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(ああ、追い求めなくても最初からあったんだな)
[昼に生きるものを羨む夜のものと、夜に生きるものを羨むもの。映し鏡の間に挟まれて。
どちらに立っても彼は"ここ"にいた。
月夜に微笑めばそれは"彼女"の微笑み。
月夜の下に彼がいることが証だった。彼をここにつれてきた女がいたことの、彼がここにつれてきた女がいたことの]
[混沌と悲しみと怒りと――様々なものが溢れる村の中で。
ただこの夜に*笑った*]
─暗闇─
……ぁ……。
[人影を見たと思った。背の高い男と、都会の人らしい服装を着た男と、2人。
でも、誰もいなかった]
……ふ。
[自嘲の声が落ちた。
見つけて、杭を持って走ってきて、それでわたしはどうしようと言うのか。
村を離れ、危難が去ったことで、冷静な判断力がもどりつつあった。
わたしはただの女子高生。ヒトゴロシなんか、出来るはずがない。例え、ヒトの形をしたオニであっても]
[わたしは、森の形をした闇に向かって、杭を投げた。白木の杭は、闇の飲まれてすぐ見えなくなった]
[彼らがどうしてこの外場村に来たのか。
何がしたかったのか。
結局は何も解らないまま、ただ、「村は滅びた」という事実が残るのみ。
いや、オニの考えることなど、解りっこない。きっと非日常的で、非人間的な目的があったのだろう]
[忘れよう。全部。
先生はあの村で、無事に兼正を仕留め、そして兼正ら屍鬼は全て、燃えて灰になったのだと。そう信じよう]
[わたしはトラックに戻り、人々に謝罪して助手席に戻った。
ふたたび、逃避行が始まる]
[わたしから故郷を奪った屍鬼が恨めしい。
不便でも豊かでなくても、それでも人々はここで暮らし、支え合い、生きてきた。
奪うことしか知らない彼らが憎らしい。
例え彼らが、昼に否定され、夜に閉じられて、飢えを宿命づけられていたとしても、哀れむ気持ちは沸いてこない]
[それでも──もうすぐ夜明けだ。
陽が昇り、わたしたちの時間がやってくる。
屍鬼は作り出すことはできないけれど、わたしたちは違う]
[壊れたものをやり直し、新しいものを作りだし、ふたたび故郷を得る。
わたしたちにはそれが出来る]
[わたしは忘れない。「外場」のことを。
わたしは忘れる。「屍鬼」のことを]
[前方に見えるのはまだ眠る溝辺町の、わずかな光だ。
一日中走りまわっていたけれど、眠気は少しもなかった。
わたしは、閉じた膝に両手を置いて、まっすぐに前を見た。
もう振り返らなかった]
〜fin.
[混乱に乗じて、夜の間に村を出ることができた。
世界は彼らを拒絶する。
彼らを認める場所は小さな村一つすらも得ることができない。
彼はただ――ある女を愛しただけ。
それで世界から閉め出されることになった。
それでも――それでも彼はここに存在している。
夜だけは彼のものとしてここにある。全てを閉じ込めた微笑が夜のどこかできらめく]
[――今、思えば……
深い闇は、宇宙にも似て、
私は其処へ行けば輝ける気がして
よだかのように、私は輝ける星になれるのだろうか――]
/*
桜子>
酷い誤爆で思い出したwww
多分あの誤爆みたいになったら、自害してたね、うん。足手まといな自分が嫌だし、自分自身をモノ扱いしてたから。
改めましてお疲れ様でした。村建てのnagare-sです。
毎日何かしらグダったりミスったりし続けた気がしますが……最後までグダグダですみません。
皆様のサポートのおかげでどうにかここまで持ってくることができました。
ありがとうございました。
拙い村建てではございますが、村を楽しんでいただけたなら幸いです。
有耶無耶になってしまいましたが、これで表解禁ということにしたいと思います。
―いつか・どこか―
[ふと眼を開けると、赤々と空が焼けていた。
耳に入るのは微かに人の足音、鉄砲の音、金属の打つ音。
腕は動かない。脚も動かない。指すら動かせない]
…ぁ ……
[助けを呼ぶことすら出来なかった。声が、出ない]
………… ・ ・・ ・
[命を拾われる度に捨てに行き、命を捨てに行く度に拾われた。今度こそ、終わるのか――。
本土から離れた、南の地で。
眼を閉じ、ただその時を待っていた]
―屋敷を抜けて・夜道―
[乗用車やトラックが町に向かって何台も走っている]
あぁ、旦那。見て下せぇ。
赤々と燃えて、何とも綺麗じゃないですか。
[脚を止めて、村を振り返る]
じゃあ―――旦那。
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