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長く生きてきたけれど――…
同族の魂を城に囲う事になるとは思わなかったわ。
[一つは宴の主の座を譲ったはずの者。
一つは帰る事を望み人としての生を選んだように見えた者]
愛で甲斐のある者なら歓迎するのだけれど……
[前者に可愛げがない事は承知している。
期待を寄せるは後者ではあるが果たして――]
[グレゴリーである闇がフィグネリアを抱きとめ、その帳の裡に暴虐を為す。
我がものとした闇の力に酔うごとく。]
──…。
[戦友と呼んだ男の振る舞いを、そこで交わされた会話を、脳裏に刻んだ。]
[グレゴリーが去れば呪縛が解かれたように天を仰ぎ、それから、腰を落としてグレゴリーが落としていった鞘を拾い上げる。
宝石で飾り立てられた鞘の細工には銀が使われていたらしい(>>8:18)。
それを確認して、剣を納めた。
もろともにベルナルトに差し出す。]
持っていてくれないか。
両手をあけておきたい。
[地面に膝をついたフィグネリアの傍らへと移動する。
もとより月白のようだった肌は、血の気を失ってなお蒼ざめ。
穿たれた紅だけが、肢体の衰勢を裏切って、生の衝動を喚起する。
綺麗だった。
同じものを──以前にも見たことを思い出す。
朝食の席。髪をおろしたアナスタシアの首筋。]
[血を啜られ、それでも気丈に、冷静に、自分の状況を述べるフィグネリアの言葉に頷き、だが、その言葉には従わず、腕を伸ばした。]
動くことでまた出血するかもしれない。
ショールで首の傷を押さえておいてください。
──失礼します。
[声をかけると、フィグネリアの身体の下へ腕を差し入れて横抱きにかかえあげ、城へと向かう。
ベルナルトとカチューシャ、そして城から出て来たヴェロニカにも、同道を促した。]
…フィグ、………!
[月明かりに照らされ黒朱に輝くドレスを見て、何があったのかを理解する。
…なぜ? 彼女ではない。彼女は、近くに居た。
人が集まる中で襲える程、今の彼女は強くない──]
……ええ。それと…何があったか、教えて。
[ユーリーに同道を求められれば、頷いてその後ろをついてゆくと、
今までに何が起きたのか、その場に居た者から聞くだろう]
―城門前―
[膝をついてはいるものの、フィグネリアの意識は確りとしているようだった。
その事に僅かながら安堵する]
あ……いえ。
傷が開いただけです。勝手に突っ込んできて、これじゃ情けないですね……
[脈を打つ痛み。じわじわと染み出る己の赤。
塞がりはするだろうが、彼女の近くで血の匂いを漂わせるのは――嫌だった]
[ユーリーが頷けば小さく息をつく。
伸ばされた腕を見れば反応する暇もなく、抱き上げられ]
っ、ひとりで歩けますから、
[僅かに過ぎったのは年頃の娘の恥じらい。
しかし場違いさと、まさか自分がという驚きを自覚する間もなく、
冷や水を浴びたようにその思考は掻き消える。
視線の先にあるのは――ユーリーの美しく精悍な首筋]
……いつまで持つかしら。
ナティア様は――……そういえば、シアー様はどこに?
[強引に思考を引き戻し目を伏せる。
身体の内の熱を感じながらも、それに頑なに抗い続けた]
――ザハーリイン様。
あなたにお願いしたいことがあるのです。
後で聞いていただけませんか。
[男性でなければ難しいだろう。
娘はカチューシャの力を知らぬが故にそう考えた。
ならば1番信用出来るのは――。
彼の懺悔を思い出しながら、*耳元へ*]
[城への途上。
提げるではなく捧げるようにグレゴリーの剣を持って従う傷痍兵を顧みる。]
ベルナルト――
この「宴」に、君を巻き込んだのにはわたしなのに、
思えば――君が憤ったのは、わたしが君の献策にすぐに対応して護りを固めようとしなかったあの時だけ…だな。
恨まれても仕方ないところを、君は常に誠意でわたしに接してくれた──
なんの見返りも求めず。
ありがとう。
[フィグネリアの頼みを聞けば、腕に伝わるその温もりに小さく頷く。]
御心のままに。
このまま、あなたの部屋へお連れします。
[ベルナルトへと指示を出す。]
サロンで、一端、休息を。
ヴェロニカ・アルマゾフ嬢への説明が必要だろう。
―廊下―
[足音無く進む。
今頃、外に居たものは大騒ぎだろうか。
くつくつと頬を歪めた。]
はっはっは。
母上にも挨拶をしておきませんとなあ。
[無人の回廊を進みながら、アナスタシアを探す。]
― ナタリーの部屋 ―
[ベッドの上には僅かに白砂色の灰が残っていた]
……。
[左手で摘めばサラと灰は散り、微かに海の薫が漂った気がする]
ここで寝てはいない…ナタリー、どこ?
── 城内 ──
[サロンに入る手前でベルナルトから届けられた言葉。>>39
距離をはかる捨て猫のような、言葉の裏に秘められた優しい心に微笑する。]
ああ、君の怒った顔も悲しむ顔も見たくはない。
これでもわたしは努力家だ。
期待に添うべく振る舞おう。
[両手が塞がっているために、目だけで挨拶を交わす。]
ヴェロニカ・アルマゾフ嬢からの情報も仔細、聞き漏らさないように。
──それと、戻ったら紅茶を一杯頼む。
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