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…………本当だ、おいしい。
これだけの料理を毎日食べられるキリルが羨ましいくらいだよ。
それに、なんだか食べてるとほっとする。
作ったひとの気持ちが、しっかりと込められてるからかな。
[口の中に広がるあたたかさ。
なぜか、すごく久しぶりのことに思えて
表情は幸せそうに綻んだ]
[新しく現れたイライダからアップルパイを作ると告げられれば
嬉しそうに微笑み、彼女の邪魔にならない位置に移動する。
入れ替わるようにホールに向かうリディヤも見送って。
少女から勧められたホットミルクを飲もうとしたところで]
確か、リーリャがあれを触ったら
飛んでいったとか言ってたっけ…。
[黒狼の近くにある謎の物体が視界に入った。
七個集めたら願いが叶う…なんて物体ではないだろう、さすがに]
―キッチンの手前―
[やはりというか何というか、真っ直ぐに向かわない男。
ようやくキッチンに辿り着いた頃には大勢の人が其処に集まって
いただろう。
男は入り口から顔を半分だけ覗かせてみる。
……既に出来た輪の中に入りにくいのは、今も昔も変わらない。]
…………あいつ。
[そこから見えた黒い犬、のような大きな獣。
記憶に違いが無ければ、今じゃれているメーフィエやキーラの
行動を見ているのが辛かった。]
綺麗な銀色だ。
これ、銀細工に使えないかな――――あだっ!?
[加工できないかと口に出した瞬間、
手の中から飛び上がる三角形。
おでこにばちーんとぶつかった後に
銀色の軌跡を描いて、逃げるように扉の隙間から出て行った]
…………なんだったんだ、あれ。
[ぶつかったのが三角の角じゃなくて、
面だっただけマシと言うべきなのだろうか。
じんじんする額を押さえながら、ちょっとだけ涙目*]
[男はキッチンを離れ、そのままホールにも寄らず
再び廊下へと歩を進めた。]
なんにも言うべきじゃねーな。
このまま楽しく過ごせりゃいいじゃねーか、なあ?
[誰にも向けない言葉は、男の姿と共に掻き消えた。
気が付けば、少なくとも1階ではない所を歩いていた。]
―2階・テラス―
………???
あれ?
[すぐ近くに、誰かが佇んで居る。
とにかく高齢な事だけは解る、ただそれだけ。
…此処は2階、テラス。
どうも、あの突如現れたカーチャと同じ移動が出来たようだが
その原因や条件は一切謎である。]
……アイツが俺の後を追って死ぬようなタマか?
[ 煙草を指に挟んで振って見せた。]
何で死んだか俺も覚えちゃいねぇンだが――俺を殺るなら、アイツだと思ってたからな。そうなんだろうよ。
[ さて女は、自分の――「ニンゲン」の敵を弟が取ったかもしれない可能性にどんな反応を示すだろうか。]
村の設定が変更されました。
― ホール ―
わ、いいにおい……
[机の上には、盛り付けられたパニーニと紅茶
飲み物はホットミルクを持ち歩いているけれど
折角だからと、紅茶もいただく事にした]
いただきます。
[両手を合わせ、ラム肉のパニーニもぎゅもぎゅ。
自分は小食のような気がしていたが
別にそんなことはなかったよ!]
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