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[ポケットに入ったままの、金のボタンに指が触れる。]
< カラン >
[指先から零れ落ちたボタンが、床に弾み、転がった。
階段の先へと──。
導かれるように、それを、追う。]
ね。私も何故かそんな気がしてたわ。
……忘れないでね。
[楽しそうに、笑って手を離す。
ベルナルトが息を止めた事に気付いて。
そしてスカートの裾をつまむと膝を折った。
しゃがみ込んで、男の左足を凝視する]
――少し、膿んでいるわ。
だから塞がらないのよ。
[不潔にしていたんでしょう、薄汚いわねと一つ罵って、熱を持つ足をそっと掴もうとした]
忘れないことにします。
……しますよ。
[手が離れると少し力が抜けた。
アナスタシアが膝を折る。驚き、あわててこちらも屈もうとした。
視線を感じるのは、左足。さっきまで血を拭っていたところ]
まあ、ろくな手当はしてないですからね。
あの時、やっぱり湿布貰っておけばよかったかなあ。
――膿んでるなら、そこはやめといた方がいいですよ。
[触れた指先にそう声をかける。
そうではない可能性を考えたかったが、そこは傷が開いていて、彼女は吸血鬼であるから]
[足を掴む白い手。 同じように屈もうとするベルナルトを見上げた]
そういえば…面白い話を聞いたの。
この城に来た亡霊は、迷ってしまうのですって。そういう所なのだそうよ。
だから貴方について来た亡霊達も、貴方が出て行く頃にはそんなこと忘れて、城の中でのんびりお茶でもしているかもしれないわね。
どうでも、私には関係ないけど。
[こういう時に言葉が迂遠になるのは、兄譲りかも知れない]
やめないわ…毒をもって毒を制す、って言うじゃない?
――動いたら牙が刺さって、ぐっちゃぐちゃになるかもしれないわよ。
[冗談めかして脅すと、跪いた姿勢で頭を垂れて、開いた古傷へ
紅い舌を這わせた]
この城、いわくありすぎじゃないですか。
……でも、勝手に迷ってくれるんなら、それが一番いいかな。俺なんかについてくるより、この城に残ってくれたほうが、ずっといい思いが出来る――
[亡霊をも捉えてしまう城ならば。
閉じた門のことを思い、そして]
ありがとうございます。
[呟いた]
……でも、だからって、
[毒を持って毒を。
意味を測る前に、足を退けようとする。だが、動かせないのは――牙への恐怖か、それとも。
紅い舌が傷をたどる。
見ていることしか出来ない――]
[>>142紅茶を飲んで、一息つくのみのユーリーを見て、溜息を洩らす。
……休息を求めないその人に、自らを守っていた父の姿を僅かに感じて。
嗚呼、守っていた。其を知ったのは、ここでの出来事の中だけれど]
ええ、その通りね。貴方も、あまり無理はしないで。
──掴んでみせる。
[>>146全員に伝えた言葉。そのチャンスを、自分は持てる。
そっと胸へと手を当てて、そこに積もる祈りに、己の祈りを重ね]
…崖から。そうね、調べてみる価値はあると思う。
彼が力になってくれれば、事は…進むわね。
私も、何かないか探してみる。
[打ち明けた案を聞けば、吸血鬼へと化した男の事を思う。
…陽気な紳士。その彼が、闇に呑まれていると。あまり、信じたくはなかったけれど
…それでも、吸血鬼と化して尚、人であったものの姿を重ねる。…信じるだけの賭けだ]
……アナスタシア。じゃあ、彼女の右腕が灰になったのは。……
[>>150を聞く。音楽室で会った際の状態を思い出して、一瞬顔を歪め。
しかしながら、その口ぶりから『彼』ではない事には気付く事ができた。
ユーリーも、守護の光を知らぬ様子で──その力を持つ者は、至極限られて。
だとしたら、あの『ぬくもり』の持ち主は。同じあたたかさだった、あの小さな]
……私は、フィグネリアを連れていく。
今の彼女なら、礼拝堂に居た方が…良いと思う。
[祈りの力。それを見続けていたからこそ、自然と言葉が出た。
一人にしないように、ならないように。隣のカチューシャにも声をかけて]
…ん
[暗い情念でも溜まっているかと思ったが、傷はただ、熱をもって腫れただけの古いものだった]
――っは
[浸出液と混じった粘つく血液を舐めとり、唾液を塗り込めるように傷んだ開口部を文字通り”洗う”。
注がれる視線を確りと意識した。
我を失いそうな衝動に乾いた躯が熱くなる]
―自室―
[見渡せど、そこに彼の姿はない。
鼓膜を震わせず伝わる声は、まるで頭に直接響くようで。
その感覚に震えが走った]
……気分? 良い訳がないでしょう。
[口をついて出た言葉は、凍える冷たさ。
短剣の柄を握りなおせば扉の向こうを睨みつける]
……っ、だから、そこは……
[舌が触れる。
唾液が滲む。
吸血鬼のそれと意識しなくとも、――動けない。
罪悪感が湧き上がる。
目線を戻したとき――アナスタシアの顔は足から離れていた]
……すいません。
なんかもう、世話になりっぱなしで……駄目だなあ。
[わざとらしく笑って、軟膏を塗り始めた。
痛みは確かに軽くなっていて――]
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