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[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
ああ、俺の妹だ。
髪の色は違うけど……それでも、俺のたったひとりの妹。
ずっと、離れてて……でもやっと、会えたんだ。
[その言葉には、何の迷いもない。
腕の中のフランを、もう一度見下ろした。
其処に居るのは確かに、入坂結理人の"たったひとりの妹"の姿]
ふたりで、一緒に帰ろうって……暮らせるって。
……フラン。
[この言葉は暗に、スコルと一緒には暮らさない、ということを示してもいて]
あーあ、よだれ付けちゃって…
ほら、一応女の子なんだから。
まぁ、それだけ信頼されてるってことなんだろうけどさ。
[微笑みながらエリーの口元を拭う。
ダイシチョーの方を眺めて、
宴が始まったら花火でも上がるだろうかとふと思ったり。]
―エピローグ/1ヶ月後―
[地球の命運を賭けた戦いから1ヶ月。世界は少しずつ、元の姿を取り戻しつつあった。
少年の通う公立中学校にも、避難所やシェルターで生活していた生徒が戻り、授業も平常通りのスケジュールで行われる事が多くなった。
そして、先の見えない戦いの中では疎かにされがちだった、あのイベントも巡って来る]
『目賀田 照夫くん。入って』
[担任教師の落ち付いた声に呼ばれて、返事と共に放課後の教室へ入る。
担任以外の姿はない。二人っきりだ]
『目賀田くん。――これは、本気かい?』
[言葉と共に担任が机の上へ広げたのは、「進路希望調査」と題されたプリントだった。
幾つか並んだ項目の内、1.進学希望の所に丸が付けられ、下の空欄には志望校の名が書かれている]
『ここは工業系じゃなくて、普通科しかない進学校だよ。
それに、今まで希望してた高校からすると、3ランクくらい上になるけど』
[何かの間違いではないかというように、担任は言うまでもない事を口に出して確認を取ってきた。
それに対し、少年は驚きも迷いも見せず]
はい。ここの高校に入ります。
頑張って勉強すれば、なんとかなるでしょ?
―9年後―
『――続いてのニュースです。ゼペット社開発の音声コマンド式自律歩行人型ロボット「フェロッキオ」が一般公開され、早くも話題を集めています。
メカバトルアリーナでのお披露目には、研究主任である葉加瀬 機作氏も姿を見せ――』
[真新しい、六畳一間のアパートの一室。
そのど真ん中で、胡坐をかいてご飯を掻き込みながら、青年はテレビを見ていた]
っと、ヤバい。遅刻遅刻!
[口の中の米粒を味噌汁で流し込むと、テレビを消し、慌てた様子でテーブルの上を片付ける。
始めたばかりの独り暮らしは慣れない事だらけで、生活のペースも未だ掴めていない。
ただ、今日は絶対に遅れてはならない行事があった。
身支度だけは念入りに整えると、駆け足で部屋を飛び出していく]
おはようございまっす!
[青年がその場所に到着した時には、既にほとんどの人が決められた場所に着席していた。
多くは緊張した面持ちで、今は無人のステージ上を見詰めている。
程なくして、舞台端から歩いて来た人物が「市長」と書かれた席に着くと、緊張の度合いはピークに達した。
――期待に胸躍らせたような表情で、その席を見詰めている青年を除いては]
『時間になりましたので、一同、ご起立願います』
[ざん、と、一糸乱れぬ音が響いて、全員が起立する。
青年の視線の先で、市長も凛とした姿勢で直立していた]
『只今より、○○年度陣桜市入庁式を開会致します。
一同、礼!』
[司会の号令と共に、青年はぴしっと上体を45度曲げお辞儀した。
その胸には、真新しいネームプレートが光っている**]
〈すぐやる課 目賀田 照夫〉
[>>274>>279ふたりの言葉を聞き、メイドは静かに頷いた]
「お忘れですか? 私は「進化する武具」です。
相手が強ければ強いほど、それを学習し、それを取り入れ、それを越える形に変化する、それが私の特徴です。
生身の「英雄」はいつか寿命が来ます。しかし、私は違う……」
"──そっか…待たせて、すまなかったな"
[俯いた相手から届いた其に、同じ様に通信を用いて返し
自身とフェイトを交互に見やる相手へ]
そうかそうか、俺はお前さんに会うの、待ち遠しかったぞ。
[──なんて、言って見せたり]
─
[相手の言葉を聞いていれば、余程大事なのだろう。
その事が良く分かった。
腕の中にいる妹、とやらに視線を移すも、直ぐまた相手へと戻して]
──大事に、してるんだな。
[暗に伝えられた其、けれど仲睦まじい様子を見せられれば。
何かを言う事も躊躇われて、口を閉ざす]
[よだれを拭いてもらえば、こう。
真っ赤なまま、地味にプルプル震えている。
…………狸寝入り、しっぱい。
してるのに気づかず続行する有様である。]
[青年の瞳に絶望が落ち……だが、やがて疑問に変わって行った]
ねえ……ジュリエットさん。
地球救済が完了してないってことは、市長に同意だけど……。ジュリエットさんは、完遂した、と一度は判断したんだよね。
じゃあ、きみはなんでその時に、即座に自滅しなかったんだろう。
きみはなぜ、今ここにいて、今ここでそれを言うんだろう。
ジュリエットさんは聞いたらなんでも教えてくれるけど、逆に言ってって言われないことは、基本言わない。
きみは……もしかして……。
僕に、自壊を止めて欲しいんじゃないかい?
「現状では、その質問に返答できません、ご主人様」
[青年は、自分の服を握ったり放したり、自分の髪をひっぱったりして考えた。考えた……]
あんたこそ忘れてんじゃねーわよ。
あたしは。あたし『たち』って言ったのよ?
そりゃ生身の人間は有限よ。
あたしだって、そりゃそのうち死ぬわよ。
けど、人間は。あたしが守った陣桜市はなくならない。
『進化する武具』?上等じゃない。
あんたの進化と、あたしの陣桜市の進歩。どっちが上か、競って見る?
とーぜん、負けてやる気はないけど。
[自信満々不敵に笑う。 少女が守った陣桜市は、少女一人で動いているわけではない。少女がいなくとも、立派に戦場へと駆けつけて見せてくれた。
その事実が少女の誇りで、自信だった]
…余計だったかしら?
[ユージィンがさらに言葉を重ねる姿には、ふと首をかしげながら]
………
[震えているエリーを見て小さく笑い、
ひたすら頭をなでることにした。
狸寝入りして居るのなら、
我慢できなくなって起きて来るまでなでるまで。
…やってる側は恥ずかしくないからできることである。]
―――…いや、むしろ俺からすれば
お前ら知り合いだったのかって言いたいくらいなんだけどよ。
しかもなんかすげぇ仲良さそうだし。
確かに俺は愛の天使、ハニエルだけど…そーかそーか。
まあなんだ、険悪なのよかマシだよなあとは思うけどよ?
[天使の方こそ青年とスコルを交互に見、何かを知ったかのように腰に手を当てて何度も頷いて見せる。
大丈夫、この残念な天使は知っているようで何も知らない。]
ジュリエットさん。
きみの目的を、優先順位の高い順に言って。
[青年の言葉に、ジュリエットは答えた]
「1:自己の完成
2:地球の救済
<越えられない壁>
最終:あなたのメイド
……という順となっています」
――10分後――
[真っ赤なまま、まだ耐えていた。
ただし、頬が赤すぎるくらいになっているけれど。
寝返りを打つ振りをして、ごまかしてみて]
――1時間後――
[目が覚めた振りをして、かるーく伸びをして、目擦り。
エリーがTKOである。
起きた振りをしたけど、耳まで真っ赤、という体たらく。]
その……。
第一位と、第二位がいつか矛盾するから、両立できないから、自壊するって言うんだね。
ジュリエットさん。フレーム問題だよ、それは。
ロボット三原則が搭載されたメカなら、すでに解決案が提示されてる。
簡単に言うとね……。
答えが出ない時、矛盾して解決策が存在しない問題は、「一時保留」にするんだ。
ジュリエットさん。それは、今決めることじゃない。
将来的に、実際にジュリエットさんが脅威になってから、考えればいい。
だから今は……。
その最終目的、「僕のメイド」でいて。
アポカリプス・ナウ
[何時かの時へ向けて、わたし達は行動するだろう。
そして、何時しかわたし達はこう呼ばれるに違いない。]
ヤバンナキョウジンタチ
[*MAD PEOPLE*―――と。]
[然しそれは未来の、もしかすると平行世界の、話かもしれない。
全ての可能性は枝分かれ前の運命の幹に全て宿っているのだ。
それに今は―――…]
初めまして。
おにいちゃんの妹のフラン・A・入坂です。宜しくお願いします!
[スコルへ、綺羅綺羅光る黒眼と共に笑顔を向けて、兄の胸に顔を寄せるのだった。とても、幸せそうに―――…。]
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