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――…。
[じ、とイステは蒼真を見上げる。
それから、頷いた。]
いまだ、不確定要素が大きい。
可能な限り、情報を蓄積すべきと考えている。
…、…
[それからひとつ、瞬いた。
ほんの少し、意外そうに。]
一緒に。いいのか。
−廃工場−
[どのようにしてここまで辿り着いたのか、混乱と興奮で何も覚えていなかった。
静寂の中、抑揚の無いハルナの声だけが響く。]
俺は……。
[Endeavour社のパイロットは無事だっただろうか。
自分は相手を殺しかねない事をした。
無関係の人もたくさん犠牲になった。
膝を抱えて座り込むダンの背に、その事実が重くのしかかる。]
――警察?ああ、そうか。アレを本来の持ち主に返さなきゃいけないんだっけ……。
ハルナ、君はあのとき、「俺が望むなら」と言ったね。
じゃあ、俺が望まなければ、本来の持ち主の処に行かなくてもいいのか?
お前は、俺が止めても行くんだろ。
[瞬く瞳を見つめながら、
面倒そうに頭をガリと掻いた。]
だったら、次は俺の我が儘だ。
どうせ後で後悔するんだろうけどな……。
[外に通じる扉の方へと向かい、イステへと背を向ける。]
……それで今度はお前が帰ってこなかったら。
俺は、何を責めればいいか解らなくなる。
―蒼真宅―
そのつもりだ。必要と判断している。
……後悔。
お前の言う「普通」、では ないからか?
「今度は」とは?
[背を見ながら尋ねる。]
……お前は、不可解だ。
ひとは、ずっと、そうだった。あの時も。
されど。
お前なしに、ヴォルバドスは動けない。
万一を思えば、助かる。ソウマ。
[ひやりとした指先が、手首を引こうと伸びた]
本来の持ち主。
発掘者の事情。
[座り込むダンをじっと見つめて、その様子を解析する。
解析不能...未学習。]
経緯は不問。
現在の契約者はダン。
ダンが契約を放棄しない。
横入りは強奪行為に該当。
ダンが契約を放棄する。
設定初期化の後、譲渡される。
ああ、普通じゃねぇ。
――普通なわけねぇだろ。自分から戦場にいくなんて馬鹿げてる……ッ!
それで死んだらどうすんだよ。どうしたらいいんだよ!
[背中越しについ声を荒げた後、
しまったといった感じで顔を覆う。]
―――気にしないでくれ。
不可解なのは当然だろうよ、俺だって……何もわからねぇんだ。
[自分の不安定さに思わず失笑してしまう程。
ただ単に交戦後を見に行くだけだというのに、放って置けないだけでなく、ここまで過剰反応をしてしまう。
―――馬鹿そのものだ。
そんな自嘲めいた思考をしているとき、手首に指先が触れた。]
…――。
[荒げられた声に、
青の双眸が僅か見開かれる。
背中を向けている蒼真には見えない僅かな変化。
暫し黙した後、
手首を指先で掴み]
お前は死なせない。ソウマ。
私が守る。
それもまた、私の役目。
だから。
[ハルナの話を聞いて、しばらく考える。
やがて、項垂れていた頭を持ち上げて、ぽつりぽつりと言葉を紡ぎ始めた。]
ハルナ……俺は…………。
正直、君の言う契約とか、たぶん理解できてないけど……。
[立ち上がり、ハルナを見つめる。]
俺、このまま逃げたくない。終わりにしたくない。
俺はもう、観客じゃないんだから!
[力強くそう言った。]
…
[無言でダンを見つめ返す少女の瞳は揺ぎ無く
彼の瞳の形を捉えている。
さながら液体ヘリウムにも似た。]
ダンの安全は保障された。
可能性が高い。
要求は引渡し。
[己の手を見る。
襲撃の刹那、ダンと繋がっていた場所。]
それでも。
私を逃がそうとした。
ダンの言葉。
信頼性がある可能性――
――……。
[捕まれる手をそのままに、暫く無言の時が過ぎる。
数秒か、数分か。
どれぐらいの時が過ぎたのか、
ぐちゃぐちゃの頭ではわからなくなっていた。]
……行こう。
陽が落ちちまう。
[辛うじてそれだけを呟けば、
玄関の扉を開けて歩き出す。]
……。
[閉ざされた唇を僅かに、噛んだようだった。
一度目を閉じてから]
では成る丈迅速に。
[頷いて外へと共に行く。
イステの視界には蒼真の背が映るばかり。
街は夕暮れ。赤、赤、黒。
サイレンの音が聞こえた。
報道陣も集まりつつあるだろうか。
証拠隠滅をするには少々困難そうな破壊活動の後。]
― 日中/街 ―
[キャスリーンは謎の囁きに導かれて歩いていた。近くの木になっていた果実を無断で頂戴して、歩を進めつつかじる。陽光の下ですくすくと育った実は甘くて美味しいものだった]
ひかり、か。
[彼女は空を見上げて、空に眩しく光る太陽を見た。「伯爵」と違って彼女は日光の影響を受けない。十字架も弱点になりえない。「伯爵」とも「コンゴウ」とも違うこの身体が、時に悲しく思える事がある。仲間のいないこの時代ならばなおの事]
けれども。
[だからこそコンゴウを託されたのだ、という事実が、彼女を孤独感から守っていた]
― 交戦跡地 ―
……酷いもんだな。
[夕暮れで紅く照らされる中、
何か突っ込んだのだろうか、崩壊した建物。
辺り一面の抉られた地面。
まさしくそこは、いつもの日常とは違っていた。]
何か、解ったか?
[傍に佇んでいるイステに声を掛ける。]
ありがとう、ハルナ!
[重圧に押し潰されそうな中で選んだ道を肯定された事で舞い上がったせいか、無意識のうちにハルナを抱きしめていた。冷たい肌に触れ、はっと我に返って後ずさる。]
あっ、ご、ごめんっ。
俺、嬉しくて、つい……。
[ばつが悪そうに視線を外して、頭をぽりぽりと掻いた。]
……こ、これからどうしようか?
さっき戦闘中にこちらを監視していたのは、やっぱり機神ってやつなんだろう?
相手が“終焉”と呼ばれる存在でなければ、協力し合えないものかな?
たぶん、向こうもエンデバーに見つかったらまずいだろうし。
[顔の火照りを誤魔化すように、話題を変える。]
― 交戦跡地 ―
……――
[交戦跡を青い眸に映す。
其処此処で聞こえるざわめきと、
テレビクルーらしき者の声。
イステは手にした端末を片手で差し伸べるようにした。
液晶に忙しく数値が浮かび上がり流れていく。]
高エネルギー反応の残滓が残っている。
「終焉」かどうかは分からないが
アレが本当に目覚めてのことなら
この程度では済まないだろうことから
可能性は低いと見る。
相手は《Endeavour》
私たちの交戦したものと同じ型だろう。
……機神の乗り手は
既に此処からは退避しているだろうな。
接触をはかるもひとつかもしれない。
だが手がかりは少ないな。
それにあの時も一枚岩になるまでに時間を要した。
[視線を横に流すと、
目立たぬようにか一歩ひいた。]
《Endeavour》は彼らにとって未知の脅威に
交戦の姿勢をとるということか。
或いは捕縛を狙うか。
どちらにせよ、歓迎できない。
[手を胸元に引き寄せ、
軽やかにタッチパネルを叩く。]
これよりも、もっと酷くなるって言うのか。
[正直に言えば、気分が悪い。
此処で被害を受けた人は、普通に暮らしていただけだ。
牙も爪も持たない、必要としない。
守られて生きていく、それが許される人達だった筈だ。
それがなんで、こんな理不尽な目にあわなければいけない。]
……Endeavourに事情を説明できないのか?
あそこには山ほどHMがいる筈だ。
それに協力してもらえば、終焉とか言う奴だって―――。
[自分で言っていて、希望的観測だというのはわかっている。
そもそも、人は"普通ではない物"を排除しようとするものだ。
まさに異常その物である機神やイステ等を受け入れてくれる可能性は低い。]
ん。
[温かい肌が、不意に体を包む。
原因がダンに抱きしめられた事だと知るまでに
彼は我に返っていたようだ。]
嬉しい…?
…確かに上昇している。
脈拍と体温。
[目を逸らすダンをじっと見つめる。じぃ。]
機神ほどの信号ではない。
しかし所有はしている。
情報統合。
推測。
恐らくインターフェイス。
協力の会合。
成功するかは未知数。
インターフェイスが開発された文化圏は多岐。
思想と目的。
異なる場合もあると考えられる。
私の開発者の場合は……
[...メモリーを検索中...
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…修正。
最悪の可能性。
マッドエンジニア。
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