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[ブリジットが掲げたワインを横目に、チラリと笑う]
ここは、そんなものに頼らずとも、ミューズ達が嫌でもインスピレーションを高めてくれていますよ。
とはいえ・・・
[テーブルに置かれたままだった高級ワインに手を伸ばす]
こいつの誘惑には勝てそうにないかな。
いただいても?
あ、ありがとう…
そう、言われたの、久しぶり、かな。
[ギルバートに笑みを向けられると、軽く頬を染め、視線を落とす。
…ただでさえ、人と話す機会が少ないのだから、そう言う言葉とも縁遠くなるのは当たり前なのだが…]
パーッ…と?
ええっと。
[笑い方にも方法があるのか、と悩んでいる]
…こ、こう?
[…やってみたのは、微笑みとはにかみを足してとりあえず濃くしてみました。
そんな笑みだった]
[ぼんやりしているうちに増えた人に瞬いて。
視線があえば軽く手でも振るだろうか。]
……こぉんなたくさん人集めて何しようってんだろねぇ。
[立ち上がり、壁に刺さったままのナイフを取り上げる。
片手でくるりとナイフを回すと、飾り鈴が小さく音を立てて。]
[ギルバートの返答に、いつも以上の笑みを作り上げる。]
ええ、もちろん。
それが、あたしのお仕事。
疲れた殿方に、一晩の快楽を。
ね。
[ああ、でも出張料金くらい上増ししてもいいだろうか。
そんな事を考えながら]
[まわりを見回すホリーの頭をくしゃくしゃっとなでた。]
あはははははは
可愛いねえ、あんた。
うん、しっぽが出てるのはいないわね。
でもね、こういうのが結構こわいのよ?
[ギルバートの方を見ながら人の悪い表情で笑った。]
どうぞ、他にもあるから遠慮しないで良いわ。
いつもならガツーンととっちゃうけどね。
ここは私もふくめて被害者ばかりだからさ。
サービスよ、サービス。
[切り替えが早い。来るときに儲けることを考えていたことはおくびにも出さないで、グラスを持ってくるようにギルバートに促した。]
夜の、お仕事。
ヴィーは、子供だった時から、働いてた、の?
[ヴィーの姿。そして、夜のお仕事。
いくら、見聞が狭くても、鈍くても…気がついた様で]
…ん、偉いもの。
学校で、一人で遊んでた私と違って。
[しかし、首は縦に振る]
なんだか私を避ける、自警団よりも。何十倍も良いよ。
[えっと。少し考えて。
パーッ、と笑ってみる。
…要は、先ほど浮かべた様な笑みである]
[りん、と鈴の音を聞いた気がした。
音に耳を傾けると1人の女性。]
ええ。あたしも気になっているんです。
なにやら、殺し合いと言う人もいたけれど
その真偽も定かではないものね。
[首を縦に振るホリーを見て、小さく感謝を]
ありがと。
今まで、あたしの傍にはそんな子いなかった。
あたしは、今の生き方を後悔もしてないのにね。
ホリー、ありがと。
[再び感謝を。]
これからも、会ってあなたと話したいわ。
[ホリーの笑みが、なんだか微笑ましく
あまり見せないような優しい笑みを返しただろうか。]
[笑いながら頭を撫でるブリジットに、少し驚くも、久しい髪を撫でられる感触に、可愛いと言う言葉。
頬を染めて、酔いしれる様に]
そ、そう、ですか?
…え…?
[その視線の先にはギルバートが居た。
可愛いと言ってくれて、パーッ、と笑え、と言っていた人。
目を一つ瞬かせる。
人付き合いが少ないのに、男との接し方を知っているはずがなかった]
は、はぁ。
気を付けます…
[何に?とブリジットに聞きたかったのだが。
当の本人はそのギルバートにワインを勧めていた。
…あれ?
首を傾げる]
[ホリーの笑顔に、ニッコリ笑って返す]
そうそう、その調子! う〜ん、まだちょっと頬が固いかな。
柔らか〜く柔らか〜く、ね。
[グニグニと自身の頬を揉みながら、グラスを取りに奥へと引っ込んだ。]
[鈴の音にはゆるりと其方の方を向き。
ナイフを回しているのを見れば、素直に感嘆の声を漏らす。
ヴィーが話している様子に目を移していたが、ヴィーが此方の方を向く]
…居なかったの?
不思議…
[軽く目を見開いて。本当に、信じられ無さそうな表情を浮かべる。
が、感謝の言葉を言われると、少しくすぐったそうに]
言われるほどの、事を、したつもりはないけど…嬉しい。
うん。私も、ヴィーと、話したいな?
[ヴィーの笑みを見ると、少しだけ目を丸くし…目を細める]
…良いな。ヴィー。
私も、そんな風に笑ってみたい。
[パーッ、と、じゃない笑み]
>>329
[鈴の音でふと目を上げ、グラスを掲げて会釈した。]
(見慣れない子だね。あの目は、ちょっと気になるかな。)
[人を見る目はそれなりにはあると思う。危険とまでは言わないが、敵には容赦しそうにない、そんな雰囲気を感じた。]
(思い過ごしなら良いのだけど。)
…固い?
[頬をぐにぐに。
奥へと行ってしまったギルバートに目を瞬かせ…]
…
[パーッ、と笑みを作る。
…頬に掌を当て、ぐるぐる]
グラスはこれだけあればいいかな。
僕一人で飲むのも寂しいから、みんなで飲もうよ!
ママにヴィヴィアンさん、それとそちらのエキゾチックなお嬢さんはワインでいいよね。ホリーさんはワイン大丈夫?
あ、レリアちゃん達は、問答無用でこっちのグレープジュースね。
[人数分のグラスに飲み物を注いでいく]
それじゃ、ブリジットさんの太っ腹に感謝しつつ。
この奇妙な集まりに乾杯!
え?あ、はい。
一応、飲めます。
[…お酒は大人になってから。
大人になっているのだから飲めるはずである。
ギルバートに頷いて]
では、頂きます…乾杯。
[ブリジットに頭を下げると、グラスを手に取る。
…ワイン。飲んだ覚えがない。
もしかして、初めてなのだろうか。そう思いつつグラスを軽く掲げた]
[ギルバートの気の回りようにわずかに苦笑した。こういう男はうぶな女の子には狼より怖い。当人がいいならそこに文句をつける筋合いもない。]
あ、それなら。
[ワインセラーにちょっと潜り込んで、一本持ち出してきた。]
あら、女の子向けならこっちもあけていいわよ。
[冷えた貴腐ワイン。口当たりなら先の赤ワインよりも飲みやすい。]
[グラスを見つめる。色濃い赤紫…
匂いは独特のアルコール臭。
これは薬でも使うので嗅いだことがある…が、ソレよりも柔らかい感じがする…
意を決せば、少しだけ口に含んでみる]
…
[口の中に広がるアルコール独特の風味と共に、舌の上が、ちり、と渋みを醸し出す]
…
[女は思った。
どうしよう。これは、ワインとして美味しいのか、分からない。
なんだか、薬の味見をしている気分になっていた…
勿論。薬の味と比べればかなり良いのだが]
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