人狼物語(瓜科国)


611 ぬばたまの檻


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追われし者 ユーリー

── 厨房 ──

[辿り着いた扉を開け放つと、そこにはベルナルトと、床に跪いて彼の足を唇に含むアナスタシアの姿があった。]


   < カララン… >

[ボタンはそのまま、アナスタシアの下へ弾み――傍らに寄り添う。]

( 188 ) 2011/01/30(日) 23:17:16

敗残兵 ベルナルト

[はたと顔を上げる。
アナスタシアは俯いていた。瞳の焔を、目にすることはあっただろうか]

……足りますか?

[血が滲んでいたのは事実だ。
そして、そこに彼女が舌を這わせたのも事実。

低い声音で尋ねた]

( 189 ) 2011/01/30(日) 23:18:21

敗残兵 ベルナルト、追われし者 ユーリーの姿に気づいたのは、その時だったろうか。

( A20 ) 2011/01/30(日) 23:20:42

追われし者 ユーリー

………。
………。

 …邪魔をする。

[極めて多様な解釈が可能な状況ではあった。が、]


   ベルナルト──戻れ。

[努めて冷静に勧告した。]

( 190 ) 2011/01/30(日) 23:23:07

騎兵長 グレゴリー

―廊下―

 はっはっは。
 まだ未練をお持ちの様ですなあ。

[苛立たしげな声にくつくつと笑いを返した>>186。]

 そんなものを手にしようと、貴女に私は害せませんとも。
 それは百も承知なのではないのですかな?

[視線を窓の外へと向け、にやりと頬を歪める。]

( 191 ) 2011/01/30(日) 23:23:15

アナスタシア


[平静な声を出せていたのに。
直接聞かれれば>>189ぞくりと体に痺れが走って、奥歯を噛み締めた]

……。  …タリ、ナ

   <カララン…>


[弾むボタンが足元に来て、一拍遅れて扉が開いた事に気付く]


[振り返る表情は、褪めた夜の色]

( 192 ) 2011/01/30(日) 23:24:02

アナスタシア、裾を払って立ち上がった。 ボタンは拾い上げて手の中に。

( A21 ) 2011/01/30(日) 23:24:31

【赤】 城主 イライダ

[距離が縮まるのは少しだけ。
立ち止まるナティア>>+80に緩く首を傾げる。
親を殺した、その告白に城主はふっとわらった]

あのこは吸血鬼としてはあなたの親に当たるけれど
あなたの本当の親は別に居るのでしょう?
さほど気にしなくて良いと思うわ。

あなたがあのこに逆らったのはよほどそれがイヤだったから。
望まぬ者に血をわけたあのこへの報い。

[彼女が人であったなら
吸血鬼を狩ったとして褒める者も居るだろう。]

――…その灰、如何して欲しい?

[悪戯な笑みを浮かべ城主は気まぐれに彼女の意を問う]

( *29 ) 2011/01/30(日) 23:26:44

フィグネリア


……血が欲しいのなら、いくらでも。
私はあなたの吸血を拒んだりはしませんから。

[そこまで言って、はたと気付く。
なんということだ。
そう、アナスタシアも扉など通ることなく部屋に入ってきた]

私の姿など、筒抜けということですか。

[見えぬのに、グレゴリーの歪んだ笑みが想像できる]

( 193 ) 2011/01/30(日) 23:28:20

敗残兵 ベルナルト

[冷静な声を出そうとするユーリーに肩をすくめる。
グレゴリー相手に相談を持ちかけようとしに行ったんじゃなかったのか。
問いかけようとしたが――結局、やれやれと首を振るだけに留めた]

あんた一人残して、戻れ?
嫌だといったら?

[軽い調子の声音ではあるが、瞳は笑わなかった。
直前に耳にしたアナスタシアの声。>>192]

水でも用意しますよ。

[三人分のグラスを取り出し、水を注ごうと]

( 194 ) 2011/01/30(日) 23:30:42

アナスタシア

…こんばんは。
邪魔じゃないからどうぞ。



[聞いた名前を思い出そうと眉間に皺を寄せた]

えーと…   ユーリー…?さん。

( 195 ) 2011/01/30(日) 23:30:51

追われし者 ユーリー

[ベルナルトを傍らに呼び寄せるも、視線はアナスタシアに向けていた。

 そこにあるのはビスクドールのような面差し。
 氷の──美しい彫像。]

アナスタシア・ニコラエヴナ、
ここでしたか。
   探しました。


もう「宴」を終わりにしましょう。

 わかっているはずだ、
 このまま続けても、あなたが満たされることは、ない。

( 196 ) 2011/01/30(日) 23:31:18

フィグネリア、短剣を手にしたまま、扉を開こうと歩いてゆく。

( A22 ) 2011/01/30(日) 23:33:19

フィグネリア、果たしてそこにグレゴリーの姿はあるのだろうか。

( A23 ) 2011/01/30(日) 23:38:15

騎兵長 グレゴリー

 血が欲しい?
 ははっ……随分と率直な言葉を使われる。

[愉快さを隠すこともなく、声のする方向へと足を向けた。]

 なに、たっぷり頂きましたからな、当分はご心配なく。
 それよりも――お嬢さん、貴女はどうなのですかな?
 あれだけの量を失った後だ、随分渇いているとお見受けしますが?

[苛立たしげな声に、笑みを返すように。]

 筒抜けというほどでもありますまい。
 ご婦人を覗き見るような趣味はありませんのでな。

( 197 ) 2011/01/30(日) 23:39:58

アナスタシア

水よりワインがいい。あの時みたいに。


[くすり、鼻を鳴らして、手近な椅子に腰掛ける。
双眸を細めて胸元を握った。熱に眩む頭をゆるゆると振り、ユーリーの纏う衣装に視線を投げる]


……気が合うわね。

概ね同意見よ、貴方の仰る事に。


[ボタンが歪んだり汚れたりしていないかと、手の中で転がしながら片眉を上げた]




それで?私にどうしろと?

( 198 ) 2011/01/30(日) 23:40:07

騎兵長 グレゴリー、扉の前に立ち、ノックをした。

( A24 ) 2011/01/30(日) 23:40:50

【赤】 城主 イライダ

いきなり襲われて……?
あのこらしいと言えば良いのかしら。

[ナティア>>+83から聞かされた其れに呆れたような吐息]

憎かった、か。
それなのに、あのこの灰を海に返してあげるの?

[吸血鬼らしからぬ彼女の心は城主にはわからない。
過去に何があったかまでは知らぬから]

怒るなら怒らせておきましょう。
あのこが怒るのが怖いのであれば
私の後ろに隠れていると良いわ。

[ふ、と。思い出したように懐から布袋を取り出し
それをてのひらにのせて彼女の前へと差し出す]

――…あなた自身であった白銀は、如何して欲しい?

( *30 ) 2011/01/30(日) 23:43:42

追われし者 ユーリー

[椅子にもたれるたおやかな曲線。
 もの憂げな仕草。

 そのいちいちが官能的で──吸血鬼ならずとも喉が渇くのを覚える。
 それと意識しなくても匂い立つ夜の眷属の魔力。

 堪えるように、椅子の背を握り、告げる。]


門を開いて、皆を外に出してほしい。

[まるで哀願のようだと思いながら。]

( 199 ) 2011/01/30(日) 23:48:42

【赤】 城主 イライダ

―― 回想・一年前>>+81 ――

[吸血鬼狩りの弾丸が闇の触手を打ち砕く。
城主は柳眉を顰め眩き光に目を眇めた]

――…ハッ、成る程。
    我が眷属を屠っただけの事はある。

[チリチリと肌が焼けるような感覚。
魔を祓うための力は十分にあるものと知れる]

( *31 ) 2011/01/30(日) 23:49:41


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敗残兵 ベルナルト
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騎兵長 グレゴリー
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