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―街中―
―――…。
[イステは、僅かに眉を寄せた。
分析を。可能性の精査を。
そして、何を成さねばならないか。]
ソウマ。
まずは「リル」を、追おう。
[今一度確かめるように口にする]
居るんだろう、
その先に、「フィリップ」も。
――……ッ。そう、だな。
[今、心を乱しても仕方が無い。
とにかく目の前に……
手が届きそうな方を追うことが先決だ。]
フィリップ助教授……いや、フィリップは恐らくEndeavour側のパイロットだろう。
それさえ抑えられれば……ッ!
…―――ああ。
本当は。
インターフェースを討つのが一番だ。
インターフェースが居なければ、
機神は呼び出せない。
乗り手にその能力はない、はずだ。
だが、そう簡単にはいかないだろうな。
[そしてそれはそのまま己にも当てはまる。
はず、と濁したのはフィリップが侵略者ゆえの特殊な力を備えていた場合を想定してのこと。]
― Endeavour社ビル前 ―
[街頭の大画面テレビがニュースを流している。Endeavourと「テロリスト」との、巨人同士の戦い。キャスリーンはじっと、それを見つめていた]
……あら、お早いお帰りでしたわね。門前払いでもされました?
[そして円城寺の唐突過ぎる叫びを聞いて、キャスリーンは固めた右拳を彼の頬へと軽くご馳走した]
私の健康を害するので、そういう事は私のいない所でやってください。
それから、意味もなく大声で名前を呼ばれたフィリップという方には、後で謝罪しておいた方がいいですわ。迷惑でしょうから。
円城寺、ニュースを見ましたか? 機神の戦闘があったようです。私はその戦場の跡地へ向かうつもりですけれど、あなたはどうしますか?
[行き詰まった風の円城寺に冷ややかな目を向けつつ、そう言った]
[胸が苦しい。
再生された記憶は過去を鮮明に甦らせる。
今のフィリップは苦しいだろうか、つらいだろうか。
戦闘では無かったようだが、何が起きたのだろう。
首にしがみついている腕が震える。]
──……ッ
[顔を埋めたまま、何かを言おうとしたその時、彼の腕に、抱きしめられるのを感じた。]
[彼が先に口を開いてしまうのが、怖い。
けれども、フィリップの言葉を聞かなければ。
涙で濡れたままの瞳を大きく見開く。]
……フィ、ル
私 は……、
[フィリップを見上げた。
くちびるに笑みを浮かべようとしながら、首を横に振る。]
全部、だ。
過去の記憶も、
今のお前も、全部── 愛しい。
何も出来ないのが、口惜しい。
他のパイロットとは、乗れるとしても、
乗りたくない。
[リルの言葉を聴き、体が震える。
自然と涙が流れる。
今までとは全く違う。リルと傍にいる、それを実感出来る。
独りじゃ、ない。
リルの顔が少し近づいてくる。
その顔も、表情も、何もかもが愛おしい。
体中でリルの存在を感じていたい。
気が付くと、少し瞼を閉じ、リルの唇へと吸い込まれていった]
ぐべぇ!?
[いきなり飛んできた右ストレート。
反応できるわけもなくクリーンヒットした]
健康云々を言うなら、俺の体の方がよっぽどだよ。
この理不尽女。
フィリップはフィリップだからいいよ、謝らなくても。
きっとなれてるだろうし……。
ニュースは見てないな。
リアルタイムじゃないものに興味はあんまり。
いや、俺はやめておくよ。
ポルッカもいないし、エンデバーからも用済みってことっしょ。
日常に帰るのが一番だと思わないか??
[作った笑顔で話した]
日常……ですか。生温い、けれども少し心地よい……日常かしら?
[律儀にハンカチを返しに来た少年を思い出す。どこまでも真っ直ぐな弾を思い出す。彼らと同じ日常の世界に円城寺は生まれ育った]
その日常が滅びる時が、訪れなければ良いですね。
では、私は行きます。
[「終焉」を討ち滅ぼさなければ、日常が滅びてしまうのだが――円城寺はまだ信じ切れていないだろうと、彼女は悲観する]
私と出会うことがないように祈っておいてください。次に会ったなら、きっとあなたは日常へ戻れなくなるでしょうから。
[その時は日常の危機の時だろうと彼女は思う。彼は、日常に護られる側ではなく、日常を護る側に回れるだろうか。彼女には、彼の作った笑顔の向こう側は見通せない。わかるはずもなかった]
[真紅の瞳は潤んで、泣き笑いのような表情のまま、フィリップを見詰める。何故だろう。今、彼との間に距離を感じない。]
…──
[吐息を零す間もなく、くちびるが重なる。
目蓋を閉じたのはおそらく、リルの方が後だった。]
なーんてな!!
[予想通りの反応だった。
なんだかんだいいつつ、キャスリーンは俺の意見は尊重してくれていた。
だから、ちょっとからかいたくなっただけの話だった]
いったろ、愉しくてしょうがないって。
だから、同行しよう。
[今度は作り物ではなくて本当の笑顔で答えた]
……私は楽しくありませんけれど。
[キャスリーンは振り向きもせずに呟いた]
自分の身は守ってくださいね。
[円城寺が後ろに乗った事を確認すると、アクセルを開く。死なない程度の安全運転を心がけながら、キャスリーンはうなる軍馬を駆った]
またまた〜、なんだかんだで楽しんでるっぽいのにつれないねぇ。
自分の身はがんばるけど、不意打ちは勘弁ね!
[現状は未確認HMやエンデバーよりキャスリーンのキックの方が怖かった]
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