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― 病院 ―
[咲田邸から戻ると、戸田が走って耳打ちしてきた]
「神威さんの様子がおかしいです。“例の症状”に似ていて…」
[男の眉根が上がる]
どこにいる?
「休憩室のソファーに座らせています。
あと…神威さんが持っていったはずの患者リストがないんです。」
そうか…
[男は、神威のいる休憩室に向かった]
そんな事……って。大事な事よ。
奴らが、寺を拠点に動き始めたら、貴方は直接手が出せない。
いくら"僕"が大量に居ても威力は半減だし、"人形"は動きが緩慢。早めに対策を打っておくことも大事だと思うのだけれど?
[そう、本当は今はまだその時では無い。今掌握すべきは病院。それは自分もわかっている筈なのに、心のどこかで焦りが有るのか?
それは、自分自身でも、解らないままに……
必要と言うならと確言を得て]
電気系統に詳しい"人形"とか、居たかしら?
[具体的に使えそうな"人形"の事を聞きそれらの人形を借りる約束をした]
[休憩室の神威はすでに見飽きるほど見た患者のそれと同じ顔]
何があったんだ?
[何も無いと譫言のようにつぶやく神威に苛立ちを隠せず、襟元を掴んで引き下ろすように首筋を露にした。
そこにあったのは“あの瘡蓋”]
じゃぁ、これはなんだ!!何もないわけ無いだろう!!
[怒鳴りつけるもうつろな目のまま何も答えない。
男は神威の目を見つめる]
(これは…催眠?)
[おそらく例の瘡蓋は吸血の痕。急激に血液が減れば意識レベルは低下するだろう、そこに何らかの催眠を施せば、吸血されたときの状況は“忘れる”のだろう。]
じゃ、入院するか。
[それは嫌だと言い張る。ここにきてこの“病気”の患者が病院に来たがらない理由を知る]
[仕方なく家に帰すことにした]
その状態で仕事をするのは辛いだろう。
もう帰っていいぞ。
[原因をつきとめても何もできないのが現状だった。
一応鉄剤とビタミン剤を処方する。
帰りたくないとゴネても無理やりにでも帰すだろう。]
─朝:咲田宅─
[先生の言葉>>31にわたしは息を飲む。先生の見る方向には、兼正の不気味な洋館がそびえている……]
瞳姉さん……瞳姉さんがどうして……。
何を言ってるの、先生……?
殺されたってどういうこと……あいつらって……?
[先生は「非日常(あちら)側」に行ってしまったんだろうか? わたしは必死に、「日常(こちら)側」のわたしが納得していい理由を探す]
あ……。
ウイルスか病原体か……あいつらってそういうこと?
病気に殺されたっていう。
そしてそれは、兼正の「よそもの」が持ちこんだっていうこと?!
[その理屈は、すんなり受け入れられた。
悪さをするのはいつも「よそもの」。
ケガレを持ちこむのはいつもの「よそもの」だ]
―明け方・屋敷―
[村に来てから、昼間行動する事で夜は先に寝ることが多かったのだが、今日は久々に彼らが眠りに付く時間まで付き合う事が出来た。
いつも通り、須藤が紫苑の棺桶の蓋を閉める]
須藤、あなたもそろそろ行きなさい。
[言われても言われなくても、眠りの時が迫る彼は自ら部屋へと戻っただろう]
[夜の間に紫苑から状況を聞き、そして彼の"人形"を借りる約束をした。本当なら、人の動きが少ない明け方の今、直ぐにでも動き出したいところなのだが、流石に体が付いてこない……。
少しだけ……と彼の眠る棺桶の横に座り込む。
そのまま、意識は深い闇の*中へ――*]
― 朝 ―
あー、朝飯は作っといてくれたんか。
いや夜更かししてないんだけどなあ、色々あってじゃないかなあ。
[昨日と同じ時間に起きた。母と異変について話し合い、互いの体の無事を確認した。]
まあ、村内を見てくるよ。
[食事を終えて外に出た。]
― 回想・咲田邸 ―
[ウイルスか病原体か…の言葉に]
いや…信じてもらえないだろうが…
おそらく“起き上がり”だ。寺の住職の言葉を借りれば“屍鬼”と言ったところか。
昨日大田爺が起き上がってる。
埋葬された人間が目の前に現れた。
トドメを刺す方法も見つけたよ。
ウイルスや病原体なら溝部で死んだ人間からも出るから
もっと大騒ぎになるはずだ。でも実際は原因不明だ。
だが、これが起き上がりによる吸血なら辻褄が合ってしまう。病気ではないから。
そしてその元凶はおそらく…兼正だ。
[高校生に話して理解されるものじゃないだろう。
それでも話さずにいられなかった。]
[看護婦達に一連の説明を終えてから話を続ける]
あとは、これをどうやって村の連中に伝えるか。
もしかしたら、伝える方法もなく殺られるかもしれない。
もし伝えることができたとしても…誰も信じなければ、
この村は終わりだ。
[ため息をつき、天井を*仰いだ*]
先生……疲れてる気持ちは解ります。
でも、先生がそんな方向に逃げちゃいけないと思います。
わたし、先生は信じていい人だと思ってました。……ううん、今でも信じてます。
早く、「本当」の犯人を見つけて下さい。
兼正が悪いっていうのは、同意なんですけど……。
[社長が入院したとか、そんな話を聞いたため、見舞いに病院に向かった。]
は?どして?
いや、意味わかんない。
[途中支倉家の近くを通ると、思いがけない言葉を聞いた。
あまりの衝撃に、無意識に相手の肩を掴み、痛いと怒られた。慌てて謝る。]
だって、昨日見つけたときには生きてたんですよ。なのに、昨日の今日で、そんな、そんな。
[言葉を失い、小さく首を振る。]
夢じゃ、ないのか…?
ないんだろうな、うくっ、僕らのやったことは無駄になったのか。なったのか。
[現実を突きつけられて、目をきつく閉じた。涙が出そうになった。]
[話し合いの後、男は一人東屋で考え込む]
日常に入り込んだ非日常ほど理解されないものはなく。
それゆえに足元を掬われる。
何か、確証がなければ…それは説得力がない。
私は、血の抜ける感触が好きだ。
あの両親(とは呼びたくは無い人間達)の元、煩わしい催事から逃れられるのは、体調を崩した時だけだった。
一度だけ、目に付く位置に傷を付けた時は、拘束着を着せられ1週間監視された。
それ以来、傷を付ける場所は誰にも見られる事の無い、内太股。トイレに籠りナイフを突き立てる。
初めは痛みに顔を歪ませたものだが、常習化する頃にはなんの躊躇いも無く刺した。
成熟した女子の貧血など、珍しいものでも無く、誰も疑わない。ベッドに横たわり何も考えずに過ごす至福の時――
今でも、血の抜ける感触が好きだ。
自分が要らないと棄ててきた物を、必要としてくれる"人"が居る。
彼に血を吸われる度、思い出す解放感。まるで麻薬のように自分を蝕む感覚。
最後の時は、自ら?それとも――
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