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呼んでないの?
じゃあ、帰っちゃおうかしら。
[口調の軽さと裏腹に声は褪めて重い。
男の仕草をぬばたまは鏡のようにただ映した]
…なぁに。そんなにアツく見つめなくたって消えたりしないわよ。
…貴方。
縁を繋いだ人間の死体を見たくないって言ったわね。
[ロランの死体をベルナルトが発見したことを知らないから、そう聞きたくなった]
見たくないから真っ先に死にたいの?
ふむ、頼み――ですか。
[絢爛で悪趣味なそれはユーリーの腰に。
驚くほど様になった姿、下品な輝きは感じられない。
――なんだ、結局は若さか、顔か?
下品なのは剣《おまえ》じゃなくて俺だといいたいのかコラ。
愚痴をぐっと堪えた。]
了解しました、お供いたしましょう。
[子細は尋ねず。
短刀をサイドボードの上に、静かに置いた。]
―えっ?
[肖像画から声が聞こえた気がして、瞬いた。]
[そんなまさか。]
[けれど、聞こえた言葉は耳に残っていて。]
封じの力…。
封じてもらえば、帰れるんですね?
[ぱあ、と表情を明るくして肖像画を見上げた。]
わ、わかりました。
[両手を胸のところにぐっとあて、ぺこりと。]
……せっかくいらしたんですし、お参りしていきませんか?
すいません。失礼なことをしました。
[声が、ひどく薄っぺらいように感じる。
慌てて目線を逸らした。
彼女の瞳に映る己自身が、まっすぐこちらを見返していたから]
>>95
……そうですね。そういうことだと思います。
[返すのは肯定の言葉と自嘲の笑み。瞳を閉じればすぐに浮かんでくる。
積み上げられた死体、悲鳴、怒声。左足を掴んで、最後まで離さなかった白い腕――]
俺は、今までたくさんの死体を見てきました。
そのほとんどが、俺であってもおかしくない死体だった。
俺じゃないのが、不思議な死体だった。
だから――嫌なんです。背負う亡霊が増えるなら、自分がその亡霊になっちまった方が楽でしょう。
[吐き捨てた。浮かぶ嫌悪は、それを願う己に向けるもの。そんなことを考えているから、逆に死ねないのだ。――それは、わかっている]
[当意即妙。
それは階級の上下を越えた戦友同士の息。
時間を無駄にできぬことはわかっていた。
内面でユーリーの預かりしらぬ葛藤に苛まれるグレゴリーを従え、部屋を出る。
厚い石壁に足早な靴音を響かせて先を急ぎながら、ユーリーは計画を打ち明けた。]
──門を、開く。
この城を閉ざしたのが吸血鬼であるならば、開くのもまた吸血鬼にしかできないのだろう。
今のおまえは「闇の血を授かりし者」
門を開くことができるかもしれない。
…わからないわ。
[女の背中は空虚。
鏡を見るたび、己の鏡像に亡霊の姿が重ならないかと、願うのに]
亡霊になったら、何も背負わなくなるのかしら。
鬱陶しい柵(しがらみ)から解放されて、自由になるの?
死ぬってそういうこと?
[質問の形をした独り言。
リディヤを埋めた穴の前に膝を曲げて、掌を土に押し当てた]
…ベルナルト。少なくとも貴方は私の死体は見なくて済むでしょう。それに亡霊になったって、わざわざ付きまとってあげる程暇じゃないから安心して?
-- 肖像画の前 --
あっ。
[ふわ、となにかの気配が消えた。]
[いつからあったのかはわからないけれど、いなくなってしまった。]
城主様、だったのかな。
[首をかしげた。]
でも封印の力って…なんだろう?
[さらに逆側に首をこてり。]
[そして、肖像画の前から、玄関の方へと歩いて行く。]
[裸足だったが…気にしてはいなかった。]
―居室―
――…ふ。
[殺された吸血鬼の最期の記憶か。
それに城主はくちびるを歪める]
常の通り私の宴とすれば良かったかな。
[血を分けた者に殺された吸血鬼。
始祖たる者に何の敬意も向けなかった同族。
城主は矜持と気紛れさゆえに
相手の態度次第で対応を変える所がある]
――成程。
[目を丸くして、手を打った。]
今の私ならば、その可能性も無くはない、ですな。
はっはっは。すっかり門の事を忘れておりました、お恥ずかしい。
[規則正しい足音を響かせながら、頭を掻く。
僅かながらユーリーに先行するように。]
今の大尉を目にすると、馬の乗り方が分からずにべそをかいてた若様とはまるで別人の様ですなあ。
[グレゴリーのいつもの軽口を聞いていると、彼が今も闇の衝動と戦っているだろうことが嘘のようだ。]
──おまえが兄でなくてよかったと心底思うぞ。
赤ん坊の頃から知られていたら、何を言われつづけるかわかったもんじゃない。
[つとめて冷静にやり返し、ひとつ、息を挟んだ。]
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