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[リルの思考を過るのは、やはり先刻再生されたばかりのフィリップの記録の事。
それから、あの子──装置のこと。
ラミアを発掘し、研究施設を作り、リルを覚醒までサポートし、そして何より社会に溶け込む形で近代HMを生産しているのは、Endeavour社で。その社長はサラだ。
もし、サラの中に“あの子”が居るのならば。]
──そうだ。
円城寺が今直ぐ立ち去るか、否かはさておき。
お前が、これ以上サラに近づく事は断わりたいな。
「彼女」をナンパするな。
さっきのライダーの尻でも追うが良い。
[徐々に、リルの双眸も非人間的な真紅の光を放ち始める。]
私は正気だ。
冗談だと思うのならばそれもいい。
…思ったままここから去れ。
[フィリップの言葉に、更に被せるように
円城寺に言葉を向ける。]
ナンパってのは知らない子にするものなんだよ。
社長とは既に知り合いだから、そのうちまた口説きに行くかもな!!
[皮肉しかはけなかった。
それ以外に出来る事はない]
遊びのつもりはないんだけどな
しかし無理か、今の俺の言葉じゃ!!
[言葉は届かない。
持たない者である俺が何を言おうとも。
なれば、やるべき事は――]
悔しい。
[何に?]
悔しい。
[誰に?]
解っているわ。解っているわよ。それは私。自分自身。そして円城寺。あの不思議な道化人。
自分が円城寺を説得できない事が悔しい。
自分が円城寺を理解できない事が悔しい。
自分の無力さが悔しい。
円城寺が自分を信じてくれない事が悔しい。
円城寺が自分の焦りを気遣ってくれない事が悔しい。
円城寺の自由さに嫉妬している自分が悔しい。
――悔しい。
[吐き出した後は、虚ろな時間。何も解決に繋がらない時間。そんな時間を無為に過ごしている自分の無様さが、悔しかった]
[ふと、キャスリーンは後ろを振り向いた。方角は、円城寺を置き捨てて来た場所]
におい。
[それは記憶を揺らすさざ波]
懐かしいにおい――人ならぬにおい――決意のにおい――。
――戦いの、におい。
[鋼の軍馬がいなないた]
・・・・・・?
[脳に電流が流れる。
眼前にいる風限とイステのHMに呼応しているのか、と思ったが。どうも違う。
新たなHMの目覚め。少し離れたところから迫りくる気配]
まさか。
[2対1となれば不利。
その気配がする方の空へと視線を送る]
[本当はこの──培養槽で複数あるうち、上手く目覚める事が出来たこの器の中。終焉と戦うインターフェイスの魂の欠片も、残っているのかもしれない。イステの蒼い瞳を見ているとそんな感覚を覚える。
此処に来てバランスを失う事は避けたい。
フィリップを最後まで守りたいと告げたばかりで。サラはもしかすると、“あの子”かもしれなくて。]
口説くのも駄目だ、円城寺。
[サラはフィリップの事を、大切な家族だと言わなかっただろうか。]
今度は見せませんでしたよ、血の嫌いな円城寺。
[バイクを走らせながら、キャスリーンは自分の舌の先を噛んで、左手にはめた細い腕輪に血を塗りつける]
吸血の教示者よ、我に叡智を。
[魔導の腕輪が活性化して、鈍い光を放つ。これで《コンゴウ》召喚の下準備は出来た。あとは――契約のみ]
[騒音がやって来る。人ならぬものを背に乗せて]
――これほどに、死のにおいが充満しているのに。
[騒音が途切れたあと、女の声が響いた。キャスリーン・ロンズデールは風限、イステ、フィリップ、リルの顔を次々に眺め見て、そして最後に円城寺を見る]
まだ生きていたんですか、円城寺。
まぁ、あれだ。
俺、お邪魔無視みたいだから帰る。
お前らなんて、嫌いだぁぁぁぁ!!
[泣きまねをしながら遠くへと走り去る。
方向はあえて、キャスリーンが去っていった方向とは別方向へと]
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