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―中核研究所―
何?
[二つ、瞬き。]
「リル」が自律的に動いて脱走した?
[目の前の部下…常駐の中核研究所員が玉のような汗をいくつも湛えた顔を必死で下へ向けている。]
「報告が遅れてしまい、申し訳ありません。しかし、盗聴等の恐れもあります。ここからの連絡はできませんし、外との接触も限定されており…」
ああ、いや、構わない。そんなに怖がるな。
ラミアは、私が居た場所と同じ
Endeavour社の研究所、に、
──…ッ ん
[回される腕に、その力強さにビクリと背を震わせる。
双眸を見開いたまま静止して、それから眸を伏せ、そろりと抱きしめ返した。]
フィリップ
一緒に。
あ……、
[校舎の外で、屋外で何かが起きている。Endeavour製ではないHM、古代の機神のひとつの新しい目醒め──。]
どうした、リル。
[肌越しに、リルが何かを感知したのが伝わってくる。
本来ならば不思議な現象だが、既にフィリップにとっては有り得ない事象ではなくなっていた]
……何だよ
[噴き出された。笑われているのだと理解できる。
軽く首を傾げた頃には、すっかり花紺青は金に塗りつぶされていた]
そりゃあ悪かったな
ま、その詫びっちゃなんだけどポックリ残念な老後が
過激でエキサイティングな老後になることぐらいは約束してやる
[金色が滲む黒を見上げ、満足そうに息を吐き出したあと]
何するって、取り敢えずは
[軽く首を傾げ、んー、と考えるような相槌が一つ入って]
取り敢えずはジジイの身形を整えることじゃね?
[このままで路地裏の外に連れ出すのはよろしくない。
この世界のことを余りわかっていない頭でも、
それぐらいのことは理解できた]
身なりか。ふむ。
[自分の格好を見回した。ダメだった]
しかし、お前さんの格好もかなり浮いておるぞ。なんとかなるんかの?
[金色が滲むシェルナを指摘し、そして視線はリュースへ]
コイツに至っては、どうしていいか分からん。
[知れず、笑みが浮かぶ。
「サラ」は忙しさから後回しにしていたようだが、「フィリップ」からの連絡が入っていたのは、おそらくそういうことだろう。
…つまり、成功だったということだ。]
…以後、「リル」については私が処理する。
「リル」に関するデータは私の研究室のもの以外全て抹消。施設は稼動停止、新規のデータ取得も停止した後、施設そのものはしばらくの間の保存とする。作業終了後、手の空く者はMEの部門へ暫定的に転属させろ。忙しくなるぞ。
何か質問はあるか?
そうだなぁ、このあとお茶でもどう?
俺、講義もなくて暇なんだよ。
そっちのカザギリはこれから講義みたいだしさ。
[自分の言葉に頷く。
きっと完璧な誘い出しのはずだった]
ん? 機神??
え、ちょ、まっ!!
なんで、そうなるんだよ!!
カザギリ、お前講義は!?
あー、もう馬鹿野郎ぉぉぉぉぉぉぉ!!
[完璧でもなんでもなく二人を見送る事しか出来なかった]
[泣き出しそうな表情の名残は、寄せられたままの眉に。
寄せた身体は離れない。しかし、口元には作った小さな笑みを浮かべ、]
丁度良い、と言えるのかは分からないが。
Endeavour社のシグの視界とリンクする。
これを──、見てくれ。
[片手だけを空中に伸ばして、指先で光輝く薄いパネルを複数枚並べた。
そこに移っているのは、ME=08 シグのモニタと繋いだ画面。b6/f との戦闘の様子、社員達の会話が少し割れた音声で再生される。]
画面に映り対峙しているのが、我々の敵。
捕獲、もしくは殲滅すべき、古のHM。
昨夜、フィリップが外へ出ようとした時、
確認されたHMとはまた別騎の──。
―大学―
[蒼真の侘びには]
いや、問題はない。
ついて行くと謂ったのは私だ。
っ、…
[そう答えたのまでは淡々と。
次いで手を握られて少しだけ眼を丸くした。
指先が空中で微かに泳ぐ。
状況が把握できぬ様子の円城寺へ肩越し振り返り]
――私はイステ。
いずれ、また。
[再び会うことを予測しているように円城寺へ言葉を向け、蒼真に引かれるように走り出す。]
倒すべき敵?
そんなものが、この世界にはあるのか。
[その失われた記憶も、ラミアに乗れば手に入るのであろうか。
作り上げられた映像に視線を集中する]
古のHM、ということはEndeavour社のものではないという事か。
またサラさんへの質問が増えたな。
[そのディスプレイ越しに、口元に笑みが戻ったリルの顔が透けて見える。だが先ほどの泣き出しそうな眼の名残が気になり、そっと掌をリルの後頭部へと回し、軽く引き寄せ、耳元で囁く]
もう大丈夫だ。これ以上、君を困らせはしない。
[以前もこうやって彼女を慰めた気がする]
どうすればいい。何処に行けばラミアに乗れるんだ。
アンタほどじゃねえよ、ジジイ
[裏路地では浮いているかもしれないが
外に出ればそれなりだと思った。
そういう風に思っているだけかもしれないが]
ああ
[黒へと再び持ち上げられる視線。
唇は呟く]
>>God natt, Ljus
[路地裏に響く、謳うような一節]
ー 大学→自宅 ー
[来た道を、今度は走って戻っていく。
イステの手を握ったまま、行きと比べれば半分以下の時間で目的地へと辿り着けば慌てて部屋の中へと上がり込んだ。]
――……ッ、……ハ。
部屋は無事、か。
[僅かに息を切らせてそう呟けば、
どっと力が抜けたようにソファーへと腰を落として息を吐いた。
流石に住所を調べられてアレソレという展開ではなかったようだ。
………何とか息が整った頃、未だに手を握ったままだった事に気付く。]
― →蒼真宅―
[走り抜ける最中、街のどこからか上がる
煙幕のような、小火のような煙が見えた。
引っ張られ、走りながらイステはそれを視界に収める。]
――、…
[辿りつき、イステはひとつ息を吐いただけ。
ソファへと腰を下ろす蒼真の動きを
阻害しないように床に座り込んだ。]
…、あつい。
脈拍が、上がっているが
…問題はないか、ソウマ。
[見上げながら、たずねた。
イステには心音は、ない。]
[謳うような声に反応するように
金色は再びしなやかに奔る。
二度の明減。
そして金色が引くと共に
すう、と黒はその姿かたちを消す。
そこには金色も、黒い巨きな影すらも無い]
――よし。ではすぐにかかれ。
[いくつかのやり取りを終えた後、はい、とひとつ声を残し、所員が去っていく。有能な男だ。如才なくこなすだろう。
MEについては後で追加の注文や修正などが必要だろうが、開発そのものは加速するはずだ。中でも、試用段階にあるものの稼動実験などに特に人手を割くよう言い含めた。]
……っ、と。すまん。
[イステのひんやりとした手を離す。
その手を少しだけ眺めてから、視線は天井へと。]
大丈夫だ、少し走ったからな。
ただ……それだけだ。
[肺の奥からゆっくりと息を吐く。
緩やかな深呼吸、それは冷静さを取り戻す為に丁度良かった様だ。
少しづつ頭の中がクリアになっていく。]
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