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[書庫に入ると、ナタリーの腕を外して改めて礼を言った。
インクと皮の薫に包まれる]
さて……
[棚の一つ一つを、*あらためていく*]
――よいこだね。
[素直に返事をするラビの首筋へとくちびるを寄せる。
其処は昨夜ロランが口接けた場所。
白く艶やかな肌からは薔薇の香りがした]
嗚呼、一年――…
キミが此処に来て経た歳月だ。
師は三月で屈したというのに、ね。
[脱がさぬまま指先はその輪郭をなぞり臍を擽る。
あの玲瓏な響きも城主は好ましく思っていた。
ラビの内に宿る血が本来の持ち主の力に反応して
焦がすような熱を強く持とうとするか]
ああ――…
眠り姫、キミは、生きたい?
[先ほど語られなかった問い掛けが終ぞ零れる]
―本棟四階/居室―
――…あの薔薇はあのことの思い出。
穢してはならぬモノ。
[常よりも低い声で呟いて寝台に膝をつく。
名も知らぬ赤いケープの少女が別の場所を望んだなら
気が進まぬながらも連れてゆきはしただろうが
あの場所だけはそのままが良いと思う。
白薔薇の似合う穢れなきディアーナ。
けれど今腕にある白は別の魂――]
ふふ、その時期になったらご招待しましょうか?
[くすりと笑って首をこてり。]
[もちろん、ここから出られたらの話ではあるがそれは敢えて口にはせず。]
えっ?
[その後のアナスタシアの言葉>>48はすごく意外だった。]
[口は悪い、木や屋根に登る、スカート嫌い…挙句乗馬まで。]
[自分と殆ど同じじゃないか、と。]
えっ…それって…私も、ですけど。
[彼女の時が止まってしまっていることは知りもしない。]
[今はこのままでも時が来れば女らしくなる…ということだろうか?と捉えた。]
だって、画だけでも魅力的で…。
本物はどんなにかと思うとそわそわしちゃいます。
[城主に対しての言い方に違和感を覚えたが、抱いた憧れは消えることはなく。]
何か、調べごとでもあるんですか?
[書棚を見始めたアナスタシアに問いながら、自分も別の書棚を見上げる。]
[自分が探しているのは、吸血鬼についての記述。]
[どうも自分だけ、危機感が希薄な気がするのだ。]
[それはもちろん、噂や伝承の伝わり方が緩いし、実感が湧いていないせいなのだが。]
えーっ、と。
[背表紙をじーっと眺めていく。]
[何を探しているのかと聞かれたなら素直に答えるのだろう。]
[吸血鬼を知りたい、と。**]
[トリスの言葉がどんなものであれ、拒む心算は元よりなかった。]
分かりましたわ。
出来るか分からないけれど、お約束します。
[だから。]
嗚呼……。
早く、早く、お逢いしたいですわ。
[うっとりと、心からの願いを乗せて漏れ出る吐息は甘く。
始祖に魅入られたる娘の貌は、城に来てから最も美しい笑みだっただろうか。**]
[男はすでに冷たくなっていた少女に語りかける]
リディヤ…なぜ一人でいってしまったんだい?
リー…リャ……!!!
[愛称が口をついて出た瞬間、男は目を見開き、膝から崩折れる]
リーリャ……!!
[男の記憶から封印されたはずの…
二度と思い出すまいと決意したはずの…
それは男の―娘の名]
だから……そう…だった…んだ。
[今となってはわが子の顔も朧げなのに、リディヤの名を聞いた時から言いようのない愛おしさを感じていた。
それが何故か分からなかったが…気づいたときにはもう
何もかも手遅れだった]
好い声で啼く……
[愉しげな音色を滲ませた。
ラビのうなじに顔を埋めあたたかな舌を肌に這わせる。
一対の鋭い牙は宛がうこともなく――]
嘘を言っても仕方あるまい。
キミの啼き声を聞いて、あれの心も折れたらしい。
今は我が僕となり従事している。
[影のまま姿を現すことなくある眷属の一人がそれなのだと。
やわらかそうなくちびるから紅く濡れた舌先が覗けば
首筋に埋めた顔を離しラビの眸を見詰める]
[名を呼ばれるのは心地好い。
求める声はなによりも心を揺さぶるよう。
ドレスの裾を捲し上げ濡れた気配ある其処を外気に晒そうとし]
――…イヤなら止める?
[首をかしげ問い掛けて、いやと紡ぐラビの唇に口接けを落とす]
私、と。
キミの師、と。
刃向かわぬなら、逢わせてあげるよ。
[内腿を撫でれば震えが伝わり城主は愉悦を滲ませた]
[震える咽喉の漏らす音色が耳朶を擽る。
白い咽喉――思わず牙を立てたくなる衝動を抑えこむのは
魂に喰らいついても眷属に出来ぬから。
ラビの誘うようなその喘ぎと仕草に城主の一部も熱を持つ]
――…あれには媚薬の香を嗅がせていたからね。
囚われの小鳥の囀りに欲を煽られ堕ちてしまった。
我慢できない、と。
欲しいのだ、と。
赦しを請うてきたよ。
[大事な者を奪った相手に容赦はしなかった。
責め苦は酷く昼夜を問わず行われた。
それだけ城主の怒りと哀しみは深かった。
庇護下にある者には格別の想いがある]
[吸い付くような絹の肌になぞりあげれば溢れた蜜が指先を濡らす。
ぬるりとあたたかな感触に誘われるようにその花弁に触れた]
本当に素直で――…可愛いね。
[抗い続けた吸血鬼狩りの弟子の姿とは似て非なるもの。
今は情欲に煽られ熱に浮かされるただの娘に見える]
こんなに濡れていたンだ。
[蜜壷を長い指先が掻き混ぜ水音をラビに聞かせんとした。
染まる肌、此方だけを見詰める眸。
今はその虜となったような態で彼女と睦みあう]
――…ラビ。
永久を望み我が眷属となるか――…
このまま身体が朽ちるのを待つか、どちらが良い?
[眠り姫は自らを魂だけの存在と理解しているのか如何か。
言葉を選び問い掛けるはラビのこれから]
キミが望むならば――…
望むものをあげるよ。
[一年退屈を紛らわせた事に対する報いか。
ラビ自身を気に入っているのか]
それほどまでに甘い囀りだった。
何時までも聞きたくなるほどに。
[クツクツと笑いながら信じようとせぬラビを見据え]
信じる信じないは自由。
会わす顔が無いとあれも暫くは現れぬだろうし。
[彼女の師の話をするのにも飽いたか
官能を知らせる吐息に誘われたか語るのを止めた]
いじわるなことを言われ反応してるのは誰かな……
[艶やかな嬌声を聞きたいと思いながら
ふ、と目を細め口の端から零れる銀の雫をちろりと舐め取る]
……漸く、聞けた。
あげると約束したからには迎えにゆくよ。
キミの身体、と……ロラン、は……
あれの返事次第になるけれど……
[望む声に満足げな笑みを浮かべ応えを向ける。
彼女の全てが今は自分のものだと主張するかのように
くちびるを塞ぎふかくふかく貪るような口接け]
ずっと傍においで。
全てが終わるまで、傍に。
[甘く囁けば水に戯れる指先はそろと引き抜かれて――
其れの代わりに濡れる花の中央に楔を宛がいて
彼女の望むまま快楽で満たさんとした**]
――…ン。
[微かに掠れたような音色が響く。
寝台から下りれば常と変わらぬ城主の姿]
咽喉、渇いた。
[気だるさを漂わせながらふらりと歩む先は水差しのある卓。
アヴァクームがかえたであろう水と注ぎ其れを煽る。
は、と息を吐き揺れる水面を見詰めた]
眠り姫を迎えにいかねばならぬか。
[眷属になることを望んだ白い小鳥。
始祖の血は彼女の身体を密やかに生かし続けていた。
深い眠り、仮死の状態はそう長くは続かない]
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