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ユーリー・レオノヴィチ・ザハーリイン。
[彼の名を呼ぶ。
そしてどれほどの時か、ただその姿を見下ろして]
私は、神の代わりになどなれません。
それなのに聞いてしまって申し訳ないけれど。でも。
[彼の懺悔に対する、冒涜かもしれない。
それでもやはりこうとしか答えられなかった]
フィグネリア・エーリンは
あなたの罪を赦したいと、――心からそう思う。
― 井戸の傍 ―
[短い夜の隙間、吸血鬼には一瞬に感じられるほどの後。
血に染まった唇をペロと舐めて、黒い影は倒れた青年の背に触れた]
――致命傷じゃないわ。
だけど……もう命が薄いのは、貴方の定め?
決めた?どちらを選ぶの?
[死ぬつもりはないと嘯いたナイトは夜の闇に染めた。
昨夜の己自身と同じ。流し込まれた血の毒に負けなければ望み通り、生きていられるだろう]
[血を流す傷を塞ぐように押さえる手は赤く染まる。
月の光まで赤く染まる中、青年は穏やかにどこか遠くを見ていた。
咳と共に溢れた血の泡をもう一方の指の腹で払い、覗き込む]
既に半ば闇の淵にいるのね。
どうしてかしら……
貴方の体は死のうとしている。貴方の魂も。
心は、どちら?
決めるのよ。
貴方を生かすことは私でも出来るかも知れない。
けれど、この城で「仲良く暮らす」ことは永遠に、出来なくなる。
私は決して、御城主様に貴方を譲るつもりはないから。
──ありがとう、フィグネリア・エーリン。
わたしは、ニコライ・ミハイロフの魂は、今もリディヤと共にあると信じます。
[指をとき、ゆっくりと立ち上がる。]
突然、こんなお願いをしてすみませんでした。
でも、どうしてもあなたに…頼みたかったのです。
[わずかに頬に色を刷いて視線を逸らす。]
以前、訪れた街の教会で、美しい聖女のイコンを見たのですが──
それはあなたによく似てた。
[本当はそれはささやかな記憶違い。
ユーリーが教会で見上げたイコンと記憶しているものは、
高窓の辺に佇んでいたフィグネリアその人なのだけれど──](>>3:42>>3:75)
──そろそろ夕餉の時間です。
ご一緒しませんか。
独りでいたい、あるいは調査を続けたいのであれば、こちらに夕食をお持ちします。
[ロランのこたえを聞けば、吸血鬼は妖しい月の光を仰ぐ。
夜の民。
薔薇の薫。
血の香気――]
さようなら。夢物語の続きを、心ゆくまで楽しめば良い。
[グレゴリーから”借りた”短刀をロランの背にあてがう。
ぬるりと滑らかに傷口を押し開き肉を裂いて、
やがて、深々と突き立った致命の刃は青年の意識を闇に*溶かす*]
[自らも跪き、彼と同じ高さへ。
瞳に浮かぶのは哀切。しかし感情の浮かばぬ声をかける]
私に償いを決めることは出来ません。
ザハーリイン様自身がお決めになって下さいませ。
そしてそれを、果たせばいいのだと思います。
……申し訳ありません。このようにしか、返せずに。
[自分に赦されたところで何になるだろう。
気休めにさえならない。
神への信仰は薄いけれど、彼が求めたものくらいは分かるから。
最後の声にだけは抑えた感情の色が乗る]
でも、吸血鬼の魂を浄化出来ても
わたくしの祈りでは
せいぜい血への欲望を抑えられる程度にしか清められない…
…
やはり、吸血鬼は
その命を絶たなければ、いつまでも危険なまま…
もう、そのような時間なのですね。
[この書斎に時計はない。
そういえば部屋にはあったろうか。思い出せない]
私も食堂に向かいます。
[重い本を書架に戻せば、じゃらりと冷たく鎖が鳴る。
彼が書斎を出るあとを歩いてゆくだろう]
[いつの間にか門衛塔の中を歩いている。
そこに、一つの古めかしい扉が。
不思議と気になって手をかけてみると
扉は押し開かれた。]
[その部屋は
整えられるでもなく、片付けられるでもなく
雑多な物で溢れていた。]
(衛兵の部屋なのかしら…?それともただの倉庫?)
[壁には古めかしい武器が飾られている]
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