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[男もまた重装備で中に入る]
窓を破れ!できるだけ光を入れるんだ!!
[その液体は“人形”の視界を確実に遮る。
見知った顔もあった。しかし前日に見知った顔の屍鬼狩りをしている男達のほとんどに躊躇いはない。
命に関わる薬品でない事を知っているために、ばら撒く側も躊躇いがない。
躊躇うものは窓を破るほうに専念させた。]
[これまで彼らが相手にしてきた人形は、高瀬を狙う為に神社に向かったものの他に銃を持っていたものは皆無である。
日本の田舎の村で銃弾の元にさらされたことのある者などいない。
日光の元で抵抗のできぬ屍鬼を狩るのと、自身を危険に晒すこととはまた別の覚悟がいる。
これまでにも人形の脅威もあったが、緩慢な動きで刃物をふるう者たちとは比べるまでもない恐怖。
流れ弾が村人の一人の頭に命中する。
目潰しが効いているはず――そんな理屈よりも恐怖が先立ち足がすくむ者も少なからずいただろう]
[夜が明けてから家に顔を出すと、過保護な両親は寝ずに心配してたらしい。泣きながら叱られた。
わたしも泣きながら謝った。
けど、ずっと泣いてはいないと決めたんだ。わたしは大学ノートと筆記具をかき集めて、神社に戻った]
住んでる番地で、グループ分けします。最大でも5人がいいと思います。
グループ4つでクラスにします。クラス5つで班にします。
グループ長は、定期的に点呼をとってください。ぼんやりしてる人がいたら、計算か、歴史か、クイズか、なんでもいいので質問して下さい。
返答がおかしければ、すぐにクラス長に回してください。
自転車を持ってる人、ケンカが苦手な人は、連絡クラスになってください。ただ、クラス長を見つけて伝言を離して、他のクラス長への伝言を聞くお仕事です。
[集団心理というものは、時に狂気を生む。
普段穏やかに生きている者が
愛する家族、友人、愛した環境を奪われた時
そして、その復讐心から結束したとき…――
人は……鬼と化す]
[偶然でも、流れ弾が当たれば。死ぬ。
義憤に狩られ、半ば命を捨てている者もあったろう。屍鬼を狩る内に感覚の麻痺してしまった者もいるに違いない。
しかし、全てではない。あくまで彼らは兵士ではない、ただの田舎の村人なのだ。
覚悟を決めていたとしても死ぬかもしれない想像と、具体的にそこにある死の恐怖は別だ。
逃げ出す者がいるのもおかしくはなかった]
「人形」にされた人は、病院の地下病室に集めて下さい。
看護婦さんたちは、その人たちの体調確認をお願いします。
神主さん、巫女さん、住職、お坊様がたは、ありったけの神像、お守り、何でもいいので全部出して下さい。
消防団、駐在の皆さんは、引き続き村内の屍鬼隠れ家捜索をお願いします。
「消毒」が終わった場所は、地図に書き込んでしらみつぶしにしていきます。連絡クラスへ伝言してくださったらいいです。
紫苑、私がエレベーターで上に上がったら
再びエレベーターを下ろして、電源を落として。
私は、大丈夫。奴らから見たら、人間だもの。
人が人を殺せば、殺人。立派な、罪よね。
もし、奴らが来て、屋敷に入って来たら……
例え"人形"が居たとしても、もしかしたらここが見付かるかもしれない。
私一人では、貴方を守れない……
私が囮になる。私が居て、貴方が居なければ、ここから逃げたように見えるかもしれない。だから、ね。
[わたしのような小娘が言うことに、どれだけの効果があるだろうか。
わたし自身も不安だったが、少しずつ、手伝ってくれる人が増え始めた]
[そこでわたしは気付いた。
ここに残っているのは、山入や兼正に行くほどの度胸はなく、かといって村から逃げ出すほど淡白ではない、「平凡」な人々なのだ。
わたしと同じ]
[皆、「誰か」が「どうすればいいかを教えて」くれて、「解決してくれる」のを待っていた。
わたしと同じように]
大丈夫です。
今だけ、今だけ頑張りましょう。
すぐに元に戻ります。大丈夫。
わたしたちは悪くない。「犯人」は兼正、そして屍鬼です。
少しの間だけ、無感情・無感覚になりましょう。少しの間だけ。
何も考えずに、何も見ずに、ただ、きちんと頑張ればすぐに終わります。
[少し名残惜しげに、しかし明確な意思を持って]
貴方が眠ってしまったら、ここを閉じる事が出来ない。
だから、今から出るわ。
ちゃんと……閉じてね。
[輸液を下げた点滴装置に震える手で掴まり、ゆっくりと立ち上がる。彼に猟銃を頼めば、持ってきてくれただろう。それを受け取ると、小さく「ありがとう」と呟き、エレベーターのドアを閉めた。
行き着く先は、天国か地獄か。
この時点では、知る由も無い――]
─屋敷・2階居間─
[居間の入り口に人影が見える度、入り口に向かって猟銃を撃つ。いくら輸液を施し、椅子に座っているとはいえ、重い猟銃を撃つのは重労働だった。
1発、また1発と撃つ内に、息が上がる、呼吸が乱れる。額には脂汗が浮いてるにも関わらず、顔色は青白い。
1階から聞こえる、屋敷を破壊していく音。自分の家が壊されていく、紫苑のささやかな夢さえも。
その音を聞きながら
頬を流れるは汗か
それとも涙か──
もう既に自分自身でも分からなかった。ただ、繰り返し、猟銃を──撃つ]
―何処かの空き家―
[夜明けが近くなっていた。屍鬼は夜しか活動出来ない。朝になれば抗えない眠りに落ち、日光を浴びれば爛れてしまう。山入で先達に説明された特性の一つだ。現実に体験したり目撃したりしたわけではないが、疑う余地はないだろう]
……
[どうしたものか、と思う。これが潮時という事なのかもしれない。今すぐにでも狩られに行くか、あえて外で眠ってしまいでもするか。やや考えて、男は適当に選んだ空き家の中へと入った。既に捜索されたようで、荒れ、所々に血痕が残っていた。少しだけ、眉を寄せた。
男は奥の部屋の押し入れの二階に入り込んだ。遮光は最早完全ではなかったが、気にはしなかった。発見される可能性は、まだ捜索されていない場所に比べれば低いだろうが、十分にあるだろう。こうして、僅かでも隠れる余地が残されているのだから。
だがそれも、また、構わなかった。男はもう、見付けられ捕まえられるのを待っているような心持ちでいた。真の死の前に一たびの眠りを求めたのは、覚悟を決めた男の、それでも消し切れはしなかった、恐怖と未練故だったか。毛布を被り、男は暗い眠りに*落ちた*]
[手持ちの弾は30発。当たり前だが乱射は出来ない。
銃を構えているだけで、人間は恐怖に怯えなかなか入ってこようとはしない。
入り口はそこだけ。時折、入り口付近で中の様子を窺っている人間に"人形"が襲い掛かる。
上がる悲鳴、1階から聞こえる不快な機械音。
正に阿鼻叫喚
さながら地獄絵図のように
居間の入り口付近の床は
人間と"人形"の血に*染まる*]
[辺りにはツーンとした臭いが立ち込める。
“人形”の目をくらますために撒いたものは
希釈の少し濃い塩酸だった
本気で向かってくる“人形”に
逆上した者が持っていた掛矢を振り下ろす。
“人形”はうめき声をあげ、倒れこんだ]
「なにしてんだ!!」
[怒号が響く。見ればあちらでもこちらでも
バールや掛矢を窓にではなく“人形”に向かって振り下ろしている者がいる]
「おい、殺すなって…言われたのに…」
[その狂気に恐れをなした若者が脱兎の勢いで外に飛び出した]
─神社─
山入が……そんなことに?
[連絡クラスからもたらされた情報に、神社に詰めていた人々は、不安げな表情を交わす。
数人がわたしの方を見るが、わたしに言われても困る。
わたしはただ、組織をまとめるには、学校にようにやればうまくいくのでは、と思っただけで、それを実際運用する方法なんて知らない]
銃を防ぐには……製材所の丸太を使って、目隠しのようなものを作ればいいと思います。
「人形」は……ええと、縄か何かで縛って……?
とにかく、山入が遠すぎるのが問題です。山入までの途中に、中継ポイントのような物は作れないでしょうか? 屍鬼の攻撃から身をまもって、怪我の応急手当てをして、一息できるような……。
[男は2階に駆け上がる。そこで人形に手を下す者を見かける]
おい!やめろ!殺すんじゃない!!
[男は暴徒を止める為に駆け出しその肩を掴む。
目の前の狂気に気を取られて、居間の前に立っている事に気づかない。
当然散弾銃を構える伽耶に気づくはずもなく…]
[同時に、屋敷の方も「人形」による人海作戦で苦戦しているという話が聞こえる]
……どうしたらいいんだろう。
火をつけたりしたら、「人形」にされた人も巻き添えになってしまうし……。
──「この際、「人形」にされた奴は諦めて、もろともに。
[……横から聞こえた声に、わたしはギョッとした。考えて、慌てて打ち消したことを、うっかり喋ってしまったのかと思った。
その過激な意見は、すぐに別の者によって否定されたが]
[顔を知らない人の方が少ないような田舎の町だ。
もはや親類縁者友人が、屍鬼にされたり、人形にされたりしていない人の方が珍しい]
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