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グレゴリー、
いつの日にか、おまえが人でなくなったとしても、
おまえはおまえ──わたしと同じ時を生きたグリーシャだ。
それを、忘れないでほしい。
[夜を半ばに背負う男の隣に立つ。
開くべき門は昨夜、調べた時と変わることなくそこにあり──
グレゴリーの問いを訝しみつつ、見たままを答えた。]
――…嗚呼。
[城門に見える人の姿。
見覚えのある其れに声を上げる]
イヴァン。
ユーリーが城門に居るよ。
[探しているだろうイヴァンにそう紡いで
彼の無事と居場所を伝えた]
ぅあ……誰…が
[ぬばたまに闇色の焔が宿る。
苦痛に歪めた頬に涙が筋を残し、月の光を弾いて――]
[吸血鬼は身を翻し、闇に溶け消えようと ]
[城門にいる人物には見覚えがある]
――…ユーリ
[ぽつと呟き興味深げな眼差しを向けた]
『 タ ス ケ テ 』
[くちびるだけで紡いだ言葉は誰のものであったか。
彼に助けを求めた者があったことを城主は知っている]
[夜に溶け込む濃く甘い薫香が過った気がして、弾かれるように振り返る。
けれど、そこに立つのは、氷の花ではなく草原の娘。]
ああ、ナティア・コサリコフ──
[その姿に何か欠けたもの──それは、]
…裸足でここまで?
アナスタシアさん!?
――
[伸ばした腕。再びの悲鳴。
慌てて腕を下げる。
訳が――わからない]
[ぬばたま。苦痛に歪んだ顔。涙]
[ ――俺が? ]
待って、違うんだ、俺は――
[闇の中に消えようとする彼女に叫ぶ。
動くことは出来なかった。――動いたら、近づいたら、彼女をより傷つけてしまうと悟ったから]
-- 城門 --
なぁんだ。開ける方法が見つかったのかと思った。
[グレゴリーの言葉に、眉を下げて声を落とす。]
[陽気に笑う彼からは、少しだけ知ってる―同族の匂いがした。]
どうしたら、ここが開くのかな。
このままだと、みんな閉じ込められっぱなしだし…
[困った表情と裏腹に、身体が渇きを訴えはじめる。]
[ちろり、と赤い舌が唇を這うように舐めた。]
-- 城門 --
え?ええ…。
[ユーリーに裸足を指摘されると、ぺたぺたと足踏みをした。]
よく、考え事したりすると裸足で散歩するんです。
…どく、どく、どくって大地の息がわかるみたいで。
[あはは、と笑う。]
[ああ、血が欲しい。]
それで、開きそう…なんですか?
このおっきい門扉も、跳ね橋も。
[喉が渇く―。]
[首をかしげて問いかけた。]
[食堂に着いて、誰もいないにも関わらず新しく準備された
──まるで、常に準備がなされているような食事を摂る]
…そう言えば、不思議な事。
[部屋に飾られる薔薇の花は常に咲き誇り、服は整えられ、水差しには常に水が用意されており。
なにものかが準備しているのだろうか。
……妖精や御伽噺の生物を思い浮かべた所で、考えるだけ無駄だと気付いた。
人外は、客の誰かだけなのだ。そう思い込んでいて]
…御馳走様。
[グレゴリーが投げた言葉は、その微妙な抑揚でユーリーの警戒を喚起した。
裸足の娘──首のスカーフ。
滑るように動いたグレゴリーの背が、娘の姿を覆い隠す。]
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