなかった]
………………………………うっわ
[ぞろりと並ぶ、巨大卵
ベッドを押し潰し、ぼこぼこと並んでいる
しかも全部ガラス製
迫力満点である]
[卵の一つを、テーブルに載せる
みしり、と音がしたが、聞かなかったふり]
へっへー
[妙に嬉しそうな笑顔で
適度な高さに有る卵の目の前に、すうと立つ
にやり、と笑って、手を胸の前で組んで、深呼吸]
[ 今すぐにでも喰らいつくか人型に戻って頭を撃ち抜いてやりたい気分だったが、牙は出ないし、戻る時にはいつも全裸だ。さすがに憚られるので不機嫌そうに喉を鳴らしながら、ラビの手の感触に耐えた。]
たぁっ!
[A:たん、と踏み込み、卵に向かって右手正拳]
やっ!
[AA:次いで左手正拳]
それ!
[↑A:右手でアッパー]
てっ!
[→A:返す右手でエルボー]
いっけー!
[B:流れるように、左足を軸にくるりと回転
短い髪の毛がさらりと流れる
ワンピースの裾がふわりと翻り、すらりとした脚が顕わになる
そのまま、遠心力を載せて
卵に、渾身の回し蹴りをぶち込んだ]
[しばらくごろごろとじゃれあった(つもり?)の後]
あー楽しい…なんだかいっぱい遊んでぼくお腹すいちゃった
わんわんせんせいもお腹すかない?
[そういってポケットを探るとブルーベリーのジャムとクルミと蜂蜜のプリャーニクがでてきた]
はんぶんっこね
[粒砂糖をたっぷりまぶしたそれを二つに割ってダニールの口へ突っ込んで]
これぼくのお母さんの手作りなのおいしいでしょ?
[もぐもぐしながらとっても満足そうに笑った]
[少女の服へ触れる前足なでなで]
いや……じゃ、ないのかなぁ
あなたはさっきの黒いわんちゃんとは違う子なのね。
こっちのわんちゃんも……
[少年に好き勝手もふられている
黒銀のけものへ視線を移す
こちらは、かわいい、よりも
かっこいい、の方がしっくり来そう。]
うぅん……どうしたんだろう
[さっきからちょっと元気がなさそうな声を上げる
灰青のけもの
何をしたいのか、何を言いたいのか全く読み取れず
ただ首を傾ぐばかりだった]
犬料理は……する国は、有るって
本で読んだなー
おいしいのかなー?
あー、でも、ダニール先生!
人間って、美味しくないんだって!
草食動物のお肉じゃないと美味しくないんだよー!
[どちらも本の受け売り
こういう所は大人キーラの知識だが、気にしてはいけない
ちなみにキーラは何の本でも読む、異常なまでの活字中毒である
ジャンルは、問わない]
[小首を傾げたり、ぷるぷると身を震わせてみたり。
くぅくぅ鳴きながら、黒銀の狼を見たり。]
くぅん、ぐ、………
[耳をぴんと立て]
ぐる。
[なにやら、嬉しそうに尻尾をぱたぱたさせた。]
ぐ…がぅ。
[ぶんぶん尻尾を振りながら、黒銀に吠える。]
……そうなの?
[ぐすぐす鼻を鳴らして顔をあげて、]
…………
お兄ちゃんも
もう少ししたら、いなくなっちゃうの?
[そんな問いが口から出てきたのに
今は 特に 意味はない**]
[…と突然
犬を見つめて笑っていた顔が
ぴくんとどこか遠くをみるめるように上を見た]
あれぇ また…声が聞こえたー
ぼくのこと読んでる人がいるんだ
そうだ! ぼく…あの声をさがしに行かなきゃぁ!
[思い出したように すくっと立ち上がりその場にいた者達に手をふって教会の中へ]
じゃあ また あそぼうね
[走って行った]
わ、ラビさんもプリャニキ持ってるのね。
[有無を言わさず黒銀のけものの口へ
プリャニキを突っ込む様にはさすがに面食らって]
ちょ……いきなり口に入れたら
喉、詰まらせちゃうよ……
[控え目に嗜めた]
わ、わあ、ダニール、ちゃんと鳴いた、よ!
でっ、できたから、たべないでー!
[エサになりそうなのに焦ったと言うよりは
むしろ狼のように鳴けた事に喜んで、声を弾ませた。]
[にょき
卵に、足が、生えた
それは、ざわり、と足を動かして―――]
うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!
[全力疾走
なんかもう、果てしなく、キモかった
部屋を出て、廊下を走って
テラスに逃げ込むと、がたりと扉を閉めてドアノブを抑える]
えー!
[キリルの聲に驚いて]
だめなの? レイスは食べられちゃった方がいいの?
[涙聲になりながら]
……さよなら……
[諦めは早かった。]
あ……、そういえば、だれかに呼ばれてるって
言ってたっけ……。
またね、ラビさん
後で一緒に、遊んでくれたらうれしいな
[風のごとく走り去るラビへ手を振った]
[テラスには、黒髪の青年が居たか]
あ、ごめん、ごめんなさい!
[冷静な彼女には珍しく焦り声
ドアノブを抑える手は緩めない]
卵、卵がね……ちょっと、ね……!
[『足を生やして襲ってきた』とは、さすがに言えなかった**]
ええっ!?
犬も人間も、おいしくないよ?
お腹痛くなっちゃうよ?
[吐き気まで伴うような血肉の味が、
口のなかに拡がったような気がした。
食べたことなどないはずなのに、
まずいものだということは、何故だか知っていて。
そのことを不思議にも思わない。]
き、キーラぁ、…いじわる、……
[ぷるぷる。]
………だから、キリル、なんて、言われるんだ……
[普段のレイスなら、口にでない言葉なのに。
なんでか、狼になってから、ひどく子供に戻ってしまったよう。]
[自分の聲に、自分で驚いた。
なんで、こんなことを言ったんだろう。]
………なんだか、こうなってから。
おれ、………すごく、子供みたい、だ。
[我に返って、人型だったら間違いなくしょんぼりとしたような。
こうなる前も、子供みたいだったが。
赤い聲に、中てられたらしいと解釈した。]
おいしく、ない………。
[何か、それを、何処かで、……?]
…クレーシャ、無理、するな、よ?
[何故か、その言葉が、口をついて出た。]**
[リディヤから身を翻し、オリガの元へ歩みを進める。
去ったラビへ、ぐる、と狼らしい鳴き声を上げてから
再びオリガの腕にもぐりこみに行った。
なんだか、この姿になってから、甘え癖がついてしまったような。
普段はすっころびそうだったり足がつりそうなことも
何故か、何のためらいもなしに、できるのだ。]
ぐる。
[短く鳴いた**]
[そう答えてから、少し間を置いて。
明るめの声で少年へと語りかける]
さあ、今から立ち上がってみようか?
大丈夫、転んだりしないように支えてるから。
[肩を掴ませたままで、小さな身体を
もう一方の腕でしっかり支えながら。
ゆっくりと、屈んだ体勢から立ち上がり始めた**]
[一通り叫べば、恥ずかしくなる
また怖がっちゃった、と]
むー!
違うもん、ちょっと、変な卵が居ただけだもんっ!
[誰に言われるともなしに弁明]
うーにゅー!
あたしは違うもん!
レイスおにーちゃんみたいな弱虫玉子じゃないもん!
[完全な当て付けだった**]
ひゅう。 ひゅう。
つめたい風と雪の子は、どこかへ帰っていったみたい。
しゃらん、
微かに、鈴の音が空の彼方で響きました。
喉が渇いた
…そういえばアップルパイもあるって
[食堂へ
だれかそこにいたら…誰に会ってもにっこりと笑いかけて
まるで初めて会ったように挨拶をかわす]
[ホールの中でみたガラスの卵にはうっとりと溜息をついたり、足の生えた卵には笑いながら追いかけられたり]
あははっ 面白いね
――まるで、楽しい夢みたい
お母さんや…カーチェちゃんや…
村のみんなにも 見せてあげたいな
きっと みんな 驚いて
大笑いするよ、きっと
― 2階、たまごのある部屋 ―
ふむ……こう、きた――か。
[そこに隠れていたのか、探し出されていない12人以下のうちの一人のミニメーフィエが、家具の隙間から這い出てすやすやと眠っている現場に出くわした]
ここで眠るということは――どういうことなのだろう、な。
[意味のない問いかけ。その場に誰かいたとしても気にした様子もなく、そっとそのはぐれメーフィエを撫でる]
ここで見る夢は――
[そんな呟きを漏らしながら、しばし時を過ごす**]
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