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―― らびパート・1F ――
伝説の、……お布団屋さん?
[そっちには客が彼女達しかいないようだけどこっちには少なくとも...の他に客一名。
耳をぴこぴこさせてほんのり会話内容を読み取ろうとしたが……はっきり聞き取れたのは「伝説のお布団屋さん」――これだけだった。
向こうがどう思っているかは知らないけれど、違う時間軸にいる相手と思考を送りあえていることに対する驚きは、ない。
そもそもこの耳も『スキャナー』も、時空や次元を超えて何かに干渉するために造り出されたものだから]
《それで、これからどうするのー?》
―― マーシャパート・1F ――
…………あたし達には時間がないんだ。
[いくぶんか低い声の後に、普通の声の響きで]
《何度も言ってるように時間がないから、さっさとそっちに通じるドアを見つけ出して、
何度も言ってるようにお花見をしようと思ってる》
問題は、どうやってその扉を見つけ出すかだけど―――
[店内にあるたくさんの扉を眺め回して、苦笑]
やっぱり一つずつ開けて確かめるしかないかな。
[それから、タルトの皿を片手に持って、すっくと立ち上がった――その時!**]
うにゃっ!?
[ためらいがちに伸ばした手は、強い力で引っ張られた>>24。うろたえて思わず声を上げるけれど、抵抗はしない]
……おにーさん。
[ぽつんと呟いて、腕を背中へと回す。ちょっと苦しかったけれど、苦しいとは言わなかった]
……だって、おにーさんの方が、よっぽど苦しそうですにゃ。
[レオには聞こえないように、小さく呟く]
[レオが、優しい笑顔で、ねこにゃに手を広げる。
それは、ごく自然で、そうあるべき光景に見えて。
そこまで見た時点で、自分はここにいるべきではないと感じ、そっとその場から立ち去った。]
[かつかつと歩き、二階の仮眠室へ。
誰もいないことを確認し、滑り込む。扉を閉め、孤独が身を包むと、足から力が抜けてへたりこんだ。]
…これで、いい。これでいいんだ、これ、で…。
[自分に言い聞かせるように呟くが、抑えきれない激情が、涙となって視界を満たした。]
…あきらめなくちゃ、いけない、のに…。
ちゃんと、祝福しなきゃ、いけない、のに…!
[割って入ってはいけないと、封じていた感情が一斉に蘇る。ぼたぼたと、涙が溢れる。
いくら悟ったような言葉を吐いても、未熟者の感情は、易々と理性を凌駕した。
はじめての恋、はじめての喪失。激情を制御できず、心が振り回される。拭っても拭っても、涙は流れる。
荒れ狂う嵐に、掛けたはずの心の鍵が外れる音が、聞こえた気がした。]
…レ、オ。
[謝罪の言葉>>26に首を横に振る。痛くなんかなかった。レオがつらそうな顔をしていることの方が、ずっとずっと痛かった]
……おにーさん。
ほんとに、ほんとに、何もありませんにゃ?
[レオの胸に顔を埋めたまま、尋ねる。とても、そうは見えないのだけれど]
それとも。
ねこにゃは、おにーさんの力には、にゃれませんにゃ?
…レオ…。
[名前を呼ぶ。息が出来なくなりそうだ。]
…レオ。
わたしは、あなたが、好きでした。好きです、好きでした…すき、です…。
[言うべきではないと封じた言葉が、しゃくりあげる唇から、零れ落ちた。
この部屋の闇に聞かせるだけならば、赦されるだろうか。荒れる心の片隅でそう思い、そうであってほしいと、祈る。]
…すき、だから…どうか、しあ、しあわせに…。
[震える唇で、祈りの言葉を繰り返す。心が落ち着きますようにと。
もう少し泣けば、きっと、落ち着くことができるだろう。
今度こそ、封じなければいけない。
二人の前で、穏やかに笑えるようになるまで。だから今だけは、もう少し泣いていよう。そう思い、暫し、涙を流し続けた…。]
[四角い箱を口に咥え、息を吹く。
音が鳴――らない。
もう、それはただの鉄の塊であって、楽器ではない]
(ソモソモ、ボクは見セ掛けデスカラ)
[震える手からガラクタは滑り落ち、床に硬い音を鳴らした]
ハは…HA。
[一階では旅の終着点を見つけた男と、純粋な感情のまま奇跡を受けた少女らが、明るい照明の中、過ごしている]
(コレデイイノデスよ)
[壊れた楽器である自分には、そもそも感情が無い。意識がない。意志が、心が、気持ちがなにもない。嘗て叩いて壊した彼の░▓▒▓█▓░░▓▒は、癇癪と共に...を投げ捨てた]
(憧レてイタノデショウ)
[人間を、生き物を。
前を目指し、先を歩み、切り拓いていく全ての存在を。
一組のカップルの傍で奏で続けたのは、意地であったのかも知れない]
(キット適ウカら――)
[適う夢の側にいたかった。
関わりたかった。触れていたかった。
ゴミとして、不用とされたこの身が、何か――できないかと。
だからこそ、男の側で...]
サヨウなラ、オゲンキデ。
[それは
叩く事でしかもう、音の出ないハーモニカの夢。
酷く愚かで、
悩ましい――適わない恋の音色。
人知れずカシャンと砕けて、*...は消えていった。*]
[瞳に映ったねこの答えを聞く前に…静かに自身の唇をねこの唇に重ね合わせた。僅かな時間だったが、それはとても長い時間のように感じた。]
ごめんな。
急に…
[申し訳なさそうに男はねこに言った]
[ぴくり、と耳が動く。ねこにゃの耳は猫の耳。レオに聞こえた音を、聞き逃すはずもなく。何も言わないけれど、眉を寄せる。
どこか苦しそうなレオ。かすかに聞こえるセドリックの声。何か関係があるのだろうか。
猫には何もわからない]
……おにーさん。
[何度尋ねても、明確な答えは返ってはこない。そのことに少し顔を曇らせつつも、顔を上げられれば素直に従って、じいっとレオを見つめ返した]
!?
[不意に唇が重なると、真っ赤になりつつも目を閉じて。
申し訳なさそうに謝られると、首を横に振った]
謝っちゃ、駄目ですにゃ。
[赤い顔のまま、めっと睨むけれど、やがてためらいがちに口を開く]
おにーさん。
おにーさんは、幸せですにゃ?
おにーさんが幸せにゃら、ねこにゃはそれでいいんですにゃ。
おにーさんが幸せじゃにゃいと、ねこにゃは笑えにゃいんですにゃ。
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