情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 10日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
……ロザリオ……リディヤの、…。
[その胸元に、求めていたそれは在った。
想像していたものと異なる、小さな小さな、芯まで黒朱に染まった十字架。
しかし、今までに見たどんなものよりも力を持っているように感じた、
それは。
不浄なるものを貫く、生命の刃──]
-- 廊下 --
[一度自室で休憩した後、再び廊下へ。]
蝋燭はどこでしょう?
もしもーし、誰か知りませんかー?
[なんて空気に問いかけてみたり。]
なぁんて、本当にお城の人はどこへ行っちゃったのかな…?
[ぶつぶつと独り言を言いながら廊下を歩く。]
[物置らしき扉を見つけて中から蝋燭を持ち出した。]
[もしかしたら、物置に気づいたのは物音か何か―]
[切欠があったのかもしれない。]
………御免なさい、ニコライ。
御免なさい………
[亡骸からロザリオを取ってしまうのは、躊躇われた。
それでも、守るため。傍にある生命を、
『不浄の呪い』から──
…そっと、マイン・ゴーシュを置く。
震える両手で、ロザリオを、静かに持ち上げた]
― 自室 ―
水差しを換えて。
…お湯でも良いわ。
[空になった硝子の水差しを卓に置いて、女は誰もいない部屋へ言い放つ。自分が此処に居る限り、姿なき使用人が応じることはないだろうが。
盥に張った水は冷たく、水仕事を知らない女の手は赤く凍えてズキズキと痛んだ]
[香油を垂らした盥は仄かに香る。薔薇とも血臭とも違う、甘くとも穏やかな香り。
何度も水に晒し、染みを叩いてもシルクのハンカチは斑に黒ずんだままだった。
女は嘲笑う。慣れた皮肉を、かじかむ自分の手に向けた]
惨めったらしいったらないわね。
人を殺したっていうのにハンカチのご心配?
どうせ白になんか戻りっこないのに――馬鹿じゃないの。
―本棟一階―
[礼拝堂の方で通夜が営まれていることを未だ知らず。
人がいるとしたらこちらだろうと、本棟まで戻ってきていた]
誰か……誰か、いないのか。
ロランが……
[足音が廊下に反響する。
宵闇の向こうに、声をかける]
[ロザリオはカチューシャの手に渡ったのだろうか?]
[しかしその時には違うことを考えていたのでよく見てはいない。]
ヴェロニカさん、武器持ち出してる…
吸血鬼のこと、用心しているんだわ。
[自分は?どうする?]
[吸血鬼の存在を知って、用心は…しない?]
[そんなわけはない。]
[部屋に戻る前に自分も何かを探すべきだ。]
それじゃあ、ユーリーさん、皆さん。私は部屋に戻りますね。
[ここにいた方が安全なのはわかっている。]
[けれど、そうでないかもしれないことも。]
[ぺこりと礼をして、礼拝堂を後にした。]
ありがとう、ナティア・コサリコフ。
[運んでいた毛布をいったんチャーチチェアに置き、蝋燭を探し出して届けてくれたナタリーを祭壇――ニコライの傍らへ案内する。
ロザリオを持って去るヴェロニカには、その自衛の意志を励ますようにひとつ頷いた。]
礼拝堂の扉は夜中、あいていますから──
何かあったら遠慮なく。
[献灯を終えて、戻ってゆく者たちにそう声をかける。]
-- 自室 --
[それから、大広間の壁から、飾ってあった青龍刀を拝借した。]
[そのために飾り棚の上に上ったのは秘密だ。]
あまり切れそうにないけど…時間稼ぎくらいにはなるわ。
[脚力には自信がある。]
[実際吸血鬼がどのくらいの力の持ち主かはわからないが―]
[でも。]
もし、あの人が襲ってきたら…。
[トリストラムは、力はありそうだと思った。]
[手を引かれたとき、握られたときの印象で。]
―――………。
[険しい表情をして、刀をベッドから手の届くところへ置いた。]
[ナタリーの神妙な面持ちに、ふっと小さく息を吐いて。
……不安げな色までは判らないが、顔色が優れない事にはは気付いた]
…では、私も失礼するわ。
服を…着替えなければ、いけなくて。
[頷いたユーリーに深く礼をすると、手元の剣を掲げて見せた。
…そうして、カチューシャが居ればその手をとって、本棟・自室に向かって歩き出す]
[アリョールの歓喜の声が聞こえ、薄く笑みを浮かべた]
イヴァンの勘もたまには当たるのかしら。
[ポツ、と独り言ちて薔薇の中を佇み続ける]
―本棟→礼拝堂―
……あれ?
[窓の外に目を向ける。
礼拝堂に、人の影がある?]
夜中だぞ。
でも、人がいるなら――
[軽く舌打ちしつつ、踵を返して礼拝堂に向かった。
薔薇の香りに紛れてはいるが、――血の匂いは、確かにそこに存在する。
誰かとすれ違えば、井戸の傍でロランの遺体を見つけたことを伝えるだろう]
[美しい声で問われ、無邪気な笑みで返す。>>74]
いいえ。私はお姉様を探しに来た訳ではありませんわ。
確かに、数年ぶりにお逢いできるのなら嬉しいですけれど。
[家の者たちは娘がここに来た理由を、姉を探し連れて帰ってくるためだと思っていただろう。
しかし、その心算は初めからなかった。]
お姉様の願いを邪魔することなど、私にはできません。
私は、貴女に逢いに。
お姉様の心を捕らえて離さなかった貴女に、一目で良いからお逢いしたかったのです。
[幼い頃から慕っていた姉が家を出た事で、興味を持った。
初めは姉が心奪われた物に対して興味を持つ事で、姉になろうとしていたのか。]
[しかし、姉にはなれない事は、自分自身が一番知っている事。
それでも興味が失せる事はなく、逆に大きく胸を覆ったのは、やはり自身も、出逢う前から魅せられていたのかもしれない。]
一目お逢いして。そして、できれば。
──お姉さまと共に、貴女の傍にいることをお許しいただけたら。
[姉が1年前に死んだ事は未だ知らない為に。
そう願う。]
―自室―
[割れるような頭痛。ひりつく喉。
サイドボードに置かれた二本の瓶――一つは赤に満たされ、一つは無色に満たされている。
厨房の奥、貯蔵庫からかっぱらってきたものだ。]
おのれ……糞、あの阿婆擦れ……。
[譫言を繰り返し、震える手で赤に満たされた瓶を取る。
コルクを爪で抉り取る。中の赤を、手元の白いハンカチにたっぷりと浸み込ませた。]
はぁ、 はぁ、 ――くっ!
[べたりと左の首筋に貼り付けた。
アルコールの気化によるが冷やりとした冷気。焼ける痕。
焼き鏝を首筋に当てているかのような痛みに声を漏らす。]
――効かんか。やはり。
[半刻程耐えても、何かが変わる兆しはない。]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 10日目 エピローグ 終了 / 最新