人狼物語(瓜科国)


812  凍れる水車と奇跡の夜


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細工師 メーフィエ

 ?

[周囲にきらきらと輝く何かが舞う。
どこからともなく現れて、雪のように降り注いで――

黒狼の頭に乗っていた一粒を、
(さっきみたいに攻撃されやしないかとやや警戒しつつ)
そっと掬って掌に]

 …………不思議なことばかりだけど、
 こんなに綺麗なものが見られるなら、全然悪くないな。

[掌の中できらめく小さな銀色の光に、
灰青を細めながら暫くの間見入っていた]

( 233 ) 2011/12/22(木) 00:07:34

修復師 レイス

― →二階・11の部屋 ―

[階段の直ぐそばが、自分の宛がわれていた部屋だった。
内装が、幼い頃過ごしていたよりも新しい事に、気付かない。
どんくさいからと言うよりも、“そう言うもの”だと認識していた。]

[いつの間にか持っていた鍵で、部屋の扉を開く。
傍のオリガの手を、ぎゅっと握った。]

 ……あ、れ?

           [―――部屋には、“何もなかった”]

( 234 ) 2011/12/22(木) 00:09:11

【赤】 傭兵 ダニール

 あ?
[ 慣れてなさそうな雰囲気>>*58に、少し思案顔。]

 オマエ――その、レイス。
 「生きてた時」は、こうやって話したりした事ねぇのか?
 喰わないまま死んだのか?

[ たどたどしいながらもコンタクトを取ろうとする男に、此方も興味が沸いた。]

 ――ダニールだ。

[ こうして自分の名を自ら教えるのも彼には珍しい事。]

( *60 ) 2011/12/22(木) 00:10:40

【赤】 傭兵 ダニール

 会えて良かった、か。
 オマエ、ニンゲンみたいな事言うンだな。

[ 不思議そうな響きで囁く。]

 喰った相手ってだけだ。

[ 本当は、それだけではなく。
共に生きたいと初めて願った相手の姉であるのだが、その辺りの事情は説明しない。]

 来るか?――こっちに。

( *61 ) 2011/12/22(木) 00:15:34

修復師 レイス

[おろおろと荷物を探せど、トランクが見当たらない。
せっかく、ヴァーリャとメーフィエが居るのに。
そう思いながら部屋に足を踏み入れれば、ちらりと落ちる何か]

 え、ゆ、雪…?

[慌ててオリガを抱き寄せようとするが、彼女はどうしたか。
自分の服に落ちて、なお消えないその粒に、不思議そうな目を。]

 ……雪じゃ、ない。

[きらきらしたそれは、とてもきれい。
記憶の中で揺れる金色の髪や、傍に居る少女の髪のよう。]

( 235 ) 2011/12/22(木) 00:28:10

修復師 レイス

[きれいなものを見るのは、好きだ。
とても、…髪も、目も、美しいと評される色ではないのは
ちゃんと自覚もあるのだが。]

 外も、降ってるんだな…

[彼も、これを見て居るのだろうかと。
そっと窓の傍に寄ろうとすれば、がんと足が何かを蹴った。]

 ……………っ、………

[それでも、すっころばなかったのは、少しの矜持。
ちょっとだけ、成長した。]

( 236 ) 2011/12/22(木) 00:28:21

隻眼の黒狼

[少女が自分の頭を撫でてから出て行くのを淋しげに見送ったり
 
 銀のきらきらが目の前で弱そうな男を襲撃するのに
 驚いてぼろぼろの尻尾がさらにばさばさになったり
 
 それがどこかへ飛んでいくのをぽかんと眺めたり
 
 何かはわからなかったけど、甘い匂いに鼻をひくひくさせたり
 
 さっきの銀みたいなきらきらが降ってきて、
 身体を震わして払い落とすより先に、
 伸びてきた手に掬われていくのをじっと見つめたり]
 
 
[していた黒狼。
 甘い匂いの女性が呼んだ名前には、特に反応を見せず。]

( 237 ) 2011/12/22(木) 00:35:49

修復師 レイス

 
 あ、あった………。

[中身がざーっと出そうになりかけた、仕事用のトランクの片割れ。
――どうして、さっきは無かったのに?
疑問は、すぐに溶けて消えていく。
そういえば、飾りになりそうなものはあっただろうかと。]

 ………そうだ。

[昔、細工がすばらしくて、思わず模したものが、あったっけ。
トランクの隅で少し不思議な音を立てる、鈴。
傍の光を摘んで、少し弄ってその鈴につっこんでおけば。
隙間からほんのりと光が漏れて、少しは綺麗に見えるだろう]

[彼は、ヨールカの傍に居るといっていたっけ。
         ついでに、こっそり飾っておけばいいか、と。]

( 238 ) 2011/12/22(木) 00:47:44

【赤】 修復師 レイス

[聞かれた内容>>*60には、思わずきょとんとした顔に。]

 え、えと…生きてた時?…話したことは、なかった、なぁ…
 くわ……?な、何か、食べる……?

[生前は、ただの人間だった。
ただ、友人もその幼馴染も、聲を話していたらしいから。
狼って、いいなあだとか、そんな風にあこがれてはいたけれど。
それも、死んでからの話で。]

 …!
 ダニール、えへ、……ありがとう。

[名前を、教えてもらえないかと思ったりもしたから。
教えてもらえて、嬉しそうな声を上げた。]

( *62 ) 2011/12/22(木) 00:57:53

【赤】 修復師 レイス

 ………ニンゲン?
 えと、……ダニールは、狼なの、か?

[それで、“喰う”と、この聲と、クレーシャと。ようやく繋がる。
あまり聡い方ではない…と言う表現でも、かなりお世辞だった。]

 ………食べた相手、かぁ、……。
 えと、……狼も、食べないと、死んじゃうから、…
 
[何故か、落ち込んでいるように解釈したらしい。
ものすごく回り道しながらどこかに迷子になったような
本人は至って励ましているつもり。]

 う、うん。…会ってみたい。
 
[生きていた頃に、喰われた…と言うより、殺された記憶が、蘇る。
それでも、それを恨む事は無かったし
…その狼たちが、ひどく優しかったことは、今だに鮮明。]

( *63 ) 2011/12/22(木) 00:58:36

【赤】 修復師 レイス


    [彼が、どんな狼なのか。 とても、見てみたかった。] *

 

( *64 ) 2011/12/22(木) 01:01:44

修復師 レイス

[トランクを閉じ、光の入った鈴を手に。
ちょっと無理に、トランクに酒瓶もつっこんだ。]

 オリガ。
 …あの、…ヨールカのところに、行っても、いい、かな?

[オリガが嫌がれば、きっと一階のホールまで送り届けてから。
そうでなければ、また手を引いて、歩き出すつもり。]**

( 239 ) 2011/12/22(木) 01:04:51

【赤】 修復師 レイス



 あ。

[小さな声を上げて]

 あ、えと。
 ホールに、紅茶とか、パニーニとか、ある、よ。
 えと、…ヨールカの傍に誰も居なかったら、また、聞く、し。
 寒いだろうから、無理するな、よ?

[降ってくる星のような光とは別の、周りをちらちらとする赤に
そっと呟いた**]

( *65 ) 2011/12/22(木) 01:08:02

【赤】 隻眼の黒狼

 
 
 
     …………
 
 
 
[しばらくのあいだ、
 
 意識が何処か、
 別の場所にリンクしていた、ような。]
 
 
 わあ。 むずかしい話、してるなー。
 
[ただたんにぼうっとしていただけなのか、
 それとも本当に此処ではない何処かへ飛んでいたのか、
 
 それはここにいるだれにも、わからない。]

( *66 ) 2011/12/22(木) 01:22:32

雑貨屋 ヴァレリー

―2階・テラス―

[しばらくの間大はしゃぎしていた男も、
ひとしきり騒げば落ち着いたようだ。]

―――…あのさー。


……いや、やっぱいーわ。


[捕まえた星達はいつの間にか光の粒になって消えた。
いつかはこの温もりに満ちた場所も、
同じように消えて失われてしまうのだろうか。]

( 240 ) 2011/12/22(木) 02:06:21

時計塔の番人 ウートラ

―2F・テラス―
 
[綺羅綺羅と降る、星の中の男。
 
 番人はふと、瞼を開けて――――]
 
 
 
 
 

( 241 ) 2011/12/22(木) 02:13:53

雑貨屋 ヴァレリー

他に捕まえられる星ってあるのかね。
ちょっと俺中の方見て来るよ。

……あんたも中に入って何か食いに行ってみるといーぜ。
美味い菓子を作る子が居るし、他にも何か作ってくれてる
奴も居るみてーだし。

[未だテラスから動かない老人へ、そう言い残して
男は廊下へと身を躍らせた。]


終わらなければ良いのになあ、勿体ねぇ。


[男は再び独り呟いて、点々と姿を消しては廊下を歩く。
やがて辿り着いた場所の足元に、ひとつ転がる鋭く細い何か]

( 242 ) 2011/12/22(木) 02:14:05

時計塔の番人 ウートラ

 
 
 
 
 
[――やっぱり、何も言わなかった。]

( 243 ) 2011/12/22(木) 02:14:10

時計塔の番人 ウートラ

[そうして、男の姿がすっかり見えなくなったあと。
 
 物陰へ近付いた番人はおもむろに屈み込み、
 身を潜めていたそれを抱え上げる。]
 
 
     『ぷきゅる?』
 
 
[不思議そうに一回転する蛙の頭に驚くこともなく、
 再び手摺りの前まで戻って来ると……]

( 244 ) 2011/12/22(木) 02:20:49

雑貨屋 ヴァレリー

―――――…あった。


[ガラス細工をする際には必ず使っていた「道具」]


……これが此処にあるって事は、まぁなんだ…
まだ何かを創っても良いって事なのか。

天使のたまごは探すとして……
えぇー…何を創ろう、参ったな!!
創りたいものがいっぱいあり過ぎて迷うぞ。

[必要だからこそ目の前に現われた道具。
それを知ると、不意に創作意欲が湧き出て来て
男は廊下で独りで盛大に騒ぎ始めた。**]

( 245 ) 2011/12/22(木) 02:20:50


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