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だが、残念なことに私はこの惑星調査装置を守りきることが出来なかった。
ある斧を所持した【HM】に大きな傷を受けてしまった。インターフェースが無い私では、勝利する事など叶わなかったのだ。
今、私は最後の力を振り絞っている。
この惑星調査装置の中核部分を、生体デバイスとしてこの星に住まう生物へと移植している。
長い年月、遺伝を繰り返した先にこの惑星調査装置が再起動するだけの力を手に入れるだろう。
その時、私はいない。
だから、この【HM】をガーディアンとして近くに埋葬することにする。
・・・・・・・この私自身と、インターフェース、そして妻の記録と共に。
この【HM】の名は、【復讐の刃】。通称【ラミア】。君という名の私が、遠い未来に乗るであろう機体だ。
そして、彼らは惑星調査装置・・・・・・私と妻が作り上げたこの子を、【終焉】と呼んでいた。
ぐあああああああああああああああああ!!!
[狂気。既に彼は正気を失っていた。
ただ目の前にいる”敵”を、倒すこと。
彼にはもはやそれしか残っていない。]
リル!!奴を破壊しろ!!
この時代で貴様に負けるわけにはいかんのだ!!!!!
[瞳は充血し、その両腕の赤い閃光は、まさに漆黒の闇を照らすほどであった。
ラミアのボディへと、さらなる力が注ぎ込まれる]
[視界を支配される──異様はそのままに。
事前計測地点まで、想定通りの離脱開始。
インターフェイスによる、万能ロッドの回転補助および、エネルギー充填。再加速準備の完了。同時に、敵機の移動地点予想。
視覚のジャックにより、若干のズレが生じている可能性有り。
嗚呼、歪む──闇に覆われた世界が歪んで、メビウスの環のように捩じれるのを感じる錯覚。]
──…フィル!
[身を乗り出して、ただ名前を叫んだ。]
[視界が戻る。
運河、公園、敵機、そして自機のコンソール。ここが元のコックピットであることを把握する]
……何が、なにやら。
[判断は早かった。混乱はせず、目の前の状況に最も適した行動を取る。……いつもやって来たことだ。
やることは単純だった。リュースを操り、敵機に戦斧を振る。ただそれだけ]
[狂気混じるパイロットの意思を受けて。
回転するロッドはラミアの手元を離れ、中空でその大きさを増す。
ラミアの機体を再び包む、真紅の波動球。それは一つに留まらず、ボコボコと中空で増殖して、大きな血溜まりを想起させる球体群に変化した。
間合いも、距離も何も無い。
如何なる攻撃が、敵戦闘機から繰り出されたとしても、ラミアは回避する事無く、河川地帯を瞬時に崩壊させかねない波動攻撃を行う。]
[コンソールを操る……違和感があった]
どうした、オキセンシェルナ?
[振り向く。震える金髪の女を見つける―――明らかに様子がおかしい]
リル!!
[振り返り、リルの顔を見る。
その表情は、いつもの冷静でどこか物腰のやわらかそうなフィリップではなく、悪鬼の如き形相だった]
戦斧を喰らうな、避けろ!!
そしてもてる全ての弾を撃ち尽くせ!!
君も思い出したようだな、リュース、いやオキセンシェルナ!
君達こそ、この私を打ち倒した最後のHM!
だからこそ、君達が最初のターゲットだったのだ!!
リュースさえ倒してしまえば、この私にもはや敵は無い!!
[眸から抜け落ち、褪せていく金色。
機神との接続に不具合が出ている証拠だ]
ッ
[何でもない、とも言えず
ただ問いかけの言葉に首を横に振る。
前を向かなくてはならないとわかっているはずなのに]
[金色は生み出された当時、機神を得られずにいた。
『出来損ない』
『失敗だ』
『処分を』
機神ひとつまともに喚び出すことの出来ないインターフェイスなど
彼等にとって意味のないものであり、そして何より
『反抗的過ぎる』]
───嫌、だ
[金色の脳裏の中
記憶を書き換えると共に声は続いている]
安全性の担保は取れていたはずだ。
実地でのデータは不足していたが、こればかりはな。
[画面に映し出されるデータを目で追う。]
…早すぎたのは承知だ。
でも、時間がないんだ。
[「サラ」でいる時間がどんどん短くなっている。
予想より変化が急激だ。]
[破棄される寸前ではあったが、その後に
どうにか機神を得たことにより、破棄を免れる。
それでも、そう簡単に事は終わらなかった。
外敵の侵略。
初めて駆り出されたその戦地。
防衛に成功した、その代償として
ひとつの街が消え、パイロットが死んだ。
インターフェイスの暴走。
それ以外の、何でもない。
故に]
いや
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