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[途端、異変に気づく。
夜空の一部明るく照らされる。夜目が利きすぎる不慣れな視覚の中でも、不気味な灯りが舞い踊る様子が分かった]
…火事デスカ??
それも、ただ事じゃナイ…。
[……このまま、村の奥まったところにある高瀬医院の方へ向かうのは、危険を伴う]
[…しばし迷い]
…今のワァタシィ、おかしいデス。消火手伝っても、足手まといになりかねナイ。
若先生も大忙しになるヨ。ワァタシィの世迷い事に付き合ってもらうのヒマナイネ。
[心を決めると、彼は車を国道の方へ向けた。向かう先は、溝辺町の病院と警察・消防だ]
火事だって?
自然じゃないよな。
[>>31火事の知らせを聞いて一斉に動く。]
こんなタイミングじゃ自然発火じゃないだろう…
くそっ、放火はやり過ぎだろ、村がなくなっちまう!
[護身用の長い棒を持って飛び出す。
パニックの中でどれだけ襲撃に頭が回っただろうか。]
[ふと、バックミラーにクレオールの看板が映る]
…ワァタシィのお店、できたら、残るとイイネ。
[未練を断ち切るように小さく首を振り、彼はアクセルを踏んだ]
[なんとか消火活動をするも、風が強い。
さらにはラジオの天気予報で乾燥注意報が出ているという情報もあった。]
畜生!人でも消防車も足りない!!
[男はやりきれなさが心を支配しそうになるのを、必死でこらえていた。
しかし…男も気づかないところで…また違う感情が
男の心を蝕みつつあった]
あんたら、杭とかも一緒に持って!
[近場の数人だけでも何とか襲撃対応した。が余裕はほぼ無くそれ以上はまともにはいかない。]
>>33消火作業が間に合わねぇ、マズイ!
[消火作業が進まずやきもきしてしまう。]
[家の前に立ち尽くし、わたしは病院の方を見詰めた]
そんな……そんな……。
[壊れてしまう。
傷つき、はがれかけながら、それでも誤魔化して、なんとか繋ぎとめていたわたしの「日常」が]
わたしは……わたしは!
[この村が好きだった。
辺鄙で、不便で、何もないけど、この村が大好きだった。
この村で生まれて、この村で死んで埋められて、この村とひとつになるはずだったのに]
やめてぇぇぇぇ!!!!
もうやめてぇぇぇぇええええ!!!!!
わたしの日常を壊したのは、「誰」?
わたしの村を壊したのは、「誰」?
わたしの村人を、友達を、親戚を殺したのは、「誰」?
……「よ そ も の」 め
「よそもの」め、「よそもの」め、「よそものめ」がぁぁぁ!!!!!!
水、水は出てんの?
[焦りが強い口調で弾ければ、出てるよ!見りゃわかるだろ!そんな叫びが返ってきた。]
水量足りんのか?足りてるんか?ひとは?車は!
[火を背に木霊するそれを答えられる者はいなかった。]
[優しく――優しく――抱きしめたまま。その首元に牙を沈める。
彼女の血の味は――それでもとても甘美だった]
(お前の命は俺のものだ。
ならば――俺の命はお前のものだ)
――屋敷、二階居間――
[伽耶が、彼の腕の中でその動きを止めていく。
何度も――数え切れないほど味わった、感覚。
人の死]
(そう、同じ死)
[りりりん。りん。りん。りん。
伽耶の手から鈴をそっと抜き取り、鳴らす。
澄んだ響きの清らかさは、神聖なものを嫌う彼には少しばかり――辛い響き。
だからこそ、鳴らしたくない鈴だからこそ、鳴らさない為に用意した鈴。終焉の音。
涙は出ない。彼はそういうイキモノではない。
苦しいのは、神聖なものをその手で振っているから。
りん。
しかしその鈴の音は死者を悼むように――]
[遅々として進まない消火活動、それに反比例するように勢いを増す火…―――]
せめて山に行かないようにできないのか!!
[無駄な努力と分かりつつも何とかしようとする。
そこへ…――]
「おい!あっちからも火の手が上がってるぞ!!」
「あそこは病院のほうじゃないか?」
[そんな声が耳に入る。男が我が家の方向を見ると、
たしかに漆黒のはずの空が朱色に染まっている]
そんなことより!こっちをなんとか……!!
[パキパキと不穏な音がする。…
とうとう山の方に火が移ってしまった。]
「ここはもう無理だ!」
「避難するぞ!!」
[それでも男はホースを振りまき水を掛けようとする]
クソッ!!クソッ!!
「顕尚!!もうやめろ!!行くぞ!!」
[火の勢いは強く逆に水の勢いは頭打ちだった。
皆の頭にひとつの言葉が過る。ただそれを言うと、全てが崩壊しそうで、言わないように。言わないようにしていた。]
ー!
[もうだめだ。
限界に呑まれついにそれを発した。
誘発される諦めのムードは、瞬く間にすべてに広がった。]
これ以上は僕らも危険だ!
引こう!
[引く決断をした何人かが、意を決して言い回す。
各自が撤退の準備を始めていく。
嫌がって粘る者も居た。叫んだ者も居た。殺してやると歯を食いしばった者も居た。村がなくると嘆く者も居た。僕らが何をしたと祈る者も居た。]
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