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[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
火浦 真 に 1人が投票した。
水鳥 あきな に 9人が投票した。
水鳥 あきな は村人達の手により処刑された。
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか。
現在の生存者は、青木さん(弱)、森主 空、森主 苺、火浦 真、石原 裕三郎、安土 メイ、倖田 久美、中御門 早綾、川田 花子 の 9 名。
―別棟:旧美術部室―
[森主空がキチクにクラスチェンジしている頃、
青木さんは寝床にたどり着いていた。]
今日は動きすぎた……、ふぁ。
[一つあくびを置いて、机に突っ伏した。
そのまま深い深い眠りについた。**]
…え、えっと…
[状況を理解出来なくて、頭が軽くパニックを起こす。
あと、なんか少し会話が聞こえたよう な]
あわわわ、な、なんかゴメンナサイ!!
ボ、ボクはもうだいじょうぶだカラ、うん!!
[がばっと起き上がるとくらりと目眩を感じたが、そこは気合で抑えつける。]
ボ、ボク、着替えてくる、ネ!!
[血まみれの服を摘まんで見せると、足早に部室を後にした**]
ふーむふむ?
[別棟、料理教育研究会前。
森主空がキチクにクラスチェンジしている頃、一部始終を窓の下で聞いていた。
カレーパンをもしもし食べながら。]
― 翌日・大学構内のどこか ―
街明かり華やか飛び交う視線の冷たさ
眠れない午前二時全てが性欲にかーわるー♪
《中略》
あの通学路にさー飛び込んでみたいと〜思うぅ〜うぅ〜
真っ白なワンピ包まれて綺麗〜♪
[怪しげな歌を歌いながら廊下を歩く男が一匹。
街中なら確実に通報されているだろう。]
―旧美術部室―
……、んぁ
[青木さんは目を覚ました。窓を開けっぱなしにしていたらしい。
朝の風は季節柄か生暖かい。
そこへ入り込む不釣合いな声。というか歌。]
……。…………。
[青木さんは寝ぼけている。
ぽりぽりと頬をかいた。
懐から携帯電話を取り出す。]
……もしもし。不審者です。
大至急……、 …もしもし? もしもーし。
[説明しよう。
青木さんは携帯電話と間違えてシーラカンスの着ぐるみを
取り出してしまった為、通報できなかったのだ!]
エログロ・アリエーェェン
ロリ趣味が消えない止まなぁぁぁぁぁぁぁい
[無駄にビブラートを聞かせながら、
歌声は廊下に響き渡っているだろう。
そのまま何処へともなくのんびりと歩みを進める。]
ぬあー
[青木さんは、二度目の眠りから目覚めた。
目は半分も開いていない。頭を軽くおさえた。]
あたまがくらくらするー。
血がー。
[貧血の低血圧でダブルコンボ。
更に謎の歌声が混ざってトリプルヒット!
青木さんに計り知れないダメージを与えていた。]
こ、このままではしんでしまう。
[立ち上がると、とたんに世界がぐるぐる回りだした。
机に手をつき、壁に手をつき、漸くの想いで出口に向かう。
扉を開くと、更に響き渡る大声量。]
響く。ひびくー。
[青木さんは、声のする方へ向かって歩き始めた。]
[頭に何か(みかんの皮)が当たった。ぽこん。]
……ん、なんだこれ。
[火浦は振り返って――
1.普通に青木を見つける
2.振り返った結果ヘッドバット
3.普通に青木を見つける
4.青木を見つけた結果、何故か服を脱ぎだす。
2(4)]
う、うう。
[青木さんは壁に片手をつき、片手で頭をおさえて蹲った。]
お、おは……よ、う、……
[本日最初の会話は、死者のうめきに似た挨拶でした。
張り付いていたみかんの皮が幾つか堕ちた。]
ん、おぉ。おはよう。
[致命傷に近い相手に対して、
こちらのダメージはそれほどでもないらしい。]
なんだ、死にそうな気配を漂わせて。
………ついでにそのミカンは新手の化粧かなにかか?
…………………
…………低血圧の………
………貧血だ………
[くらくら。]
みかんは
……強烈な刺激を発するため
…………猫が嫌がり、猫よけ……に、なる…。
……そりゃまた、大変そうだな。
大丈夫か?っつーかそんなんなら無理せず寝とけ。
[ふらふらと揺れる体を掴む]
……いや、別に猫なんぞおらんだろ。
それは……その通り……
……なん、だ……が………。
[体を掴まれて、数秒停止。瞬いた。]
…………
そう…だ、な
なにしに……きたんだった……か……ね……
[揺れる世界の中で、体を掴む体温だけが確かな現実。
バランスが崩れれば抵抗する術もなく、
火浦真に体を預けた。]
……は、……ぁ……。しんどい……。
だけど……あったかい…な…。
[青木さんは目を瞑った。うっすらと微笑んでいるように見えた。]
ちょ……。
[予想外の状況に思わず言葉を詰まらせて。
思わず周囲を確認する。]
――、家どこだ。
近けりゃ送ってやるから。
………色々と危ない、いや本当に。
……あぶな、い……?
な………にが、だ。
[青木さんは言葉を詰まらせる火浦真を見上げた。
見つめる瞳も暫しの間。再び瞑って、息を吐いた。]
………家、か。
帰る……家が、
……あ…れば、よかった、のだけど……ね……。
………………、
青木総合病院を……知ってるかな……。
そこが、私のウチ……だ…よ。火浦、まこと。
………ここ数ヶ月、帰っていないけど……な。
[悪戯がばれた子供のように、青木さんは笑いました。]
最初に俺が危なくなって、
次にお前が青木が危なくなる。
っと、本当に辛そうだな。
[もう一度辺りを見回して、
一番手頃な空き部屋の扉を開ける。
恐らくは今は消滅したサークルが使用してた部屋だったのだろう。
いくつか放置された椅子の一つに青木をゆっくりと座らせた。]
ああ、あのでっかい病院な。
……なんだ、家出でもしてんのか?
[笑う意味が良くわからず、
少しだけ首を傾げる。]
― 地下迷宮 地下五階 ―
[水鳥 あきなが扉をくぐると、そこは部屋のようだった。
怪しげな光を発している部屋の中心には、長いローブを着た、小柄な男が立っている。男は、あきなに気づいて振り返ると、こう叫んだ]
「異邦人よ、消え去れ!」
[男は、ゆっくりと手を振り、念じ始めた]
“MAPIRO MAHAMA DIROMAT”
[あきなは何処かへ移送された。その行く先が迷宮の中の何処かなのか、大学の特別講習所――補習地獄と通称される場所――であるのかは、この男にもわからない事だった]
…?
私が危なくなる、は
…なんとなく、分かるが……
………ありがとう。
[椅子に座らせられれば、幾分か楽になる。
近くの机に身を預けてた。]
……そうだな。
家出、のようなものだ。
最近は、構内で寝泊まり…している。
……内緒だぞ。火浦真。
[しい、と自分の唇に人差し指を寄せた。]
理性的な意味で俺が危なくなって、
性的な意味で青木が危なくなるってことだよ。
[特に悪びれする事もなく、さらりと言う。]
まぁ、戻りたくないってんなら何も言わないけどな。
……それで大丈夫なのか?
― 翌日 本棟の何処か ―
うー、まだ頭ががんがんする……。
[昨日は、あのあと突然「鬼畜になれええええ」というサラウンド念波爆弾が脳裏に響き渡ってふらふらになってしまい、体調を崩して学校を早退してしまった。らしい。]
昨日のあれって結局なんだったんだろ。電波ドラッグか何かが可聴域外で鳴ってたりしたのかなぁ。怖いなぁ。
[ときおりふらつきながら、空は歩いている]
更新時間が24時間延長されました。
…せ、
[火浦を見た。]
…………
[右を見た。]
…………
[左を見た。]
………な、
なるほどな。
理解……した。
…ばかひうら。
[どこでもない場所を見ながら呟いた。
血流がよく聞こえるのはきっと貧血のせいだろう。]
…………
帰りたくない。
[顔を机にうずめた。]
帰っても……
………
…例えば。
例えば火浦は
やはり、夫人を獲得するとして
……この国の暗黙に、従うんだろう?
[一夫多妻。
一夫一妻は白い目でみられるアレ。]
理解してもらえたなら結構だ。
……言わせんな恥ずかしいとでも言っておけばよかったか?
[なにやらさ迷う視線を見て
思わず笑いを噛み殺す。]
帰りたくないってんなら何も言わねぇさ。
……まぁ、暗黙っつーか。
男が少ないってのは嫌でもわかるからな。
事実。俺とモリスン、それにサブロー他、数えるほどしか男いねぇし。
でもまぁ、だからって無理矢理女作る気なんぞない。
好きな奴は好きだし、どうでもいいやつはどうでもいい。
結果的に好きな奴が一人だってんなら、
それで良いと俺は思ってる。
それで文句言われるってんならあれだ。
その一人と10人ぐらい子供つくって周り黙らせてやりゃいいんだよ。
………、
[顔を向けて、火浦真の声を聴いていた。
彼の表情はいつもより真剣のようにも見える。]
ふ、ふふ。
10人、か。
……さぞかし、賑やかになるんだろうな。
火浦真の……家族は。
夢みたいな話だけど。夢の無い話より、楽しそう…だ。
名前も、ちゃんと、決めて…やれよ。
……途中、から、いい加減になったりすると
後で、うらまれるぞ。
当たり前だ。
他でもねぇ、俺と俺が惚れた奴との子供だぞ?
俺以外の一体誰が名前をつけるっていうんだよ。
っと、こんな鬼が笑うどころかヘソで茶を沸かす話をしても仕方ねぇな。
[苦笑をして、頬杖をつく。]
どうだ、少しは楽になったか?
横になりたいってんなら運んでやるぞ。
そうかな…。
火浦真ならきっと……いいひとが現れるさ。
火浦真は、意外といいやつ、だからな。
[突っ伏していた机から、体を起こす。]
……ああ。起き抜けの無茶分は、取り返せたよ。
魅力的な提案だけど、あまりぐうたらしていると
一日なんてすぐに過ぎてしまう。
[窓の外は、まだ青い。]
その"いいひと"とやらに立候補してくれると
俺は嬉しいんだけどな。
[体を起こすのを見れば
何もいわずに見守って。]
ん、そうか?
あんまり無茶はするなよ。
……はは。
私が立候補したところで
火浦真の夢のような話は――夢のままで終わってしまうよ。
[立ち上がっても、起き抜けのじんわーは来なかった。]
ありがとう。
重労働はしない、と思う。
本を読んでいるか、散歩をしているか、絵を描いているか。
…………、
[足元は不安定だったが、歩けない事は無い。]
火浦真さえよければ、
………………。
いや。なんでもない。
また、な。
[火浦真に振り返り際、笑みを置いて、その場を後にした。*]
そんなのわからねぇだろ。
俺は諦めわるいんだよ。
[大丈夫だと立ち上がる青木に
手をひらひらと振る。]
ん、ならもう何も言わねぇよ。
……どうかしたか?
[最後に言いかけた言葉の続きは結局聞けずに。
部屋から出ていく青木を静かに見送った。**]
[みかん箱を設置して飛び乗り、棚や引き出しの中のビーカー、
薬品瓶等を一つ一つ点検して台に列べていく。
全て確認し終える頃には、元の散らかった実験室に戻っていた]
ふう……落ち着く。
矢張り実験室はこうでないと。
しかし、失せ物はない、となると……
掃除したい病のメイドさんでも来てくれたのだろうか。
ん?
[幾度の爆発にも耐え得る、特殊強化ガラスの水槽が目に留まる。
飼っていたザリガニの姿が見当たらない]
ふ、ふらんそわーず?
[鼻が豚のようになるくらい、べったり水槽に張り付いて、
触手で中をざばざば掠ってみた。
果敢に鋏で攻撃してくるあの紅い勇姿はどこにもない]
みんな、あたしを残して逝ってしまう……。
犯人の狙いはふらんそわーずの身代だったか。
無事で居てくれっ!
だが、あたしにはふらんそわーずや苺やぽっくりさんの
屍を乗り越えてでも、遣り遂げなければならないことがある!
[目元をくしくし拭いながら、すっくと立ち上がった]
―別棟 カフェテリア―
オヤジ、酒を一杯。
[食券脇のカウンターに背伸びして肘をつくと、ピッと人差し指を立てる。]
……ナニ?置いてない?
品揃えの悪い店デス!
え?そもそもアンタ未成年だろうって?
外見で判断すると、痛い目みるですヨ!
[握りこぶしで、カウンターをだんだかだん。]
………しょっぱい店デス。
[結局、バイトらしいお兄さんに諭され?て、生搾りオレンジジュースをいただく。
じゅるる。]
ん、んん?んー!
[とても美味しかった。]
ん……
[なんだろう 目頭が]
マスター、とっても美味しいデス。
おいしくて、なんか、うん。
[じわりと 熱く]
………ヤ、だなぁ、こんな事、で。
――うん、もう泣かない。
(だって、お兄ちゃんが困る)
苺は、つよいこ デス。
[にこっと笑って席を立つと、ごちそうさまデシタ!と店員さんに声をかけて、カフェテリアを後にした**]
よし。
[自分の童顔につられて性格まで幼くなっているのは問題だ。ちゃんと女子大生の自覚を。
最後に鏡に映る自分に向かって威嚇するようにいーっとして、トイレを出る。]
―翌日―
[今日は弁当の量も減らしてもらったらしく、一人で食べきってて部室に顔を出すことにした]
どなたかいらっしゃるかしら。
[その途中、売店の前を通るとうなっている花子を発見]
…? 花子様…? どうなさったのかしら。
―売店―
ちくわ……ちくわぶ……いや、パンだ。
[先ほどから天の神様は何度やってもカレーパンを指し示すが、
背後霊がそれを買わせてくれない。
きっと後から、それを必要とする者が現れる兆候]
早綾はあの後、無事オトナへの階段を
上れたんだろうか……。
[パンに挟まれたヤキソバを見て、
癒し系お嬢様の顔が浮かんだ]
わたくし、まだあなたのお名前を伺ってなかったような気がいたしますわ。
[火浦へそう微笑んで自分の名を名乗り、再び深くお辞儀]
良かったらお名前をお聞かせいただけると有難いのですけど。
むずむずする。
寒気か? まだ風邪が治っていないのか?
[触手で自分の背中を掻く。
頭はまだ若干熱っぽいが、
身体的な不自由はない程度に回復していた。
きょろきょろと周囲を見回す。
ラスボスの波動は、癒しのヴェールに包まれて軽減していた]
ええい、パンが多すぎる。迷うではないか。
[懊悩中]
― 売店の近く ―
がんがんがんがん……。
[ふらつきながら歩いているうちに、
1: 花子にけつまづいた
2: 火浦にぶつかって肘を入れた
3: 早綾にぶつかった
4: 自分で勝手に転んだ
5: エドにぶつかった
5(5)
]
ん、名前って俺の名前か?
[名を尋ねられれば意外そうに。]
火浦 真だ。
好きなものは幼女、趣味は幼女を見て愛でること。
嫌いなものは幼女を手折る奴だ、よろしく。
おのれ不意打ちとは卑怯なり!
さっきからの悪寒の正体はオマエかー!
[咄嗟に振り返り、徒手空拳で謎の構えを取る。
――途中で、白衣の裾を自分で踏んで引っくり返った]
あれ? エド? あれ?
[頭を抑えつつきょろきょろと見回すと、ひっくり返った花子が目に入った]
えっと、大丈夫かい? なんだか、盛大に転んだみたいだけど。
[...は花子に手を差し出した。もう一方の手は頭を抱えたまま]
火浦様ですか。
幼女がお好きなのですね。
[にっこり。そして花子を見た]
幼女、といわれますと、花子様もその範疇にはいるのでしょうか…。
あ、森主様。
[エドにぶつかった森主を発見した]
鳥の分際で面妖な術を使う……。
科学への挑戦とみた!
その身に科学の深遠なる恐怖を、
とくと味あわせてくれるわ!
[尻餅をついたまま、人差し指と触手を
エドに向かって突きつけた]
オマエが飼っているあの鳥が、
あたしの足元の空間を捻じ曲げたからだぞ、空。
[伸べられた手にきょとりとして、
空の手首に触手を巻きつけた。にゅるん]
おまけに早綾とラスボスまで。
ど、どこまでが味方で敵で人質なんだ。えーとえーと。
[パニクりつつも巻きつけた触手を支えに立ち上がり、
白衣の裾と膝を払う]
んー。エドって魔法が使えたんだ。実はエドって元は人間で、オウムに変身してたりするのかなぁ?
[巻き付けられた触手を五秒ほどじっと見つめてから、ぷにぷにと指で触った]
[1.人のいる売店へやってきた。
2.エドをダンクシュートした。
3.美味しいカレーパンを作るべく調理室へ。
4.だって早綾お嬢様にはまだ出逢ってないんです。
5.科学の力だばばんばん。
1(5)]
そ、そこはダメ……だ……っ。
[空に触手をつつかれてピクンと身悶える。
エドには躱されるわいいとこナシだ]
というか、空と早綾が揃い踏み。
キチクにクラスチェンジ的に憶測するに、
[ぽむ、と早綾の肩に手を置いた]
……薬ナシで、痛くなかったか?
[低い声で、35足飛びの耳打ち]
魔法と言えば私。私と言えば魔法。
オカメインコが魔法を使うと聞いて参上しました。
[ざっ。
ノートを魔道書みたいに持ってる。]
なんだ、このラストパーティでラスボス戦みたいな
全員集合-4の様相は!?
[脳のスペック的にオーバーフローみたいな(※中の人が)]
花子って……あの幼女の事か?
[売店で鳥と戯れてる幼女を指差し]
そうだな、あれは紛う事無き幼女だ。
見てて癒される……。
[そう断言すれば森主へと視線を向けて。]
何をいまさら。
幼女ウォッチングは人類に許された自由なる時のひとつだぞ?
駄目なんだぁ。そうなんだぁ。もっとやろうかな。
[花子の触手をぷにぷにぷにぷに。頭が溶けているようだ]
火浦、そんなに好きなら持って帰って飼えばいいのにー。
[脳のスペック的にオーバーフローその2(※中の人が)]
あの…。ひょっとして絡まってるのでしょうか。
でも、どうしてそんなところに?
[どうやら現場は見ていなかったようだ]
助けられると良いのですけれど、私の身長ではちょっと。
[手を伸ばしたが84センチほど届かないようだ]
[触手はゴールネットに複雑に絡まっている。
空にぷにぷにされて背筋が痺れる。
苺の持った羽箒が掠めてこそばゆい。
暴れる久美の肌に吸盤が吸い付く。
エドの嘴に啄ばまれて痛い。
真につつかれて小刻みに震えだす。
救いといえば、早綾の優しい眼差しくらいか]
処理しきれない!
すまないみんな、後は下足バーベキューパーティでも
楽しんでくれ!
[売店のカッターナイフを拝借して、
触手をぶちぶち切断した。
→ にげる]
って、ちょっとまって痛いよっ?
[ゴールネットに絡まる触手の吸盤がきゅーっと。
倖田久美の じたばた!
倖田久美の あばれる!
倖田久美の あばれる!
倖田久美の あばれる!
倖田久美は つかれはてて こんらんした。]
どうすればよいのでしょう。
花子様は触手を切って逃げられましたし…。
[森主と火浦を期待の眼差しで見た]
ここは、殿方の力の見せ所だと思うのです。
あ……ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
触手はだくみを助けようと思ったら
いつの間にか数人に嬲られ慰み者になっていた。
頭がどうにかなりそうだった……。
修羅場の片鱗を味わったぜ……。
[触手は両方、3cmまで短くなってしまった。
が、切断面からは既に再生が始まっている]
わわっ?
[エドの見事なカッティングに・・・
1.ネットが綺麗に切断され落下→売店に直撃。
2.ネットが綺麗に切断され落下→中御門早綾に直撃。
3.ネットが綺麗に切断され落下→エドに直撃。
4.ネットと共に服も切断され落下→火浦真に直撃。
5.ネットと共に服も切断され落下→森主空に落下。
5(5)]
も、森主様がそのままお持ち帰りなさるのでしたら、それまでは人目に触れますから、それをお使いください。
あの、それでお名前を伺ってもよろしいですか?
[いつもの自己紹介タイムが始まった]
[結局、パンを購入することもままならず、
全力疾走はすぐにスピードダウン]
つ、か、れ、た〜〜〜〜。
養分を補給しなくては……。
[空きっ腹を抱えて、のたくた歩く。
芳しい香りに誘われて、辿り着いたのは――
1.カフェテリア
2.別棟/料理研究部室
3.離棟
2(3) ]
服? んー? 僕は何もしてないよ? てゆかさぁ、エドは食べても美味しくないよ? だいたい食べるところがないし。
『トリゴロシー!』
早綾ちゃんって良いお嫁さんになりそうだね。いいなぁ、かわいいなぁ。
[脳みそはいつ固まりますか、あなた]
あ、えと、あたしは倖田久美・・・
ええと、お持ち帰りって。
[あれ、ニゲラレターってことは「飛びついた」で森主空の手から降りちゃったのかあたし。]
え?
そんな森主様、わたくしお嫁に行くにはまだまだ修行が足りませんわ…。
お料理もできませんし。
お掃除だって不得意ですし。
それにかわいくだって、ありませんもの。
[少しだけ照れている]
―別棟/料理教育研究会部室―
[右を見る。誰も居ない。
左を見る。誰も居ない。
きゅうぅ、と鳴るお腹を撫でながら蹲る。
泣く一歩手前の、情けない顔]
ごはーん……。
つくってくれる人がいない……。
[座って待っていても卓に食事が並ぶわけないので、
芋虫のように這っていって冷蔵庫を漁り始めた]
んー。持って帰っていいの?
[久美の瞳をふわふわした目で覗き込んだ]
早綾ちゃんって慎み深いんだねぇ。料理なら教えてあげるし、掃除ならそれなりに出来たら十分だし。んーかわいくない? かわいいと思うけどなぁ。おかしいなぁ。
[久美を抱きしめたまま]
うーん
[さて。
カオスは治まったようだがあの混沌に飛び込む勇気はない。
さりとてしりあす展開ができるほどスイマーは甘くない。
しりあすって何? おいしいの?
さあ、今宵も神の采配に身をゆだねよう――。
1.澪の空腹レーダーを察知して料理教育研究(ry へ。
2.その混沌を、ぶちころす!
3.あえてなにもしない。
4.安土メイを確定ろーるでなぶる。(Dead End)
5.ふう。あついな。→離棟へ (死亡フラグ)
2(5)]
いてっ、この鳥!
よしわかった、ガチで料理してやろう。
モリスン。
ちょい部室に先に行ってるぞ。
[鳥を握りしめたまま料理部へ向かおうと]
そ、そんな。
だって、かわいいなんて殿方に言われても、お世辞だと思えと家訓が。
[動揺しながら、両頬に手を当てた。ちょっと赤くなっている]
えっ……と?
[30秒ほどフリーズ]
わ、うわわわわっ?!
[慌てて久美を離して、そして反対方向を向いた]
えっちょっと待って待って待っていま僕なにしてた? なに言った?
[1(5)秒ごとに顔が青く変色していく。残念ながら記憶は飛んでいないようだ]
えと、持って帰っていいの? とか、料理は教えるとか、いいお嫁さんになりそう、とか。
いつもの森主さまではない気がいたしました…。
[照れながら答えた]
―別棟/料理教育研究会部室―
[冷蔵庫の中で、一房丸ごとバナナを見つけた。
カレーの隠し味にでもするのだろうか。
一本千切り、筋に沿うように皮を剥いた。
静かに目を伏せ、小さな口で粛々とソレを奥へと咥え込んでいく。
(※バナナです)]
あ、……んむっ……。
[なるべく歯を立てぬよう、鼻からくぐもった喘ぎを漏らしながら
ねとりと舌を絡め、長い時間をかけ味わった。
(※バナナです)]
うわぁ……。
[早綾と久美に説明されて顔が真っ青]
ご、ごめん。そんなつもりじゃなかったんけど、いや、嘘ってわけではなくて、ええと、どこかにそんな気持ちもって、いやいやいや、えっと、あの、あわわ、わわわわわわ。
[オーバーヒート寸前]
はふぇ?
[背後からかかる声にびくりと肩を竦め、
そーっとそーっと振り向いた。
太くて巨きな逞しいモノ(※バナナです)を
口いっぱいに頬張ったまま]
森主様、落ち着いてください。
その、失敗はどなたにでもありますわ。
久美様へのお気持ちは、ゆっくり整理してから又考えるとよろしいかと思います。
久美様も、まだ気が動転しているようですし。
………幼女?
[なんか見知らぬ幼女が居る。
いや、ついさきほど見てはいたのだが。]
なんで此処にいるんだ?
っつーかなんでバナナ?
いや、ありだけどな。色々な意味で。
……すぅはぁ、すぅはぁ、すぅはぁ。
[...は深呼吸を三回]
ごめん、ちょっと落ち着いた。と、思うよ。ありがとう、早綾ちゃん。
久美ちゃん、迷惑をかけちゃったね。大丈夫?
ょぅι゙ょょぅι゙ょ呼ぶな!
あたしには川田花子という
立派にしてありふれすぎた偽名がある。
[抗議の声を上げてから、
太くて巨きなry を噛み千切った。もぐもぐごくん]
空腹だったのでカッとなってついやった。反省はしている。
ここに何か用事があるのか。
あたしのことはおかまいなく。
[トラップ的にバナナの皮を冷蔵庫前に設置。
そのままパタンと扉を閉めて、中に隠れた。
冷蔵庫の花子さんに改名]
……っくしょん。
[当然寒い]
いいえ、わたくしの言葉でお役に立てたのなら、有難いことですわ。
でも、どうして森主様の様子がおかしくなっていたのでしょう?
何か、変なものを食べられたとか?
変なお薬を飲ませられたとか?
うーん、特別変な物を食べたり飲んだりはしてないよ。
なんだか、昨日から頭ががんがんしてね。昨日、突然歪んだささやきみたいなのが脳内に響いてさ。それからちょっと調子が悪いんだ。ふわふわして集中力が落ちてたり、右から左に言葉が通り過ぎたり、ね。
[頬をぽりぽり]
[メイのようなワープ航法は会得していないので、
当然冷蔵庫から逃げ場はない。
胎児のように膝を抱えたポーズでちらと見上げれば、
不審そうな視線とぶつかった]
…………。
[気不味い]
その謎は残念ながら科学では解明できない。
[何食わぬ風を装って、冷蔵庫から這い出した。
真の脇を四つん這いで潜り抜ける。
触手は短くなりすぎてしまったので、
じゃ、と軽く手を上げた]
邪魔したな。
試食の際にはいつでも呼んでくれ。飛んで来る。
それは、お風邪を召されてるんじゃないかしら。
どちらにしても、一度お医者様に診ていただいたほうがよろしいと思いますわ。
[久美と森主の様子に]
えと、それじゃわたくしちょっと失礼いたしますね。
[気を利かせてその場を離れ、部室のほうへと向かって歩き出した]
は?
やむを得ぬ敵襲によりここを仮のモーテルとはしたが
あたしは食材になった覚えはない。
イカ足なら生憎ながら品切れ中だ。
[反撃しようにも言った通り触手が短くて届かない。
耳の後ろで必死にぴこぴこしているだけ]
は、離せロリコン……!
[逃げようと踏み出した第一歩が
自ら仕掛けたバナナの皮で盛大に滑った。
吉○も真っ青の、見事な転び芸]
ああ、さっき食ったけど磯臭かったな……っと。
[なんか転んだ。
見事に転んだ。
しかもバナナの皮で。]
……あー、大丈夫か。触手の幼女。
……さて。どうしたものか。
[一方その頃、青木さんは料理教育(ry)の前で
腕を組んで悩んでいた。]
…うーん
[友人の悲鳴が中から聞こえたのだが
世界の修正的なものが阻んでいる。
気がする。空気嫁的に。]
……
[熟考の末、チュパカブラの着ぐるみを装着した。]
し、失敬な。
あれでも火を通せばちゃんと
イカと睾丸料理の間くらいの味はするんだぞ。
ちなみに後者は高級食材だ。敬え。
[仰向けに引っくり返って後頭部を強打。
天井が近づいたり遠ざかったり、ガンガンする]
大丈夫に見えるのか?
[タンコブを摩りながら起き上がる。
と、得体の知れない不気味なクリーチャーと
目が合って蒼褪めた。
ひっ、と喉奥で怯えた悲鳴]
んなっなななななんだなんだあの
規格外生命体はッ!!
[オマエが言うな]
え、食ったの?自分の触手。
[タコは腹が減ると自分の足を食うと言うが…
なるほど似たような感じなのかも知れない。]
……いや、結構元気そうにみえるんでな。
頭でも撫でてやろうか?
幸運なことに俺は幼女には優しいぞ……っと。
[なんか変な着ぐるみが入ってきた。
まじまじと見つめる]
えっ
[見つかった…だと…?
青木さんは考えた。
これはどう考えても邪魔してはいけないシチュエーション。
アール18的な意味で。
きっとそうだそうにちがいない。]
ボ、ボクは通りすがりのチュパカブラマンだよ〜
………じゃ!
[チュパカブラマンは逃げ出した
と見せかけて扉の影に隠れた!]
触手は後天的なものだからな。
自分の頭に生えたものが一体何なのか、
実験者なら気になって当然だろう。
[色んなことを試して使い熟す術を学んだらしい]
というかタンコブ撫でるな。触られると余計痛い。
イヤガラセか。
で、あれはラスボスの部下か?
触手の使えない無力なあたしを追い詰めるため、
更なる援軍を召喚したのか……!?
[本当に気遣いのできる良い女の子だなぁと、早綾の後ろ姿を見送って]
……ぷっ。
ごめんごめん、なんだか、あわてる様子がちょっとかわいいなと思ってさ。
[ふと久美の頭をなでようとして、すぐに以前の事を思い出して、手を押しとどめた]
早綾ちゃんの言う通りに、ちょっと保健医さんに診て貰うかなぁ。あ、その前に、久美ちゃんに売店で何か奢ってあげるよ。からかったお詫びにね。
[...はくすくすと*微笑んだ*]
[部室の前にやってくると妙な着ぐるみがいて思わず足を止めた]
…何かしら。
いわゆる「かいじゅう」ってものかもしれませんわ。
ふぅん、そんなもんか。
[短くなった触手を指先でつまんでみる。
ぷにぷに。]
いや、あれ多分青木だろ。
声でわかる、間違いない。
[チュパカブラが消えた先をじーっと見る]
[隠れていると、新たな来客が。]
む。
……ああ、中御門早綾か。
[チュパカブラは話しかけました。
ちなみに規制的なものに引っ掛かりそうなので
顔部分はガチャ○ンに差し替えられました。]
今は、料理(ry)室には入れないヨ。
ちょっちょおおっと待ったあああ!!
援軍でないなら通りすがりでも何でもいいので
助けてくれないか食われそうなんだ(色々な意味で)
[想像上の産物らしき謎生物を必死に呼び止める。
が、スルーされた]
えーとえーと。満点だった恋愛中級講座30Pを思い出せ。
こういう時の有効打は、
[額に手を当てて、すぅ、と大きく肺に息を吸い込んだ]
あ〜〜れ〜〜〜〜っ!!!!
おーそーわーれーるうううぅうぅう!!!!!
[絹とはいかないが、木綿を裂くくらいの、甲高い大声]
あの怪物と青木さんとは似ても似つかないぞ。
青木さんはもっとこう、
柔らかくてふにふにで心地よくて
そこはかとなく適度な弾力が
[何の話だ]
そしてさりげに触るなっ!
[触手で払おうにも、根元を押さえられて役に立たない。
ぷるぷる首を振った。
目尻を吊り上げながら威嚇。しかし腰が引けている]
!
み、
[澪、といいかけて口をつぐむ。
わざとらしい程の悲鳴。
それでも、友人が助けを呼んでいる――]
致しかたなし。
今助けるぞ私の友よ!
[空気とか知りません。
チュパカブラ(ガチャ○ン)は扉を蹴破った。]
それ以上の狼藉は、このチュパカブラマンが許さないぞ!
へ? 青木様…?
ぬいぐるみか、何かを被っておられるのですか?
[びっくりしたところで扉の向こうから悲鳴が聞こえた]
え? え?
今のは、花子様の声?
え、と、 う、うん……?
[しかし折角助けにきてくれたと言えど、
何だか有難味52%ダウンな見た目だ。
咄嗟にどれを応援すればいいのか分からないくらい]
何しに来たんだ?
[突然の盆踊りを訝りつつも、
相手がチュパカブラマンに気を取られている内に
そーっとそーっと離脱を試みる]
青木が柔らかくてふにふにで
気持ち良くて可愛いのなんか分かってるよ。
[言い切った。]
だからあれ、ただの着ぐるみだろ?
って、別にいいじゃねぇか。減るもんじゃなし。
気になるの仕方ねぇだろこれ。
っと、おかえり青木。
体調は良さそうで何よりだが……
どっから持ってきたんだ?それ。
[あくまで普通に反応する。
ちなみに触手幼女を掴む手はがっしり。]
みo…皮田鼻子よ。
私だ。なり形は変わってしまったが
転生したぽっきりさんだ。
君を、助けに来た。
今回はドロップキックではない。
――ヘッドバットで!
[※頭を使って乱入しろ、のアドバイスを実践しようとしています。]
…火浦様が青木様を好きなのは理解いたしましたわ。
花子様のことは…どう思ってらっしゃるのかしら?
[逃げ出す様子の花子を見て、襲われているのだろうかと首を傾げた]
花子様?
お逃げになるのでしたら、お手伝いいたしましょうか?
[でもどう手伝うのかは知らない]
これは私のコレクションだ。
違う。私は青木ではないぞ火浦真。
誰が柔らかくてふにふにだ。
中御門早綾も待つんだ違う。
[チュパャピンはじり、と火浦真に寄る。]
さあ、その手を離してもらおうか。
私の友…ご主人様が嫌がって(?)いる。
なんでオマエが知ってるんだ。
はっ……まさかロリコンを自称しながら
あたしの友達を既に手篭めに……!
[ちなみに宙を揉みしだく手つきは、
メイよりは少し小さ目]
そ、そうか。そういうことか。
えーと、お幸せに?
あたしの友達を不幸にしたら許さないぞ。絶対にだ。
[捕獲の手は緩まず、
逃亡のために後ろ足で脹脛を蹴り飛ばした]
て、手ごめになんてされてないぞ!
というかその手つきは一体――
[はっ]
――って、青木さんが言ってました。
[トーンダウン敬語。]
んー青木が好きなのは間違いないとして、だ。
この触手幼女はなんか色々と気になるっつぅのかな。
主に存在が。
[触手を指先でつつく。
うわ、なんかもう再生しはじめてるぞこれ。]
……そうか、コレクションか。
中々変わった趣味だが……まぁいいんじゃないか。
柔らかくてふにふにだったぞ?
朝味わったばかりだから間違いない。
[再び断言。]
ぽっくりさん……だと……!?
脱皮は成功だったのだな。
よく、よく逃げ延びてくれた……!
[あれ、でも転生ってことは一回死んでないか。
深く考えないことにした]
へ、ヘッドバットに連携させようにも
今のあたしに触手はない。
何か武器になりそうなものは……、
[じりじり後退しながら、近くの引き出しに手を突っ込む。
出刃包丁――でなくホイッパー(なんか強そうに見えるよね)
の柄を構えた。命拾いしたなロリコン]
手篭めにはしてないなぁ……まだ。
いや、無理矢理なんざ毛頭考えてないけど――って痛ぇ!
[蹴られた、地味に痛い。]
はいはい、離してやるよ。
触手幼女は攻撃的だな……だが許そう。幼女に免じて。
触手以外は至って普通の天才科学者だから
全く気にしてくれなくて構わないぞ。
そして今はその触手も不本意ながらないしな。
[つつかれて身悶えそうになるのを堪えながら、
ぶんぶんホイッパーを振って迎撃]
メスに一律優しいオスには引っかかるなと習ったから
ょぅι゙ょに一律優しいオスも然りだ。
まだってことは、いつかする予定があるのか。
まあ単位がかかっているしな。
[不審者を見る目つきでじとーっと睨んでいる。
因縁ありげなチュパャピンとロリコンを遠巻きに、
一歩一歩じりじり早綾の方へ退路を進む]
だから柔らかくてふにふにとか言うなちょっとだまろうか火浦真
[ぜーはー]
…解放したか。懸命だ。
拘束を続ければ世にも恐ろしいチュパカブラビームが飛び出していたところだ。
[※ヘッドバットです。]
ご主人様…無事(?)で良かった。
あの地獄から帰ってきた甲斐があったとい、
えっ
[なんか避けられた。
あれなんか見たことあるぞいつだっけ。]
そうだ、確かこの後、私を残してご主人様が逃亡を。
[ぽむ]
なるほど……その助言は的確だ。
まぁいいさ、俺は幼女を眺めてるだけで幸せだ。
そこに見返りを求める気は得にないのさ。
[なんかじりじりと距離を開ける幼女に首を傾げてから、
つかつかとチュパカブラの着ぐるみへと歩いていく。]
……それ暑くないか?
[がし、と。
両手で頭を掴んで外そうと。]
…今です花子様。
[着ぐるみに集中しているらしい火浦を見て声をかけた]
ごめんなさい、青木様…。でも、火浦様は青木様のことをお好きのようですから、きっと無体なことはなさりませんわ。
……
………
ここは止めます。
私に任せて先に行ってください。
[やけくそ]
あっ、こら!
さ、さあ早く!
[頭部死守。我、主の壁となりせ死するが華。]
[早綾の待つ出口まで後12歩の距離]
いいのか、いいのかこれで……。
一度ならず二度までも、
ぽっくりさんを盾にして、
あたしはまた逃げるのか……!?
次も転生したぽっくりさんに
戦地で会えると信じて……。
[――それでいいのです。
と誰かさんにとって非常に都合の良い天の声に促された。気がした。
時折ホイッパーで空気を袈裟斬り。
対峙する両者の空気が緊迫感というより
ちょっぴり桃色がかって見えた]
水晶体の故障かな……。
わっ
[抵抗虚しく、ガチャピンの頭部が外された。
そこに現れたのは――]
やあ。ボクチュパえもん。
またジャイアンツにいじめられたのかい。火浦真。
[お面。どら○もんみたいなあれ。]
後は任せたぞ、ぽっくりさん。
オマエの犠牲は無駄にはしない――!(二度目)
[ヘッドロックされて苦しむチュパャピンに
届かない手を伸ばす。無力を噛み締めた。
その目を逸らしたい勇姿を網膜に焼き付ける。
涙を散らしながら、早綾に駆け寄った]
行こう早綾。時間稼ぎが有効な内に。
……ところで、ラスボスがヤ、……青木さんを
好きなこととぽっくりさんの間に
何の相関関係があるのだ?
勝算があるのか?
[後はこのままパージするなり
キチクにクラスチェンジするまでもなくryなり
お好きにどうぞ]
タンコブ、ちゃんと医務室で見てもらえよ?
[部室から離脱しようとする二人に向けて
特に制止することもなく声をかける。]
んで、なにやってんだ青木。
貧血は大丈夫そうで安心したけどよ。
[お面のままの人物に、
特につっこみもせずにごく普通の言葉。]
[花子の手を掴む]
わ、わかりました!
え? だって、普通殿方は好きな女性には優しいのではないのですか?
ひどくても、あまりひどいことはなさらないと思うのです。
[駆け寄ってきた花子の頭を撫でた。よしよし]
……行ったか。
[去っていく二人の足音を聞き届け
改めて火浦真と対峙する。]
………火浦真がロリコンなのは知っている。
未成年婚が認められる世であることも分かる。
だけど、彼女は私の友達なんだ。
悲鳴を聞いてないふりするなんて、出来なかった。
[お面なので表情は見えない。]
というか柔らかくてふにふにがどうとか、あれはなんだ。ばか。
[お面なのでry]
[撫でられた。タンコブがヒリヒリして涙目になった。
腰を屈めながらしぃーっと唇の前に人差し指を立てる]
ふむ。
好きなメスに優しいオスもいる。
好きなメスだからこそ酷くしたがるオスもいる。
好きなメスに踏まれたいオスもいる。
つまり、オスにも色々いるので一概に
ヤ――青木さんの安全は保障できないわけだが。
[声を潜めながら、腕を組んで唸った]
…殿方にも、いろんな方がいらっしゃるのですね。
ああ、ですから花子様は青木様の安全を考えてここに?
危険が及べば中に助けに行くのですね?
[ちょっと感動した]
うむ、だから相手がどんなオスかは
よく知り見極めないとな。
期限は一週間に迫っているが。
そういえば空は、どうだ。優しかったか?
後学のためにも早綾の感想を聞いておきたい。
[だから何の]
というか先ほどから何故ちょくちょく
ここに居ない青木さんの名前が挙がるのだ?
[首を捻りつつも、そういえば
室内から聞こえる声は、八束のそれに似ている気がする。
ぼそぼそと小さく、内容までは聞き取れないが]
へ? 森主様、ですか…?
優しかったように、思いますけども。
でも、森主様の普段の姿はわたくしよりも花子様のほうがご存知でしょう?
[首を傾げた]
ああ、あの着ぐるみさんは、青木様ですから。
声がそうでしたし。
さすが、妹持ちはジェントルメンということだな。
なかなかやるではないか森主空。
ペットは飼い主に似ると謂うが
あのアホウドリ(違)とは大違いだな。
[うんうんと心得顔で頷いた]
普段の姿でなく、本性の方だ。手解き的な意味で。
イイ人ぶってて中身はケモノとか、
あるあるーらしいからな。……って。
ちょっと待て、今何と……!?
[背後に稲妻が、ガラガラピシャーン(特殊効果)
思わず少し乱暴に、早綾の両肩を掴んで迫っていた]
本性? 手解き? えと。料理はまだ習っておりませんわ。森主様は獣なのですか? それは、少し残念ですわね。
へ? えと、花子様?
[花子の顔が近い。
どきどきしながら見詰め返した]
だから、花子様の方がご存知だと…。
その後のことかしら?
青木様の声がしたから青木様だって。
……料理?
一体何の話だ、手解きと謂ったら交尾のことに決まって
[嗚呼、勘違い擦違い。
どうにも辻褄が合わなくて右へ左へ首を傾ける]
あれ、もしかして空は
据え膳食わぬは武士の恥で、食わねど高楊枝なのか。
[とても残念そうに眉を下げた。
が、今はもう一つ重大な問題がある]
今、室内に残っているのは、ラスボスと
ぽっくりさん二世である不可思議生命体で、
ラスボスは青木さんが好きでロリコンで
青木さんはラスボスでぽっくりさんで???
[ゲシュタルト崩壊してきた]
―猟師部室―
だが、彼女にとって頭部の触手は大事なもので、
あまりみだりに掴んでは。
それに、……初めての友達なんだ。助けたいじゃないか。
いなくなったらと思うと、辛い。
[お面を唐突にはずされ、拡散する光の刺激に思わず目を瞑る。
恐る恐る開くと、ど○えもんのお面を掴んだ火浦の姿。]
―――、…う、うっ、うるさい!
あれは不可抗力で…いや違うそういう話ではない。
柔らかいとかふにふにとかは忘れてくれ。
その……なんか、火浦真に言われると、
………とてつもなく、恥ずかしい。
[ぷい、と浮かんだ表情ごと背を向けて、窓の方を見た。]
― 量子物質もとい料理部室 ―
大事なのか、あれ。
あっさり切り捨てたから、トカゲのしっぽみたいなもんかと。
[今度かじってやろうと思ってたのだが、
止めた方がいいのだろうか?]
……忘れるのはちょいと無理な気が。
インパクトつよかったし。
[背を向けてしまった青木の頭をからかう様にぺしぺし]
―量子コンピューターの開発はいつの日か―
だが、身体の一部には違いないだろう?
いつでも抜くコトは出来るが……そうだな。
例えばマツゲは必要ないからと言って
他人にペタペタ弄ばれてはたまるまい。
[顔の赤らみも幾分マシになった。
ぺしぺし叩かれて、少し拗ねたように振り返る。]
……………、
…それは、確かに、………
私もきっと、火浦真の心臓の音は暫く、忘れられないが――
[頭をぺしぺしする為に、火浦がすぐ近くまで迫っていた。
至近距離で彼と目が合ってしまう。]
火、浦。
[近いぞ、と言おうとした声が、喉に張り付いた。
鼓動が一つ鳴って、手や足や意識が不安定になる。
いつまでも見つめ続けられず、視線を俯かせた。]
― それはある日突然に ―
なるほど、解りやすい。
今度は心して触れるとしよう。
[結局は触るらしい。]
………。
[暫くの無言の時間。
先に視線を外したのは相手で、
色々な感情が混ざって笑いが零れる。]
おう、どうした。
嫁に来てくれる気になったか?
……どうも、していない。
[胸の前で手を握りしめて、呼吸を整える。
以前のような強い否定の言葉は、口をついて出て来なかったが。]
あれだぞ。火浦真。
私にかまけていると本当に大事な人を逃がしてしまうぞ。
私は黒魔術くらいしかとりえのない女だからな。
[笑いが零れたのは、きっとごく自然に。]
……友人を救出に来たと思ったら妙な空気になってしまったな。
すまない。
私は根城に戻るとするよ…。
[言って、火浦の脇を通り抜けようとする。]
とりえで好きな女を決める趣味はねぇよ。
それとも、その黒魔術とやらで
俺の一目惚れをなかった事にでもするか?
[すっと体を動かして青木の行く手を阻む。
更に近づく距離の中、再び腕の中へと抱き寄せて。]
ああ、やっぱり柔らかくてふにふにだな。
それは、確かに出来ないが、
[去っていこうとする進路に、火浦が壁となって現れた。
見上げるより先に、逞しい腕が体に触れる。]
――――
火浦、待、
[制止より先に抱き寄せられてしまった。
そしてなんか言ってる。なんか言ってるぞこいつ。]
[押し退けようと意識は動いても、腕に力が入らない。
近くに火浦真の心臓の音が聞こえている。]
………、
だめ、だ。火うら。
人が見ている、というか聞き耳を立てているぞ…!
[※青木さんは忍者の末裔なので、気配探知も可能です。]
ば、…
いや、……
………
…………。少し、なら。
構わない。よ。
[聞こえている鼓動が火浦のものなのか自分のものなのか
既に判別はつかなくなっていた。]
あ。
……行く…?
[腕が離れると、火浦を見上げる。]
……………
…………離棟?
[青木さんは硬直しました。]
………、へ、へんなことは、しない、よな…?
[恐る恐る聞いてみた。そこはかとなく死亡フラグの予感が。]
へんなこと……。
へんなことって、例えば?
[不安気な顔を見ながら、
少しだけ意地悪そうな笑みを浮かべて尋ねる]
"普通"の事しかしないつもりだけど、な。
………………
だから、ほら。なんだ。
………せ、性交渉、というか。
[よく考えれば抱きしめるのも性的な行為に入るのだろうか。
よく分からないので沈黙してしまった。]
根拠はないが、火浦の"普通"はすごく過激な気がする。
前にも言ったが、病の後遺症で私は体力が無い。
………………
……子供も生んでやれないし……。
[最後の言葉は消え入るような小さい呟き。+]
[最後に呟いた言葉には、少しだけ黙った後。
そっと頭を抱き寄せる。]
……今はそんなこと考えないで良いんだよ。
俺は、お前が好きだから色々したいだけだ。
その先の事なんて今は関係ねぇ。
お前が気に病む必要も、な。
[優しく、それでもはっきりとした声色で
火浦は迷い無くそう言い切った*]
[いてもたっても居られず、いつの間にか
人数の増えていた部屋の前から逃げ出した。
混乱している。
あれだけ欲しかった被験者の実験結果に、背を向けるくらいには。
後はお好きにお楽しみ下さい]
ちょっと、頭冷やしてくる。
[今にも煙を吐きそうだ。
てくてく歩いていた足は、だんだんと走るといっても
過言でない程に早くなる。
渡り廊下を渡って、上へ、上へ]
――――。
[屋上に、出た]
う、にゃあ・・・。
[壁に手をつく。これはいけない。どうしよう。
すがるような眼差しで辺りを見渡し・・・
1.この際、誰でもいい。森主苺に抱きついた。
2.この際、誰でもいい。青木さんに抱きついた。
3.この際、誰でもいい。中御門早綾に抱きついた。
4.まずは、脱いだ。
5.なんとかその場から逃げ出した。
1(5)]
―本棟/屋上―
これ以上、上には行けないな……。
[給水塔のフェンスに凭れながら、空を見上げる。
そしてまた、手に視線を落とす]
一度ならず二度までも。いや、三度か。
いっぱい、助けてくれてたんだな、……ヤツカ。
あたしに、何か返せるものは、あるんだろうか。
一方的に助けられるのは、
友達とは、言わないだろう。
[空気を握る拳は、何も掴めそうにないくらい、小さい]
[夏空に入道雲、蝉の声。
考査が終われば夏休みだ。
今はその、目の前に立ち塞がる壁のことで
頭がいっぱいだけれど]
それにしても、
……微熱が引かないな。
いつから、だったか。
[じりじりと照りつける太陽に膚が焼かれる。
影に隠れて三角座り。
最上階の開けっ放した窓から、
教鞭を執る教授の声が明朗に聞こえてくる。
暗記内容と一致するから、恋愛学だろう]
落第するわけには、いかないんだが。
[魔法瓶は置いてきた。
白衣のポケットから、バニラエッセンスの瓶を取り出す。
屋上から投げ捨てようと振り被って――すぐにやめた。
もやもやした気分のまま、
飛行機雲が空に線引く下で、
触手が再生しきるまでの時間を潰している]
あの、久美様…大丈夫、です?
[ダンクシュートをきめる様子に眼を瞬かせ。ああ、何か見えた気がする]
久美様、それでは見えてしまいますわ。
売店で下着とか売ってらっしゃらないのかしら。
わたくし、見てきますね。
[売店に到着すると下着はないかたずねた
1.ボクサーパンツ
2.白いブリーフ
3.レースのTバック
4.グンゼパンツ
5.赤い褌
6.普通の女性用ショーツ
1(6)5(6)が在庫にあるようだ]
あら、男性用しかありませんのね。
どうしようかしら。
未使用ならどちらでもかまわないかしら。
[少し考えてから93をひとつ購入した。
奇数:ボクサーパンツ
偶数:赤ふん]
[ボクサーパンツを受け取り、久美のところに戻ってきた]
久美様、残念ながら女性ものがおいてなかったのですけれど、これを下に。
赤い褌よりはいいと思うのですけど。
[ボクサーパンツを差し出した]
ありがとう、早綾さん。
・・・あたしちょっとやすんでくるね。
[上気した顔でボクサーパンツを受け取り、エドをぽいとほてかるとフラフラどこかへ立ち去った。]
―料理(ry)室前―
[頭を抱き寄せられて、身を小さくした。]
……嬉しい、が。色々は、制限がある。
体力的に浪費が激しいものは……
[ごにょごにょ。]
……………。
……む。
[部室を出ると、部屋の前に置かれた謎の瓶を見つけた。
見覚えのある瓶。あれは――そう。]
……澪…?
[火浦からそっと離れて、瓶を拾った。
これは彼女がもっていたものだったのではないだろうか。]
別に、そんな無理矢理とか考えてねぇよ。
無理なら無理って言ってくれりゃ、我慢ぐらいするさ。
[なにやらごにょごにょ呟いている青木の頭を
わしゃわしゃと撫でる。]
……ん、どうした。
っ…!
[急に撫でられ、びくりとした。
抗議の視線を向けるも弱弱しい。]
……いや。
これは、私の友達が持っていたものなんだ。
記憶にある。
でも、どうしてこれがここに…。
[さっき退出したばかりで落としていった
にしてはどうぞお使い下さい感が醸し出ている。
魔法瓶を胸に抱いて、火浦に振り返った。]
火浦真。
もしかして、み…皮田鼻子に何かあったのでは。
[周りを見渡す。彼女らしき人影は無い。]
んー……ちなみにそれ、中身はなんなんだ?
[魔法瓶をじっとみる。
何だか色んな意味で少し嫌な予感がする。]
カワダハナコってさっきの触手少女だろ?
明らかに元気そうだったがなぁ……。
中身?
…私の時と同じなら、「チットモアヤシクナイブドウジュース」
のはずだ。
[飲んでみるか? と首を傾げた。]
ああ。そうだ。
……元気でも、急に体調を悪くするということもあるし
何より彼女は先日、体調を崩したばかりなんだ。
もしまた倒れたら…どうしていいか、分からない。
手掛かりはない。けれど――。
放っておくことは出来ない。
ふぅん……ブドウジュースか。
[その魔法瓶をじっと見て――
1.そんな怪しげなもの飲む事はできない
2.一口飲んでみる
3.青木に一口飲ませる
4.血迷って全部を一気飲み
5.更に血迷って青木に全部飲ませる
6.なぜか二人で互いに一気飲み
3(6)]
い、今はブドウジュースという気分では。
こら。やめ――
[抗議の声虚しく、ジュースを飲ませられた。
ごくん。]
………あ、ああ。
頼む。火浦真。
み…皮田鼻子を探すのを、手伝ってくれ。
私は――
[1.再生電波を受信して屋上へ。
2.間違えて離棟へ。
3.ふう。とりあえず安土メイの胸を揉んで落ち着こう。
4.MP吸収元を察知して屋上へ。
1(4)。]
私は屋上へ行ってみよう。
構内も見渡せるし、分かる事も多いかもしれない。
[屋上へ続く階段を見た。
魔法瓶を抱きしめ直す。]
それじゃ、別棟内でも軽く探しておくかな。
青木も朝は体調悪かったんだ、絶対に無理するなよ?
[ぽん、と心配そうに肩を叩いて
その場を離れようと廊下へ足を向ける。]
……ああ。大丈夫だ。
友人を探して壊れる程度なら――
[それ以上は言わず、廊下へ足を向ける火浦を見送った。]
……ありがとう。
[頭を一つ下げて、青木さんは一路、屋上へ。]
―屋上へ―
[抱いたままの魔法瓶がやけに重い。
階段を上がる度に鼓動が多くなる。]
……は、ぁ……。
[やけに粘度が高かったブドウジュースの影響だろうか。
後味を飲み込みつつ、屋上に至る扉を両手で押して開いた。
さび付いた、けれど閉ざされた空間を開け放つ音がする。]
―本棟/屋上―
[ぎぎ、と扉が轢む。
通りぬける風に、髪と戻った触手をなぶらせながら、
ゆっくりとそちらへ頭を巡らせた]
ヤツカ。
どうだ、あたしの置き土産は役に立――
あれ、なんでそんな状態でここに来るんだ?
[憶測が外れたことに、心底納得いかない様子で首を捻る。
慌てて八束の方へ駆け寄った]
―屋上―
澪、良かった、ここに、いたのか…。
[駆け寄ってくる澪に、笑みを浮かべる。
見つめる目は、どこかぼおっとしたものだった。]
そんな、状態…?
いや、……私、は。
澪に何かあったんじゃないかと思って、探して…
変わったコトといえば、火浦に
「飲んでミソ」とブドウジュースを飲まされたくらいで。
………っ、
[吹き来る風邪に肌が撫でられる。
心臓が大きく暴れて、妙なくすぐったさに身を小さくした。]
とにかく、無事で……、よかったよ。澪。
で、そのロリコ――火浦は、どこにいる?
[きょろきょろ周囲を見回せど、八束一人のようだ。
身を縮める八束は寒そうなような暑そうなような、
とりあえず危なっかしいので支えようと手を伸ばした]
ついでに言うと、ここは離棟じゃないぞ。
八束も方向音痴だったのか?
[それから、華奢な肩を強張らせた]
あたしが……無事?
無事じゃないのは、ヤツカだろう。
どうしたんだ、本当に。
あれから痴話喧嘩でもしたのか?
[心配そうに見上げる]
ひぁ、……っ、
……いや、だ、大丈夫だ。無事だ。問題ない。
[澪の小さな手が触れると、びくりと身体が震えた。]
痴話喧嘩などしてないよ。
……ただ、澪がこのままいなくなったらと想像してしまって
いてもたっても……。
[庇ってくれた、と言われると顔を上げる。
瞬いた。]
………………。
ああ、……そうか。気付かれてしまったか。
はは。
なんだろうな。
コスプ…着ぐるみを着ると、強くなれる気がするんだ。
[満足そうな、悪戯がばれた子供のような、笑みをこぼした。]
本名は八束の方だ。
藍田ぽっくりでは、少し語呂が悪い。
[そういう問題ではありません。]
さすがのあたしにも、
無理してるのがバレバレだぞ、ヤツカ。
[労わるように、肘から手首まで優しくさすさす。
多分逆効果]
どうして、いなくなるとかいう想像になるのか、
理解に苦しむ。
網野澪は間違いなく理学部の在学生だし、
考査に追い詰められているから、旅行をしている暇はない。
……困ったな。
あたしも、何かヤツカを助けられたらいいのに。
どうしていいか、分からない。
[きゅ、と白衣のポケットの中で拳を固める]
気がする、じゃなくて、実際強かったぞ。
おかげで二度、ラスボスから逃げ遂せたし、
何度も助けて貰った。
[頼もしそうに見上げて頬笑んだ]
友達から親友に昇格だな。
……奴隷の方が好みなら、それでもいいが。
対等でありたいから、あたしも何か、
ヤツカの力になりたい。
?
[空耳だろうか。
空気(エア)を震わせるビート音が届いた気がした。
ついでに周囲の気温が体感78度ほど上昇。
触手がそわそわ落ち着きない]
それにしても。外は暑いですわね。
[汗を拭きながら木陰に腰を下ろした。眠そう]
さすがに冷蔵庫で涼むわけにも行きませんし。
どこか涼しい場所はないかしら。
−別棟・屋上−
[えるしっているか。
エアドラマーと煙は高いところが好き。
熱気が風に乗って本棟まで届いたかもしれない。]
こんだけ暑いと、脱水症状を起こしかねねぇな。
自販機でブランデーでも買うか。
[汗を拭って、階段を降りる。]
[階段を下りて玄関脇の自販機へ向かうと、見覚えのある後姿を見つけたので、背後から声をかけた。]
よう、苺じゃねぇか。
空には会えたのか?
[ブラウスの下にはボクサーパンツ一丁。
我が姿ながらなんとも前衛的なファッションよ。
仕方がないので被服デザイン縫製研究会の門を叩いた。]
たのもーう!
[叩いた。]
狽ルぶっ
[突然後ろから声をかけられて、いいかんじにゲル状になった物体を吹き出した。]
ゆ、ゆ、ゆざぶ、ろ…
……空?
だれですか、ソレ。
[じろりと軽く睨み]
「これはこれは、ようこそ見事な美的感覚の持ち主よ」
あの、とりあえずこの格好を隠せる布かなにか・・・
巻きスカートの代わりにでもできそうなものを貸してほしくて・・・
「そうか・・・かつて私は邪神を封印せし折、腰巻きを巻いたが故右腕を失った」
え、なに、なんの話?
「いまその服を纏えば右腕はおろか全身が吹き飛ぶやも知れぬ。御主にその覚悟があるか?」
いや、そんな無理に危険なものを無理に用意しなくても
「ならば今こそ目覚めよ、雷神のスカートよ!」
話を聞いて!
ち、違うんだ。無理とかでは、なく、て。
……それ以上さすると、おかしく、なってしま……ぅ
……く、
[びくびくと震える体を抑える。]
…私にも、分からない。
ただこの瓶を見たら、もう澪は帰ってこないんじゃないかって
そんな事を……
[そこまで言って、言葉を切る。
頼もしそうに笑いかける澪は、どこか元気がないようにも見えた。]
…………。
私も。
網野澪の、親友でありたい。
でも、私は大した事はしていないし…
今のところ、何かに困って――
[あ、と目を丸くした。]
―――あった。
けど。
[見えるのは景色。いつもより空が近い。
それでも、手を伸ばしても届かない位置に雲は流れる。]
……………、
澪を余計に困らせてしまう。
気もする。
[それでもいいなら、と。
景色から一度、澪に視線を移した。]
ああ……タラシでスケコマシでロクデナシです……カ……
うわあぁぁん!!!思い出させんなーーっ!!!
[プリンシェイクの缶を、裕三郎の眉間に投げつけた。]
[あわや大惨事になろうかというところだったが、辛うじてエア叩き落すことに成功した。]
おおっと、あぶねぇ!
あれだけ会いたがってたじゃねぇか。
一体どうしたってんだ。
―本棟/屋上―
[熱気は一瞬で引いていった。額の汗を拭う]
おかしく?
[やっぱり調子が悪そうなので、
触手で今度は背中を摩る]
こ、今度はあたしがヤツカを助ける番だ。
気分がよくないなら、苦手の医務室にだって乗り込む覚悟だぞ。
……しかし、薬の解毒剤は今から作るより、
一時間の効果切れを待つのが早い気がする。
[八束が大事そうに抱えている魔法瓶に、
瞳を眇めて薄く笑った]
良かれと思って、親友からの餞別だったんだがな。
それで心配させてしまうとは、失敗した。
早綾が、火浦はヤツカのことが好きなんだって
教えてくれたぞ。
ヤツカは――、 ……、
[ぐ、と言葉を詰まらせ飲み込んだ。
多分、自分が聞くことではない]
大した事も何も。
親友って、そこに居てくれるだけで
心強いものだろう?
だったらそれは、存在が大した事なんだ。
ヤツカは違うのか?
[澄んだ瞳はそのままに。
空から移された八束の視線を、謐かに、
どこか期待を篭めて受け止める]
困る、かも知れないけど。
聞くぞ。他ならない、親友の頼みだからな。
[厳かに頷いて、続きを促した]
どうもしないデス!
どうにもなんないデス!
[キーッ、と、両手をぶんぶん振り回す。]
なんで避けるですカ!
男ならそこは、当たって満足させてくれるとこですヨ!
[無茶言うな]
薬?
[そういえば実験体がどうとか言っていた気がする。
それはともかく。]
ひぁ、っ
[さすられた。口を押さえた。
しゅんとなった。すまない。]
火浦は、…………。
まだ、分からないよ。
彼の誘いを半ば断る形でここへ来たんだ。
…きっとそれは、澪の方が大事ってことなんだろう。
……そうだな。
以前の私を考えれば、誰かを探して走りまわるなんて
考えられもしなかった。
[深呼吸。
取り込む風が、いつもより温かい。]
わかった、わかったから少し落ち着け。
どうもしないのに荒れてるわけじゃねぇだろ。
ったく、空のやつ、妹の前で何しやがったんだ……。
[小声で文句を言った。]
[落ち着け、と言われて、腕を下ろして息を一つ吐いた。]
………ごめんなさい、デス。
ボク、ゆーざぶろに、当たっちゃった…
お兄ちゃんは、なにも悪くないデス…
ボクが勝手に…
[言葉がそこで詰まる。
ふと、視界の端に早綾の姿を捉えて、決まり悪げに下を向いた。]
事情徴収の結果、
火浦にこの魔法瓶の中身を飲まされたが
その後振り切ってきた、と?
……薬は失敗かな。
[嬌声ともとれる高い声が聞こえていたが、
神妙な顔つきで、八束の手を取った。
脈拍を確かめるように、手首に指を当てる]
ヤツカが火浦に身を委ねることもなかったし、
こんなヤツカを襲わなかったとなれば
あれで顔に似合わず鉄壁の理性でも持ち合わせているのか。
あたしでも、ちょっぴりムラムラするというのに。
[そのまま悪戯心で、指の股を擽ってみる。
適度な発散が必要だろう、色々と]
治す? やっぱり解毒薬か?
それとも、
……ヤツカ、どこか体が悪いのか……?
[頼ってくれた親友の笑みは、どこか儚く消えてしまいそうに見えて。
ぎゅう、と握った手に無意識に力が入った。
ただただ、その存在を確かめるために。
いなくなってしまいそうなのは、其方ではないかと
重苦しい胸中で毒突く]
もっと、難題を頼まれるかと思ってた。
いいや、それでもヤツカのためなら何でもする。
[こくこくと、真っ直ぐ顔を見詰めながら何度も頷いた]
それで、症状は?
ムラムラ?
……??
そうか。何か、目指すところがあるのだな。
応援するぞ、み――おっ、……!!!
[目をきゅっと瞑って、耐えた。
手が触れているだけでも震えは来ているのに
指の股は、その、色々と反則だった。]
……き、今日は澪がちょっぴりいじわるだ。
[涙目。]
[涙目を拭って、真剣な様子で問いかえる澪に、
小さくありがとう、と呟いた。
握られる手に、ぴくりと反応はしたけれど
自然と握り返す事が出来た。]
……ふふ。澪なら解けてしまいそうだから怖い。
いや、喜ぶべき、なのかな。
[小さくとも、澪の手は温かかった。]
…………主な症状は体力の低下と重度の貧血、だ。
体力というよりは、筋力と言った方が分かりやすいかな。
その内、心筋症か呼吸困難を起こすだろうといわれている。
………青木医院長には随分とよくして貰ったが
……………。最近は帰っていない。
[みんなには内緒だぞ、と付け加えた。]
俺のことはいいけどよ。
[苺の感情に合わせてエアドラムのビートを刻む。]
落ち込む乙女のあやし方、あいにく俺は知っちゃいねぇ。
教えてくれるかい?苺先生。
―本棟/屋上―
目指すところは、今期の恋愛学の単位だな。
あたしは奨学生だから、必修単位を落とすと放校、
あの実験室からも撤退を余儀なくされる。
それだけは何としても避けないといけない。
もういっそ、官能小説でも提出してやりたい気分だが。
[結果は当然、不可、だろう]
その先は、――まだよく分からない。
幸せが、ちょっと難しくて。
意地悪というか、ヤツカの反応が
あまりに可憐なので、つい。
……見習わないとな、色々と。
[悪戯っ子の笑みで、潤んだ目元をそっと拭ってやる]
まあ、あたしまでムラムラ暑くなってきたのは、
どこかの誰かさんのせいもあるかも知れないが、
今は置いとこう。
…ゆーざぶろは良い人デス。
理不尽に当たられたんだから、怒ってもいいのに。
変、なの。
[困ったように笑うと、裕三郎の鳩尾辺りに、軽くパンチ。]
うん、これでスッキリ。
ありがとデス。
[握っていない方の手で、指折り症状を数える。
虚弱体質というか、医者も匙を投げるレベルだ]
いくら天才科学者と言えど、
あたしは専門の医師ではないしな。
もしかすると、年単位の戦いになるかも知れない。
あー、ますますあの実験室の環境は手放せないな。
[眉間の皺はますます深くなる。
命に関わることだ、安請け合いはできない]
ドロップキックを放っていた時は、
そんなに体力がないとも見えなかったが。
……そうか、頑張ってくれていたんだな。
やっぱり、今度はあたしが助ける番だ。
おっと、こういう時、男は避けちゃいけないんだったな。
[苺のパンチを甘んじて受けた。]
俺は別に何もしちゃいねぇが、苺がいいってんなら、それでいいさ。
[び、とサムズアップ。]
ちゃんと主治医の言いつけに従うのが、
一番の治癒への近道だと思うが。
悪い子だな、ヤツカは。
……家出の理由を聞いてもいいか?
[内緒、には溜息とともに頷いて、まだ手を握ったまま]
斯く言うあたしも、
実母と異母の板挟みが面倒で、
実験室で寝泊りしてるんだがな。
もともと、研究が長時間に及んだ際には
泊まり込みを想定してあるし。
ありがとう。
…澪にそう言って貰えると、元気になれる。
[ふと気付く。]
幸せか。
……澪がいて、充実していて。
この状況はとても幸せではあるんだが、
これ以上の幸せというのも、やっぱりあるんだろうな。
形の違う幸せも。
……となると、とにかく今は澪の考査対策か。
……厄介な考査だよなー。あれ。
[はふぅ、とため息をついた。]
待っているよ。ずっと。
……澪の為にも、ちゃんと助けられないと、な。
―――。
実母と異母の…。
……世の中、狭いな。
私も似たようなものだったが――
[一夫多妻の弊害。]
――それは理由らしい理由ではないな。
顔も覚えていないし。
……治療する方法は無いらしい。
進行を遅らせるだけだ、と院長は言っていた。
[握られた手に、力が篭る。]
良くしてくれた。待遇に不満は無かったよ。
熱をいれ過ぎて第六夫人に愛想を尽かされたと言っていた。
…………。
でも、ある時、本を読みながらふと思ったんだ。
身体がそんなだから、私のわがまま――大学の勉学以外は
寄り道もしてはいけないし、余計な体力も浪費してはいけない。
必要な講義が終わればまっすぐ帰ったし、
帰っても外出する事はなかった。
ずーっと本ばかり読んでいた。
…………。
………このまま、終わるのかなあって。
そんな事を思った。
理由と言えば、…そんなところか、な。
― いろいろな部室が集まる廊下 ―
[保健医に診て貰ったところ、特に身体に異常は無かった。熱中症かなにかじゃないの? とは言われたが]
水分はちゃっと摂ってるんだけどなぁ。塩分が足りなかったのかな。
[“雷神の左手”を聞きながら、てくてくと]
同じ課題は、ヤツカにも課せられているはずだが、
あたしだけが問題ということは。
……そういうことなんだな。
[やっぱり意地悪な顔と口調で、含み笑い。
繊細そうな手の平の真ん中を、こそばしてみた]
問題は、恋愛が幸せとは思えないあたしの意識と、
家族環境もあるんだが……。
母さんがさ、ずっと泣いてるんだ。
父さんからの興味が薄れて、省みられなくなって、
それでも父さんを愛してるから、泣き暮れてる。
うちだけじゃなく、よくあることだろうけど。
あんな辛そうな姿見て育ったら、とても恋愛なんて
したいとは思えない。
そんな母さんが、幸せになれる方法を、
必死に探して勉強して勉強して、ここまできた。
あたしとヤツカが友達になれたのは、
その寄り道のおかげだな。
感謝しなければ。
[はにかんで、空を見上げる。
雲か霞のように捕えどころなく消えてしまいそうなもの。
けれど、手の平に握った体温だけを頼りに]
ヤツカの人生だから、
居たいところで、やりたいことをすればいい。
でも、一緒に居たい人と、少しでも長く、と思うなら。
たまには病院にも帰らないとだぞ。
理由を話せば、そんな半幽閉みたいな生活でなく
適度に緩めてくれるかも知れないし、
あたしもちゃんと御見舞いに行くし。
……待っていてくれないと。
特効薬が完成した時に、
ヤツカが居ないんじゃ意味ないからな。
このまま終わる、ヤツカじゃないだろ?
ぽっくりさんだって、転生を果たしたんだ。
[ぴょんと一つ跳ねる。
そろそろブドウジュースの効果は切れた頃合だろうか。
空に向かって両手と触手を突き出しながら、大きく伸びをした]
あー、真面目なことずっと喋ってたら
脳がオーバーヒートしそうだ。
ただでさえ、考査前に入ってから
知恵熱が続いているというのに……。
[風鈴の短冊のように、垂れた白衣の袖がはらはら揺れる]
で。
追加のブドウジュースの注文は、
いつどこに何名分お届けすればいいのだろう。
体力がなくても口でご奉仕とか、
いくらでもやりようはあるぞ?
[最後に下卑た笑いと友情の押し売り(≒御節介)を残して、
八束の狼狽える表情をばっちり堪能すると、
空っぽの魔法瓶を回収して、名残惜しそうに立ち去った]
え?
……………あ!
いや、違うぞ今のは言葉のあにゃっ
[掌を擽られた。感度当社比三倍増しです。]
[ひーひーと肩で息をしつつ、澪の話を聴く。]
………一緒に、少しでも長く、か。
一緒にいたいと思える内が、幸せなのかもしれないな。
……恋愛とは少し違うけど
もし澪がどこかへ行ってしまったら、私も泣くだろう。
そういう意味では、……少し分かる気もする、な。
澪がお見舞いに来てくれるなら心強い。
……、そうだな。
わがままは、程ほどにしないと。
[伸びをする澪を見る。
小さくとも大きくなろうとする姿は、頼もしくも勇ましい。]
―――澪は
[澪の幸せは?
そんな事を口にしようとして、喉で止めた。]
―――知恵熱なんかに負けないさ。
答えはいつも己の心に、とは誰の言葉だったか。
?
仲が悪いわけでもなさそうですわ…。
これは邪魔をしてはいけないという奴なのでしょうか…。
でも苺様は確か森主様を。
[覗きながら考えていたら頭がぐるぐるしてきたらしい]
いけませんわ。このままでは熱中症になってしまいます。
水分を取りにきたはずですのに。
…嘘デスよ。
避けてもいいデス。
でも、受け止めてくれるなら、…うれしいか、ナ。
ゆーざぶろ。
ヘンな奴、ヘーン!
[べー、と舌を出してあかんべをすると、自販機で缶コーヒーを買って、裕三郎に放った。]
お礼!
暑い中、鬱陶しい事に付き合わせたお詫び含め、デスよ。
よし。
澪の提案通り、今日は帰ってみよう。
そして早速話してみよう。院長に。
その前に。
[長らくお待たせいたしました。コスプレ徘徊のお時間です。
1.レタスサンド
2.PS3
3.山羊
4.ビッグフット
5.カブトガニ
6.オカピ
7.ドクトル・フランソワーズ
5(7)。]
いけませんわ。
…ええと、水分と塩分を取らなくてはいけないのですわ。
その場合何を飲めばいいのかしら?
……トマトジュースかしら。
スポーツ飲料?
[ぼんやり考えながら、自販機の方へ今までのことは見なかった振りをしつつふらふら]
うーん、故障しちゃったかなぁ。この暑さだし、無理もないか。
[...は諦めてヘッドホンを外すと、ポケットへとしまいこんだ。叩くと二つに増えるかな?]
あれっ。ええと、宮川さん?
[違いますっていうかどこからその名前出てきたの]
[頭の中絶讃お花畑中の微熱触手が、
スキップ一歩手前の軽やかな足取りで、
森主空の横を追い越していった]
みやがわー?
[それらしき人物を探し中]
―構内―
密偵!
位置関係はわかったか。
[密偵はこくりと頷くと、密書を差し出した。]
うむご苦労。
何々…
[森主空:現実
中御門早綾:現実
安土メイ:神の方舟
その他:その辺]
なるほど。
[納得した。]
違った、花子さんだ。手が治ったんだね、おめでとう。
[触手も「手」には違いない……か?]
機嫌が良いような、そうでもないような、なんだろう、説明しづらい歩き方だね。何か変わった事でもあった?
ったく、誰がヘンだ。
[放られた缶コーヒーを8ビートで受け取る。]
おう、ありがとよ。
こんなんでよければ、いつでも付き合ってやるさ。
やっぱり、苺は元気なのが似合ってるぜ。
乙女心についても、教えてもらわなきゃいけねぇしな。
おめでとう、ありがとう。
奥の手は損傷も被るが、
何とか戻って一安心だ。
[ぴちぴち、活きのイイ触手を挨拶代わりに振った。
その場で数歩足踏みをし、漸く止まる]
変わった事。
どちらかというと、難題を引き受けて困るはずが、
友達がとても可愛くてあたしは嬉しい。
[蕩けた脳で支離滅裂]
くすくす、もう活け作りにされないようにね。君の触手が美味しくて、その味を覚えられてしまったりしたら、結構大変な事になりそうだからね。
難題って、友達からかな。困っているのに、嬉しい、かぁ。
――それは、幸せって言うんじゃないかなぁ。良かったね。
[何気なく言ったあと、真剣な顔で見上げられて、きょとん]
んー……どうしたの?
物好きデスね。
その言葉、後で後悔しても知らないデスよー
[少し口を尖らせて、それから笑った。]
……はれ?
えっと、さーや?
なに飲むデス?
は。苺様。
[ふと我に返った]
え、ええと。熱中症の予防になりそうな飲み物をと。
スポーツドリンクか、野菜ジュースあたりかと思っているのですけど、何を飲めばいいのか。
再生が追いつく限りなら頑張って提供を試みるが。
空は食べてみたのか? ……あたしの触手。
[もぢもぢと触手同士を突付き合わせながら、
微妙に恥じらい問うてみる]
根本的解決にはまだ至っていないので、
幸せとは言えない気がするが
あたしは幸せそうに見える、のか。
[でれでれ緩みきった頬を、自分でぺちぺち叩いた]
えっと。その。
空はオスだったよなーとか、考査どうするのかなーとか、
苺とはどうなったのかなーとか、
早綾を食べなかったのはなんでだろーとか、
ちょいと嫁になるのに手頃なオスを
紹介して貰えないかなーとか。
色々。
熱中症かあ…
この、ソルトレモンってやつはどうですかネ。
あ、うめぼしも効果的らしいから、梅ジュースとか…
さーや、暑さに弱そうデス。
水分塩分だけじゃなく、睡眠もしっかり取らなきゃダメですヨ?
石原様…いいえ。お弁当を作ってくださった方も感謝しておりましたわ。
食べてくださって、ありがとうございます。
[深々とお辞儀]
石原様も、お元気のようで何よりですわ。
いくらなんでも、見知った女の子の一部を食べる気にはならないよ、僕は。
そう? 友達に相談を持ちかけられて、それがやっかいな内容で、普通なら難しい顔をすると思うけど……嬉しいことが先に立つんでしょ? 友達に信頼されているから、嬉しいんじゃないかなぁ。その友達が、友達から親友に一段階進んだから、それが実感できたから、嬉しいんじゃ、ないかなぁ?
えっと、どれから返答すればいいのかな。
ただ、手頃なオス……と言われても、僕が紹介できそうなのは火浦と裕ちゃんぐらいだよ?
火浦は少女好きだから花子ちゃんは対象内じゃないかなぁ。時々アクセルを踏みすぎてぶっちぎって行っちゃうのが悪い癖だけど、根は良い人だね。あぁ、僕がこんな事を言ったって言うのは内緒ね。調子に乗ってからかって来るから。
裕ちゃんはエアドラムが好きな二枚目。彼はどんな女の子が好みなのかな。僕もよく知らないかも。ごめんね。ノリが独特でちょっと初対面の人に退かれる事がよくあるけど、あのノリに動じないならおすすめ、かなぁ。
僕は花子ちゃんなら構わないけれどね。
梅干は…お昼のお弁当に入っておりましたわ。
少し汗を流しすぎたようですので、水分をと思ったのですけれど。
それならソルトレモンにしようかしら。
[ガタン、と音を立てて出てくる]
暑さに弱いつもりはなかったのですけれど…。
割と長い時間外におりましたから、そのせいかしら。
そうか? 結構イケるし、有効活用だぞ。
踊り食いが苦手なクチか?
[空の眼前で触手をうねうね]
うーん……今まで幸せが漠然としすぎていたのが、
一応道が見えたからだろうか。
頼られて嬉しいのは、勿論そうだ。
なんだか空は、
心理学のカウンセラーみたいな
喋り方をするんだな。
[とりあえず、すとんと賦に落ちる言葉が得られて、
暑いなりに爽やかな表情になった]
そっかぁ。
おうちの人も、ちゃんと考えてくれてるのかな。
[ふと、気づいたように、裕三郎と早綾を交互に見る。]
…えっと。
あ、ボク、用事あったんだった!
ゆーざぶろ、さーや、またネ!
あの、苺様…!?
[突然去っていく苺にびっくりしてからようやく手を振った]
…なんだったのかしら。
[手にソルトレモンを持ったまま首を傾げた。見比べられたことが不思議だったらしい。
石原の方を見て、思わず昨日のことを思い出して少しだけどきどきしている]
[挙げられる人物の名前と特徴を、軽く頷きながら聞いている。
二人とも顔を思い浮かべることができた]
火浦はヤ――青木さんが好きだと小耳に挟んだぞ。
ロリコンだから、ロリな外見が好きなのと、
あたし自身を好きになるかはまた別の問題だろう。
というか、別に好いてなくとも
第67夫人くらいで、放っといて貰えればいいんだがな。
裕……零郎は。
あいつのせいで、水槽に放り込まれて
熱は出るわ熱は下がらないわ熱っぽいわ…………、
[ちょっぴり自棄気味に言い募ったところで、
何かさらりととんでもないこと言われた気がする]
は?
[思考停止]
いてぇ!
[なんか蹴られた。
振り返ればそこには見知った幼女]
……なんだ、モリスン妹かよ。
幼女好きの俺ではあるが、流石にドロップキックはご褒美じゃないぞ?
面識のない動物なら躍り食いでも大丈夫だと思うよ。でも、うん、個人的に、エドを焼いて食べろと言われているのと感覚が似ちゃってさ。
[目の前の触手をつんつん]
んーカウンセラー……かなぁ? 思ったことを言っただけだよ。
火浦、目当ての女の子がいるんだ? じゃあそのうち携帯に変なメールを送ってくるんだろうね。なんて書いて返そうかなぁ。「やぁ幸せ者」とでも書いちゃおうか?
水槽って、彼は何をやったのさ。乱暴なことをするイメージじゃなかったけどなぁ。おかしな配慮を暴走させたりしたのかな。
……うん? どうかした?
[固まった花子を見てこくびかしげ]
お、おう、またな。
……苺のやつ、どうしちまったんだ?
[突然去っていく苺を見送った後、早綾の方を向いた。
タイミングが合って、早綾と顔を見合わせる。]
あれ? 僕なにか変な事を言ったっけ? あいつら二人はどっちも良い人柄だと思うし、でも癖が強いのは明らかだと思うし……。
花子ちゃんなら構わないって言ったことかな? そんなに変かな? まぁ恋人になれって言われたら、少し考える時間が欲しいかもねぇ。でも、結婚相手としてなら、花子ちゃんは結構良い相手だと思うけど。違った?
[眼が合うと思わず持っていたソルトレモンを取り落としそうになって、膝でキャッチ]
石原様は、お好きな女性の方とか、いらっしゃらないのですか?
掲示板にそんな張り紙があったものですから。
火浦様には青木様、森主様は少しわからないですけど、花子様を憎からず思っておられるみたいですし。
石原様にも、そういう方がいらっしゃるのかなって。思ったものですから。
そういえばドサクサで
鳥ガラスープにはならずに済んだんだな。
[冷蔵庫の中で聞こえた声を思い出して、チッと舌打ち]
メールの文面は「リア充爆発しろ」をイチオシしておく。
でだ。
[咳払いをしてから、
ぐぎぎ、とロボットのように不自然に首を轢ませ、
空の邪気のない顔に向かって手と触手をひらひら]
わ、わんもあぷりーず?
もう、サラッとお世辞言うんやから困るわー。
[動揺のあまりキャラが変わっている]
だ、伊達に54人に
「うんお嫁さんにしてあげるよ、オトナになったらねハハハ」
とかやんわりお断りされてきてないんだからな騙されるもんか。
「リア充僻地で爆発しろ」にしようか。周りに迷惑がかかっちゃいけないしさ。
大人になったらね、って。花子ちゃんって結婚できる年齢じゃないの? 九歳以上なら結婚できると思ったけど。
[その年齢制限は某イスラムな世界です。いやまぁ年齢制限が無い国もあるけど]
てゆか、大人になったらって言われてるんだから、年齢以外の障害は無かったんじゃないのかなぁ。そうでもないのかな。
花子ちゃんをお嫁さんにする事って、そんなに変なのかな。自分の感覚に自信なくなってきちゃうなぁ。
ドキドキやトキメキを求める相手、っていう感じはしないんだ。ごめん。……でも、なんだろう。とてもくだらない事かもしれないけどさ、五十年の時を共に過ごす相手としては、良い感じがするんだ。
退屈しなさそうだし、時々喧嘩する事があっても、大やけどにはならない気がして。なんだかんだで、楽しい人生を送れそうに思ってさ。
なんだか、とても失礼な事を言っているような気がするね。うーん……自分の感情を形にするのは難しいね。
まあ、最後が水槽だった以外は、裕八郎には
色々と感謝はしているんだ……一応。
悪いヤツじゃないのは、分かってる。
[増えたり減ったり変動が激しい]
恋人と嫁は確かに違うが、
婚約が成立すれば恋愛学の単位は約束されるからな。
というか、料理しようとすれば爆発させて、
掃除どころか雑然と散らかった実験室が居心地いいとか、
嫁としても良い相手とは思えないんだが。
[自覚はしてたらしい]
……空は、変わり者だな。
別に慰めてくれなくてもいいのに。
[困ったように薄く笑う。
背後から「オマエが言うな」の48人合唱が聞こえてきそうだ]
おっと。
[落ちそうなソルトレモンに手を伸ばした勢いで、早綾の膝に指が触れた。]
っと、すまねぇ。
[慌てて手を引っ込める。]
好きな女、か。
……そうだな、早綾なんて、守ってやりたくなる感じで、いいんじゃねぇか?
虚弱なヤ、青木さんが爆発に巻き込まれても困るな。
あたしは慣れてるから平気だけど。
[酷い言い草である]
一応初潮はきているから、法律的には問題はないのだが、
要約するとだな、
「コドモ相手に欲情できるわけねぇだろ
乳と尻にもっと肉つけてから来いよオコチャマが」
という本音なのではないかと推察される。
世の中、火浦みたいなロリコンばかりじゃないんだ。
[カラカラ笑いつつも、内心やっぱり乙女心は複雑なのだった]
まあ、あたしも空に今のところ
ドキドキやトキメキを感じているわけではないから、
そこはお互い様だ。
まともっぽいオスにそう言って貰えると、むしろ嬉しい。
ちょっとは自分に自信が持てそうになる。
[照れ臭そうに頬を掻いた。触手で]
うーん、こういうのって、
恋愛学のレポートに書いていい類のものなのかな。
[料理、という単語を口にする空に、何故かヒヤッと背筋が凍る]
え、と。それは。人には得意不得意があって、
おまけにあたしは早急に為し遂げないといけない研究があって
そ、それでもよければ、 ご指導願う。
[折れた。師匠と崇めるべきか]
ひゃ、……。ご、ごめんなさい。
[膝に手が当たると恥ずかしそうにまた耳まで赤く染めて]
いえ、わたくしが落としたのですもの。
石原様は、謝る必要ございませんわ。
[ソルトレモンを持ち直してから、石原の言葉に思わずじっと見詰めてしまった]
いやですわ、石原様は、悪い冗談がお好きですのね。
わたくしなんて、そんな。
……どうしようか、お兄さん嬉しくて涙が出そうだ。
よし、良い子良い子してやろう。
[苺の頭を撫で撫で。]
そうか、それなら何よりだ。
俺は幼女が悲しむ姿が一番嫌なんだよ、ロリコンだからな。
[ふふん、と胸を張る。]
なにかあったらいつでも言えよ。
お前の兄貴も良い奴ではあるが、
身内だと逆に相談しにくい事もあるだろうしな。
そんな時は。この幼女の味方を頼るが良い!
慰めじゃなくて、思ったことを思ったままに言っただけだからなぁ。ただ、変わり者って言われたのは、初めてかもねぇ。いつも個性が無いとか言われてたしさ。ちょっと新鮮だね。
[...は邪気のない笑顔になった]
レポート? あぁ、課題かぁ。掲示板に書いてあったね。いいと思うけど。花子ちゃんが嫌じゃないのなら、プロポーズしようか? 正式なものじゃなくて、口約束、って程度のものでよければ。
お互いまだまだ知らない事が多いだろうし、大事な研究があるのなら、そちらをまず優先して欲しいしね。
料理講習の方は急がないから、いますぐ肩肘張らなくていいよ。時間が取れたときに、みっちりとしてあげるから。
[爽やか]
どうしても駄目だったら、まぁ、その時は他の人に任せてしまえばいいと思うよ。僕もお嫁さんを一人きり、って訳にはいかないだろうし、最悪僕が作ればいいんだし。
料理が駄目なのに無理にされても困るしね……。
[経験者は語る。空の両親は[お察しください]らしい]
こ、攻撃がきかない だ と!?
[痛がらないどころか、頭を撫でられて複雑なくすぐったい、なんだ、その。]
…しあわせとか、ふしあわせってのは、全部自分で決めるんデス。
自分は不幸だーって思ったら、そうなっちゃう。
だから…ボクはそう思わないようにしてる、だけ。
ロリコンに相談とか、よもすえなのデス…
……でも、その気持ちだけはもらっておいてやろうと思いまス!
つまり、要約すると!
……ありがと、デスよ。
[早綾の視線を真っ直ぐに受け止める。]
俺は気の利いた冗談も言えない、平凡なエアドラマーさ。
いつだって直球が、男の勝負だぜ。
早綾はもっと自分に自信を持った方がいいかもな。
……顔が赤いな、熱でもあるのか?
[早綾の額に触れてみた。]
この程度ならご褒美だ。
[勝ち誇った顔。]
なるほど、それは良い心がけだな。
でもあれだぞ?
そうやって無理しすぎると潰れちまったりするもんだからな。
たまには吐き出して喚いたり泣き叫んだりしても良いと俺は思うぞ。
これは、年上のお兄さんからの忠告だ。
触手と握手してくれるのは、
普通の反応じゃないと思うぞ。
[煙が染みて瞳が潤む。眦を擦った。
拭っても拭っても、ぽろぽろと後から
透明な雫が溢れ出す]
あれ、なんか変だ。
あたし壊れたのか?
[はたはたと白衣に斑の染み模様]
エアドラマーは、平凡なのでしょうか…?
あまり他に見ませんもの。十分な個性だと、思いますわ。
[見返されると恥ずかしくなってつい眼を逸らした]
自信、ですか?
わたくし、女性がそのようなものを持つべきではないと、教わって参りましたから…。
でも、いろんな方にそういわれて、少しはもてたような気がいたします。
熱? 熱は、ない……――。
[額に触れられると、先ほどまでの眩暈もあって思わず
1.石原の方に倒れこんだ
2.その場に座り込んだ
3.後ろに倒れこんだ
2(3)]
むーーーっ!
[真っ赤になって、撫でてくる手をぺしぺし叩く。]
泣かないって決めたの!
決心がにぶるような事、言ったらだめ、デス!
……だめ。
口約束で、免除して貰えるのかな。
[まだ濡れた頬を白衣の袖で乱暴に擦りながら。
握られた触手は、どうしたものやら、くねくね悶える]
どーしても、期日に間に合いそうになかったら、
お願いすることにする。ありがとう。
りょ、料理講習の方にも、
マメに出るから。
空の、顔を見に行くために。
[洟を啜った。鼻頭から目まで赤い]
あー、吃驚した。なんで泣いたんだろう、あたし。
うむ、いい幼女だなあれは。
とても和む。
[走り去っていく苺を見送ってから
うんうんと頷いて]
さぁて、どこにいるのかねあの触手幼女は。
だ、大丈夫?
[しばし花子の顔を覗き込んで、それがどうも煙たさだけが原因ではないと感じると、空は花子の身体をそっと抱きしめた]
ゆっくりと、息を吸って、そして吐いてね。大丈夫、慌てなくて、いいから。ゆっくりでいいから。
落ち着いたら、ここを離れようか。少し煙たいからね。
[丁寧に一言ずつ、話しかけた]
突然普段言わないようなことを言っちゃったからかなぁ。予想外の事が起きると、あたふたしちゃうよね。僕もどうしようも無いぐらいに慌てちゃって、頭が真っ白になった事が何度もあるよ。恥ずかしいよね、そういう時って。
早綾にとって、エアドラマーは特別か?
なら、それも悪くはねぇな。
自信ってのは、何があっても自分を信じるってことだ。
自分しか見てないやつはエアドラマーの風上にも置けねぇが、早綾だったら、周囲から言われて持つのも、自分で見出すのも、大して変わらねぇさ。
[突然その場に座り込んだ早綾を慌てて支える。]
おい、大丈夫か?
やっぱり調子が悪いんじゃねぇか。
[早綾の身体を両手で抱えて立ち上がった。]
医務室に連れて行くぞ。
文句はねぇな?
なんかこう、ずっとプレッシャーがあって、
[大きく息を吸った]
ずっと、ずっと、肩に乗っかってた重しが、
一気に崩れた気分、……だ。
[大きく息を吐いた]
…………えーと。
[肺に溜め込んだ空気に、何だか知らない香いが混ざっている。
体温が近いこと、抱きしめられていることに気付いて、
今度こそ本気で頭が真っ白になった]
あわ――ごめん、濡れる、汚れるから、空が。
[触手と一緒にもがく]
大丈夫、のはずなんですけれど。
…っ。
[思わず息を呑む。
抱えられると両手で口元を覆った]
えと、その。
文句は、ありませんけども。
わたくし、恥ずかしくて気を失いそうですわ…。
濡れたら、洗えばいいと思うよ?
[素朴な瞳]
プレッシャーかぁ。僕は男だし、恋愛教科でずっと平均点だったからなぁ。
んー……。じゃあ、別の口約束をしようか?
[じわじわと、透き通るほど白かった肌に
朱がのぼってくる。
見開いていた瞳を、ゆっくり瞬き]
確かに、予想外だ……。
ま、まだ全部信じたわけじゃないからな。
悔しいから、いつか空のことも
頭真っ白にさせてやる!
[また潤み始めた涙目で果敢に噛みつくも、覇気は全くない]
う〜〜〜〜。
……恥ずかしい。のか。
あたしにもちゃんと羞恥心ってあったんだな。
[自分の胸元を、さも不思議そうな面持ちで押さえた]
さっきの、訂正だ。
少しだけ
ほんのちょぴっとだけだからな。
ど、どきどき、してる、かも。
[ぎこちなく触れられた箇所を指先で辿る。
俯き加減に、空を睨む]
大丈夫なわけねぇだろ。
王子様が俺じゃ不満かもしれねぇが、しばらく我慢してな。
[早綾を抱えて医務室へ。
よく手入れされたベッドにそっと早綾を寝かせると、改めて購入した、よく冷えたソルトレモンを差し出した。]
……飲めるか?
……なんだか挑戦されちゃった。あれ。なんでだろ。
[...は首をかしげてから、両手を離して花子を解放した]
えっ、いやいや羞恥心が無いってそんな人まずいないからさ。いないからさ。
そうなんだ。どきどきしてるんだ。ほんのちょっぴりでも、僕に? そうかぁ。
――実は僕も、少しだけね。
[...は舌を出して微笑すると、何か飲もうかと玄関の方へ花子を誘った*]
不満だなんて、そんなことありませんわ。
石原様は、とても男らしい方だと、思いますもの。
[眩暈と動悸のせいか、酷く顔が熱くなっていた。
たどり着いた医務室で、ベッドに寝かせられると、ソルトレモンを受け取った]
はい、ありがとうございます。
すみません、わざわざ運んでいただいて。
[少し上体を起こしてから、ソルトレモンを口に運ぶ。
味はともかく、冷たさが心地よかった]
熱中症になってしまったのかしら…。
[仏頂面で唸ること暫し]
それと、あたしの名前は澪だ。
苗字は、本当に結婚するなら変わるから、いいだろ。
あんまり好きじゃないし。
[少しだけ、と反芻し。
ふいに、思い切り爪先立ちになって空に顔を寄せると、
唇からはるか遠く、頬の端っこに一瞬唇を押し付けた]
…………口約束の、返事だ。
[今すぐ傍目も振らず逃げ出したくなったが、
誘われたので辛うじて我慢して頷くと、
コンパスの短い足で空の後について行った**]
暑さには、慣れているつもりでしたけど。
水分はやっぱり取っておかなくてはいけませんね。
…石原、様。
[覗き込まれるとびくっと肩を震わせて、石原を見詰めた]
え?
え?
……え。と。
[理解が追いついていない頭で半分混乱中]
石原様? あの。
いったい何が、そのいやというわけではないのですけど、わたくし恥ずかしくて…。
[振り払うこともできずに顔を赤くして固まっている]
/*
@寝かけ
火浦が一晩でやってくれると聞いて。
補習地獄の施設と花嫁修行の施設って同じでよかったよね、たしか?
ようするに墓下勢はそれぞれ普通に会話できるよね、と。
*/
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