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[>>91を聞けば不思議そうな顔で]
・・・アタシに見せたいもの?
ココに何かあるの?
[何も疑いを持たず、ハインラインの後ろをついていく]
★イザーク★
─昼・地下牢 ─
[尋問が終わり昼食が運ばれてくると...はこう言うだろう]
なあ?尋問はもう終わったんだろ?
俺が人間だってわかったのならとっととここから出してくれよ
─ 別館・空室 ─
[その部屋の扉を開け、先にヒルダを通す。
寝台に置かれたソレは、本来よりずいぶん丈が短くなっている。
無造作にソレに近づいて、シーツを剥がし、ヒルダを振り向いた]
この島にいるのは、こういう存在です。
ヒトに化け、何食わぬ顔でヒトに混ざり、そしてヒトを殺して食う。
昼間の人狼は、人間と区別がつきません。
少年かもしれない。老人かもしれない。……俺かもしれない。
それでも、君は平気でいられますか?
君はこれに慣れられますか?
俺は慣れました。
[ハインは全感覚の7%を、ヒルダに向け、「常識外の物を見せられたヒト」か、「食い残しを見せられた人狼」なのかを判断しようと]
/*
鳩。
一応、俺は腕の傷が原因で感染→狼化ってフラグは建ててるつもり……だけど、原因としては弱いかもだから取り押さえ案やるんならそっからってのも面白いかもしんないね。
ヒルダがなんかやるんなら協力するよー。
―回想・夜、沙綾の部屋―
よい、しょ。
[許可を貰ったので大急ぎで自室から荷物を運び込む。
自身に合わせた重量のアルミのイーゼル、絵の具、スケッチブック……持って来た荷物のほとんどが絵画用具だった。]
日食を描こうって言ってたけど、あの暗さじゃとてもじゃないけど無理だったわね。
明日は何か描けると良いのだけれど。
サーヤは絵を描くのは好き?
[そう言いながらスケッチブックを開き、沙綾に見せた。
一面に広がる空と雲が其処に在る。
上手いかそうでないかで言えば普通、歳相応の画力だ。]
ねえ、サーヤ。
貴女はあの意地の悪い使用人はどう思った?
[それは今頃尋問を受けているだろう、イザークの事]
さっき、ミナセが怒って文句言った時に何か言い返して来るのかしらと思っていたんだけれど…苦笑いしてそれだけだったのよ。
その後に貴女に酷い事言ってたから、あたしあいつの名前書いちゃったけど。
どうしてあいつって貴女や…そう、ガヴにも嫌がらせしてくるのかしらね。
前からああだったの?
[以前、イザークがイェレミース家に居た事があるのはなんとなく思い出したが、+裏+
表:あの時はそんな嫌がらせしてくる奴じゃなかったと思うんだけど。
裏:あー、前からムカつく奴だった気がするわ。]
― 書庫 ―
[書庫へやってくると、水瀬も同じ事を考えていたようで]
あら、あなたもここに来たのね。
何か新しい収穫は……無さそうね。
人狼たちの目的って一体何なんでしょうね。
― 朝 神社前 ―
[走って走って、マルセルだったものから一目散に離れた所までは覚えている。
気がつけば神社の前で丸くなって眠っていた]
……?!
[目を覚ますと同時に身体を伏せて周囲を警戒する。誰もいなければほっと息をついて、ふと目にとまったのは]
ぶき……
[神社の中央に聳える大きな樹。そこの太めの木の枝にぶら下がり、体重をかけて折った。それを館に帰り、削ろうと決意した。
日が昇る頃、館へ続く道を歩いていく。枝を折った断面は、薄い紅色に染まっていた]
(あー、そういえばなんかムカつく奴が居たわね。あれはあいつだったのかしら。)
[あまり思い出に残っていない家庭の様子をほのかに思い出しながら彼の存在を探ってみた。>>101
あまりな印象である。]
サーヤは。
[その後、二人で話しながらスケッチブックを捲っていただろう。
少女は突然その手を止め、沙綾の顔を見つめた。
その視線は困ったような、怒ったような…そんな気配がある。]
お父様に褒めてもらった事って、ある?
励ましてもらった事や、慰めてもらった事が。
[それは唐突な、また修造の事を思い出させてしまう問い。
それでも聞いてみたくて、口をついて出てしまったのだ。]
―回想・了―
―朝・沙綾の部屋―
[目が覚めたと同時に、まずトランシーバーに耳を当てた。]
――― …――。
[応答がある、水瀬が無事なのだと解ると
明らかに安堵した表情を浮かべて身支度を整えた。]
―食堂―
[ディーンと沙綾の後ろを付いて行き、食堂へ入ったが
すぐにマルセルの訃報を聞かされた。
少女は最後に見た、彼の整った後頭部を思い出して]
一人で動くからよ……馬鹿な奴。
[相変わらずの悪態を付いたが、
その表情には僅かに恐怖を滲ませていた。]
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